「イギリスに滞在してみたいけど、生活費はいくらぐらいかかるのかな?」
と思っている方。
イギリスはヨーロッパでも数少ない英語圏の国であり、歴史とアート溢れる街並みが魅力のため、留学先として人気を集めています。イギリスに長期滞在するうえでは、そこでの暮らしにかかる生活費をあらかじめ計算しておくことが必要です。
とはいえ、イギリスでの生活はなかなか想像がつきませんよね。
そこでこの記事では、イギリスの物価についてご紹介します。
文化の異なるイギリスでの生活は想像しづらく思えますが、押さえるポイントはそれほど多くありません。まずはこの記事で、イギリスでの生活イメージをざっくりとつかみましょう!
なお、イギリスの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
イギリスのおすすめ観光スポット・イベント・グルメを紹介!
[目次]
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イギリスの付加価値税(日本でいうところの消費税)は20%と、日本の2倍以上であるため、物価の高い印象があります。しかし、日本と異なるのは食料品などの「生活必需品」には税金がかからない点です。生活必需品の一例をあげると、
・おむつなどの赤ちゃん用品
・子ども用衣料
・文房具
・本
など。課税対象にはイギリス国内でも異論があるようで、たとえば「ビスケット」は課税対象ではないのに、「チョコレートビスケット」は課税されてしまうそうです。ちょっと線引きがわかりにくいですよね。
このように、消費税においては日本よりも厳しいイギリスですが、非課税の商品をうまく利用すればそれほど日本との差は感じないでしょう。
結論から言うと、イギリスの物価は日本より高いと言えます。
日常でよく使う「生活必需品」であれば、日本と同等もしくはそれよりも安価に手に入れることもできますが、その他の商品やサービスは総じて日本より高いです。
もちろん、為替レートの影響も無視はできません。イギリスの為替レートは変動がやや大きいため、渡英する際にはレートをしっかりと確認しておきましょう。
ちなみに現在の円とポンドのレートは、以下の通りです。
・1ポンド=143円(2018年8月現在)
ここ数年のレート変動は、高値ですと2015年の1ポンド190円、安値ですと2016年の1ポンド130円となっています。本記事ではここ数年の平均値を取り、1ポンド=150円として計算させていただきますのでご了承ください。
生活必需品については日本と同等の物価にもかかわらず、どうして「イギリスは物価が高い」と言われるのでしょうか?理由として考えられるのが、
・都市部(特にロンドン)の地価高騰
・嗜好品が高い
・商品やサービスの質が日本と比べて低い
の3つです。
イギリスの地価の高さは世界的にも有名です。イギリスの世界最大級の金融グループUBSが毎年発表している「不動産バブル指数」において、2015年にイギリスのロンドンが1位となっています。
また、「BUSINESS INSIDER JAPAN」が2017年にまとめた「世界で最も家賃が高い21都市」においてはイギリスのロンドンが第4位にランクインしました。ちなみに日本の東京は第10位です。
【アパートの家賃が高い上位10都市】(平均的な2ベッドルームの月額家賃)
1. アメリカ合衆国 / サンフランシスコ(38万4,600円)
2. 香港(36万1,000円)
3. アメリカ合衆国 / ニューヨーク(32万4,400円)
4. イギリス / ロンドン(29万1,800円)
5. スイス / チューリッヒ(28万1,000円)
6. イギリス / エジンバラ(26万3,300円)
7. フランス / パリ(25万5,200円)
8. アメリカ合衆国 / ボストン(24万8,100円)
9. オーストラリア / シドニー(23万8,000円)
10. 日本 / 東京(22万4,100円)
参考:BUSINESS INSIDER JAPAN「世界で最も家賃が高い21都市」
イギリスでは、生活必需品が安く抑えられている分、
・タバコ
・ホテル
・外食
など、嗜好品などが軒並み高いです。観光に関わる料金も高めなので、日本からイギリスを訪れる人の多くが「イギリスの物価は高い」と感じてしまいやすいといえます。
イギリスの物価を高く感じてしまう理由として「日本の商品やサービスの質が高過ぎる」ということがあります。
日本に住んでいると気付きづらいですが、日本の商品やサービスの品質は世界でもトップクラスです。
・交通機関に遅延がほとんどない
・飲食店で気持ちの良いサービスが受けられる
・外食が安くて美味しく、種類も豊富
など、数え上げれば切りがありません。
このような恵まれた環境にいるため、イギリスを訪れると「質が悪いのになんでこの価格なの?」と疑問に思うことが多いのです。
次は、地域ごとの物価を紹介します。イギリスはロンドンにおける物価の高さ印象が強いですが、地方に行けばそれほどコストをかけずに生活が可能です。
グローバル物価調査サイト「Expatistan(エクスパティスタン)」は世界1,600地域を比較し、物価が高い順にランキングしました。
その中でイギリスの上位10エリアをお伝えします。
【イギリスの物価上位10エリア】
1. バミューダ・ハミルトン
2. グランドケイマン島(ケイマン諸島)
3. ロンドン
4. ブリストル
5. レディングバークシャー
6. エジンバラ
7. バーミンガム
8. マンチェスター
9. リーズ
10. グラスゴー
ちなみにバミューダ・ハミルトンは世界中でもっとも物価が高く、グランドケイマン島に関しても世界第3位にランクインしてます。世界有数のリゾート地だけあって物価が高いのですね。
参考:Expatistan「Expatistan Cost of Living Index
物価ランキング上位にあるイギリスのリゾート地は除外し、滞在先として「物価が高いエリア」と「物価が安いエリア」に区分してみます。
【物価が高いエリア】
・エジンバラ
・バーミンガム
・マンチェスター
【物価が安いエリア】
・ロンドン
・ブリストル
・レディングバークシャー
・リーズ
・グラスゴー
一般的に、賃金と物価は相関関係が強いです。ここではイギリス人と、日本人が働く場合の平均賃金をそれぞれ比べてみます。
イギリス統計局の発表によると、イギリス人の平均賃金は以下の通りです。
【月収】約2,200ポンド(約33万円)
【年収】約27,000ポンド(約405万円)
日本人の平均は月収が20〜25万円、年収が250〜350万円であることを考えると、イギリスの賃金の方がかなり高いです。ちなみに、イギリスにはボーナスの制度が無いため月収を比較する際はその点に注意しましょう。
日本人がイギリスで働くいたときの平均賃金は、以下の通りです。
【月収】約1,250~2,200ポンド(約19~33万円)
【年収】約15,000〜27,000ポンド(約225〜405万円)
基本的に賃金はイギリス人と変わりませんが、非スキルワーカーの場合は平均的な給料を手にすることは難しいでしょう。
ここでは、実際にイギリスで生活する場合にかかる費用を項目ごとにお伝えします。
先にお伝えした通り、イギリスでは課税の対象となる商品が日本とは異なります。項目ごとの価格帯を押さえておくことで、生活費を抑えるうえで役に立つでしょう。
イギリスの食品の特徴は、1袋あたりの分量が多いことです。まとめ買いをすればイギリスの方が安く済みます。
イギリスでは野菜やフルーツには課税がされないので日本と比べても安いと感じるものが多いです。
【ミニトマト1パック】1ポンド(150円)
【じゃがいも1kg】 1ポンド(150円)
【リンゴ10個】1.3ポンド(200円)
ちなみに日本で購入する場合は、
【ミニトマト1パック】200円
【じゃがいも1kg】 300円
【リンゴ10個】700円
程度です。イギリスの方が全般的に安いといえます。
お肉については100gあたりの値段で確認していきます。
【牛肉】1.5ポンド(225円)
【豚肉】1ポンド(150円)
【牛ひき肉】1ポンド(150円)
【鶏モモ肉】0.6ポンド(90円)
【豚ひき肉】0.5ポンド(75円)
日本と比べると肉類は高めです。鶏モモ肉、豚ひき肉あたりは違和感なく購入ができそうですね。種類によっては、1kg単位でまとめて購入できることもあります。まとめ買いして冷凍保存しておくのがよいでしょう。
ちなみにイギリスで食べられる魚というと「サーモン」か「タラ」くらいです。それほど魚の品ぞろえは悪く、イギリスではあまり食されていません。加工品のタラのフィッシュケーキは1.5ポンド(225円)で売られています。
イギリスでも卵は日常食としてよく食べられていますが、日本と違うのは「生で食べない」ことです。海外ではサルモネラ菌の危険があるため、日本と異なり生で卵を食べることはほとんどありません。
もしイギリスで生卵が食べたいのであれば、パッケージに「Lion Quality」と書かれたライオンマークの付いた卵を購入してください。サルモネラ菌が含まれていない保障がされている卵です。
【卵6個】1ポンド(150円)
日本では10個入りで150円程度で売られていますので、卵は値段・品質ともに日本の方が上といえます。
イギリスのパンはどこで売っているパンも美味しいものが多いです。
【食パン1斤】1ポンド(150円)
日本でも食パンは、150円程度で売られておりイギリスと値段はほぼ変わりません。
イギリスでお米を食べる習慣はありませんので、基本的にお米を入手する場合割高になってしまいます。日本のお米を買う場合の値段は以下の通りです。
【日本米5kg】20ポンド(3,000円)
日本で買う場合の約倍の値段ですね。
ちなみに「もっと安くお米を食べたい!」という方には裏ワザがあります。イギリスの伝統的なお菓子「ライスプディング」に使われる「プディングライス」というお米はなんと500gで1ポンド。
日本のお米と比べると粘り気がなくパサついていますが、カレーなどの料理に使うのであればそれほど気になりません。節約したい方にはおすすめです。
水は日本と同じ程度の値段ですが、ジュースはイギリスがやや割高です。
【水500ml】0.5ポンド(75円)
【コーラ500ml】1.25ポンド(187円)
イギリスの乳製品は、日本よりも安くて美味しいものが多いです。
【牛乳2リットル】1.5ポンド(225円)
【バター250g】1ポンド(150円)
【チーズ250g】1.9ポンド(285円)
特にバターやチーズなどの加工製品は日本と比べても半額近いのでお得感がありますね。
「ティータイム」が有名なイギリスでは、紅茶と一緒に食べる焼き菓子が多く売られています。
【ビスケット1袋】1ポンド(150円)
【シュークリーム1個】0.8ポンド(120円)
【アイス4本入り】1ポンド(150円)
お菓子の値段はそれほど日本と変わりませんね。
イギリスは日本よりも冷凍食品が流通しています。初めてスーパーに行くと、冷凍食品コーナーの広さに驚く方が多いです。
【冷凍ピザ1枚】1ポンド(150円)
【冷凍ラザニア】1ポンド(150円)
1品で食事として十分満足できるものが多く、忙しいときに助かります。
また、カップラーメンは現地のものだとあまり味がよくありません。やや高いですが、できれば日本のものを食べたいところです。
【現地のカップラーメン】1ポンド(150円)
【日本のカップラーメン】2ポンド(300円)
イギリスは「サービス」に対する対価が高いので、必然的に外食も高くなります。テーブルにウェイターが料理を運んでくるようなレストランで食事をすると、日本の倍くらいの値段は覚悟してください。
【レストラン】15~30ポンド(2,250~4,500円)
ちなみにファーストフードもやや割高ですが、マクドナルドに関しては日本と同じ価格帯となっています。
イギリス国内にはスターバックスの直営店が約500店舗ほどあります。スターバックスのコーヒー価格で日本と比較してみます。
【スターバックスラテ】2.25ポンド(337円)
【キャラメルフラペチーノ】3.4ポンド(510円)
日本より数十円イギリスの方が高いようですね。
イギリスの衣類の値段は日本と同じくらいですが、「PRIMARK」というイギリスで大人気のファストファッションブランドがあり、値段は日本で一般的に売られているものよりはるかに安いです。
いくつか値段を見てみましょう。
【靴下5セット】2.25ポンド(337円)
【Tシャツ】2.5ポンド(375円)
【カジュアルパンツ】10ポンド(1,500円)
【スーツ】11ポンド(1,650円)
次に、消耗品を比べてみましょう。「比較的安い消耗品」と「「比較的高い消耗品」に分けてお伝えします。
【ハンドソープ500ml】2ポンド(300円)
【ボディソープ400ml】2ポンド(300円)
【歯磨き粉75ml】1ポンド(150円)
【洗濯洗剤900ml】3ポンド(450円)
【台所洗剤600ml】1.4ポンド(210円)
【シャンプー・コンディショナー400ml】3.2ポンド(480円)
【BOXティッシュ1箱】1.5ポンド(225円)
【トイレットペーパー12ロール】5ポンド(750円)
【キッチンペーパー6個】3ポンド(450円)
ティッシュ類はかなり高いですね。無駄遣いはできません。
鉄道を利用する場合、1回のみの利用だと非常に高くつきますので、「オイスターカード」と呼ばれる定期券を使いましょう。鉄道の利用は「Zone」と呼ばれるエリアごとに設定されています。
【地下鉄】
Zone1以内:1回2.4ポンド(360円)、1週間のトラベルカード32.4ポンド(4,860円)
Zone1-2: 1回2.9ポンド(435円)、1週間のトラベルカード32.4ポンド(4,860円)
Zone1-3:1回3.3ポンド(495円)、1週間のトラベルカード38.0ポンド(5,700円)
【バス】
Zone関係なく1回1.5ポンド(225円)、1週間のトラベルカード21.2ポンド(3,180円)
交通費は全体的に日本の方が安いといえます。
スマホなど携帯電話の通信費は標準的な料金です。音声通話量・テキスト量・モバイルデータ量、契約期間に応じて異なりますが、日本と比べても違和感はありません。
【1カ月SIMカード】10〜16ポンド(1,500〜2,400円)
次に比べるのは、イギリスでの滞在費。生活費に大きな影響を与えるのが家賃です。各種滞在費用を見ていきましょう。
イギリス留学やイギリスのワーキングホリデーで住居を構えるとき、ほとんどの場合フラットシェア(寝室以外の設備を2人以上の居住者と共有して生活するタイプ)で生活します。
もしもアパートに住むなら、以下の費用が必要です。
【ロンドンエリアの1カ月家賃】500ポンド~(7万5千円~)
【その他エリアの1カ月家賃】400ポンド~(6万円~)
Zone1の物件はなかなか手が出しにくいので、個人的にはZone2エリアの物件を中心に探すと良いでしょう。Zone2であれば通学時間も30分~40分でおさまりますし、バスで中心部まで出るといったことも可能です。
次は、ホテルです。ロンドンなどの都市部であれば、かなり高いホテルもありますが、一般的なホテルであれば比較的安く利用できます。
【高級ホテル】400ポンド~(6万円~)
【一般的なホテル】40ポンド~(6千円~)
宿泊費を安く済ませるなら、ユースホステルもおすすめです。ユースホステルとは、1つの部屋に複数人が宿泊するドミトリータイプの宿泊施設を指します。
【ユースホステル】15ポンド(2,250円)
次は、タバコやビールなど嗜好品を比べます。
イギリスはヨーロッパの中では、比較的喫煙に対して寛容な国です。タバコは建物の中では一切吸えませんが、外に出れば基本的にどこでも吸えます。しかしながらタバコの値段は日本の倍以上の価格です。
【マルボロ1箱】9ポンド(1,350円)
イギリスはビールの品質が高く、値段もお手頃なことで知られています。スーパーなどで買う缶ビールと、パブでのビールの値段を見てみましょう。
【缶ビール500ml】1~2ポンド(150~300円)
【PUBのビール1パイント(550ml)】3.5~5.5ポンド(525~825円)
イギリスの居酒屋はPUBと呼ばれ、日本の居酒屋とはシステムが異なります。飲みたいものをカウンターで頼み、その場で支払う「キャッシュオン」システムのため、自分のペースで飲むことができ、安くあがることが多いです。
電化製品は、イギリスで買うと割高感を感じます。日本の品質と比べると故障・部品漏れなどが多いからです。それでいて値段についても日本と同じか、高いことが多いです。
【電子レンジ】150ポンド(2万2,500円)
【冷蔵庫】200〜1,000ポンド(3〜15万円)
【テレビ(42インチ)】400ポンド(6万円)
次は、観光やアクティビティの費用をご紹介します。イギリスはほとんどの美術館や博物館で料金が無料のため、それらを中心に観光すれば費用をかなり抑えることが可能です。
ここでは、費用が発生する観光名所に絞って物価を確認します。
【バッキンガム宮殿】23ポンド(3,450円)
【シャーロック・ホームズ博物館】15ポンド(2,250円)
【ロンドン塔】20ポンド(3,000円)
【ストーンヘンジ】17.5ポンド(2,625円)
【ミュージカル鑑賞】60ポンド(9,000円)
観光名所と呼ばれるところはそれほど安いとは言えませんね。
日本からイギリスまでの飛行機代は、直行便か乗継便かによっても変わってきます。成田・羽田からはロンドンへの直行便があり、安いときで往復6~10万円前後で購入することができます。ヒースロー空港は空港税が高いことでも有名です。
【オフシーズン】6〜10万円
【ハイシーズン】11~15万円
安いシーズンを狙うなら1月~3月がおすすめですよ。
これらの物価を元に、次は1カ月のイギリス留学にかかる費用を解説します。
イギリス行き(ロンドン・マンチェスター・エディンバラ)格安航空券の相場は?購入方法まで徹底解説
イギリスに1カ月留学すると、平均60万円の費用が必要です。
【往復の航空券】1,200ポンド(18万円)
【授業料】1,000ポンド(15万円)
【入学金】70ポンド(1万500円)
【教科書代】25ポンド(3,750円)
【生活費】1,400ポンド(21万円)
生活費には家賃、水道・光熱費、食費が入っています。
費用の大半は、航空券と授業料、滞在費です。都市部ほど学校が多いため、授業料が安いことも多いです。節約したければ、都市部の学校を選びましょう。
より具体的な語学留学を知りたい場合には、ぜひスクールウィズのLINE相談をご利用ください。都市ごとの費用イメージや、おすすめの語学学校の提案、お見積りや申込みといった手続きなど、検討状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗っているので、検討が前に進みます。
以上、イギリスの物価をさまざまな角度から解説しました。次に、現地で節約するコツをご紹介します。
イギリスでの留学費用で節約するにはいくつかのポイントがあります。
・フラットシェアを利用する
・格安スーパーを利用して自炊する
・学生割引のオイスターカードを利用する
家賃を節約するには、フラットシェアと呼ばれるルームシェアがおすすめです。ホームステイや寮よりも、家賃が数万円節約できます。
都市部のアパートであれば平均15万円かかる家賃が、ルームシェアであれば700ポンド(約10万円)と、5万円近く節約できます。固定費をおさえれば、生活しやすくなるはずですよ。
ただし、人と生活するシェアハウスは気をつけないとトラブルが発生してしまうことも。未然に防ぐためにもしっかりとポイントを押さえた上で利用を決めましょう。
安いけどトラブルも?イギリス留学中のシェアハウス事情についてレポート
家賃の次に節約できるのが、食費です。格安スーパーが近くにあれば、そこを積極的に利用しましょう。
おすすめのスーパーは、
・テスコ
・アイスランド
・アスダ
・ネットー
・モリンズ
などです。特にそのスーパーが開発して販売しているプライベートブランド品は値段がかなり抑えられています。
詳しいイギリスのスーパー情報はこちら
学生割引のオイスターカード(Oyster card)を利用すれば、交通費が30%おトクになります。基本的な移動は、地下鉄(チューブ)ではなくバスを利用し、比較的短い距離であれば節約と健康のために歩くことを心がけましょう。
イギリスでの1カ月の生活費は、約20万円です。
内訳は以下の通りです。
【家賃】700ポンド(105,000円)※水道光熱費込み
【食費】300ポンド(45,000円)
【交通費】40ポンド(6,000円)
【通信費】20ポンド(3,000円)
【観光・交際費】200ポンド(30,000円)
個人差はありますが、平均20万円あればイギリスで生活できるはず。渡航するときは万が一を考えて、多めに貯金を用意しておいてくださいね。
ここまで、イギリスの物価についてお伝えしました。
イギリスでの生活は、「お金がかかる」と言われがちですが、物によってはそれほど日本と変わりません。
物価が高いと思われている理由として考えられるのが、
・都市部(特にロンドン)の地価高騰
・嗜好品が高い
・商品やサービスの質が日本と比べて低い
の3つです。特にロンドンの家賃の高さは世界でもトップクラスなので、フラットシェアや郊外のアパートを活用して家賃を抑える工夫が必要です。
イギリスでは生活必需品の課税が免除されますので、
・野菜やくだもの
・パン
・乳製品
・冷凍食品
などは日本と比べても割安です。自炊をする中で積極的に活用しましょう。
このように、生活費への影響が大きい家賃や食費を工夫するだけで、イギリスでの生活はかなり楽になるはずです。無理をせずに、できる範囲で節約を心がけ、ゆとりあるイギリス生活を満喫しましょう!
なお、イギリスでの語学留学やワーキングホリデーを検討している場合には、ぜひスクールウィズのLINE相談をご利用ください。費用イメージやおすすめの都市、語学学校の提案、お見積りや申込みといった手続きなど、検討状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗っているので、検討が前に進みます。
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