「フィリピン留学はマンツーマンレッスンだと聞いたことがある」
「マンツーマンはグループレッスンと何が違うんだろう。本当に英語力は伸びるのかな……」
フィリピン留学は特徴にマンツーマンレッスン、コースの豊富さ、授業数の多さがあります。確かに、マンツーマン授業などで英語を話す機会が増えれば英語力が伸びやすいものの、全員に合う授業形態とは限りません。
英語力アップには留学の目的、授業の活用方法などをしっかりと理解した上で、自分に合う留学プランを考えることが必要です。
そこで今回は、実際にフィリピン・セブ島に留学したことのある筆者が
・フィリピン留学の1日のスケジュール例
・フィリピンの語学学校にある3つの特徴
・フィリピン留学でよくある疑問
・目的別におすすめの語学学校
を紹介します。
今回の記事をもとにフィリピン留学の授業の特徴、英語力を高めるコツを掴んでいきましょう。
具体的なフィリピン留学のプランの検討を進めるなら、留学カウンセラーが個別でご相談に乗るのでぜひ下のボタンよりLINEを登録し、ご相談にお進みください。
なお、フィリピン留学について、費用やおすすめの都市などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学
[目次]
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最初にフィリピン留学の授業スケジュールを紹介します。今回は一般的な1日6コマのコースに通っていると仮定しました。
7:00〜8:00 | 起床、身支度 |
---|---|
8:00〜9:00 | 食堂で朝食 |
1コマ目(9:00〜9:50) | 発音矯正 |
2コマ目(10:00〜10:50) | ライティング |
3コマ目(11:00〜11:50) | TOEICの試験対策 |
昼休み(11:50〜13:00) | 食堂でランチ |
4コマ目(13:00〜13:50) | スピーキング |
5コマ目(14:00〜14:50) | リスニング |
6コマ目(15:00〜15:50) | リーディング |
放課後(15:50〜18:00) | 宿題と復習 |
食事(18:00〜19:00) | 食堂で夕食 |
自習時間(19:00〜21:00) | シャワーや翌日の準備 |
消灯時間(23:00) | 就寝 |
基本的には朝から夕方まで授業を受けて、放課後も勉強します。ただし授業数や各コマの中身、授業形態などは語学学校によって異なります。
フィリピン留学の授業のポイントは、次の3つです。
・レッスン形態:マンツーマンまたはグループ
・コース:一般英語、TOEICやTOEFLなど試験対策、アクティビティ重視など
・授業数:1日4〜10コマ
上記の、フィリピン留学ならではの特徴を次から順番に解説します。
マンツーマン授業はフィリピン留学のもっとも大きな特徴であり、実際にフィリピンといえばマンツーマンレッスンと思い浮かぶ方もいるかと思います。
マンツーマンレッスンはその名の通り、講師と1対1で実施する授業です。主に英語の「読む・聞く・書く・話す」といった分野ごとに担当講師が割り当てられ、50分ほどの授業を受けます。
グループレッスンとの違いとしてアウトプット量の多さ、自分に合ったレベルの内容、ミスに対する気付きがあります。
マンツーマン授業は生徒が自分1人のため、周りのレベルの高さや自分の英語の間違いなどを気にすることがありません。発言をためらう日本人は、周りの生徒を気にする必要がないため発言量が増えることもあります。
またグループレッスンでは1人の留学生に時間をかけることは難しいですが、マンツーマンレッスンでは発音や文法にミスがあった場合はすぐに指摘してもらえます。レッスン内容を自分のレベルや希望に合わせて組んでもらうことも可能です。
授業中は講師が自分だけを指導してくれる分、短期間でも英語力が伸びやすいです。
マンツーマンレッスンの特徴やメリットをまとめました。
・発言量が増えて英語を話すことに抵抗がなくなる
・自分の間違いにすぐ気付ける
・現在のレベルに合った授業を受けることで着実にレベルアップできる
やはり英語を話すことに慣れることができ、英語力アップに繋がることが大きな特徴です。
実際にマンツーマンレッスンを受けた人の体験談を紹介します。
しっしーさんはセブ島の語学学校で数カ月間マンツーマン授業を受けました。マンツーマンのメリットとして、自分しか話す人がいない分アウトプット量や勉強量の増加を感じたと話しています。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
「留学でマンツーマンレッスンを受けるメリット・効果は?おすすめな留学先もご紹介」
フィリピンの語学学校は一般英語に加えて、次のようなコースも用意しています。
・TOEICやTOEFL、IELTSなどの試験対策コース
・Webスキルを学ぶIT留学コース
・ビジネス英語コース
その他にもゴルフやダイビングなどアクティビティ付きコース、旅行英語コース、マッサージなどを学ぶおけいこ留学コースなどがあります。
英語学習以外のコースは他の国の語学学校にもありますが、フィリピンの語学学校は種類が豊富です。英語学習に加えて別のスキルを学ぶことで、帰国後の就活や再就職、海外大学の受験などに役立ちます。
コースの豊富な語学学校に留学するメリットは、次の3つです。
・試験対策やビジネス英語などワンランク上の英語力が身に付く
・英語以外のスキルが身に付く
・キャリアチェンジなどに役立つ
英語力を身に付けられるのはもちろん、ITなど別スキルを身に付けることで、帰国後の就活でアピールすることも可能です。
ここではフィリピン・バギオの語学学校に留学したBenさんを紹介します。
Benさんはもともと英語力アップを目的にフィリピンに長期留学されていましたが、留学生活の中で英語以外のこともたくさん学びたいと感じ始めます。そして語学学校「A&J」のワーキングホリデー準備コースに入学しました。
ワーキングホリデーは現地でアルバイトができることから、この準備コースでは接客英語を学びバギオにあるレストランで働くというカリキュラムが用意されています。
特徴的なコースで学んだ感想や印象的なでき事について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「不安や恐怖は価値ある挑戦の証!フィリピン・バギオ「A&J」に留学【みんなの留学体験記】」
その他フィリピン留学で選べるコースについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「フィリピン留学コース選定ガイド」
1日の授業数は一般的には4コマ前後ですが、フィリピン留学はコマ数の多さも特徴といわれています。フィリピンの語学学校では平均6コマ、多いと1日7〜8コマ、最大で10コマほど受けることが可能です。
授業は合わせると10時間を超えることもあり、朝から夜まで講師とレッスンをする日々です。授業を受ければ受けるほど学習時間も長くなり、英語力が伸びやすい環境ではあります。
授業数が多いことのメリットは、次の3つです。
・英語にふれる時間や話す時間が長くなる
・費用対効果は高いと感じる
・本気で英語に向き合う気持ちが強くなる
ただし過密なスケジュールで授業を受ける分、自習の時間は少なくなります。習ったことは振り返らないと定着しないため、授業の合間や休日に予習・復習する習慣は作っておきましょう。
授業数の多い語学学校の体験談として、フィリピン・セブ島に留学されたYuzuruさんを紹介します。
Yuzuruさんはセブ島にある「Genius English」に留学し、1日8コマの授業を受けました。朝の8時から夕方17時まで授業を受けて、さらに復習の勉強をする日々ですが、しっかり授業に取り組むことで語彙力やリーディング力が上がったと話します。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
「Genius Englishの留学体験レポート#2 どんな授業を受けていたの?編」
先ほど紹介した3つ以外に、一部の語学学校では次のような授業の特徴もあります。
・スパルタレッスン
・ネイティブ講師による授業
・自由時間の長い学校
ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
一部の語学学校では本気で英語力を伸ばしたい人に向けて、スパルタレッスンを提供しています。スパルタレッスンとはその名の通り、通常の語学学校より厳しい指導や寮生活によって英語力を高めるものです。
具体的な特徴は次の3つです。
・講師の指導が厳しく、発音など正しくできるまで訂正される
・門限や外出制限があり、英語だけに集中する生活になる
・定期的にテストが実施され、合格点に達しないと補習や追試がある
先ほど紹介した授業数の多い語学学校・コースは、スパルタレッスンゆえにコマ数が多くなっていることもあります。
フィリピンの語学学校は基本的にフィリピン人講師が教えていますが、フィリピン人だからといって英語力は特に低い訳ではありません。
しかしフィリピン留学の後にワーキングホリデーなどを予定している場合、欧米圏の英語に慣れておいた方が現地に行ってから英語を理解しやすいです。
一部の語学学校ではネイティブ講師も在籍しており、実際にフィリピン留学後に欧米圏に留学する人に需要があります。特にクラークはかつて米軍基地があったことから、アメリカ人など欧米系の講師も在籍しており、ネイティブの指導を受けられます。
冒頭でフィリピンの語学学校ではアクティビティを楽しむコースもあるとお伝えしました。アクティビティコースのカリキュラムは英語学習と観光が半分ずつ組まれており、例えば次のようなスケジュールになります。
・午前:英語のレッスンが2時間
・午後:ダイビングや観光など校外学習が3時間
他のコースより英語のレッスンが少なく、午後はまるごと観光を楽しめることもあります。観光やアクティビティも楽しみたい、リフレッシュもかねて留学したい人に人気のコースです。
ここまでフィリピン留学の特徴や授業選びのポイントを紹介しましたが、まだまだ不安や疑問を抱く部分もあるのではないでしょうか。
そこでここからは、フィリピン留学の授業でよくある悩みとその対策を紹介します。
「マンツーマンレッスンは英語力が伸びやすい」と聞くものの、本当に伸びるのか、短期間の留学でも効果があるのかは信じ難いですよね。
確かにフィリピン留学はマンツーマンレッスンを提供している分、生徒が英語を話す機会や量が増えることから、英語力は伸びやすい環境です。
ただし実際に効果が出るのは、次のポイントによって異なります。
・留学前の英語力:英語力ゼロではマンツーマンでも伸びない
・現地での予習・復習の頻度:授業を受けるだけでは伸びない
現地の授業はすべて英語のため、講師の発言を理解できるだけの英語力がないと留学中の英語力アップは期待できません。せっかくの留学が、日本でもできる英単語や文法の習得で終わってしまいます。
また、授業で習ったことは復習をして初めて身に付くので、授業を受けるだけでは新しい単語やフレーズもすぐ忘れてしまい、習ったことが身に付きません。
現在の英語力から変化を感じられないまま留学生活が終わらないように、自分で勉強する習慣も身に付けましょう。
フィリピン留学は費用が安いことでも有名です。
フィリピンの物価が安い分、語学学校の授業料も欧米に比べると少し安く、長期留学になればなるほど費用が下がります。しかし少ない費用で多くの授業を受けられても、英語力が伸びないと意味がありませんよね。
費用対効果は伸びた英語力で判断できます。英語力の伸びから考えると、フィリピン留学は「日常会話ができるようになった」「TOEICのスコアが300点伸びた」などの体験談があります。
欧米に同じ期間留学して同じレベルまで英語力が高まるのであれば、価格の安いフィリピン留学の方がコスパは良いといえます。価格はすでに安いため、自分で費用対効果を高める努力が必要です。
そのためにはあなたの留学の目的が達成できる語学学校やコースを選び、日々予習・復習に励みましょう。
留学中は授業をたくさん受ければ受けるほど良いと感じますが、一概に授業数が多いから効果が高いとは言えません。
理由は次の3つです。
・授業を受けるだけでは英語力は変わらない
・自習の時間が取れないと習ったことは定着しない
・ハードなスケジュールに疲れて体調を崩す人もいる
英語力は予習や復習をくり返して学習するからこそ身に付きます。授業が多いと自習の時間を取りにくく、意外と英語力が伸びないことがあるのです。
またハードスケジュールのせいで体調を崩すと、その分授業や勉強を休むことになります。短期留学であればその分勉強時間のロスとなり、習うはずだったことが習えません。
授業数は自分のキャパや勉強スピードに合わせて選び、着実に英語力を伸ばす方が留学の効果は高くなります。
このようにフィリピン留学ならではの特徴も一概に良いとはいえず、しっかりと吟味することが必要です。
そこで最後に、目的ごとにおすすめの授業スタイルを紹介します。
まず英語を話すことに慣れたい人は、次の留学プランがおすすめです。
・マンツーマンレッスン:ミスを気にせず英語を話す習慣を作る
・コマ数が多い:英語を話す時間を増やす
・スピーキング特化のコース:まずは英会話の習得だけに集中する
英語を話すことに慣れるには、それだけ英語にふれる時間を確保することが重要です。マンツーマンやスピーキング専門コースなど、英会話に重きを置いている学校やコースを探してみてください。
TOEICの試験対策など何かに特化して学びたい人は、コースが豊富な語学学校を選びましょう。多くの語学学校がさまざまなコースを用意していますが、中には一般英語のみ提供する学校もあります。
希望のコースを見つけるには、幅広く学習内容を提供している語学学校を探すのがおすすめです。さまざまなコースを用意している学校は専門スキルの習得に力を入れている可能性が高く、自分が学びたいコースも見つけやすいです。
旅行やリフレッシュをかねて留学を考えている人もいるのではないでしょうか。特にセブ島はリゾート地として人気があるため、観光やアクティビティを楽しみにしている部分もあるかと思います。
勉強が留学の一番の目的と考えている語学学校に入ると、あまり遊びの時間は取れません。フィリピン留学では通常でも1日6コマほど授業が組まれるため、平日に遊びに行くことは難しいです。
観光や遊びも楽しみたい人は、学校選びで次のことを意識しましょう。
・アクティビティ体験付きコースのある学校を選ぶ
・スパルタレッスンの学校を避ける
・授業数を1日3〜4コマに抑える
アクティビティがカリキュラムに組まれている学校を選ぶと、観光やアクティビティの時間は確実に取れます。また一般的な語学学校でも、スパルタレッスンの学校を避けたり授業のコマ数を抑えたりすることで夕方や週末に遊びの時間を確保できます。
その他自分の留学の目的に合った学校を選ぶなら、留学カウンセラーに相談するのも手段です。調べて出てくる語学学校の情報は最新のものとは限らないため、実際に留学へ行ってみたら思っていたコースと異なるといったことも起こりえます。
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今回はフィリピン留学の授業の特徴について解説しました。
フィリピンの語学学校には、次の3つの特徴があります。
・マンツーマンレッスン
・種類が豊富なコース
・1日8コマにもおよぶ授業数
それぞれ英語力アップにはおすすめの特徴ですが、留学の目的によっては合わないこともあります。また上記の条件を満たしたからといって英語力が絶対に伸びる保証はなく、復習など自身の努力も必要です。
留学の目的を整理し、目的を達成できる学校やコースを選ぶことが留学の成功には不可欠。今回の記事を参考にしながら、フィリピンにどんな学校があるのか探すことから始めてみましょう。
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