「海外の大学に留学してみたいけれど、英語が全然できないから無理だろうな……」
と思っている方。
そんな方には、英語力が弱くても大学留学にチャレンジできる制度「パスウェイプログラム」があります。パスウェイプログラムでは、英語を学びながら大学で授業を受けられるようになっているため、英語力に自信が無い人はもちろん、時間とお金を節約したいと考えている人におすすめです。
とはいえ、具体的にパスウェイプログラムがどのようなものなのかは、わかりにくいですよね。
そこでこの記事では、
をお伝えします。
海外留学はハードルが高そうに感じますが、それはひと昔前のこと。今は誰でも留学にチャレンジできるような制度が用意されています。
まずはこの記事で、パスウェイプログラムについて知りましょう!
[目次]
かつては、海外の大学に留学することはとてもハードルが高いものでした。留学するには、高い学力を備え、これまた高い学費を用意しなければならないことが常識だったのです。
しかし今では、英語や高校の成績が多少悪くても、「パスウェイプログラム」を持つカレッジで勉強しつつ、誰でも海外の有名な大学に入学することができる時代になっています。
今回はそんな「パスウェイプログラム」についてお伝えしますね。
パスウェイプログラムは「条件付き入学」と呼ばれるもので、比較的海外では一般的な制度です。
パスウェイプログラムを利用すれば、出願時に入学基準として設けられている英語力に満たない場合でも、指定されたプログラムを履修し、規定の成績以上で卒業することを条件として合格内定がもらえます。
つまり「英語ができない」「成績がよくない」場合でも、わざわざ語学学校に通うなどして時間とお金を使わなくてもよいのがパスウェイプログラムです。
パスウェイプログラムは、高校を卒業して大学に進学する、いわば「大学1年次」に相当する留学生を対象としたプログラムです。
直接入学に必要な
・英語力
・高校における成績
が、入学条件の基準よりも少し下回って設定されているため、留学の難易度が下がります。
パスウェイプログラムでは、大学の講義として「学部授業」や「学部課程」のベースとなる専門分野の授業を実施。加えて、それらの授業を受講する上で必要なスタディスキル
などを学ぶ授業を同時進行で行います。
パスウェイプログラムを修了後は、「大学の2年次へ編入」という形になり、正規の大学生として大学卒業を目指します。
「パスウェイプログラムは日本の予備校と同じものなの?」と感じる人もいると思いますが、パスウェイプログラムは予備校とは異なります。
予備校のように高校の復習をするのではなく、「英語科目を勉強しながら大学生と同じ科目を勉強する」のがパスウェイプログラムです。予備校は大学入学を目的としていますが、パスウェイプログラムでは「すでに大学に入学したもの」と見なして学習を進めていきます。
パスウェイプログラムを利用すれば、プログラムでも学習を通じて、基本的にはそのまま大学2年生へ編入できるのがの最大の特徴です。
パスウェイプログラムで留学をするメリットは、
の3つです。
1つ目のメリットが、時間とお金が節約できることです。
アメリカの4年制大学に留学するには、留学生の入学条件を満たして入学する「直接入学(Direct Entry)」と呼ばれる方法が一般的です。
この場合、レベルの高い大学であれば入学条件として
・「TOEFL iBT 70後半~80」もしくは「IELTS 5.5~6.0」以上
・高校の成績は「4段階評価で3」もしくは「5段階評価で4」以上
を求められます。
高校の早い段階から準備をしていないと、必要な学力を身に付けるために長期の語学学習や研修に時間とお金を費やさねばなりません。
その点パスウェイプログラムであれば、必要な学習を大学生として授業で受けることができるため、その分の時間とお金が浮きます。
2つ目のメリットが、英語力を伸ばしながら大学の授業を受講できることです。
パスウェイプログラムが、一般の語学学校や予備校に通うのと大きく違う点は、英語を学びつつ大学の授業が受けられる点です。大学の授業も語学力に合わせて進められるため、安心して受講できます。
何より、実際に興味のある授業を学びながら英語を学習するため、勉強に対するモチベーションが高まります。
3つ目のメリットが、規定の授業を修了したら入学が保証されていることです。
外国の大学に直接入学する方法をとる場合、大学側から提示された入学条件をクリアしなければなりません。語学テストで必要な点数を取るために、プレッシャーのかかる中で勉強に取り組む必要があります。
しかしパスウェイプログラムは「条件付入学」の制度であるため、規定の授業をきちんと修了したら、そのまま大学に入学ができるという仕組みになっています。過度なプレッシャーを感じずに、安心して留学することが可能です。
パスウェイプログラムで留学をするデメリットは、
の2つです。1つずつ説明しますね。
1つ目のデメリットが、英語を学びながら専門分野の授業も受ける必要があることです。
これはデメリットと感じる人もいれば、メリットに感じる人もいるかもしれません。パスウェイプログラムは基本的に大学生として授業を受けることになるため、当然ながら専門分野の授業もカリキュラムに入ります。
英語の学習で手いっぱいの人は、「そこまで手が回らない!」といっぱいいっぱいになってもしまうこともあるでしょう。もちろん、学生の英語レベルに合わせて授業は組み立ててもらえますので、不安を感じている場合は学校側に正直にそのことを伝えてください。
2つ目のデメリットが、パスウェイの入学にも一定の英語力が必要なことです。
英語力が低くても留学が実現できるのがパスウェイの魅力ですが、それでも一定の英語力は求められます。
入学時に必要とされる英語のレベルは各学校でさまざまですが、英語のレベルによっては、パスウェイを利用する前に通常の語学研修を受けなくてはいけなくなったり、プログラムそのものの期間が長くなったりすることもあります。
パスウェイプログラムに申し込むまでに、できるだけ英語力を上げておくことをおすすめします。
ここまでお伝えした内容を踏まえると、パスウェイプログラムでの留学には以下のような人が向いています。
パスウェイプログラムでは、通常の直接入学と異なり、英語試験のスコア提出は不要です。そのため、「英語は上達させたいけど、テストのために勉強するのはあまり気分が乗らない」「テストはプレッシャーがかかるからできれば避けたい」といった人にはピッタリの制度と言えます。
先にお伝えした通り、パスウェイプログラムでは留学に必要な学習を、大学生として授業で受けることができます。
学力が不足している状態で留学を望む場合は本来、必要な学力を身に付けるために長期の語学学習や研修に時間とお金を費やさねばなりません。しかし、パスウェイプログラムではそれをショートカットし、現地で留学生として学習に取り組むことが可能です。
パスウェイプログラムでは、自分と同じ状況にある人たちと一緒に進学を目指します。
目標を共有するクラスメイトと一緒に学ぶので、試験対策を孤独に進めるのとは比べものにならない精神的な安心感があります。またそのような学校生活の中で、かけがえのない友人がきっと得られるはずです。
加えて専任の進学カウンセラーといつでも相談でき、アドバイスも受けられるので、知識や情報面でも心強さがあります。
ここでは、パスウェイプログラムを受け付けている国
の3カ国における学校をいくつかご紹介します。
アメリカは、
の3つの学校をご紹介します。
ハーキマー カウンティ コミュニティ カレッジは、ニューヨーク州立大学機構(SUNY)に属する2年制公立大学です。40以上の準学士号や資格プログラムを展開しており、4年制大学編入においてはニューヨーク州立大学を含めた東海岸への編入実績を多く持っています。
CNNの調査では、学生成功度(卒業率や編入率で評価)で全米トップ100位以内のカレッジに選ばれました。
URL:http://www.herkimer.edu/
住所:100 Reservoir Road, Herkimer, NY, 13350
シアトル市内に立地するシアトルセントラルカレッジは、独自の英語コースから4年制大学編入プログラムを展開しており、世界中の留学生に人気のカレッジの1つです。
約20の4年制大学とパートナーシップを組み、大学編入優先・パスウェイプログラムを持っています。在籍している留学生に対して奨学金のプログラムも提供しており、意欲の高い学生にとてもおすすめです。
URL:https://seattlecentral.edu/
住所:1701 Broadway Seattle, WA 98122
FLSインターナショナルは、1番人気のカリフォルニア州のほか、マサチューセッツ州などにもキャンパスがある学校です。
英語コース修了後はそのまま各大学へ進学する学生が多く見られ、語学学校は西部中心ですが進学先は全米で取り扱っています。キャンパスは落ち着いた安全な中小都市にあるため、比較的低コストでの留学できるのが魅力です。
住所:301 N. Lake Ave. Ste. 310 Pasadaen, CA 91101
カナダは、
の3つの学校をご紹介します。
カプランは 、ヨーロッパ、北米、オーストラリアなど世界9ヵ国、45校以上ものロケーションを持つ語学学校です。カナダの老舗校と合併したことで、実績のあるクオリティの高いカリキュラムを提供しており、国際的にもカナダ国内でも信頼を得ています。
住所:Suite 300, 755 Burrard St. Vancouver, BC
アイラックは、カナダ国内で最も規模が大きい語学学校の1つで、トロントとバンクーバーにそれぞれ複数のキャンパスを構えています。規模が大きいながら個々のニーズに上手く対応できたカリキュラムを提供しているとして、とても評価が高いです。生徒は世界70カ国以上から集まっており、国際色豊かな校風を持っています。
住所:1199 W. Pender, Unit 100,Vancouver, BC,V6E 2R1
ESCは、質の高いカリキュラムをフレキシブルに受講できることで定評のある学校です。初級から上級まで10段階あるレベルは、読み書き・会話・リスニングなど、すべてを異なるレベルで評価される細やかなシステムを採用。
提供されるコースも豊富で、個々のニーズに合ったクラスを受講することができます。
住所:79 St. Clair Ave. East, Suite 202, Toronto, Ontario M4T 1M6
マッコーリー大学は2つのキャンパスを持ち、1つはシドニーの金融街に、もう1つは北部の静かで美しい町並みの中にあります。高いレベルの研究や指導、卒業生のスキルなど、さまざまな要素でQSランクにて5つ星を獲得しています。
学生の約3割が大学院生という、大学院に重きを置いている点が特徴です。
URL:https://www.mq.edu.au/
住所:Balaclava Road, North Ryde, NSW, 2109, Australia
グリフィス大学は、1971年に当時は珍しかったアジア研究や環境科学などの実験的な学問を提供する新しいタイプの大学として設立されました。現在では包括的な研究に重きを置く大学として、世界のトップ5%に入る大学へと成長。学校には130カ国以上から学生が集まり、約43,000人の生徒が在籍しています。
URL:https://www.griffith.edu.au/
住所:Gold Goast Campus, Griffith University, QLD 4222, Australia
ここまで、留学におすすめな「パスウェイプログラム」についてお伝えしました。
パスウェイプログラムを利用すれば、英語力が低くても、プログラムを履修し規定の成績以上で卒業することを条件として大学の合格内定がもらえます。
パスウェイプログラムで留学をするメリットをまとめると、
の3つです。
パスウェイプログラムは世界各国で用意されていますので、気になる国があればぜひ調べてみましょう!
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
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