こんにちは、カナダのトロントとビクトリアで留学・ワーホリをしていたyukiです。
「30歳を超えたら留学はもう遅い?」「今の仕事を辞めたら、帰国後に再就職できるか不安」など、留学したいけど年齢が気になって一歩踏み出せずにいる人はいらっしゃいませんか?
実際に、留学は学生のうちにする人が多いので、仕事の退職を伴う留学は不安が大きいですよね。
とはいえ、年齢を理由に留学を諦める必要はありません。むしろ、社会人経験があるからこそ、キャリアアップにつながったり、学びの幅が広がったりと、若い頃の留学では得られないメリットもあります。
実は私も新卒で入社した会社を辞めて、人生初の留学に行った1人です。
今回は、私の経験談も織り交ぜながら、大人になってから留学するメリットやよくある悩みと対策、おすすめの国などを紹介します。今留学を迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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「大人になってからでも留学は可能?」「留学に年齢制限はある?」と、気になっている人もいるでしょう。ここからは、そんなお悩みにお答えし、大人におすすめの留学方法をご紹介します。
結論から言ってしまうと、留学に年齢制限はありません。
確かに、留学は学生時代に行く人が多いのは事実。海外留学経験者の追跡調査(平成23年度)によると、留学を開始した年齢は20代が6割以上です。
しかし、社会人になって、30~50代と年を重ねても、年齢関係なく留学は可能です。
実際に、私がトロントの語学学校に通っているときも、30代のクラスメイトが何人かいました。長年勤めた会社を辞めて来た人や、結婚を1年保留して来ていた人もいて、「やりたいことを諦めて後悔しないために来た」「決断して良かった」と話していたのを覚えています。
【出典】海外留学経験者追跡調査(平成23年度)|日本学生支援機構
一口に留学と言っても、「語学留学」「短期留学」「大学留学」「おけいこ留学」など、さまざまな方法があります。
中でも、大人におすすめの留学方法は、次の通りです。
・語学留学
・大学留学
・MBA留学
・親子留学
30〜40代の社会人は、キャリアアップやキャリアチェンジを目的に留学を考えている人も多いでしょう。今の時代、グローバル化する社会で活躍するには、英語が必要不可欠です。
海外企業とやり取りのある仕事を希望する場合は、語学留学でビジネスに使える英語を学びましょう。
また、3年以上の社会人経験があれば、MBA留学(Master of Business Administration)に出願できます。帰国後に「転職活動を成功させたい」「有名企業で即戦力として活躍したい」という人は、大学留学やMBA留学で英語に加えて、経営スキルや深い専門知識を身につけるのがおすすめです。
最近は、子どもを連れて親子で留学する人も増えています。「過去に留学したかったけど実現できなかった」「子どもの将来のためにも早めに英語を習得させたい」という人は、親子留学を検討してみてください。
年齢別のおすすめの留学方法や学校選びのポイントなどは、「留学に年齢制限はない!世代にあった学校の選び方やおすすめの留学方法を紹介します」で詳しく説明しています。
留学に年齢制限はないと述べましたが、ワーキングホリデーだけは年齢制限があります。
2020年4月1日時点で、日本のワーキングホリデー制度は26か国・地域が対象です。そしてほぼすべての国が、査証申請時に18歳以上30歳以下の人を対象としています。
ワーキングホリデーが使える年齢を過ぎても留学は可能ですが、就労が可能な点は、ワーキングホリデーならではのメリット。海外で働く経験をしてみたい人は、31歳の誕生日を迎えると申請ができなくなるので、注意しましょう。
【出典】ワーキング・ホリデー制度|外務省
大人になってから留学するメリットは、以下の3つが挙げられます。
・社会人経験がある分留学の目的が明確になる
・予算に余裕がある
・再就職に有利になる可能性がある
社会人経験があると、学生時代と比べて留学の目的が明確になります。
留学を検討するときに、今の仕事内容や経験をもとに、今後どうしていきたいか、どういうスキルを身につけ、どのような人たちと関わっていきたいかなど、具体的に考えられるためです。
私自身、学生の頃は「就職活動のため」「周りの皆がそうしているから」など、自分の意志よりも“他人の価値感”をもとに行動することが多かったです。
一方、会社を辞めて留学したときは、「もっと自由度の高い働き方がしたい」「幅広い視野が持てる大人になりたい」という自分の未来のために留学を決意しました。
当時は20代半ばでしたが、社会人経験があるかないかで目的の解像度がかなり変わったと思います。
将来のビジョンを明確にすることで、今後必要な知識やスキルが分かり、それらを得るための留学プランを計画できます。そして、自分が望むキャリアを選び取ることにつながります。
数年企業で働いた社会人は、ある程度貯金がある人が多いでしょう。
留学は、学費や生活費、渡航費など、何かとお金が掛かるもの。長期でしっかりと学びたい場合は、100万円単位で費用が必要になります。
私も、留学前に貯金をしたことで、半年の留学のあとワーホリに切り替えるというプランを実現できました。とはいえ、もっとお金に余裕があれば、旅行や買い物などをより一層楽しめたと思うので、貯金は多くあるに越したことはないです。
予算に余裕があり、自分が望むプランを実現しやすいのが、大人になってから留学するメリットの1つです。
社会人経験を積んでから、さらに留学で英語力や専門スキルを身につければ、再就職で有利になることもあります。
今多くの企業で求められるのは、語学力やコミュニケーション能力、自らプロジェクトを動かせる主体性を持ったグローバル人材です。留学先で実践に役立つスキルを鍛えれば、再就職後に即戦力として活躍できるでしょう。
次の記事では、入社5年目で会社を休職して留学に行った成松さんの体験談を紹介しています。社会人だからこそ留学すべき理由が分かるので、ぜひ読んでみてくださいね。
社会人こそ留学すべき!入社5年目の私が2ヶ月休職、カナダへ英語語学留学した話【留学経験者インタビュー】
大人になってからの留学は、人生を大きく変える決断なので悩みますよね。ここからは、大人の留学でよくある悩みと対策、成功のポイントを紹介します。
仕事を退職することへの不安から、留学を迷っている人は多いのではないでしょうか?
「会社の環境や待遇に満足している」「今のポジションを手放すのが惜しい」など、留学したいけど、今の会社も辞めたくない人というは、上司に休職できないか相談してみましょう。
前例がなく難しそうに思えても、何もせずに留学を諦めるのはもったいないです。ダメ元で聞いてみたら、復職を前提に留学ができるかもしれません。
もし休職できない場合は、思い切って辞めるというのも手です。長年同じ会社に勤めると、他の会社では働けないと思ってしまいがち。しかし、世の中には無数の会社があり、あなたを必要とする企業は必ず存在します。また、会社員にならなくとも、生きていく術はあります。
「留学してみたい」という想いがあるなら、挑戦してみることをおすすめします。その後、会社を辞めたことを後悔しない道を選べばいいのです。
「転職は20代のうちに」「転職は35歳がリミット」などと言われることが多く、30代・40代での再就職は難しそうと不安に思っている人もいるでしょう。
確かに、年齢が上がるにつれて、スキルや経験がない状態での転職・再就職は、難易度が上がります。しかし、留学前に社会人経験を積んで、留学先でも新たな学びを得る努力をしていれば、帰国後の再就職にそれほど苦しむことはないはずです。
実際に私の周りにも、30代になってから留学し、その後再就職してキャリアアップしている人は何人もいます。留学中に自分の目指す方向が明確になり、就職活動でしっかりとアピールできたことが要因でしょう。
ただし、留学生活をただ単に楽しんで終わることのないよう、帰国までに必ず成し遂げたいことの目標を立てておくことが大切です。
「他の留学生は年齢が若そうだから、馴染めなかったらどうしよう」という不安もあると思います。
しかし海外の人は、日本人ほど年齢を気にしません。年齢が10個ほど離れていても、関係なく仲良くなれます。
日本にいたら関わることのない人とも仲良くなれるのが、留学生活の魅力の1つです。年齢でジャッジされることは少ないので、年の差を気にする必要はありません。周りの人と積極的にコミュニケーションを図っていけば、楽しい人間関係を築けますよ。
いざ留学を決めても、どの国に行くのがベストなのか迷いますよね。留学の目的によっておすすめの国は異なるので、詳しくチェックしていきましょう。
フィリピンは、ビジネスで使える英語力の習得を目指す人におすすめです。
フィリピンの特徴は、次の通りです。
・物価が安く、少ない費用で長期滞在できる
・マンツーマンレッスンが主流で、効率的に英語力を伸ばせる
・リゾート地なので、休日に観光やアクティビティも楽しめる
フィリピンは、マンツーマン授業を取り入れている語学学校が多く、弱点を集中的に伸ばすことが可能です。また、ビジネス英語コースも受けられます。
ビジネス英語の基礎を身につけるには、最短でも3ヶ月は必要でしょう。フィリピンなら欧米諸国と比べて安い費用で留学できるため、半年〜1年の長期留学もしやすいです。
フィリピンで基礎を身につけたあと英語圏の国に渡航し、実践的な英語力や専門知識を学ぶ2カ国留学もおすすめですよ。
フィリピンに3ヶ月留学する際の費用は、以下の通りです。
・学費(滞在費・食費込み)、渡航費など合計:87.2万円
フィリピン留学は、授業料・滞在費・食費がすべて含まれたプランが一般的です。滞在先や部屋の人数によって、費用を抑えることもできますよ。
具体的な費用は、「3ヶ月のフィリピン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!」で詳しく説明しています。
大学留学やMBA留学におすすめなのが、アメリカです。
アメリカの特徴は、次の通りです。
・世界的に有名な大学が多い
・最先端のテクノロジーやビジネスが学べる
・本場のアメリカ英語が身につけられる
アメリカは「ハーバード大学」「スタンフォード大学」「シカゴ大学」など、世界屈指の有名大学があり、学びたい内容やレベルに合わせて留学先を選べます。世界中から優秀な人材が集まってくるため、切磋琢磨しながら専門分野の知識やスキルの習得が可能です。
卒業後は、海外企業への就職や、日本のトップ企業への転職のチャンスが広がるでしょう。
アメリカは語学学校の数が多い国でもあるので、語学留学にもおすすめです。
MBA留学に行く場合、1年間に必要な費用は以下の通りです。
・学費(入学金+授業料+教材費):約500万円
・滞在費:約120〜250万円
具体的な費用は、「MBA留学の費用っていくら必要?奨学金情報や国別にかかる費用を解説」をご参照ください。
また、アメリカ語学留学の半年あたりの費用は、次の通りです。
・授業料:48〜120万円
・滞在費:48〜168万円
総額や細かい内訳は、「3半年のアメリカ留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!」をご確認ください。
カナダは語学留学や大学留学のほかに、インターンシップやボランティアなどのさまざまな経験をしたい人におすすめです。
カナダの特徴は、次の通りです。
・社会人向けのプログラムが豊富にある
・学校に通いながら働けるCo-op(コープ)制度がある
・アメリカよりも安く、訛りの少ない英語が学べる
カナダは、語学留学や大学留学が人気ですが、社会人向けのプログラムが充実しているのも特徴です。インターンシップやボランティアなどを通して、海外の企業や団体の仕事に携われるチャンスがあります。
また、ワーキングホリデーの対象年齢を過ぎてもCo-op制度を使えば、専門知識を学びながら、働くことができます。
留学費用はアメリカよりも安く、英語の発音はアメリカ英語に近いので、「費用を抑えたいけれど訛りのある英語は避けたい」という人は、カナダの情報をチェックしてみましょう。
半年あたりのカナダの費用は、次の通りです。
・授業料:36〜80万円
・滞在費:40〜90万円
具体的な費用は、「半年のカナダ留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!」をご参照ください。
今回は、大人になってからの留学について紹介しました。
30~50代の大人でも留学は可能です。大人の留学に、再就職や年齢に関する不安はつきものですが、社会人経験があるからこそのメリットもあります。学生時代よりも明確な目的を立てられるので、留学先で専門知識やスキルを身につけ、キャリアアップに活かすことが可能です。
目的によって、おすすめの留学方法や国は異なります。留学したいと思っている人は、今回紹介したポイントを踏まえ、具体的な留学プランを立ててみてはいかがでしょうか?
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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