留学生が自身の体験を振り返る中で、等身大の留学の価値を発見するインタビューシリーズ「留学を振り返る」。
今回は高校生でカナダでの語学留学、大学生でハワイでの交換留学、フィリピンでの語学留学を経験したエンジニアの堀家さんに、留学を通して感じた自身の変化、今考える留学の価値について聞いてみました。
堀家 宏太さん
Webエンジニア。幼少期より家族旅行でハワイを訪れ、海外に親しむ。大学附属の中高一貫校に進学し、高校、大学で留学を経験。社会人で東南アジアにハマり、タイへは通算渡航回数30回以上。渡航を繰り返すうちに航空券検索にも興味を持つようになり、今では1日に1回、航空券検索サイトで格安航空券を調べている。
本インタビューに関する取材はオンラインにて行いました。
[目次]
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ーー堀家さんが初めて留学を経験したのは高校生と伺いましたが、何年生の頃だったのでしょうか?
留学へ行ったのは高校1年生の夏ですね。学校が運営する短期留学プログラムに参加して、カナダのアルバータ州にあるレスブリッジという田舎町に行きました。
レスブリッジ中心部の様子。建物は2、3階建てのものが多く、10階を超える建物はほとんどありません。
3週間ほどの短い期間ではあったんですけど、初めて日本以外の土地で生活した経験は、それまで暮らしていた環境では出会えない人と繋がり、視野が広げてくれた貴重な機会でした。
ーー海外へ行ったのはその時が初めてだったのでしょうか?
いや、物心ついて初めて行った海外はグアムです。
日本人は多かったですけど、喋っている言葉や食べられているもの、漂っている香りなどはそれまで暮らしていた環境とは大きく違い、当時は本当に異世界に来たような錯覚を覚えました。
渡航も、それまでせいぜい1、2時間程度の移動しか経験したことのない僕にとって、片道だけで8時間も移動したのは初めてで、海外へ行くこと自体が心躍る体験だったように感じます。
その後も何度か家族旅行でグアムやハワイを訪れることになるのですが、現地で感じる新鮮さが失われることはなく、もっと長い期間海外へ行ってみたいと次第に思うようになっていきました。
ーーそこでカナダ留学が出てくるんですね!
留学プログラムを知ったのは中学3年生の時です。
僕は中高一貫校に通っていたので、高校受験をする必要がありません。部活も特別辞める必要はなく、同級生には引退せずそのまま高校生に混ざって練習を続ける人も多かったんですが、その頃の僕は部活熱が冷め、所属していたスキー部を辞めて時間がありました。
部活以外に強くやりたいと思えるものは特になく、留学プログラムの募集を目にした時には、妨げになるものが何もない状態だったんです。
ちょうど苦手だった英語の勉強も、中学3年生になってから徐々に成績が上がり出したタイミングだったので、腕試しに良いかと思い応募しました。
ーータイミングとしてはちょうど良かったですね!
振り返ると、当時は部活を辞めてやる気も持て余していましたね。思春期ということもあり、精神的にも少し荒れていて、気持ちのモヤモヤをすべて食にぶつけていました。
成長期で普通にしていても食欲が増していくのに、ストレスで食が加速、スキー部をやめ運動もしなくなったので一気に体重が増えて、気づけば体重が95kgにまで達していました。笑
ーー95kg!そこからカナダへ行ったら、さらに体重は増えたんじゃないでしょうか?
いや、実はカナダへ行って食欲が一気に冷めたんです。
お伝えした通りカナダ留学前は食欲が収まることを知らず、暇さえあれば米を頬張っていたんですが、カナダでホームステイした家庭の食事はどうも口に合わなかったんですよね。
ただ、美味しくないと伝えるのも角が立つと思い何も伝えられず、留学中は我慢して空腹だけ満たす食生活を送り、留学へ来てからは少しずつ食欲は減っていきました。
そして決定的だったのは、ホームステイ先にいた子どもたちの食生活を目の当たりにしたことです。
ホストファミリーには3人兄弟の子どもがいて、みんな食べる量が尋常ではありませんでした。
今でも鮮明に覚えているんですけど、カナダに行って初めて1kg入りのポテトチップスの袋を見たんですよね。それを7歳くらいの男の子が腕いっぱい伸ばしてお腹に抱えながら食べている。
当時は僕自身太っている自覚もありましたし、お菓子もすごく好きだったんですが、「さすがにその歳でその食生活はまずいでしょ!」と衝撃を受けて、その日からかなり食欲が減り、体重も自然と落ちていきました。
ーー目の前で見るとインパクトが違いますよね。
食では間違いなくカナダ留学が転換点になってますね。笑
ーーホームステイ以外では、どんなことが記憶に残っていますか?
特定の体験ではないのですが、普段会わないような人たちにたくさん出会えたことは、振り返ると良い体験だったと思います。
僕が参加したプログラムは学年に制限がなかったので、参加者には同学年だけでなく上や下の学年の生徒も多くいました。それまでは部活以外で他の学年の生徒と関わる機会はなかったので、普段とは違った話ができ楽しかったですね。
他にもホームステイ先には僕たちの参加したプログラムとは別に、北海道から来た日本人留学生が暮らしていました。カナダへ来るまでは関西圏の人としか話したことがなかったので、「本当に日本には関西弁以外で話している人がいるんだ」と腑に落ちた記憶があります。
ーーその後大学に進学し、今度は交換留学に参加したそうですが、モチベーションとしてはもっと海外を経験したいという気持ちが強かったのでしょうか?
そうですね。海外でもっと長い期間生活してみたいという気持ちは、カナダ留学以降強く持つようになりました。
帰国後から英語学習もより熱心に取り組むようになったので、鍛えた英語を使いたいという気持ちでハワイへの交換留学に応募することにしました。
ーー実際にハワイを訪れて、現地の雰囲気はどのように感じましたか?
僕が通っていたハワイ大学は観光学が有名で、アメリカ本土をはじめ国内外から観光を勉強しに熱量の高い学生が集まる環境でした。
想像以上に勉強に力を入れる雰囲気があったのは、良い意味で感じたギャップですね。
あいにく交換留学中は進学準備コースで英語を学んでいたので、直接観光学部の学生と交流を持つ機会は少なかったんですが、代わりにハワイ大学への進学を目指す留学生の高い熱量を感じながら英語を学べたのは良い経験です。
留学生と休日を共にする堀家さん
ーー堀家さんはそれまで何度か海外経験がありましたが、半年も日本以外の土地で生活するのは初めてだったかと思います。英語力はもちろんですが、他国の留学生と長い期間を共に過ごす中で、何か他に変化を感じたことはありますか?
人生に対する価値観は大きく変わりましたね。
進学準備コースの生徒は他国からの留学生が主で、韓国人、中国人、台湾人、イラク人など生まれた国を遠く離れ、人生をかけ学業に専念している人が多くいました。
当時はグローバル社会の広がりを叫ぶ声が徐々に増えてきていて、将来、彼らと同じ土俵で仕事をしていくことを考えると、すでに気持ちから負けていると焦りましたね。
反対に日本で通っていた大学が、いかに生ぬるい環境だったかに気づいたタイミングでもありました。
ハワイで出会った熱量の高い学生に比べると、どうしても日本で一緒に授業を受けていた周りの学生は目的意識が感じられず、そういった学生がたくさんいる状況にすごく苛立ちを感じました。
よくよく考えると、僕自身、大学附属の中高一貫校に進学し、中学受験さえクリアすればそのままエスカレーター式に大学まで行けてしまう環境にいたんですね。
今になって考えれば、本当にやる気のある人は大学進学時に受験して東京の大学に出ることが多く、当時はそういう人に気づかなかっただけなんですが。
ーー自分の意識がガラッと変わる貴重な体験ですね。
ただ、交換留学へ行っていたのは大学3年の後期。7月に出国して12月に帰国するスケジュールだったので、留学から帰るとすぐに就活を始めなくてはいけません。
一応何社か説明を聞きに行ってみたものの、ハワイで抱いた日本に対するモヤモヤした気持ちはなかなか晴れません。半端な形で就活をしても意味がないと思い、採用へは応募せず、ハワイで出会った学生たちのように、僕も大学の授業に積極的に参加することにしました。
僕が所属していた学部では128単位が卒業する上で最低限必要な単位だったんですが、それを大幅に超える160単位ほどを最終的には取って卒業することになります。
ーー相当取りましたね。
それでも、大学の授業の受けているだけでは気持ちが収まらず、授業以外にも色々体験して進路を決めようと次第に思うようになりました。
当時は京都の大学に通っていたんですが、人の話を聞きに東京へ行くなど、大学外で動く機会が増えます。具体的な進路は決まっていなかったので、とにかくいろんな人の話を聞こう、やったことないことには挑戦してみようというモチベーションが、あの頃の僕を突き動かしていました。
その時期でした、当時流行り出していたフィリピン留学の噂を聞いたのは。
カナダ、ハワイ留学を経験した僕にとって、留学は欧米でするイメージが染み付いていました。
当時は東南アジアへ行ったこともなく、心理的にも距離の遠さを感じていたフィリピン。正直留学イメージは湧かなかったんですが、知らないものを知りたい当時の僕にとっては、その未知さに自然と興味を抱くようになりました。
加えて2010年代に入って間もない当時、フィリピンはじめ、タイやベトナムなどの東南アジア諸国では経済成長が進み、将来性にますます注目が集まっていました。
「おそらく今後も東南アジアの経済成長は進んで、ますます発展していくだろう。だったら今のうちに現地を訪れ、その成長がどのようなものかを自分の目で見るのは価値があるんじゃないか?」
そんな気持ちが、現地の情報を漁るうちに強く僕の中に芽生えてきました。
ハワイから帰国して早1年。話す機会がなく、少しずつ英語力の衰えも感じてはいたので、英語力の維持を口実に、フィリピン留学、そして東南アジア巡りへ行くことを決意します。
ーー実際に日本を出発したのはいつ頃だったのでしょうか?
2011年の5月です。大学5年に上がるタイミングに休学しました。
ーー震災が起きて間もない頃ですね。
そうですね。幸い関西ではそれほど地震の被害はなく、時期をずらすことなくフィリピン留学へ出発できました。
ーー実際にフィリピン留学へ行ってみて、これまでの留学とはどのような違いを感じましたか?
大きく感じた違いは授業スタイルですね。欧米のグループレッスンに慣れ親しんだ身としては、マンツーマンでほぼ一日中英語を話すのは初めての経験でした。
しっかりとしたカリキュラムがあり、食事もまずくはなくかったので、コスパが良いという言葉がとてもしっくりきた記憶があります。
当時はすでに英語をある程度話せる状態だったので、劇的に英語力は変化しなかったんですが、初心者が英語を学ぶ環境としてはかなり良いのではないかと思いました。時間さえあれば延長してもう1ヶ月学びたかったです。
ーー続けて東南アジア巡りに繰り出したそうですが、具体的にどちらの国に行ったのでしょうか?
フィリピン留学を終えた僕はそのままタイに飛びました。その時はそこから南下しマレーシア、シンガポールを巡ります。
ーー実際に東南アジア諸国を巡って、何を一番に感じましたか?
東南アジアを一括りで捉えることの難しさが、実際に現地を巡る中で一番に感じたところですね。
当たり前ではありますが、同じ東南アジアでも国ごとの状況は大きく異なります。エリア単位で見ても発展度合いはまちまちで、発展という段階にも本当に多様なステージがあるんです。
当時のシンガポールはすでに国民一人当たりのGDPで日本を超えるほど経済が発展していました。
実際にシンガポールの街を歩いていても、コンビニで500mlのコーラを買おうと思ったら1本2、300円もするのが当たり前だったので、これから発展する東南アジアというよりは、すでにかなり発展が進んでいる印象を持ちました。
タイやマレーシアについても、主要都市を除き街というのはまだまだ規模が小さいものと思っていましたが、想像以上に各街が発展していて、急成長する東南アジア諸国のスピードを痛感させられました。
2011年のタイやマレーシアには、すでに巨大なショッピングモールがさまざまな都市にありました。
経済成長と一括りにされる状態も、そのスピード感、規模感は言葉だけではわかりませんよね。現地を訪れることによって、僕は初めて経済成長という言葉に目の前の現実を重ねられ、リアリティを持って話せたり、考えたりできるようになった実感があります。
帰国後に東南アジアで見たことを周囲の人に話したところ、面白がって聞いてもらえたので、僕だけでなく他の人にとっても何か価値を感じてもらえた経験でした。
ーー知識だけでなく現地の雰囲気も知る人の話は面白いですよね。その後はどのような進路を進んだのでしょうか?
帰国後は大学もほぼ卒業している状態ではあったので、働かないわけにもいかず、就職先を探し出すようになります。
その中でたまたま東南アジアへ渡航する前に話を聞いていた小さな会社の社長さんが、海外に売り込みたい製品があるからと声をかけてくれたので、その会社に就職することになりました。
ーー社会人になってからは東南アジアへの興味に変化はあったのでしょうか?
一度東南アジアへ行ってからは、自分の知らないことを知れた満足感以上に、現地で見足りなかったことがたくさんあるという認識を強く持つようになっていました。
国だけでも、10カ国ある東南アジアの中で、巡ったのはフィリピン、シンガポール、マレーシア、タイの4カ国のみ。半分以上も渡航すらしたことがない状態だったので、どうにかして行きたいと強く興味を持つようになりましたね。
社会人になってからは休みが取れる度に渡航する日々を送ります。おかげでタイへはこれまでに通算30回以上渡りました。笑
ーー旅行者が渡航する回数ではないですね。笑
行く度に知らないことが増えていくんですよね。そして知らないことを知りに渡航し、また新しい知らないことを持ち帰る。
例えば、東南アジアに行き出した当時はスマホが日本で普及し始めていた頃だったので、タイのスマホの普及率を調べてブログで公開していました。すると今度はベトナムの普及率はどうか、シンガポールではどうかなど気になることがどんどん増えて行きましたね。
ーーここまでの話を踏まえ、改めて堀家さんにとっての留学の価値を伺いたいのですが、堀家さん自身は留学からどんな価値を一番に持ち帰れたと感じていますか?
留学は僕の世界観を大きく広げてくれました。
人の考えについて、知識だけを得ようと思えば新聞や本、ネットなどで調べることもできますが、経験値から人の考えを推測すると、知識はもちろん、感覚の伴ったよりリアリティを感じる考えを持つことができると考えています。
中国人ならこう考える、韓国人ならこう考えるなどを想像できるようになったのは、僕が実際に彼らと長い時間をともに過ごしたおかげです。
そういった自分以外にリアリティを伴う視点を持つことで、複雑な課題に対してより多くの解決案を持てるようになります。
加えて他人の視点を持って自分を見つめ直すことで、自分、あるいは自分たちのダメなところに初めて自覚できる。
日本には様々な問題がありますが、それを日本の内側だけの視点ではなく、海外という外部の視点を通して捉えることによって、これまでとは別のアプローチ方法を見つけられるのではないでしょうか。
ーーその視点は留学でなければ取り入れられないのでしょうか? 堀家さんの場合、フィリピン留学後の東南アジア巡りなど転々とされる中でも人の話を聞いていたかと思いますが。
必ずしも留学でなければいけない理由は正直ありませんが、やはり相手を知る機会の多さは長期間生活を共にする留学の方があります。
もちろん中には人への理解に長けた方もいて、短期間でも相手の考えていることがわかる人もいますが、僕をはじめ多くの人は他人、まして外国人の考え方を理解するにはかなり時間がかかると思います。
ーーこの10年で留学を取り巻く環境は大きく変わり、オンライン英会話や英語学習アプリの普及など、英語学習にかかるコストは下がってきているように感じます。
そんな学習環境の変化を踏まえ、2021年、もし仮に堀家さんが大学生に戻るなら、留学へは行くのでしょうか?
たしかに僕がフィリピン留学へ行っていた10年前に比べ、英語学習にかかるコストはかなり下がったように感じます。英語話者がどんどん増えている今の状況では、英語が話せること自体の市場価値も低くなったと思います。
よくも悪くも「英語話せるって普通だよね」という空気感は、多くの人が納得する認識ではないでしょうか。
そして英語学習だけを目的をするのであれば、これほど国内の学習環境が整った今、留学へ行く必要はありません。僕も英語学習だけなら留学はせず、日本でオンライン英会話などで勉強をすると思います。
ただ、それはあくまで留学の価値が英語学習だけという前提で考える場合です。
ーー他にはどのような価値があるのでしょうか?
僕は、留学には「英語学習」「人との出会い」「知らない環境に身を置くこと」の3つの価値があると考えています。
人との出会いは先ほどお伝えした通りです。知らない環境について、僕は「何かを変えるためには環境を変える」と考えているので、行動を変える習慣作りには環境から変える必要があると感じています。
それら3つの価値を同じタイミングで経験することで、留学では偶然の人との出会い、新しい環境での人脈・生活習慣、関係作るための語学力が得られます。
僕自身は新しい環境が好きなので、どうせ英語学習をするなら普段とは違う環境で学びたい。今もし自分が英語学習者なら、僕は迷わず留学へ行くと思います。
実際に僕がフィリピン留学へ行った時も、すでに英語が話せる状態で渡航したので、正直英語学習としての価値はほとんどありませんでした。それでも一緒に留学していた人たちとつながりを持て、10年経った今でも、良いお付き合いをしている方が何人もいます。
東南アジアの話ができる知人ができたのが嬉しかったんですよね。そういった知人と話す中で、また知らない東南アジアのことが見え、また見に行ってみようというモチベーションになる。
特に若い人ほど目の前に明確な目標や、やりたいことがない場合も多いかと思います。そういった人にとっては、その後の人生の目標へとつながる人や土地との出会いはかなり価値があると思います。
なので今、留学へ行こうか迷っている人がいたら、「英語学習以外の要素は必要ないか?」と自分の問いかけてみてはいかがでしょうか。英語学習以外の要素に惹かれるものがあれば、留学は価値ある機会になります。
ーー英語学習という目的はありつつも、それだけに止まらない価値が留学にはあるんですね。堀家さん、本日はありがとうございました。
【編集後記】
今でこそタイへの渡航回数30回を超えるなど、精力的に東南アジアを訪れる堀家さんですが、10年前は初めて東南アジアを訪れるような状態でした。
この10年間、何がモチベーションで東南アジアを好きでい続けられたのか。それが絶えず変化し新鮮さを提供し続ける東南アジアの環境、知らないことを教えてくれる人の存在によって気付かされる、自分が知らないものを知りたいという感覚ではないでしょうか。
英語学習の面だけでは、今留学へ行く必要はないと快活に話す堀家さんからは、むしろそれ以外の要素に価値を実感しているように感じます。
「留学は自分が得たいものと照らし合わせながら3つの価値のバランスを取っていく」
安価な国内の英語学習サービスの増加によって、英語学習手段として留学の価値が問われる昨今。一つの価値基準だけで捉えないことでモチベーションを保ち、日本と東南アジアとの往来を繰り返す堀家さんの見出した留学の価値は、留学する理由を十分に作れずにいる留学生の足を軽くし、背中を押してくれるものではないでしょうか。
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