英検3級のレベルとは?試験内容から合格に必要な語彙数・勉強法まとめ

学生

こんにちは。英検2級、TOEIC865点を取得している、ライターのほんぬです。

英検にチャレンジするとなると、勉強方法やレベルなど、事前にチェックしておくべき情報がたくさんありますよね。

この記事では、英検3級についての概要や、合格に必要な英語レベル、有効な勉強法やおすすめの参考書・アプリ情報など、英検3級に合格するために必要な情報をすべて確認できるようにまとめています

英検3級対策にたくさん時間を割けるよう、この記事を参考に試験の情報をチェックしてくださいね。

英検3級のレベルはどのくらい?

疑問

何級を受けたらいいの?というのが、英検を受験する時に最初に気になることではないでしょうか。英検の概要から3級のレベル、TOEICとの比較などをご紹介します。

英検の概要

英検は、公益財団法人日本英語検定協会(英検協会)が実施する、英語4技能の検定試験です。

年に3回実施され、初級である5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、最上級の1級という7つの階級に分けて試験が行われます。

どの階級でも、試験ではリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能のテストを受験。試験時間は約45分~約135分と、受験する級によって異なります。

3級以上の階級では、1次試験の合格者のみが2次試験に進み、面接形式のスピーキングテストが行われます。

英検3級の合格率、合格点

英検3級の1次試験の合格率は、約50%~55%。2次試験では90%以上となっています。

英検3級のレベルは、英検協会によると中学卒業程度だとされています。

そんな英検3級の合格基準スコアがこちら。英検協会が発表している点数です。

  • 1次試験:1,103点(CSEスコア)
  • 2次試験:353点(CSEスコア)

「英検CSEスコア」とは、英検の成績をユニバーサルな尺度で計るために、英検協会と日本生涯学習総合研究所が共同で開発した指標です。

英検は各技能ごとに問題数が異なりますが、問題数に関係なく、各技能のCSEスコアの満点は同じです。英検3級では、各技能の配点は550点で、合計2,200点が満点となります。

1次試験はリーディング、ライティング、リスニングの3技能の合計1,650点満点中1,103点が合格ライン、2次試験はスピーキング550点満点中353点が合格ラインとなっています。

英検3級に必要な語彙数、勉強時間

英検3級の合格に必要な語彙数は、一般的に約1,250~2,100語ほどと言われています。

語彙の難易度は英検4級とさほど変わりませんが、4級では約1,100語の習得が目安とされているため、ボキャブラリーをさらに増やすことと、4級で学習する単語よりも少し難易度が高い単語も学習しておく必要があります。

英検4級レベルから3級合格を目指す場合、目安となる勉強時間は約17〜21時間程度。弱点克服のための復習・演習や、過去問を使った演習以外にも、2次の面接試験対策としてスピーキングの練習が必要になります。

英検3級と英検4級の違い

中学卒業レベルとされる英検3級に比べ、英検4級のレベルは中学中級程度です。

試験で問われる内容に少し違いがあり、4級では家族のことや趣味、スポーツといった身近な話題がテーマとなる英文が出題されます。3級では、4級で問われるテーマに加えて、目上の人への丁寧なメール文や海外の文化についてなど、比較的視野の広いテーFマも取り上げられます。

また、4級と3級との大きな違いは2次試験の有無です。4級でもスピーキング技能のテストがありますが、これは録音機器を使った試験です。対して3級では面接官と英語で話してスピーキング能力を測定する2次試験があり、より実践的な英語能力が求められます。

英検3級はTOEICなら何点?

英検3級をTOEIC L&R TESTのスコアで換算すると、377点ほどだと言われています。

TOEIC L&R TEST の満点スコアは990点。英検のように階級別に問題が違うということはなく、英語学習の初心者でも上級者でも、同じ内容の試験問題を解いていきます。

そのため、出題される英文を読解するには、ある程度レベルの高い単語や熟語の知識がないと難しいです。

TOEICでは日常会話をテーマにした英文の他に、ビジネスシーンでの会話など難解単語や表現を使う英文も多く出題されます。受験者が学生であれば会話のシーンや背景をイメージしにくい内容もあるため、英検3級よりも難易度は高く感じるでしょう。

試験内容も英検とは大きく異なっており、TOEIC L&R TEST ではスピーキングとライティングのテストがありません。

また、TOEICではリスニングテストの試験時間が長く、英検3級では約25分なのに比べて、TOEICでは約45分間英語を聞き取ることになります。英語を長い時間集中して聞く力が必要になります。

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英検3級の問題レベルをチェック!

図書館

英検3級では、筆記テスト(リーディング、ライティング)とリスニングテストを行う1次試験と、面積形式でスピーキングテストを行う2次試験を受験します。

4つの技能でどの程度の実力が求められるのか、過去問を参考にしながら見ていきましょう。

リーディング

リーディング問題では、短文の語句空所補充問題・会話文の空所補充問題・長文の内容一致選択問題の3種類から、合計30問が出題されます。すべて4つの選択肢から答えを選ぶ形式です。

大問1では、このような短文の語句空所補充問題が問われます。

Can you tell me the (    ) of this Italian word? I don’t understand it.
1.dictionary
2.size
3.meaning
4.reason

上記のように単語やイディオムの知識を問う問題のほか、文法知識を問う問題もあります。大問1の問題レベルは中学3年生までで習う英語レベルなので、特殊な単語や難解な文法はほぼ出題されません。

大問2は、会話文の文空所補充問題。会話文が5つ出題されます。

Boy: Hurry up, Emma. We need to go to French class.
Girl: (    ) I have to get my dictionary from my locker.
1.Three lessons a week.
2.Just a little.
3.I know the answer.
4.Wait a minute.

上記のように、学校や日常のシーンでの会話文にある空所に適切なものを4つの選択肢から選ぶ問題です。単語や文法のレベルは高くはないので、英検3級レベルのボキャブラリーをしっかりと身に着けていけば高得点が狙えるようになってきます。

大問3は長文内容の一致選択問題。学校や駅での掲示や、Eメールでのやりとりといった英文を読んで、それに対する問いに適切な解答を4択の中から選びます。

中学3年生レベルの単語や文法の知識が必要なのはもちろん、英文を時間内に読むスピードや読解力が求められるパートです。

ライティング

大問4のライティングでは、英作文が1題課されます。

外国人の友達から質問されたことに対して、あなたの考えとその理由を解答する形式の英作文です。

問題の冒頭では、「理由を2つ」「語数の目安は25語~35語」など、英作文についての基本的な説明書きが書かれているので、読み飛ばさないようにしましょう。

英作文のテーマとなる文章自体は、下記のように難しい文法のない疑問文であることが多いです。

<Question>
What month of the year do you like the best?

25語~35語というと短文で3文程度の語数なので、問題文の通りに自分の考えと2つの理由を書けば、指定されている語数の英作文ができるでしょう。

難しい単語や文法を使わなければならないということはないので、自分がスペルミスなく確実に使える単語や、中学1年レベルの簡単な文法でも問題なく高得点を狙うことができます。

ちなみに、せっかく英作文をしても回答欄の外に書かれたものは採点されません。欄内に収まるよう英作文をしてきましょう。

リスニング

リスニングテストは、会話の応答文選択問題(第1部)・会話の内容一致選択問題(第2部)・文の内容一致選択問題(第3部)の3パートに別れておりから30問出題されます。

第2部と第3部は音源が2回繰り返されますが、第1部は1回しか放送されないため、聞き洩らしのないよう集中して聞きましょう。

会話の応答文選択問題(第1部)

第1部は会話の応答文選択問題。1問につき1つの会話場面を描いたイラストがあるので、それを参考に解答します。音声で流れる3つの選択肢から正解を選ぶ形式です。

会話の内容一致選択問題(第2部)

第2部は会話の内容一致選択問題。冊子には4つの選択肢のみが書かれているので、音声で流れる2人の対話と質問を聞き取って答えましょう。

休日の過ごし方や、待ち合わせ場所など日常会話がテーマになっている問題が多く、会話内容がイメージしやすいです。

文の内容一致選択問題(第3部)

第3部では文の内容一致選択問題。問題形式は第2部と同様ですが、音声の内容は、会話文ではなく1人のスピーカーによるナレーションです。

例えば、1日のスケジュールを説明する文章が読み上げられた後に、「いつ歯医者に行きましたか?」という質問が流れ、冊子に書かれた4つの時間帯の中から解答を選びます。

難しい単語はあまり出てこないので、英語を聞き取って理解することができれば高得点を得られるでしょう。

スピーキング

1次試験に合格すると、面接形式の2次試験でスピーキングテストを行います。試験時間は約5分で、パッセージ(英文)とイラストの問題カードが渡されます。

面接官の指示の通り、パッセージの音読をしたり、パッセージやイラストの内容に関する質問に答えていきます。その後、受験者自身について2つの質問があるので、それに回答して終了となります。

英検3級のスピーキングテストのテーマとなるのは主に日常的な話題で、過去には携帯電話やラジオ、読書、冬のスポーツなどといったものが問われました。

パッセージの例としては、下記のように現在形を多く用いた文章が出題されます。

<Soccer>
Soccer is a popular sport among students. Many boys play it with their friends at school. There are many famous soccer teams in Japan, so it’s fun for students to watch soccer games on TV.

質問では、Where do many boys play soccer? など、疑問詞を使った疑問文や、Do you like to cook? といったYes/Noで答えることができる疑問文で問われます。焦らずに質問を聞き取り、何を答えるべきか判断して答えましょう。

英検3級レベルに到達するための勉強法

勉強中

英検3級に合格できるレベルの英語力を身に付けるために効果的な勉強法はどんなものでしょうか? 現時点で英検4級レベルの英語力がある人がレベルアップするための勉強法をご紹介します。

ボキャブラリーを身に付ける

英検3級によく出る単語には傾向があります。普段の学習で使っている単語帳で対策するのもいいのですが、より効果的なのは英検3級対策に特化した単語帳を使ってボキャブラリーを増やしていくことです。

英検3級は中学卒業レベルの試験ですから、受験者が中学2年生以下なら、英検3級に出てくる英単語はまだ習っていない単語のオンパレードです。単語の意味を知らないまま問題を解いても文章を読み進めることができず、高得点を得ることはできません。

分からない単語が多いことは、学習者にとってストレスになります。学習へのやる気をなくしてしまわないためにも、まずは英検3級用の英単語をインプットしていきましょう。

この記事のもう少し後で、英検3級用のおすすめの単語帳を紹介していますので、参考にしてくださいね。

問題集で演出と復習を繰り返す

単語をある程度覚えたら、問題演習を繰り返し行いましょう。もしもあいまいな文法や苦手意識のある単元があれば、教科書や参考書を使って学習を深め、弱点を克服しましょう。

弱点の強化が終わったら、過去問や本番と同じ形式で作られた問題集を使って演習をしていきます。ここで重要なのは、問題を解きっぱなしにしないこと。

採点をしたら、間違った問題や、分からなかったけどなんとなくで選んだら合っていたという問題の解き直しをしましょう

じっくり考えて、解説を読んでもピンとこなかった問題はもう一度教科書や参考書、辞書などに戻って文法事項や熟語を確認します。

どうしてその答えになるのか、自信をもって選択肢の中から答えを選ぶことができるようになるまで、しっかりと見直しをしましょう。

シャドーイングをする

英検3級のリスニングとスピーキング対策に効果的なのが、シャドーイングです。

シャドーイングとは、スクリプトを見ないままで、聞こえる英語をそのまま真似して自分の口で発音することです。影のように、音声から離れず発音するのでシャドーイング(shadowing)と呼ばれています。

シャドーイングの大きなメリットは、英語の発音に慣れることができるということ。英検3級では面接形式のスピーキングテストがありますから、本番で緊張して英語がうまく話せないということにならないよう、英語の発音をすることに慣れるために練習しておきましょう。

また、シャドーイングはスクリプトを見ない状態で英語を聞いて発音するので、リスニング力を強化することもできます。最初、シャドーイングに慣れない間は音源を通常のスピードよりもゆっくり再生して練習し、追いつけるようになってきたら通常スピードに近付けてシャドーイングをしましょう。

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英検3級合格におすすめの教材・参考書

教材

効果的な勉強法が分かったところで、実際にどんな教材を使えばいいのかを見ていきましょう。

DAILY2週間 英検3級集中ゼミ 新試験対応版

DAILY2週間 英検3級集中ゼミ 新試験対応版
Photo by:Amazon

いきなり過去問を解いて演習をするのは難しそう、という人におすすめの問題集です。

英検3級の筆記試験を解く上での考え方やポイントが解説されているので、英検3級を始めて受ける人や何から勉強していいか分からないという人にもおすすめです。

1日に進めるべきことが決められているので、その通りに学習していくと単元を1つ1つマスターしてくことができます。コツコツ勉強することが苦手でも、指示通り進めれば14日間で対策することができるため継続しやすくなっています。

書籍名 DAILY2週間 英検3級集中ゼミ 新試験対応版
出版社 旺文社
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2020年度版 英検3級 過去6回全問題集

2020年度版 英検3級 過去6回全問題集
Photo by:Amazon

別売りのCDがセットになった英検3級6回分の過去問集です。

過去問は試験直前の力試しにしか使わないという人もいるかもしれませんが、おすすめは過去問をみっちり使って英検対策をしていくことです。

過去問は、本番と同じ形式で問題演習ができるだけでなく、本番によく出る単語や文法知識を実践で覚えることができたり、長文読解で狙われやすいテーマの英文を知ることができるため、英検3級の合格を目指す人にとって最適な問題集です。

この過去問集には問題の解説や日本語訳が付いているのはもちろん、リスニングテストのスクリプトと和訳もあるため、問題を解いた後はシャドーイングの教材として使うことができます。

ライティング問題では書き方の解説と予想問題も付いており、スピーキングテスト用には質問に対する解説が丁寧に書かれています。4技能まとめて対策できるようになっています。

書籍名 2020年度版 英検3級 過去6回全問題集CD
出版社 旺文社
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英検3級 でる順パス単

英検3級 でる順パス単
Photo by:Amazon

英検3級に合格するために大切な語彙力。この1冊で英検3級合格に必須の単語はほぼ網羅することができます。

単語の暗記は、1回見ただけでは頭に定着しません。2回、3回と反復して覚え、スペルを何度も書いたり声に出して発音することで、しっかりと頭に入れていきましょう。

音声のダウンロードにも対応しているので、どこでも聴けるようにしておけば、通学中にも勉強できて便利です。

書籍名 英検3級 でる順パス単
出版社 旺文社
Amazon 英検3級 でる順パス単/Amazon購入ページ

英検3級合格におすすめのアプリ

スマホ

アプリを使えば、通勤や通学のちょっとしたスキマ時間でも気軽に勉強を進めることができて効率的です。英検公式のものから、スマホで英検対策ができる問題集まで、おすすめのアプリを3つご紹介します。

英検公式 スタディギア for EIKEN

英検公式 スタディギア for EIKEN

Photo by : App Store

英検を実施している公益財団法人日本英語検定協会から公式アプリが出ています。出題問題を作っている協会が提供するアプリなので、傾向もパッチリ本番形式に沿った対策ができます。

アプリの問題は英検2〜5級に向けた学習に対応。単語・熟語・文法知識のインプットや、長文読解、リスニング、ライティング問題、そして2次試験のスピーキング対策までできてしまう、学習者の心強い味方です。

このアプリをメイン教材の1つとして本格的に使うなら、有料版のプレミアムコースがおすすめ。無料だとベーシックコースを利用できますが、使える機能に制限が付いてしまいます。

iOS版アプリページ
Android版アプリページ

英検リスニングマスター3級

英検リスニングマスター3級

Photo by : 英検リスニングマスター3級/App Store

全機能が無料で使える英検対策アプリです。リスニング問題に特化しており、英検3級のリスニング問題が全300問、10回分相当収録されています。

リスニングが苦手な人は特に、英語に慣れるためにも英語を聞く時間をたくさん作ったほうが得点アップに繋がります。机に向かっていないスキマ時間には、アプリを効果的に使って英語にたくさん触れるようにしましょう。

iOS版アプリページ
Android版アプリページ

英検 問題集

英検 問題集

Photo by : 英検 問題集/App Store

無料で全1,181問の短文空所補充問題や会話空所補充問題を解くことができるアプリ。英検3級だけでなく、英検2級や準2級にも対応しているため、3級に合格した後も学習サポートに使えます。

文法問題の解説は詳細に書かれていて、授業より分かりやすいというレビューも多く寄せられています。

iOS版アプリページ
Android版アプリページ

まとめ

本記事では、英検3級の概要や実際の問題レベルを解説し、3つのおすすめの勉強法やおすすめの問題集・アプリも3つずつご紹介してきました。

英検4級よりも、さらに実用的で視野の広い英語力が必要になる英検3級。合格を目指して、効果的な学習を進めていきましょう!

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この留学ブログを書いた人

ほんぬ

ほんぬ

大阪大学外国語学部卒業。在学中チリ、スペイン、アメリカに留学し、中南米の6カ国28都市をバックパッカーとして周遊。その後新卒でIT系ベンチャー企業に就職し、トップセールスを獲得する。 現在は美しい海に憧れて奄美大島に移住し、フリーライター、通訳士(スペイン語・英語)、アフリカンダンサー、予備校など多方面で活動中。地酒の黒糖焼酎が大のお気に入り。

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