
日本人の留学先として人気のあるオーストラリアですが、インターネットで見かける留学情報は短期留学やワーキングホリデーの人向けばかりで、「50代以上のシニア向けの留学情報を詳しく知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、シニア世代の留学先にオーストラリアがおすすめの理由や、失敗しないための学校の選び方、実際にかかる費用をまとめました。50代以上でオーストラリアへの留学を考えている人はぜひ記事を最後までご覧ください。
記事内ではオーストラリアドルをAUDと表記、為替レートには2025年5月1日時点での情報を参照し、1AUD=94円で計算しています。
[目次]
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オーストラリアは50代以上のシニアの人におすすめできる留学先です。しかし、シニア世代でも現地で問題なく過ごせるか、英語があまりできなくても大丈夫か、費用が高過ぎないかなどが気になっている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、上記の点に触れつつ、シニア留学先にオーストラリア留学が選ばれる理由を解説していきます。

オーストラリアの語学学校やカレッジなどの教育機関は、世界的に高い評価を受けており、質の高い授業を提供しています。また、シニア世代の学習ニーズに柔軟に対応していて、語学のレベルに合わせた多様なプログラムがあります。
自身の語学レベルによってクラス分けが行われ、1週間ごとに授業を受講できる形が一般的です。英語を真剣に学びたい人、観光やアクティビティも楽しみたい人など、自分の興味関心に合わせて、プログラムを選べる環境も魅力の一つといえます。

オーストラリアは、世界中から人々が集まる多文化社会で、外国人に対して寛容な国民性持っています。シニア世代の留学生も、年齢を超えて学校のグループや地域コミュニティに容易に溶け込むことができるでしょう。
外国人と触れ合う経験は、英語の上達だけでなく異文化を知る貴重な機会となります。年齢やバックグラウンドを問わずに、さまざまな国の人と触れ合える点は、オーストラリアの大きな魅力の一つです。

世界で6番目に国土の大きいオーストラリアは、その広大な土地に多様な気候帯と自然環境を備えています。北部の熱帯地域から南部の地中海性気候、内陸の壮大な砂漠まで、自分に合う好みの環境から留学先を選ぶことができます。
人口が集まる都市のシドニーやメルボルン、西海岸にあり年間を通して温暖で過ごしやすいパース、自然と都会の風景が共存した美しい街のブリスベンなど、それぞれの地域に特徴があります。こうした多様性は、リラクゼーションやアクティビティを求めるシニア世代にとっては魅力的なポイントになるでしょう。

photo by:Dr. Victor Wong / Shutterstock.com
オーストラリアには、数多くの学校があります。ここでは、シニア世代が語学留学をする際の学校選びのポイントを紹介します。
オーストラリアへの留学は、移動の負担を最小限に抑えることが充実した留学生活の鍵となります。乗り継ぎ便は値段こそ安いですが、到着までに長時間かかったり、預け荷物が有料だったりとデメリットもあります。
そのため、シニア世代は乗り換えを極力減らして、公共交通機関が発達していて移動しやすい都市を選ぶといいでしょう。
以下は、日本から直行便があり、空港からアクセスの良い都市の特徴です。
シドニー
・オーストラリア最大の都市で、経済と文化の中心地
・国際的で多様な文化が共存
・世界中から多くの留学生が集まる
メルボルン
・文化と芸術の街
・「世界で最も住みやすい都市」上位にランクイン
・教育の質が高く、多国籍な学習環境
ブリスベン
・温暖な気候と近代的な街並みが特徴
・アクセスの良い近代的な都市で自然が豊富
・日本からの修学旅行生や短期留学の受け入れが盛ん
パース
・静かで穏やかな西海岸の都市
・ビーチを中心とした美しい自然に囲まれた環境
・日本人は少なめ
ケアンズ
・観光と学習を両立できる魅力的な都市
・世界遺産のグレートバリアリーフに近い
・日本人留学生が比較的多い
それぞれの特徴を元に留学先を選んでみてください。
語学学校の立地やアクセスは、留学を成功させるための重要な要素の一つです。
オーストラリアは国土が広大で、移動手段の選択が留学生活の快適さを大きく左右します。街の中心部から離れた郊外に住む場合は、学校までの交通手段を確認するようにしましょう。多くの場合、郊外では車が必要になります。
また、近隣に病院、スーパーマーケット、薬局、レストランなど、生活に必要な店舗や施設があるかどうかも滞在先選びのポイントになります。日常生活の利便性は、学習効率やモチベーションにも直結します。
多くの語学学校は20〜30代の若い学生を中心に構成されています。落ち着いた学習環境を求める方は、学校選びを慎重に行うことが必要です。
申し込む前には、学校の雰囲気や授業スタイル、学生の年齢構成を事前に確認するようにしましょう。オンラインでの学校説明会や、現地の日本人留学エージェントを通じて詳細な情報を収集してみてください。シニア留学に理解のある学校や、50代以上の学生が多く在籍している教育機関を選ぶと、より快適な留学生活を送ることができるはずです。
シニア留学の詳細については、以下の記事でも紹介しているので、合わせて確認してみてください。
シニア留学とは?メリットやデメリット、費用、おすすめの国など徹底解説!

インターネット上には、数多くのオーストラリアの留学情報があります。その中には、情報が古いまま残っているものも多く、現地に行ったらまったく状況が違っていたというケースも少なくありません。
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ここでは、シニア留学でオーストラリアに滞在した場合の費用を紹介していきます。
留学する都市や学校によって変動しますが、相場は次の通りです。
語学留学の費用を詳しく見てみましょう。
| カテゴリ | 費用項目 | 1週間 | 1カ月 | 3カ月 | 半年 | 1年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 学費 | 授業料 | 3.6万円 | 14.7万円 | 44万円 | 83.1万円 | 166.2万円 |
| 学校支払い諸費用 | 8.5万円 | 8.8万円 | 9.9万円 | 10.6万円 | 11.4万円 | |
| 渡航費 | 航空券購入費 | 9.5万円 | 9.5万円 | 9.5万円 | 9.5万円 | 9.5万円 |
| 海外旅行保険加入費 | 0.3万円 | 1.7万円 | 8.7万円 | 12.5万円 | 21.8万円 | |
| ビザ関連費 | 0.2万円 | 0.2万円 | 0.2万円 | 15万円 | 15万円 | |
| 滞在費 | 3.5万円 | 13.8万円 | 44.9万円 | 89.8万円 | 179.6万円 | |
| 生活費 | 食費 | 1万円 | 4.2万円 | 12.7万円 | 25.4万円 | 50.8万円 |
| 通信費 | 0.3万円 | 0.3万円 | 1万円 | 2万円 | 4.1万円 | |
| 交通費 | 0.2万円 | 0.9万円 | 2.8万円 | 5.6万円 | 11.1万円 | |
| 娯楽費 | 2万円 | 6万円 | 18万円 | 36万円 | 72万円 | |
| 雑費 | 0.5万円 | 2万円 | 6万円 | 12万円 | 24万円 | |
| 総額 | 29.6万円 | 62.1万円 | 157.7万円 | 301.5万円 | 565.5万円 | |
あくまで目安であり、選ぶ学校や都市によって金額が変動することはご了承ください。
自分の留学プランでかかる実費を知りたい場合は、留学エージェントに見積もりを依頼するのがおすすめ。留学プランから相談できることも多く、わからないことがあってもスムーズにすぐに解決できる点が魅力です。
スクールウィズでも見積もりや相談を無料で受け付けています。気になる方はこちらのLINEからお気軽にお問い合わせください。
また長期留学の費用などを知りたい方はこちらの記事も参考になります。
【2025年版】期間別オーストラリア語学留学の費用まとめ
ここでは、オーストラリアでのシニア留学でよくある質問とその回答を紹介します。
初めての留学を考えているシニア世代の方には、まず2〜3週間の短期留学からスタートすることがおすすめです。1週間はあっという間に過ぎてしまい、短すぎると感じるかもしれません。逆に1カ月ではハードルが高く感じられるため、2〜3週間であれば、移動や現地に慣れる時間をしっかり取った上で、英語学習に専念できるでしょう。
一方で、語学習得を大きく伸ばしたい人、時間に余裕がある人は3カ月以上の留学がおすすめです。長期滞在することで、コミュニケーション能力の向上や現地の文化への理解を深められます。また、余裕を持ってじっくりと学習を進められるため、シニア世代に適した留学スタイルといえるでしょう。
オーストラリアは非常に人気のある留学先のため、特にシドニーやメルボルンなどの大都市では、多くの日本人が生活しています。そうした都市では、完全に日本人を避けた環境で生活するのは難しいかもしれません。
もし日本人の少ない環境を希望するのであれば、パースやダーウィンなど地方都市がおすすめです。これらの都市では、日本語を使う機会がシドニーやメルボルンに比べ少ないので、英語漬けの生活を送りやすいメリットがあります。
また、日本人の多さが気になるのであれば、カナダやニュージーランドなど他国への留学も選択肢の一つとなります。それぞれの国や都市の特徴を元に、自分にあった留学先を選んでみてください。
英語力に自信がなくても留学自体は可能です。ただし、事前に基本的な語学学習を進めておくと、現地での生活や学習をさらに充実させることができます。準備を整えることで、英語のコミュニケーションに対する不安が軽減され、自信を持って新しい環境に飛び込めるでしょう。
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オーストラリアは日本人に人気のある留学先で、シニア世代などさまざまな年代の留学生がいます。外国人を受け入れる寛容な雰囲気で、各国の留学生とのコミュニケーションを通じて充実した生活を送れることでしょう。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

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