「カナダに留学するけれど、予防接種って必要なのかな…」
と感じている方。
カナダ留学や旅行で、予防接種の義務はありません。しかし留学生活をしっかりと楽しむためにも、ワクチンを接種しておくと感染症のリスクが下がります。
とはいえ、どのような予防接種を受ければいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、カナダの予防接種や医療事情、留学中に気をつけたい病気、対応できるワクチンなどを紹介します。
なお、カナダ留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
カナダ留学前の準備の流れ
[目次]
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まずはカナダの医療事情として、
を紹介します。
カナダ留学や旅行に、予防接種の義務は特にありません。受けていなくても入国や入学はできます。
しかし厚生労働省の検疫所「FORTH」などでは、できるだけワクチン接種をおすすめしています。
その理由をお伝えしますね。
予防接種をおすすめされる理由は、以下の3つです。
カナダと日本で感染を防ぐためにも、ワクチン接種をおすすめします。
カナダの医療レベルは、日本と変わらないくらい高度です。そして病院は24時間対応のため、救急時にも心配ありません。
そして医療費の目安は、以下の通りです。
日本の数倍にものぼり、自分では負担しにくいですよね。
日本でワクチンを接種することで、高い医療費の支払いを避けることができます。
予防接種は、
で受けることができます。電話で予約をしてから受診してください。
ここまで予防接種について、ざっくりと解説しました。しかし国によって、気をつけたい病気は異なります。
そこで次はカナダで気をつけたい病気を紹介します。
続いてはカナダで気をつけたい病気として、
など12種類を解説します。
咳や鼻水などの飛沫感染から広がります。症状は発熱や発疹、リンパ節の腫れなどです。
接触や唾液による飛沫感染、空気感染から広がります。症状は発熱や咳、発疹などです。
破傷風は世界中で流行しており、切り傷などの傷口から感染します。
症状は主に、けいれんです。
動物のかみ傷から感染します。症状は発熱や頭痛、倦怠感、知覚異常などです。
A型肝炎は、厚生労働省の検疫所が注意を呼びかけています。感染経路は、ウイルスを持った飲食物の摂取。症状は食欲不振や腹痛、おう吐、腹痛などです。
B型肝炎は、以下のエリアで感染のリスクがあります。
感染はウイルスを持った血液や体液との接触のため、ケガの治療などにも注意が欠かせません。症状は食欲不振やおう吐、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなること)の出現などです。
カナダでも冬(12〜2月)にインフルエンザが流行するため、予防接種を受ける人が多いです。症状は発熱やせき、頭痛などです。
ウイルスが魚介類など生の食品に潜伏しており、感染者との接触や飛沫感染から広がります。
症状は腹痛やおう吐、下痢、軽い発熱、悪寒など。また脱水症状に発展することもあります。
ノロウイルスの予防接種は、現在ありません。そのため予防として手洗いうがいをし、発症後は薬で症状をおさえます。
ウイルスを持っている蚊にさされることで感染します。特に蚊の増える4〜10月まで、発症する人が少なくありません。
ただし感染しても、発症するのは2割だけ。そして発症した場合は、発熱や頭痛、筋肉痛を感じます。ワクチンはないため、虫除けスプレーなどで蚊にさされないようにしましょう。
ネズミなどげっ歯類が持つウイルスで、主にカナダ西部で発症の可能性があります。
感染の原因はネズミの糞や尿にふれる、排泄物を含んだほこりを吸い込む、ネズミにかまれるなど。症状は発熱や悪寒、めまい、目の充血などです。
ネズミに近づかないように気をつけてください。
ライム病の菌を持つダニにかまれて発症します。
症状は赤い発疹や頭痛、関節痛など。かまれた場合の治療は、ダニの除去と抗生物質の投与です。
続いては受けておきたい予防接種として、
など6つを紹介します。
MMRでは「風疹、はしか、おたふく風邪」を予防できます。
日本人は子供の頃に接種している人が多いですが、大人になって免疫が弱くなっていることも。過去の接種歴を確認して、時間がたっている方は受診をおすすめします。
費用は1万円です。
DPTでは「ジフテリア、百日咳、破傷風」を予防できます。
DPTも小さい頃に受けている人が多いですが、4〜12年で免疫が下がることも少なくありません。成人してから再びワクチンを接種することで、予防できる可能性も高まります。
費用は1万円です。
ハイキングなど、野生動物とふれあうことがある人に接種をおすすめします。
費用は2万〜3万円です。ワクチンを数回にわけて接種するため、早めの準備を心がけてくださいね。
ワーキングホリデーなど1年以上の滞在者向けで、費用は1万〜2万円です。
ワーキングホリデーなど1年以上の滞在者向けで、費用は、1万〜2万円です。
冬に留学や旅行をする人向けで、費用は3,000〜4,000円です。
ここまで受けておきたい予防接種について、ざっくりと解説しました。続いては、予防接種を受けるまでの簡単なスケジュールを紹介します。
ここからはワクチン接種のスケジュールとして、
を紹介します。
ほとんどの人は、母子手帳に今までのワクチンの接種歴が記録されています。
しかし接種したワクチンが、誰でも同じというわけではありません。生まれた年代によって、義務付けられている予防接種が変わっているからです。
母子手帳を確認して、自分に足りないものだけワクチンを接種しましょう。
留学の6カ月前には準備をはじめましょう。なぜならワクチンの中には、数回にわけて接種するものもあるからです。
留学日から計算して、なるべく早めに予防接種を受けてください。
流れは以下の通りです。
1.必要な予防接種を確認する
2.希望のワクチンに対応しているか、病院に確認して予約をする
3.予防接種を受けて、証明書を発行してもらう
追加料金は必要ですが、英文の証明書を発行してもらうと安心です。費用は5,000〜1万円ほどです。
ここまで予防接種について、解説しました。続いては、病気にならないための注意事項を紹介します。
注意事項として、
の3つを解説します。
風邪などの体調不良は、食事や睡眠が足りていないときに起こりやすいです。留学や旅行中でも、栄養バランスの取れた食事と、7〜8時間の睡眠を意識してみてください。
野生動物にはなるべく近づかないようにしましょう。ウイルスを持っている動物にかまれた場合、すばやいアフターケアが欠かせません。
しかしカナダの病院は予約制のため、救急でも12〜24時間ほど待つことがあります。そのため病気を防ぐためにも、野生動物には近づかないようにしましょう。
A型肝炎やノロウイルスなどは、生ものを食べることから感染します。
日本では一般的な刺身や卵かけごはんなどは、海外でも同じように食べるわけではありません。海外で生ものを食べると、腹痛やおう吐などの症状がでることもあります。
生ものを避けるだけでも、感染症を予防できます。最後に、病気になったときの対処法も紹介しますね。
病気になったときの対処法として、
の3つを解説します。
風邪をひいてのどの痛みや腹痛などを感じたとき、市販薬を飲む人も多いかと思います。
しかし海外の薬局で、薬を探すことは簡単ではありません。言葉や効果がわからないまま薬を探すことは、なかなか難しいからです。
そのためなるべく日本から、いつも使っている薬を持っていきましょう。薬を飲んでしばらく安静にしてみてください。
常備薬を飲んでもなおらないときには、カナダの病院を受診しましょう。
ただし英語での診察のため、なるべく日本語対応サービスのある病院へ行くことをおすすめします。
また日本の保険証などは使用できません。そのため次で紹介する、海外旅行・留学保険への加入が必要です。
海外で日本の健康保険は使用できないため、基本的に診察代金などはすべて自己負担です。しかしカナダの医療費は高く、数百万円にのぼることも少なくありません。
またすべて英語の診察のため、なかなか診察内容を理解することが難しいです。
そのため海外旅行保険や留学保険に加入し、日本語対応のサポートデスクに問い合わせる方がスムーズです。
病院手配の依頼やキャッシュレス診療ができるため、精神的な負担を感じません。病院に行く前に、まずは保険会社に問い合わせてみてください。
今回はカナダ留学や旅行における予防接種について解説しました。
おさらいすると、カナダ留学前の予防接種は義務ではありません。しかし感染症のリスクを減らすために、ワクチンを接種しておくと安心です。
おすすめの予防接種として、以下の6つを紹介しました。
予防接種には、3カ月をこえる長い時間がかかることもあります。
今回の記事を参考に、予防接種のスケジュールを考えてみてくださいね。
なお、予防接種以外に留学で準備すべきことなどは、LINEで相談を受け付けているので、語学学校や滞在先の手配をはじめ具体的に準備を進めたい方はお気軽にご相談ください。
またカナダへの留学準備を進める中で、抜け漏れがあったら大変です。留学直前で慌てないためにも事前に準備すべきことはあらかじめ把握しておきましょう。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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