
フィリピン留学はマンツーマン授業が中心です。ただし、グループとの違いや1日のコマ数、講師との相性といった実際の進み方までは、なかなか見えてきません。
ここからは、フィリピン留学の授業の特徴と、マンツーマンを活かすための学校選びを解説します。
・マンツーマンは1日5〜6コマが基本
・グループとの違いは話す時間の長さ
・講師との相性が合わない場合は変更を相談できる
・決まったカリキュラムを持たない講師も多く、要望を伝える姿勢が必要
・学校選びでは講師の教育体制を確認する
なお、フィリピン留学について、費用やおすすめの都市などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学
本記事は2026年9月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2026年9月1日時点での情報を参照し、1PHP=2.7円で計算しています。
[目次]

最初にフィリピン留学の授業スケジュールを紹介します。一般的な1日6コマのコースを想定しています。
| 7:00〜8:00 | 起床、身支度 |
|---|---|
| 8:00〜9:00 | 食堂で朝食 |
| 1コマ目(9:00〜9:50) | 発音矯正 |
| 2コマ目(10:00〜10:50) | ライティング |
| 3コマ目(11:00〜11:50) | TOEICの試験対策 |
| 昼休み(11:50〜13:00) | 食堂でランチ |
| 4コマ目(13:00〜13:50) | スピーキング |
| 5コマ目(14:00〜14:50) | リスニング |
| 6コマ目(15:00〜15:50) | リーディング |
| 放課後(15:50〜18:00) | 宿題と復習 |
| 食事(18:00〜19:00) | 食堂で夕食 |
| 自習時間(19:00〜21:00) | シャワーや翌日の準備 |
| 消灯時間(23:00) | 就寝 |
基本的には朝から夕方まで授業を受けて、放課後も勉強します。ただし授業数や各コマの中身、授業形態は語学学校によって異なります。
フィリピン留学の授業のポイントは、次の3つです。
・レッスン形態:マンツーマンまたはグループ
・コース:一般英語、TOEICやTOEFLなどの試験対策、アクティビティ重視など
・授業数:1日4〜10コマ
順番に解説します。

マンツーマン授業はフィリピン留学の最大の特徴です。講師と1対1で実施する授業で、「読む・聞く・書く・話す」の分野ごとに担当講師が割り当てられ、50分ほどの授業を受けます。
グループレッスンとの違いは、アウトプット量の多さ、自分のレベルに合った内容、ミスへの気付きの3点です。
生徒が自分1人のため、周りのレベルや自分の間違いを気にせずに済みます。発言をためらう方でも、周りを気にする必要がないぶん発言量が増えることがあります。
グループレッスンでは1人に時間をかけることが難しいですが、マンツーマンなら発音や文法のミスをすぐ指摘してもらえます。レッスン内容を自分のレベルや希望に合わせて組んでもらうことも可能です。
マンツーマンレッスンのメリットは、以下の3つにまとめられます。
・発言量が増えて英語を話すことに抵抗がなくなる
・自分の間違いにすぐ気付ける
・現在のレベルに合った授業で着実にレベルアップできる

フィリピンの語学学校は一般英語に加えて、次のようなコースも用意しています。
・TOEICやTOEFL、IELTSなどの試験対策コース
・Webスキルを学ぶIT留学コース
・ビジネス英語コース
そのほか、ゴルフやダイビングなどのアクティビティ付きコース、旅行英語コース、マッサージなどを学ぶおけいこ留学コースもあります。
英語学習以外のコースは他国の語学学校にもありますが、フィリピンは種類が豊富です。英語に加えて別のスキルを学ぶことで、帰国後の就職活動や海外大学の受験に活かせます。
・試験対策やビジネス英語などワンランク上の英語力が身に付く
・英語以外のスキルが身に付く
・キャリアチェンジなどに役立つ
フィリピン留学で選べるコースについては、下の記事で解説しています。
フィリピン留学コース選定ガイド

一般的な語学学校の授業数は1日4コマ前後ですが、フィリピンは平均6コマ、多いと7〜8コマ、最大で10コマほど受けられます。
合計すると10時間を超えることもあり、朝から夜まで講師とレッスンをする日々になります。英語にふれる時間が長くなるぶん、英語力は伸びやすい環境です。
ただし過密なスケジュールでは、自習の時間が少なくなります。習ったことは振り返らないと定着しないため、授業の合間や休日に予習・復習する習慣を作っておきましょう。
マンツーマン授業の質は学校によって差があります。講師の教育体制やカリキュラムに定評のある7校を紹介します。
| 学校名 | 都市 | 特徴 |
|---|---|---|
| TARGET | セブ島 | 日本人資本。初日に日本語での学習ガイダンスがあり、英語初心者でも始めやすい |
| セブ ブルーオーシャン | セブ島 | 老舗スパルタ校PINESの姉妹校。講師とカリキュラムの質に定評がある |
| Philinter | セブ島 | 4技能それぞれに専任講師。日本人比率を35%以下に保っている |
| CIA | セブ島 | セミスパルタ。キャンパス内にIELTSの公式試験会場がある |
| MeRISE | セブ島 | 全レッスンがオーダーメイド。社会人向けのリモートワークプログラムがある |
| PINES メインキャンパス | バギオ | 創立20年以上。講師の教育体制に定評があり、IELTS専門キャンパスもある |
| Baguio JIC チャレンジャー校 | バギオ | 目的別に校舎を選べる。IELTS特化と一般英語で環境が分かれる |
マンツーマンの質を左右するのは、講師の教育体制です。採用後の研修や評価の仕組みがある学校ほど、講師によるばらつきが小さくなります。
学校を選ぶときは、講師の変更に柔軟に対応してもらえるかもあわせて確認してください。相性が合わない講師にあたった場合、マンツーマンは逃げ場がありません。

上記の3つ以外に、一部の語学学校では次のような特徴があります。
本気で英語力を伸ばしたい人に向けて、スパルタレッスンを提供している学校があります。通常より厳しい指導や寮生活によって英語力を高めるものです。
・講師の指導が厳しく、発音などが正しくできるまで訂正される
・門限や外出制限があり、英語だけに集中する生活になる
・定期的にテストがあり、合格点に達しないと補習や追試がある
授業数の多い学校は、スパルタレッスンゆえにコマ数が多くなっていることもあります。
フィリピンの語学学校は基本的にフィリピン人講師が教えています。ただし留学後にワーキングホリデーなどを予定している場合、欧米圏の英語に慣れておくと現地で理解しやすくなります。
一部の学校にはネイティブ講師も在籍しています。特にクラークはかつて米軍基地があったことから、欧米系の講師が在籍する学校があります。
アクティビティコースは、英語学習と観光が半分ずつ組まれています。
・午前:英語のレッスンが2時間
・午後:ダイビングや観光など校外学習が3時間
他のコースより英語のレッスンが少なく、午後をまるごと観光に充てられることもあります。リフレッシュもかねて留学したい方に向いています。
実際にマンツーマン授業を受けた方の声を紹介します。3人とも共通して触れているのが、講師との相性と、自分から要望を伝える姿勢の重要性です。

イギリス移住を目指し、セブ島のEV メインキャンパスとロンドンで12週間学んだ社会人の例です。マンツーマン授業の費用を抑えられるうえ、授業の質が高いと聞いて、基礎英語を学ぶ場所にフィリピンを選んだそうです。
フィリピンでは1日9時間ほど授業があり、マンツーマンとグループがおよそ半分ずつ。マンツーマンは教科書を使うこともありますが、生徒が学びたいことを講師と自由に話す時間が多かったとのことです。
ロンドンは半日制で、教科書をベースに進む授業でした。同じ英語学習でも、国によって進め方が変わることが分かる例です。
イギリス移住を目指してフィリピンから始めた2カ国留学のリアル

イロイロのWe Academyに8週間留学した大学院生の例です。日本人比率が低く、マンツーマンが充実していて費用を抑えられる学校を条件に選んだそうです。
初日のテスト結果をもとにカリキュラムが組まれますが、途中で科目を変更したい場合も、講師に相談すれば対応してもらえたとのことです。
受講したのは語彙、ベーシックパターン、文法、発音、スピーキングのマンツーマン5コマとグループ2コマの計7コマ。内容が濃く、体力的にはハードだったと振り返っています。放課後にも任意のグループ授業がありましたが、昼間の授業で十分な密度があったため、復習に充てていたそうです。
英語への苦手意識と日本での行き詰まりを、フィリピン留学で乗り越えた記録

ワーホリ前の基礎固めとして、クラークのCIPに8週間留学した社会人の例です。マンツーマンが5コマ、グループが夕食後のものを含めて3〜4コマという構成でした。
マンツーマンは講師との相性があるため、合わないと感じたらスタッフに相談して変更してもらっていたそうです。
決まったカリキュラムを持たない講師も多いため、「これがやりたい」と自分から主導する姿勢が大事だと振り返っています。それでも合わないときは、思いきって講師を変えるという選択肢もあります。
ワーホリ前に英語の基礎固め!日本人が少ないクラークで初めての留学

フィリピン留学の授業でよくある疑問と、その考え方を紹介します。
フィリピン留学はマンツーマンが中心のため、英語を話す機会と量が増え、英語力は伸びやすい環境です。
ただし、実際に効果が出るかは以下の2点によって変わります。
・渡航前の英語力:講師の発言を理解できる程度の基礎がないと、授業が成立しにくい
・現地での予習・復習の頻度:授業を受けるだけでは定着しない
現地の授業はすべて英語です。講師の説明を理解できる英語力がないと、日本でもできる単語や文法の習得に時間を使うことになります。
授業で習ったことは復習して初めて身に付きます。自分で勉強する習慣もあわせて作っておきましょう。
フィリピンは物価が安いぶん、語学学校の授業料も欧米に比べて抑えられます。長期になるほど1週間あたりの費用は下がる傾向があります。
ただし、費用対効果は伸びた英語力で決まります。安く多くの授業を受けられても、英語力が伸びなければ意味がありません。
留学の目的を達成できる学校とコースを選び、日々の予習・復習に取り組むことが、費用対効果を高める方法です。
授業数が多いほど効果が高いとは限りません。理由は3つあります。
・授業を受けるだけでは英語力は変わらない
・自習の時間が取れないと習ったことが定着しない
・ハードなスケジュールで体調を崩す方もいる
英語力は予習と復習をくり返すことで身に付きます。授業が多いと自習の時間を取りにくく、かえって伸びにくいことがあります。
体調を崩せば、その分だけ授業を休むことになります。短期留学であれば、そのロスは大きくなります。
授業数は自分の体力と学習スピードに合わせて選ぶほうが、結果的に効果は高くなります。

目的ごとに、向いている授業スタイルを紹介します。
・マンツーマンレッスン:ミスを気にせず英語を話す習慣を作る
・コマ数が多い学校:英語を話す時間を増やす
・スピーキング特化のコース:英会話の習得だけに集中する
英語を話すことに慣れるには、英語にふれる時間を確保することが重要です。英会話に重きを置いている学校やコースを探してみてください。
コースが豊富な語学学校を選びましょう。多くの学校がさまざまなコースを用意していますが、一般英語のみを提供する学校もあります。
幅広い学習内容を提供している学校ほど、専門スキルの習得に力を入れている可能性が高いです。自分が学びたいコースも見つけやすくなります。
フィリピン留学では通常でも1日6コマほど授業が組まれるため、平日に遊びに行くのは難しいです。観光も楽しみたい場合は、学校選びで以下を意識してください。
・アクティビティ体験付きコースのある学校を選ぶ
・スパルタレッスンの学校を避ける
・授業数を1日3〜4コマに抑える
アクティビティがカリキュラムに組まれていれば、観光の時間は確実に取れます。一般的な学校でも、スパルタを避けたりコマ数を抑えたりすれば、夕方や週末に時間を確保できます。
自分の目的に合った学校を選ぶなら、留学カウンセラーに相談するのも手です。調べて出てくる情報は最新とは限らず、現地に行ってから思っていたコースと違ったということも起こりえます。
スクールウィズのLINE相談では語学学校とやり取りを行っており、最新の情報をもとにおすすめの学校とコースを紹介しています。
フィリピンの語学学校には、マンツーマンレッスン、豊富なコース、1日8コマにおよぶ授業数という3つの特徴があります。
マンツーマンで成果を出すには、講師との相性と自分から要望を伝える姿勢が重要です。体験談でも、3人全員がこの点に触れていました。決まったカリキュラムを持たない講師もいるため、学びたい内容を伝えられるかで密度が変わります。
相性が合わない場合は、スタッフに相談して講師を変更してもらえます。学校選びの段階で、講師の変更に柔軟に対応してもらえるかを確認しておきましょう。
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