英語力を伸ばしたり価値観を広げたり、魅力に溢れる海外留学。大学生になったら留学したいと憧れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、語学留学・交換留学・大学院留学・ワーキングホリデーなど、大学生が選べる留学方法はさまざま。選択肢が多く決め方が分からないと悩んではいませんか?
今回は、短期留学から長期留学まで、大学生が選べる留学方法をまとめてご紹介します。各留学方法のメリット・デメリット、そして注意点まで記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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留学にはさまざまな種類があり、留学でやりたいことの内容によって適した留学期間が変わります。
そこで、まずは短期留学に向いている人の特徴、長期留学の方が適している人の特徴を見ていきましょう。
夏休みや春休みなどの長期休みを利用し、1週間~2ヶ月ほど留学することを短期留学と呼びます。留学したいけど海外に長期滞在するのは不安という人でもチャレンジしやすいですよ。
短期で行ける留学の種類としては、主に語学留学、ホームステイ、海外ボランティアなどが挙げられます。それぞれの特徴は下記で紹介しているのでチェックしてください。
短期留学はサクッと留学を体験できるのが魅力の一方で、滞在期間が少ないためスキルなどは身に付きにくいという面があります。専門的に学びたいものがある人や海外生活を長く経験したいという人は、半年~1年の長期留学がおすすめです。
長期留学にはさまざまな種類があり、大学を休学するか否か、何を学ぶかなどで大きく異なります。記事後半で詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
大学生ができる留学方法は下記の通りです。
それでは、各留学方法の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
前述の通り、短期留学に分類されるのは長期休みを利用して行ける留学方法のこと。
最大1~2ヶ月の留学期間を要する短期留学には、語学留学、ホームステイ、海外ボランティアの3つがあります。それぞれの特徴を紹介します。
語学留学とは、英語をはじめとする語学の習得を目的とした留学方法です。留学生は大学付属の語学学校や語学コース、ELS(English Language School)と呼ばれる語学専門学校などに通い英語を学びます。
語学学校では入学時に英語のテストを受け、自分の英語レベルに合った授業を受講します。留学生の年齢や国籍は幅広く、学生から社会人までさまざまな年代の人が集まります。
語学学校の主なメリットは下記の通りです。
語学を学ぶ環境が整っている
似た語学レベルの人たちと勉強できる
他国から来た留学生との交流機会が多い
語学留学はホームステイ留学や海外ボランティア留学と異なり、英語の勉強に専念できます。英語初心者の場合、1、2ヶ月ほどの留学では流暢に話せるようにはなりませんが、自分の英語レベルを知り必要な授業を受けることで、英語力を効率的に伸ばすことができます。
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
現地の人との交流が少ない
英語以外の勉強はできない
休暇が取りにくい
語学学校には世界中から英語を学びたい留学生が集まります。そのため、多国籍の友達を作りやすい一方で、現地の学生との交流はほとんどありません。また基本的には英語以外の授業は受けられないため、専門知識などを習得したい人は語学学校を卒業した後に大学・大学院に留学するといいでしょう。
語学学校の注意点としては以下の点が挙げられます。
英語力習得までは時間がかかる
日本人が集まりやすい
前述した通り、英語力が身に付くまでにはそれなりの勉強時間が必要です。
英語漬けの環境に身を置けるため日本に入る時よりは効率的に勉強できますが、短期間であるがゆえに、思ったより英語力が伸びなかったと感じてしまう場合もあることを覚えておきましょう。
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ホームステイは、現地のホストファミリーとの交流を目的とした留学のこと。英語力の向上よりも異文化交流を目的としており、リアルな海外生活を体験したい人や1人で海外生活を送ることに不安がある人におすすめです。
そんなホームステイのメリットは下記の通りです。
リアルな海外生活が体験できる
日常生活で使う英語を学べる
現地の人と異文化体験ができる
ホームステイでは現地のホストファミリーと生活するため、リアルな海外生活を経験できたり、日常会話で使う表現などを学べたりするのが魅力です。
語学留学などでは現地の人との関わりが少ない一方で、ホームステイでは現地の人と交流することができます。ホストファミリーと仲良くなり、帰国後も連絡を取り合う中になったという人もいますよ。
ホームステイの主なデメリットは下記の通り。
自由時間が少なくなることがある
食事が合わないことがある
ホームステイでは食事の時間やお風呂の時間など、基本的には一日のスケジュールをファミリーに合わせなければならないため、自分の自由な時間は少なくなります。
また、欧米圏の食生活は日本と大きく異なります。現地でのご飯が肌に合わなかったり、好きなものが好きな時に食べられなかったりすることでストレスを感じる人も少なくありません。
ホームステイ留学を成功させるために、下記の点には注意して過ごしましょう。
ホストファミリーに提示されたルールは守る
積極的にコミュニケーションを取る
必ずしもホームステイ先で交流が楽しめるわけではない
大きなトラブルを起こさずに留学を終えるには、何よりもルールを守ることが大切です。例えば子どものいる家庭に滞在する場合、夜に出歩いたり電話したりといったことを控えてほしいと言われることもあるでしょう。
お互いが心地よく生活するためにも提示されたルールがなぜ重要なのかを理解し、積極的にコミュニケーションを取り良い関係を築く努力をしましょう。
また、ホームステイはビジネスライクに留学生を受け入れている家庭も多いです。休日に一緒に出かけたりご飯を食べたりといったように、必ずしもホストファミリーとの交流が楽しめるわけではありません。
海外ボランティアとは、ボランティア活動を目的とした留学方法のこと。留学期間は数日~1ヶ月までと幅広く、留学生はチャリティー団体や教育現場などの担当者の指導の下、留学生や現地の人と交流します。
海外ボランティア留学のメリットは主に下記の3つです。
多様な文化体験を経て視野が広がる
支援活動に貢献できる
新しい人間関係を作れる
海外ボランティアではその国での問題を知ったり苦境にいる人と交流したりする経験を通して、自分の価値観が変わり視野を広げることができます。
さまざまな出会いがあるのも魅力です。プログラムには日本人を含め様々な国籍・年齢の人が集まります。参加者と衣食住を共にしていく中で、帰国後も連絡を取り合う友達ができることもあります。
海外ボランティアのデメリットは主に2つです。
英語力やスキルが伸びるわけではない
個人の時間や観光などの時間が少ない
海外ボランティアは地域貢献や異文化体験を目的とした留学なので、語学留学などと異なり英語や特定のスキルを習得できるわけではありません。
またほかの留学方法よりも個人の自由時間が少ない傾向があります。留学期間中はほかの参加者と共にチャリティ活動に専念するため、その地域を観光したりほかのエリアを探索したりすることは難しいでしょう。
唯一無二の経験を積める海外ボランティア留学ですが、場合によっては希望の活動ができなかったということもあります。そうならないために、以下の点はあらかじめ覚えておきましょう。
英語力が低いとコミュニケーションに苦戦する
異なる環境に滞在する適応力が必要
自ら話しかけるコミュニケーション力が大切
発展途上国で地域活性化に貢献したり、子どもたちと触れあったりなど海外ボランティアでできることは多岐にわたります。内容によっては英語力が低いとうまくコミュニケーションを取れず、ボランティア活動が思うように進まないこともあるでしょう。
英語力よりも大切なのがコミュニケーション力です。ボランティア活動では、自ら現地の人や支援対象者に話しかけることが求められます。日本よりも整っていない生活環境の場所に行く場合は、状況適応力なども重要になります。
次に1学期以上(3ヶ月以上)の期間を要する長期留学の種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。ここでは下記の7つを紹介します。
交換留学とは、海外の提携校と自校の生徒を一定期間交換するプログラムのこと。人材交流や文化交流を目的としており、学生は学校を通して提携先の大学に留学します。
交換留学生は約半年~1年の間、現地の学生と同じ授業を受け単位取得を目指します。学校のプログラムとして留学するため、現地校で取得した単位は日本の大学の単位にカウントされるのが特徴です。
交換留学のメリットは下記の通り。
現地の学生と交流ができる
休学する必要がない
英語力に加え専門知識も得られる
交換留学は日本の大学を通して海外の大学に留学し、現地校では現地の学生と同じ授業を受講します。クラブ活動に参加したり課題を一緒にやったりするうちに現地の友達も作れますよ。
留学中に現地の大学で取得した単位は、日本の大学の単位に含まれます。休学する必要がなく、通常通り4年間で大学を卒業できる可能性があるのもメリットです。
交換留学を検討するうえで避けては通れないのが下記の2点です。
留学先の選択肢が限られる
留学時期は選べない
前述の通り、交換留学は日本の大学の提携校に留学します。留学先の選択肢が限られるので、自分の希望とは異なる国やエリアにしか行けないこともあるでしょう。
またプログラムの一環で留学するため、渡航時期は大学側が決定します。交換留学生に選ばれるためには大学側が行う選考に合格する必要があり、選考開始時期までに英語力や志望理由、十分な成績などを用意しておかなければなりません。
交換留学は誰でも参加できるものではありません。以下の点に注意しましょう。
日本大学の成績が低いと応募できない
プログラム応募時点で高い英語力が必要
交換留学は日本の大学の学生代表として渡航し、現地の学生と英語で授業を受けます。そのため一般的に成績や英語力に一定の基準が設けられており、GPAが低いと応募できなかったり、IELTSのスコアが足りないと選考で不合格になってしまったりすることもあります。
特に現地の生徒と同じ授業を受け単位取得を目指すため、交換留学は高い英語力が必要です。留学先の学校によりますが、一般的にIELTS6.0~7.0ほどのスコアを求められます。
認定留学とは日本の大学に許可を貰い、休学せずに自費で海外大学へ留学する方法です。「協定外留学」「単位互換留学」などとも呼ばれ、留学先が提携校のみに限定される交換留学と異なり、認定留学では自分の希望の留学先を選べます。
一般的に認定留学では、留学時に取得した単位を換算できるように、日本の在籍大学で履修している科目に関する授業を取ります。留学中に必要な単位を取得できた場合、通常通り4年で卒業することも可能です。
認定留学のメリットは下記の通りです。
留学先や留学プランを自分で選べる
休学せずに留学できる
留学中の取得単位を日本の大学の単位に換算できる
認定留学は交換留学とは異なり留学時期・留学校・滞在方法などを自分でアレンジできます。そのため、長期休み中に留学を開始し、語学学校に通ってから海外大学での留学をスタートすることも可能です。
前述の通り、基本的には日本の大学の専攻科目と同様の授業を受講します。留学中に取得した単位がきちんと認められれば、通常通り4年間で日本の大学を卒業することもできますよ。
交換留学よりも自由度が高く魅力的に見える認定留学ですが、デメリットも多々あります。
日本の大学の学費と海外の学費を払わなければならない
留学の準備や海外大学の入学申請などを自分でやらなければならない
最も懸念されるのが費用です。認定留学は日本の大学に在籍した状態で海外大学に留学するため、ほとんどの場合、留学費に加えて日本の大学の学費も支払う必要があります。
また留学に向けての学校の手配や滞在先の確保なども自ら行います。自分で全てアレンジするのは不安という人は、留学エージェントに相談しましょう。
認定留学を検討している人は以下の点に注意しましょう。
受け入れ先の大学によっては試験を事前に試験を設けられていることもある
大学によって認定留学の詳細が異なる
大学によって認定留学の詳細が異なり、「せっかく海外大学で単位を取得したのに認定(日本の大学の単位に換算)されなかった」という場合があるので注意が必要です。認定してくれる単位数や科目などは大学によって変わるので、在籍中の大学の条件をよく確認しましょう。
ワーキングホリデーとは、就労や観光、就学しながら海外に長期間滞在できるビザのこと。ワーキングホリデー協定国を結んでいる国ならどこでも渡航でき、1~2年に渡り滞在できます。
プログラム参加には年齢制限がありますが、18~30歳(一部地域で例外あり)の人なら英語力を問わずビザを取得できるのが特徴です。
ワーキングホリデーのメリットとしては主に下記の3つが挙げられます。
海外での就労経験を積める
希望の国で生活できる
英語力が低くても長期留学できる
ワーキングホリデーの醍醐味は、海外で就労経験を積めること。大学留学や語学留学の場合は勉強することを条件にビザが発行されているため、基本的に留学生のアルバイトは認められていません。
一方でワーキングホリデーでは就学・観光・就労が許可されており、自分の好きなように生活を送ることができます。ビザの申請に英語力は関係ないため、英語力があまり高くないという人でも長期留学を経験できるのもメリットです。
自由度の高いワーキングホリデーは社会人・大学生と年齢を問わず人気の留学方法。しかし、大学生ならではのデメリットもあります。
大学を休学しなければならない
ワーキングホリデー中の内容によっては帰国後のマイナスイメージに繋がる
ワーキングホリデーは1~2年その国に滞在できるビザ。しかし1年海外に滞在するとなると、必然的に大学を休学する必要があります。卒業年が伸びてしまう点は覚えておきましょう。
また語学留学や大学留学は目的がはっきりしている一方で、ワーキングホリデーでは何をするかは自分次第です。傍から見ると何をしていたのか分からない分、ワーキングホリデーの内容によっては帰国時の就職活動でマイナスイメージに繋がってしまうこともあります。
1年間海外で何をしていたんだろうと思われないためにも、英語力や問題解決力など、ワーキングホリデーを経験したから身に付いたと言えるスキルを習得することが大切です。
ワーキングホリデーの注意点は下記の通り。
渡航先は協定国に限られる
年齢制限がある
英語力が低いと仕事が得られない
ワーキングホリデーは学生・社会人関係なく挑戦できる留学方法ですが、渡航先やビザ取得年齢に制限が設けられています。渡航先として選べるのは、カナダやオーストラリアなどワーキングホリデー協定を結んでいる国のみ。またビザを申請・取得できるのは18~30歳までと決められています。
英語が分からなくても渡航できるものの、やはり英語力が乏しいと仕事が得られません。買い物したり家を探したり職を探したりなど、現地では英語が必要不可欠です。
日常会話レベルの英語力がないと生活をするうえで困難を感じる場面も多くなります。英語に自信がない人は、まずは語学学校に通って英語力を高めるのがおすすめです。
語学学校の検討であれば、スクールウィズの留学カウンセラーが無料で相談に乗るので、下のボタンよりLINE登録の上ご相談ください。
海外インターンシップは、海外の企業で実際の就業経験を積める留学方法です。ボランティアと異なり民間企業が受け入れ先となることが多く、選考面接などを経て採用されると現地企業でのインターンがスタートします。
インターン期間は企業によって異なり、数ヶ月のところもあれば1年を超えるところまでさまざま。求められる英語力も職種によって異なります。
実践的な就業経験を積める
多様な働き方を知れる
報酬を得られる場合もある
海外インターンでは実際行われている業務に携わることができるため、よりリアルな就業経験を積めるのが魅力です。就職活動で有利になるような経験もできるでしょう。
また、海外でのインターンということもあり、日本では見られない多様な働き方を知れるのもメリット。キャリアの重ね方や仕事との向き合い方などを見ることで、自分が理想とする社会人像も見えてくるかもしれません。
覚えておきたいデメリットとしては、下記の3つが挙げられます。
英語を学ぶ時間は少ない
休学をする場合は卒業が伸びる場合がある
給料はあまり高くないこともある
インターンは企業で研修をすることを目的とした留学なので、英語のクラスに通う時間は基本的に取れません。仕事終わりなどの空き時間を使って英語の勉強をする程度に留まるので、しっかりと英語の基礎を固めたいという人には不向きです。
また3ヶ月以上の長期インターンの場合は大学を休学する必要があります。休学した期間だけ卒業が伸びるので、新卒一括採用時期のタイミングに遅れてしまう可能性もあるでしょう。
ストレスから体調を崩しやすくなる
一定の英語力が求められることがある
インターン先の企業の選考に合格しないと留学できない
環境が変わると体にも影響が出ますよね。多忙やストレスから風邪をひいてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。特に社会人と共に仕事をするインターンでは、英語で仕事したり慣れない環境で生活したりするなかで、知らず知らずのうちにストレスが溜まります。体調を崩してしまいやすくなるので注意しましょう。
専門留学とは専門知識を習得するためのコースや専門学校に留学する方法。実践的な知識を身に付けたりキャリアアップを目指したりといったことを求めている人から選ばれています。
ビジネスからファッションデザイン、IT系、バリスタ、医療福祉、農業など、学べる専門分野は多岐にわたります。留学期間は1年未満の短めのものから2年前後のものまで幅広く、学校や受講コースによって異なるのも特徴です。
専門留学のメリットは下記の通り。
大学に比べ入学時に求められる英語力が低い
仕事に繋がるスキルを磨ける
語学学校提携のコースもある
専門留学は大学よりも入学条件の英語力が低い傾向にあります。コースや学校によって基準は異なりますが、IELTS5.0~6.0ほどが目安。語学学校と提携しているところも多く、スコアが足りなくても語学学校への通学を条件に入学できる場合もありますよ。
また仕事に繋がる専門知識を身に付けられるのも大きなメリットです。前述の通り、ITやファッションから医療、農業系まで多種多様なコースがあるので、希望のキャリアに繋がる専門知識を学べます。
避けては通れないデメリットもチェックしておきましょう。
基本的にアルバイトなどはできない
金額面の負担が大きい
渡航先の国にもよりますが、専門留学では基本的にアルバイトなどができません。アルバイト可能な場合でも週の労働時間に制限があることが多く、生活費やお小遣いを稼ぐことはできないでしょう。
そのため金額面での負担が大きいのもデメリットです。留学に際して、学費や滞在費、渡航費、交際費や旅費などをあらかじめ工面する必要があります。
専門留学を成功させるためには以下の点に注意しましょう。
受講するクラスによっては一定の英語力が必要
コース修了には時間がかかるので休学する必要がある
前述の通り、入学時に必要な英語力は学校や受講コースによって異なります。大学よりは基準が低いものの、特に医療系など高い専門知識を要するコースでは一定の英語力が求められるので注意しましょう。
編入留学とは、日本の大学から海外の大学へ編入すること。海外ではトランスファーと呼ばれ、ある大学に2年通った後、3年目からは別の大学へ編入するという人も珍しくありません。
編入留学は交換留学や認定留学とは異なり、日本の大学で取得した単位を海外大学の単位へ移行し、編入後は海外大学での学位取得を目指します。
長期間海外で勉強したいという人や海外大学の学位を取得したい人、海外就職したい人は編入留学を検討してみるのもおすすめですよ。
編入留学のメリットは主に以下の3つです。
正規留学するよりも費用が安くなることが多い
名門大学の学位を取得できるチャンスがある
海外大学院に進学しやすくなる
海外大学は日本の大学よりも学費が高いところが多いうえ、人気のエリアは物価も高く、4年間通うとなると膨大な資金が必要です。一方で編入留学なら2年分の学費を抑えることができるので、海外大学の学位を取得できるうえに留学費を節約することができますよ。
また海外大学院に進学しやすくなるのもメリット。大学では教授や周りの生徒とコネクションを作ることができるため情報を手に入れやすく、どの大学院が自分に合っているかじっくり考えることもできるはずです。
編入留学のデメリットは下記の通りです。
日本にいる家族や友人と気軽に会えなくなる
専門分野は難易度が高く、日本より単位取得が難しい
編入留学では最低でも1~2年留学するので、日本にいる家族や友達と会えなくなります。人間関係もゼロからスタートするため、気心の知れた友達ができるまでは寂しさを感じることもあるでしょう。
また海外大学は日本の大学よりも単位取得や卒業が難しいと言われています。専門的な授業になるほど難易度は高くなるので、予習や復習など勉強に割く時間も増える傾向にあります。
編入留学で注意したい点は以下の通りです。
一定の英語力やGPAがないと編入できない
現地の授業に慣れるまで苦戦する可能性がある
日本で取得した単位をすべて移行できるとは限らない
大学によって求められる基準は異なりますが、ある程度のGPAや英語力がないと編入ができません。日本の大学での成績も大切になってくるので、編入したいと思っている人は早めに準備を始めましょう。
大学院留学は、日本または海外の大学を卒業した後に海外の大学院に進学・留学すること。近年では、社会人を経験した後に海外大学院へ進学する人もたくさんいます。
日本と同様、基本的に海外の大学院も1~2年で学位を取得できます。
海外大学院のメリットは、主に以下の3つです。
専門性を高められる
海外企業に就職しやすくなる
交友関係が広がる
なかでも大きなメリットと言えるのは、海外の企業に就職しやすくなること。海外では取得学位はスキルの1つと見られ、大学卒(学士)よりも大学院卒(修士、博士)の方が就職に有利になります。
このように、アメリカをはじめとする欧米圏では学歴を重視するため、社会人を経験した後、キャリアアップのために大学院へ入学する人も珍しくありません。
一方で以下の点はデメリットと言えます。
英語の勉強をする時間はない
日本で就職する場合は新卒採用のタイミングに遅れる可能性がある
大学院は専門知識を習得しに行く場所です。1~2年で学位の取得を目指すため課題の量も多く、英語の勉強に時間をかける余裕がなくなる可能性があります。そもそも一定の英語力がないと授業を理解したり課題をこなしたりするのが難しいでしょう。
また、卒業後に日本で就職したいという人は、新卒採用のタイミングに遅れる可能性があります。海外の学校の多くは秋に入学し夏に卒業します。日本とはスケジュールが異なるので、希望の企業があってもタイミングが合わなくなるかもしれません。
注意点は下記の通り。
基本的に大学卒業者が対象になる
専門知識がないと授業についていけない
予定通り卒業できるとは限らない
大学院ではより専門的な内容を学ぶため、基礎知識がないと授業についていけません。そのため募集要項に「大学またはそれと同等の学位を持つ者」と制限を設けているところもあります。
また授業の難易度が上がるため、予定(1~2年)通りに卒業できるとは限らないという面もあります。大学院によって入学・卒業の難易度が変わると言われているので、希望学校のリサーチは徹底的に行いましょう。
今回は大学生が選べる留学方法について紹介しました。留学期間や留学方法は多岐にわたり、メリット・デメリットもさまざま。選択肢が多いとどの留学方法にしようか迷いやすくなりますが、悩んだときこそ自分の留学の目的や費用、希望の留学期間などを整理することが大切です。
留学を通して何を得たいのかを明確にすれば、留学計画がスムーズになるうえ、渡航後のモチベーションにも繋がります。各留学方法の特徴を参考に、最適な留学プランを立てましょう。
なお、スクールウィズでは留学カウンセラーが、あなたに合った語学学校やコースなどを紹介いたします。授業料が安い、専門コースがあるなど希望に叶う学校をおすすめしますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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