留学で避けては通れない自己紹介。英語が得意ではない人や人前で話すのが苦手な人にとっては、留学生活最初の難関とも言えます。クラスメイトや職場の人に好印象を抱いてもらいたいけれど、何と言ったら良いのだろうと悩んではいませんか?
そこで本記事では、留学初日から使える自己紹介フレーズをまとめました。自己紹介をするときのポイントや英語を話すうえでの心得も紹介していますので、留学が楽しみだけど自己紹介は苦手と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
[目次]
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留学初日や授業の初回など、新生活が始まる際には必ず行う自己紹介。クラスメイトや職場の人に好印象を与えるための4つのポイントをご紹介します。
まず念頭に置いておきたいのが、かっこいいことや難しいことを言う必要はないということ。凝った自己紹介はせず、聞かれたことに対してシンプルに答えることを意識しましょう。
特に英語初心者の場合、簡単な表現を使うように心がけるのがポイントです。英語に慣れていないうちは、頭の中で日本語を英語に翻訳してから話そうとしてしまいますよね。
そうすると無意識に難しい内容になってしまい、「これは英語で何て言うんだろう……」と悩んだり自己紹介を上手く言えなかったりする原因になります。
自己紹介をする場面はただでさえ緊張しやすいのに、言葉が出てこないとさらに焦ってしまいます。簡単な表現で答えることが、自己紹介をスムーズに終わらせるコツですよ。
当日焦らないために、自己紹介で話す内容はある程度準備しておきたいですよね。名前や出身などの基本情報のほか、高確率で聞かれるのが「なぜこの場所を選んだのか」です。
一見難しい質問に思えますが、これもシンプルに答えて大丈夫です。その国のご飯が好き、昔から憧れがあった、近くに行きたい観光地があった、周りの人に勧められた、カリキュラムが良かったなど、その留学先に決めた理由は人それぞれあるはずです。
質問する側もカジュアルに聞いている場合がほとんどですので、難しく考えすぎず、自分の理由をシンプルに答えましょう。
同時に覚えておきたいのが、必ずしも自己紹介時に年齢を言う必要はないということ。日本では自己紹介のときに年齢や学年を伝える習慣がありますが、一部のアジアの国々を除き、海外では年齢を伝えるのは一般的ではありません。
とくに欧米諸国では、日本ほど年齢を重んじていません。「年齢はただの数字」という言葉もあり、年齢よりも経験やその人のアイデンティティが重視され、そういったバッググラウンドをもとに関係が構築されていくのです。
またこれは日本でも言えることですが、初対面の人に年齢を聞くのは失礼にあたる場合もあるので注意しましょう。
自己紹介は詳しく話しましょう。周りの人に自分を覚えてもらうためには、5W1Hをできるだけ盛り込んで話すことが大切です。
例えば「学生です」と伝えたいなら、”I’m a student”ではなく”I’m a junior student in Tokyo”のように答えましょう。前者よりも後者の方がどこから来たのか、何をしているのかなどの背景がイメージしやすくなります。
会話をする時も同様で、いつ・誰が・どこで・何を・どうしたのかなどを詳しく話すのが望ましいです。というのも、英語圏は日本語とコミュニケーションスタイルが異なります。
英語圏は言語を中心にコミュニケーションを行うスタイル(ローコンテクスト文化)で、言わば「言った(言われた)ことがすべて」。日本と異なり態度やその場の空気から話し手の言わんとすることを察したり、価値観や感覚でコミュニケーションを取ったりする文化(ハイコンテクスト文化)ではありません。
聞き手は言われたことのみ理解します。誤解を生まないためにも、英語で会話をする際はしっかりと説明することが重要になります。
自己紹介に欠かせない挨拶。まず、話始めや話の終わりに何といえばいいのか見ていきましょう。
日本語では自己紹介を始める際、「はじめまして」などと挨拶をしますよね。英語の場合、話し始めのフレーズとして使用するのは主に次の2パターンです。
最も主流なのは”Hello”もしくは”Hi”です。日本語の「こんにちは」にあたり、友達同士のカジュアルな会話を始めるときはもちろん、自己紹介や人前でプレゼンテーションをするとき、電話での話始めも”Hello”を使います。
“Good morning”、”Good afternoon”、”Good evening”などは”Hello”よりフォーマルな挨拶です。
日本語の場合は「よろしくお願いします」などと言って自己紹介を終わりにしますが、英語の場合は”Thank you”で自己紹介を終わりにするのが一般的です。
日本語で言う「ご清聴ありがとうございました」のような言葉にあたり、自己紹介のほか、人前で発表する際も締め言葉として”Thank you”を使います。
ただし、1対1の自己紹介の場合は“Nice to meet you”のほうが自然です。日本語でも、1対1で自己紹介する際に「ご清聴ありがとうございました」とは言いませんよね。
大勢の前で自己紹介するときは”Thank you”、少数のときは”Nice to mee you”と覚えておきましょう。ちなみに、どちらもフォーマル・カジュアルとシーン関係なく使用します。
挨拶をしたら、自分の名前や出身地などの自己紹介を始めます。それぞれよく使うフレーズを見ていきましょう。
名前を述べる際に使うフレーズには次の2つがあります。
2つとも同じ名前を指す意味のフレーズなので、どちらを使用しても大丈夫です。
一方でニュアンスはわずかに異なり、”I’m~”よりも”My name is ~”の方がフォーマルな印象を与えます。プレゼンテーションなどしっかりした印象を与えたいときは、”My name is”を使うと良いですよ。
ちなみに英語では名前(First name)の後に苗字(Last name)を言います。日本語とは名乗る順序が反対なので気を付けてくださいね。
名前の次は出身地を伝えましょう。そこでまず覚えておきたいのが、次の2つです。
これらはどちらも「日本の東京から来ました」と言うときのフレーズで、”I’m from Japan”や”I’m from Tokyo”のように使います。出身地を言うときはもちろん、「今どこに住んでいるか」を伝えるときも使用する万能フレーズです。
一方で、今住んでいる場所と生まれ育った場所を区別して伝えたいときは”I’m from”だけでは表現できません。より細かく出身地を伝えたいときは、以下のフレーズも合わせて使いましょう。
出身の次は何をしているか、社会人の場合は職業を、学生の場合は専攻を伝えましょう。それぞれの立場で使えるフレーズを紹介します。
社会人の場合は職業を伝えることで、どんなバッググラウンドを持った人なのかを伝えることができます。職種や職場を話したいときは、次のフレーズを使いましょう。
また社会人の場合は、何年間働いていたかといった経験年数も伝えたいもの。そんなときは、次のように”for ~ years”と付け加えましょう。
自分の職業の英語名はあらかじめ覚えておきましょう。以下に一例を挙げますので、参考にしてください。
sales(営業)、advertising(広告)、management consultant(経営コンサルタント)、marketing(マーケティング)、 real estate agent(不動産業者)、architect(建築士)、dietician(栄養士)、hairdresser(美容師)など
学生の場合は、何を勉強しているのかも伝えましょう。そこで使えるのが次のフレーズです。
ちなみに、専攻を表す単語は下記などが挙げられます。自分の専攻の英単語は事前に確認しておきましょう。
literature(文学)、History(歴史学)、Marketing(マーケティング)Economics(経済学)、Advertising(広告)、Biology(生物学)、Sociology(社会学)、Philosophy(哲学)、Nursing(看護学)、工学(Engineering)、Education(教育学)など
次は、趣味や性格などの人となりを伝えるフレーズを見ていきましょう。
映画を見るのが好き、音楽を聴くのが好き、バスケットボールが好きなど、趣味を伝えるときに使うフレーズは主に次の通り。
さらに詳しく伝えたいときは、以下のように掘り下げて話すのもおすすめです。
「読書が趣味で、好きなジャンルはミステリーです」と言いたいときは、”I like reading books and my favorite genre is mystery.”となります。
続いて性格を伝えるフレーズです。友達をスムーズに作るためにも、自分がどういう人なのかは最初にアピールしておきたいですよね。性格を伝える際は、主に次の3つのフレーズを使います。
どれも性格を表現する形容詞を使います。例えば「私は人見知りしない社交的な性格です」と言いたいときは、”I'm a sociable person”または”I'm open-minded”などと言います。
性格を表す形容詞としては、次の単語が挙げられます。参考にしてくださいね。
kind(親切)、frendly(親しみやすい)、optimistic(楽天的な)、active(行動的な)、polite(礼儀正しい)、humble(謙虚な)、introvert(内向的な)、curious(好奇心が強い)など
最後は留学先を選んだ理由を述べるときに役立つフレーズです。留学生活では、「なぜこの地を選んだのか」「何で留学を決めたのか」といったことをよく質問されます。
そこで今回は留学の理由として挙がりやすい3つの理由の伝え方を紹介します。ちなみに理由を述べるときは、”because”や”reason”などの単語を繋げましょう。それぞれの使い方も紹介しているので、参考にしてみてください。
「英語力を磨きたかった」と伝えるのにおすすめの例文は次の3つです。
例えば「英語力を上達させるために留学を決意した」と伝えたいときは、”I decided to study abroad because I wanted to improve my English skills.”と言えます。
スキルを習得するためと言いたいときは、次のフレーズを覚えておきましょう。
“The reason why I study abroad is to learn expertise.”で「私が留学する理由は専門知識を学ぶためです」という意味になります。
ちなみに、専門知識の部分は詳細に言うのがおすすめです。習得する専門知識がIT系ならITスキルと、学術系なら学ぶ学問を伝えましょう。
バリスタになりたいなど専門知識を習得して特定の職業に就くことを目指しているのなら、”I came here to be a barista”などと言っても大丈夫です。
留学を決めた理由や留学先を選んだ理由として異文化に触れられるという点を伝えたいときは、以下のような言い方があります。
「この学校に留学したのは、さまざまな文化に触れたかったからです」と言うときは、”I chose this school because I wanted to learn different cultures.”と表現できます。
今回は英語で自己紹介するときのポイントと使えるフレーズを紹介しました。自己紹介は明るくはっきりと行うことが大切。かっこいいことを言わなきゃ、上手に話さなきゃと気負わず、リラックスして行いましょう。
また事前に準備しておけば、当日もスムーズに話せるはずです。ぜひ今回紹介したポイントやフレーズを参考に、自己紹介文を考えてみてください。
なお、留学で他に準備すべきことなどは、LINEで相談を受け付けているので、留学先の手配をはじめ具体的に準備を進めたい方はお気軽にご相談ください。
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自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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