留学経験って学歴になるの?履歴書の学歴欄にどう書くのか書き方のポイントを解説!

留学 学歴

こんにちは、フィリピンに留学経験のある白根です。

留学したことがあり、これから就職試験を受けようと思っている方は「留学の学歴ってどうすればいいの?」と疑問に感じているのではないでしょうか。

確かに留学の学歴は履歴書で学歴として良いのか、どのようにアピールすればいいのか、なかなか分かりにくいですよね。

留学は、1年以上の「正規留学」と「交換留学」であれば、学歴として履歴書に記載できます。

対して、語学留学やボランティアの経験は、学歴として記載することができません。

また留学方法や渡航のタイミングによって、学歴の書き方も異なります。そのため、自分の留学方法にあわせた書き方を知っておく必要があります。

そこで今回は留学経験のある人に向けて、履歴書に留学経験を書くときのポイント、留学方法ごとの書き方例とフォーマットについて解説します。

また本来ならば履歴書に学歴として記載できない、短期留学や語学留学のアピール方法もお伝えします。就職や転職活動における履歴書の書き方で悩んでいる方は、参考にしてみて下さい。

なお、留学後の就職については下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学経験を就職活動に活かすのはあなた次第!悩んでいるなら押さえておきたいポイントをご紹介

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履歴書の学歴欄に留学経験を書くときのポイント3つ

留学学歴

まずは履歴書の学歴欄に留学経験を書くときの注意事項を3つまとめました。書き方は留学の種類によって異なるので、自分の留学方法と照らし合わせながら参考にしてみてくださいね。

ポイント(1)語学留学やボランティアの経験は履歴書に書けない

語学留学やボランティアの経験は、履歴書に学歴として記載できません。

語学留学やボランティアは何か学位を取得したり専門分野を学んだりしたわけではないので、正式な学歴として認められないことになっています。

ただし留学やボランティアは、自己PR欄などに自身のアピールとして活用できることがあります。この書き方は、後ほど紹介しますね。

ポイント(2)履歴書に書けるのは最低1年以上の留学に限られる

留学経験を学歴に記載するには、「1年以上の期間」が必要です。

なおかつ「正規留学」と「交換留学」のみが対象なので、語学学校に2年通っていても学歴として書けません。

先ほどもお話ししましたが、留学経験を書きたいなら自己PR欄に記載をすることになります。

ポイント(3)学歴欄は学生の場合は中学卒業から、就職や転職は高校卒業から記入する

履歴書の学歴の書き方は、自分が「学生か社会人か」によって異なります。具体的には、学歴を書き始めるタイミングが変わります。

学生の場合は、中学校からの学歴を記載してください。就職や転職の場合は、高校卒業から学歴を記載しましょう。

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【記載例】学歴欄への留学経験の書き方4つ

留学学歴

続いては、留学方法別に学歴の書き方を紹介します。自分の留学経験と照らし合わせながら、チェックしてみてください。

ケース(1)正規留学の場合

正規留学をした場合、書き方は以下の通りです。

学歴
平成29年 3 〇〇高等学校 普通科 卒業
平成29年 4 アメリカ合衆国〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
平成33年 3 アメリカ合衆国〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

日本の大学の入学卒業を記載するように、通常の書き方と同じように記入してください。

ケース(2)交換留学の場合

交換留学の場合、以下の通りです。

学歴
平成29年 4 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
平成30年 4 平成31年3月までアメリカ合衆国〇〇大学〇〇学部に交換留学
平成33年 3 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

交換留学は休学扱いにならないので、海外の大学に通っていたことを記載する必要があります。

ケース(3)大学留学の場合(休学あり)

日本の大学を休学して海外の大学に留学した場合、先ほどと書き方が異なります。

学歴
平成29年 4 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
平成29年 4 1年間の休学をし、平成31年3月までアメリカ合衆国〇〇大学〇〇学部に交換留学
平成33年 3 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

日本の大学の入学と卒業を書く間に、休学しながら交換留学したことを記載しましょう。

1年以上の正規留学や交換留学をした人は、上記のように留学経験を書いてみてください。就職活動におけるアピールポイントになるはずです。

ケース(4)語学留学の場合

語学留学は学歴として記載できません。アピールしたい場合は、自己PR欄に記載しましょう。

短期や語学学校への留学をアピールする方法:資格欄に英語力を書こう!

留学学歴

先ほど、1年未満の短期留学や語学学校への入学は、学歴として記載できないとお伝えしました。しかし、自己PR欄に記入することはできます。

そこで、学歴に記載できない留学のアピール方法とポイントを紹介します。

学歴欄以外でも、英語力は「免許・資格」欄でアピールできる

履歴書は学歴だけがすべてではありません。「免許・資格」欄を活用すれば、英語力をアピールすることが可能です。

例えば、半年間の語学留学でTOEICの点数が800点まで到達した人は、資格欄にスコアを記入することで、英語力をアピールできます。

ちなみに英語の資格を履歴書に記載できる最低ラインは、

  • ・TOEIC:600点以上
  • ・TOEFL:80点以上
  • ・英検:2級以上

留学しても語学力が「TOEIC600点」、もしくは「TOEFL iBTテスト80点」より低ければ、英語力のアピール材料にはなりません。

語学留学などは学歴に書けない分、英語の資格を積極的に取得してアピールすることをおすすめします。

免許・資格欄における書き方とポイント

続いては、実際に履歴書のフォーマットを使用して、英語の資格を記載する方法を紹介します。

TOEICやTOEFL、英検を記載したい場合、書き方は以下の通りです。

免許・資格
平成31年 4 TOEIC公開テスト スコア750点取得
平成31年 12 実用英語技能検定 2級合格
平成32年 3 TOEFL iBTテストスコア80点取得

英語の資格は、取得した「年月」と「点数」を書くだけで問題ありません。

また「TOEIC IP」など、学校や会社で団体受験したものに関しても、資格欄に書くことができます。

ただし大学受験のときや公的機関へ提出する場合は、提出先によってルールが異なります。記載することに問題がないか、確認しておきましょう。

次に、留学経験をさらに就活に活かすための方法やポイントを紹介します。

ポイント(1)資格欄に書くことがないなら、留学で得たものを自己PR欄でアピール

履歴書でアピールできるのは、学歴や資格だけでなく、留学で経験したことを自己PRとして書くこともできます。

留学中は日本では体験できないことがたくさんあったかと思います。その体験をもとに、身に付いた力やあなたの強みをアピールしましょう。

例えば、

  • ・価値観や考え方が違う人が相手でも円滑にコミュニケーションを取ることができます
  • ・新しい環境にも思い切り飛び込むことができます
  • ・壁にぶつかっても諦めずに挑戦し続けます

などです。

面接で詳しく聞かれたら、留学中のエピソードを交えながら話すとより効果的です。

ポイント(2)留学の経験を志望動機と絡めるのもおすすめ

就職や転職の面接では、必ず志望動機を聞かれます。留学経験や英語力が活かせる会社であれば、留学で身についたスキルや経験を元に志望理由を答えましょう。

海外での経験が志望動機の元になっていると、留学経験や英語力を活かせる仕事では説得力が増すからです。

例えば

  • ・御社は海外拠点が増えてきているので、自身の英語を活かして商品をさらに広めたい。
  • ・アメリカ留学でアメリカのことがもっと知りたくなった。そこでアメリカで事業展開されている御社に興味を持った。

などです。

留学経験はさまざまな角度から分析することで、説得力のある自己アピールの材料となるでしょう。

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まとめ

本記事では留学経験のある人に向けて、留学経験を履歴書に書く方法やアピール方法について解説しました。

今回のポイントは、以下の通りです。

  • 履歴書の学歴に書けるのは1年以上の「正規留学」と「交換留学」のみ
  • 短期や語学学校への留学は、資格や自己PR欄で自分のスキルと経験をアピール

留学経験を学歴に書ける人、書くことができない人も、履歴書の書き方次第でさまざまな角度から自身をアピールすることが可能です。

これから就職や転職で履歴書を書く方は、自分の経歴やスキルを洗い出し、より良い書類を用意できるように工夫してみてくださいね。

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    しっしー

    コンビニ商品開発職を退職後、ライター兼ブロガーとして独立。現在はオーストラリア在住ライターとして活躍。主に留学やオーストラリアについて発信していきます。

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