
こんにちは、イギリス・オックスフォードの大学に1年間留学していたmijouterです。
留学に持っていく薬、どのくらいの量まで許されるのか分からず不安になった人も多いのではないでしょうか。
実は薬の持ち込みは多くの国で「90日分」が目安で、1年分をまとめて持ち込める国はほとんどありません。
この記事では、国別の持ち込み日数の目安、持って行くべき常備薬リスト、留学先現地での薬の調達方法の3点を中心にご紹介します。
ルール(1)機内持ち込みは必要な分だけにする
ルール(2)液体の薬は預け入れ荷物に入れる
ルール(3)処方箋の薬は何の薬かわかるように明細を準備
ルール(4)留学先によっては申告が必要な場合もある
なお、留学の持ち物は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学に必要なもの完全版!種類別に準備すべき持ち物を留学経験者が徹底解説
[目次]
\動画でも留学の持ち物リストを解説中!/

実は、市販薬・処方薬とも1年分をまとめて持ち込める国はほとんどありません。
多くの国で「個人使用目的で90日分(3カ月分)まで」が持ち込みの目安とされています<※1>。
ただし、成分や薬の種類(向精神薬・規制薬物など)によって扱いが異なるため、渡航先の大使館や領事館で事前に確認しておくと安心です。

留学に人気の国別で見ても、多くの国が90日分の薬の持ち込みが目安となっています。
量の規制とは別に、薬の持ち込みには英訳された処方箋の携帯が必要です。記事の後半で詳しく解説します。
| アメリカ | 90日分が目安(個人使用目的、英文の処方箋や診断書の携帯が望ましい) |
|---|---|
| カナダ | 90日分または1回の治療に必要な量のいずれか少ない方が目安(処方薬は英訳された処方箋の携帯が望ましい) |
| オーストラリア | 90日分(3カ月分)が目安(旅行者向け例外措置の対象。入国時の税関申告が必須) |
| イギリス | 90日分(3カ月分)が目安(規制薬物は手荷物での携帯が条件とされる場合がある) |
上記はいずれも目安であり、薬の成分や渡航目的(留学・ワーホリなど長期滞在か旅行かなど)によって扱いが変わる場合があります。
渡航前に以下のサイトで最新情報を確認してください。
在日米国大使館「米国への薬物の持ち込みについて」
カナダ政府公式サイト「Travelling with medication」(英語ページ)
オーストラリア医薬品行政局(TGA)「Entering Australia」(英語ページ)
イギリス内務省(GOV.UK)「Travelling with medicine containing controlled drugs」(英語ページ)
どうしても90日分以上の薬の持ち込みが必要な場合には、以下のような選択肢もあります。
ただしいずれの方法も、成分や渡航先によって手続きが異なります。
長期の治療が必要な持病がある場合は、出発前にかかりつけ医と相談し、英文の診断書や処方箋を用意しておきましょう。
薬を留学先に持っていく際にはいくつかのルールがあります。ここでは、海外への薬の持ち出しの際のルールについて4つに分けてご紹介します。

一般的な常備薬や処方薬であれば、スーツケースに入れて受託荷物にすれば比較的簡単に持ち出しができます。
ただし、あまりにも大量の薬の場合、販売目的の薬や違法薬物などと勘違いされることもあるので注意しましょう。
特に、機内持ち込みの場合は、機内で服薬する分だけの少量のみを持参することをおすすめします。
税関やセキュリティチェックでどのような薬かの説明を求められるケースもありますが、口頭やメモ書きなどで簡単に説明できれば大丈夫です。
心配な人は、薬が入っている外箱や説明書などを持参するといいでしょう。英文の説明があればなお、安心です。

テロ防止対策の一環として、特に国際線では機内への液体物の持ち込み制限があります。
処方箋のない市販液体薬の場合、薬を100ミリリットル以内の容器に入れ、1リットル以内の透明なビニール袋に入る分だけしか持ち込むことができません。とても面倒ですが、保安検査では厳しくチェックされます。
市販薬は機内で必要な分だけを小分けにして持ち込み、残りは漏れないようしっかり梱包し、預け入れ荷物に入れておきましょう。
ただし、医師に処方された薬の場合は量の規定はなく、自由に持ち込むことができます。薬の処方箋や医師の診断書などを持参して、空港の係員に提示しましょう。

市販薬のような外箱や薬の説明書がない処方薬は、何の薬なのかがよく分かるように明細書類を持参しておくことをおすすめします。
保安検査を通過する際に、処方箋や医師の診断書など係員への提示が求められるケースもあるので、あらかじめ用意しておくとスムーズに検査を終了できます。
液体状の薬であっても処方薬であれば量的制限の適用外となりますが、保安検査自体は実施されるので明細書類が必要なことを覚えておきましょう。

例えば、オーストラリアやニュージーランドでは、空港に到着後、薬の税関申告が必要となります。申告の際には入国カードと一緒に、薬や処方箋、医師の診断書などを提出しましょう。
また、日本の薬局で購入した市販薬の場合、パッケージには日本語のみが記載してあるので、英語で用途をメモしておくと税関職員に質問されたときでも慌てなくて済みます。
たとえ少量の薬の場合でも、申告漏れが発覚すると薬が没収されたり罰金が課されたりするケースもあるため注意が必要です。
留学先の国で薬の申告が必要かどうかは、あらかじめ大使館のWebサイトなどで調べておきましょう。
海外へ渡航する際には持っていけない薬もあるので注意が必要です。ここでは、留学先に持っていける薬と持っていけない薬について解説します。

まずは、海外へ持っていける薬です。
日本とは異なる環境の留学先では、食べ物の変化や疲れなどからお腹を壊したり風邪をひいたりすることも少なくありません。
そのようなときには、なるべく早く薬を服用することで症状を緩和・改善することが期待できます。
ドラッグストアなどで購入できる市販の胃腸薬や風邪薬などは、基本的に海外への持ち出しが可能です。
市販薬を持って行く場合は、どのような薬か分かるように、薬を入れ替えずに市販品包装のまま持って行くことをおすすめします。
かかりつけの病院で処方してもらった薬も、基本的に海外への持ち出しができます。
特に、糖尿病の治療で使われるインシュリンなどは、液体でも機内持ち込み制限の対象外となるため、必要な分のみを持ち込むことができます。
処方薬を留学先へ持って行く場合、国内の空港では基本的に診断書の提示や事前申告などは不要ですが、海外の空港では説明書類の提示が求められることもあります。
そのため、念のために英文で書かれた薬剤証明書を持参するようにしましょう。

続いては、海外へ渡航する際に持っていけない薬です。
基本的に自身で使用する目的なら海外へ持ち出せますが、ある一定量を超えない範囲に限定されています。
また、一部の向精神薬は持ち出しが制限されているので注意が必要です。
一部の国では向精神薬の不正使用を厳しく取り締まっているため、あらかじめ治療内容や薬の使用目的などが記載された書類を用意しておきましょう。
さらに、治療目的の医療用麻薬を海外へ携帯したい場合は、居住地域管轄の地方厚生局長から許可を得ておく必要があります。詳しくは、各地方厚生局で確認してください。
薬の種類によっては、海外への持ち出しが禁止されているものも多く見られます。
例えば、日本ではよく処方される睡眠導入剤の「フルニトラゼパム」という薬は、カナダやアメリカでは持ち込みが厳しく規制されています。
滞在する国によっても規制は異なるため、出発前に留学先の大使館などで確認しておくと安心です。
また、規制薬物となっている薬をどうしても携行する必要があるケースでは、英語で記載された英文薬剤証明書を持参しておきましょう。
証明書の発行は日本でかかりつけの医師に相談し、万一のために医師と連絡が取れる連絡先を聞いておくことをおすすめします。
最後に、海外渡航の際に注意が必要な薬です。
特に、アメリカ留学を検討している人は、精神安定剤や睡眠薬、興奮剤などの常用性のある薬を持ち込む場合には特別な手続きが必要となります。
まずは、持ち込む薬が医師に処方されたものであることを証明するために、診断書と処方箋を発行してもらいましょう。
また、書類が日本語で作成されている場合には、英語に翻訳しておくことも必要です。
薬と必要書類は、現地の税関国境取締局審査官に提示します。その際、もともと薬が入っていた容器に入れたままで持ち込むようにしましょう。
特に留学の初期は、食事や衛生状態の変化からお腹を壊すことも少なくないため、整腸剤や下痢止めなどの胃腸薬は必ず持って行きましょう。
また、生理痛が重い人も、日本の体に合う鎮痛剤を持参しておくと安心です。
留学中に生理になったらどうする?なかなか人に聞けない女性の悩みに回答します
症状別に、持って行くと安心な薬の例を表にまとめました。
| 発熱・頭痛 | 解熱鎮痛薬 |
|---|---|
| 風邪 | 総合感冒薬、のどの痛みを緩和するトローチ |
| 胃腸の不調 | 整腸剤、下痢止め、吐き気止め |
| 乗り物酔い | 酔い止め |
| アレルギー | 抗アレルギー薬、目薬 |
| 皮膚トラブル | かゆみ止め、絆創膏、消毒液 |
| 生理痛 | 鎮痛剤(処方薬の場合は英文の処方箋を携帯) |
| 持病 | かかりつけ医から処方されている薬一式 |
より詳しい持ち物リストは、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
留学の必需品まとめ!23の持ち物リストとおすすめの便利グッズ、必要ないものを一挙解説
留学中に現地で購入・処方された薬を、そのまま日本に持ち帰りたいと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、日本国内に薬を持ち込む場合にも数量の制限があります。
| 毒薬・劇薬・処方箋薬 | 用法用量からみて1カ月分以内は持ち込み可 |
|---|---|
| 上記以外の医薬品・医薬部外品 | 用法用量からみて2カ月分以内は持ち込み可 |
| 外用剤(軟膏・点眼薬など) | 標準サイズで1品目24個以内は持ち込み可 |
厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」によると、この範囲を超える数量を持ち帰る場合は、地方厚生局へ申請して「輸入確認証」の交付を受ける必要があります。
また、医療用の向精神薬(睡眠薬や抗不安薬など)は、1カ月分を超える場合や注射剤の場合、事前の手続きが必要になることがあるため注意しましょう。
留学中に薬が足りなくなり、日本の家族から追加で送ってもらう場合も、前述の個人輸入の数量制限が適用される場合があります。
特に向精神薬は本人が携帯する場合を除き、他の人に依頼して持ち込んでもらったり、国際郵便で取り寄せたりすることが禁止されています。
持病の薬が向精神薬に該当するかどうか不安な場合は、事前にかかりつけ医や地方厚生局に確認しておきましょう。
突然体調を崩した際など、現地の薬局で薬を購入する機会があるかもしれません。ここでは、留学先で薬を購入する際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

海外で販売されている薬は、日本の商品名とは異なる名称が付いています。風邪薬といってもさまざまな種類があるので、あらかじめ日本で飲んでいる薬の成分の英語訳を調べておくといいでしょう。
成分名は薬の外箱や説明書に記載してあります。ただし、薬の成分について自分で判断ができない場合は、薬剤師に相談することをおすすめします。
現地の言葉で症状を説明するのは難しいかもしれませんが、咳や風邪、頭痛などの比較的軽い症状であれば、英会話の本などで紹介してある簡単なフレーズも利用できるでしょう。

海外で入手した薬を服用する際には、薬の使用量にも注意が必要です。
市販薬のほとんどは、基本的に子ども・大人別の平均体重に応じて使用量が決められています。
そのため、日本人よりも平均体重が重い国では市販薬に表示されている使用量が多くなるため、日本人には効きすぎてしまう恐れがあります。
また、同じ錠剤1錠であっても、1錠中に含まれる成分量は薬によって異なります。
例えば、鎮痛解熱剤としての用途があるアスピリンの場合、国によって1錠あたりの有効成分量が81mg~500mgなどと幅があり、知らずに大量の薬を摂取してしまうことも考えられます。
有効成分量の多いものを服用すると強すぎてしまうため、量を加減して飲む必要があるのです。

日本では信じられないかもしれませんが、海外では偽物の薬が出回っています。パッケージは同じように見えても中身が違ったり、違法薬物が含まれている可能性があったりと“もしも”の注意を払うことを忘れないようにしましょう。
薬局を選ぶ際は、Googleのレビューを確認したり、信頼できる現地の人に変な店ではないか確認してもらってからなど、念には念を入れましょう。
また、極端に値段が安い薬は避けることも重要です。
現地で薬を購入する際に、海外留学保険を使用しようと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、海外留学保険で適応になるのは処方薬に限られている場合があります。
物価の高い地域では市販薬も大きな出費になってしまうため、保険の保障範囲を確認した上で、購入するかどうかを判断しましょう。

最後に、留学で持っていく薬を決める際に気になる質問をまとめました。
市販薬であれば可能ですが、処方箋は医師の裁量によって異なります。また、一部の処方薬は処方の上限が定められていることがあります。
処方してもらうことを考えている場合は、かかりつけ医によく相談することをおすすめします。
日本で十分な処方薬を手に入れられなかった場合は、現地で診察を受ける必要が出てきます。ただ、きちんと手に入れることができるのか心配という方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、入手するためには日本で英文の診断書もしくは紹介状を発行してもらうといいでしょう。その情報をもとに、必要な処方薬を入手することが可能です。
英文薬剤携行証明書とは、海外旅行などの際、持参している薬が違法に入手したものではないことを証明する疎明資料です。薬品名や疾患名、医師の氏名などが記載され、その薬を合法的に所持していることを証明できます。
アメリカなどで、テロ対策のために処方薬の持ち込みが厳しくなっている背景があります。滞在日数と同等であれば問題はありませんが、1年分の大量の薬を持参する場合はなんでだろうと疑われてしまう可能性もありますよね。
処方箋を発行してもらう予定がある人は、渡航先の持ち込み規制薬物を確認してから、必要に応じて英文薬剤携行証明書の発行を医師に相談しましょう。
個人使用の範囲内であれば原則として可能です。
持ち運ぶ際は、必ず外箱や説明書(成分表示があるもの)を一緒にし、すぐに取り出せるように機内持ち込み手荷物に入れるのがおすすめです。
経口避妊薬(ピル)は通常の処方薬と同様の扱いとなることが多く、英文の処方箋があれば持ち込めるケースがほとんどです。
ただし、向精神薬や医療用麻薬は数量や手続きが厳しく制限されているため、日本を出国する際も含めて事前に医師や大使館へ確認しておきましょう。
今回は海外留学に行く際に知っておきたい薬の知識についてご紹介しました。
結論として、多くの国で90日分以上の薬の持ち込みはできないため、現地調達や個人輸入品としての持ち込みを検討しましょう。
海外留学を検討している方は、現地に到着してから不安にならないよう、自分にはどんな薬が必要かをもう一度洗い出してみることをおすすめします。
なお、荷物の用意以外に留学で準備すべきことなどは、LINEで相談を受け付けているので、留学先の手配をはじめ具体的に準備を進めたい方はお気軽にご相談ください。
一方で持ち物の整理を進めたい方は、下の記事で留学へ持って行った方が良いものをまとめているので、参考にしてください。
留学に必要な持ち物リスト

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
留学前の英語スクール「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。
せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!
留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1 在日米国大使館「米国への薬物の持ち込みについて」(参照日:2026-07-25)
※2 カナダ政府公式サイト「Travelling with medication」(英語ページ)(参照日:2026-07-25)
※3 カナダ保健省「Bringing health products into Canada for personal use」(参照日:2026-07-25)
※4 オーストラリア医薬品行政局(TGA)「Entering Australia」(参照日:2026-07-25)
※5 イギリス内務省(GOV.UK)「Travelling with medicine containing controlled drugs」(参照日:2026-07-25)
※6 厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」(参照日:2026-07-25)
※7 税関 Japan Customs「医薬品・化粧品等の個人輸入について」(参照日:2026-07-25)
」英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/