オーストラリアでワーキングホリデーするなら押さえるべき滞在方法まとめ

こんにちは!
1年間オーストラリアでワーキングホリデーに参加していた、タピオカと申します。

ワーキングホリデーの特権といえば、その国に「暮らせる」こと。

観光と大きく違う点の1つは、現地での滞在方法だと思います。観光のように、短期間の滞在であればホテルで問題ないでしょう。
ですがワーホリともなれば長期的に滞在する方法を考えなければなりません。

日本の1人暮らしや家族と住むように、『家』に住み、生活するのです。
海外で家に暮らすって本当に特別な時間です。

それでは、オーストラリアでのワーキングホリデーにおいて、どのような滞在方法があるのか、主流は何なのかをご紹介します。それぞれの目的に合った滞在方法を見つけてみてください。

なお、オーストラリアのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説

当記事は2016年2月時点での情報を元に作成しております。
公開から年月が経ち、情報が古くなっている恐れがございますので、記事内で紹介しているオーストラリアの滞在先については、最新の情報を「オーストラリア留学の滞在先の種類と特徴」よりご参照ください。

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(1) 最初はやっぱりホームステイ?

ホームステイ

ホームステイはよく耳にすると思います。現地の方の家に住まわせてもらい、一緒に生活を送ることで、海外の生活を体験できます。
オーストラリアのワーキングホリデーでは、平日2食、土日祝日は3食付が基本となってきます。

環境

平均一家族に1人もしくは2〜5人ほどが生活しています。

料金

これは住む地域の不動産状況に寄ります。

私の住んでいたシドニーでお話ししますと、シドニーは大都市になりますので、当然物価や家賃も高いのが現状です。

6週間で申込んで$1500です。日本円にして約15万円と考えるとなかなかの金額ですね。
これがケアンズやパースなどの少し田舎になるともう少し安くなりますが、シドニー、メルボルン、ブリスベンあたりはほぼこの金額と考えておいた方がいいかもしれないです。

なぜ高いのかというと、やはり斡旋料が含まれるからだと思います。

メリット

  • ・慣れない地域で住むところが決まっているだけでも安心感があります。
  • ・ホームステイ中に街の様子を覚えられる(スーパーや学校、その他施設)
  • ・次の住む場所を探す期間に余裕を持てる(治安の悪い地域の把握など情報収集の時間を持てます)
  • ・ネイティブと話せる

デメリット

  • ・シティから遠い
  • ・当たり外れがある(これは感じ方ですが、けっこうシビアです)
  • ・学校(シティ)までの交通費がかかる
  • ・遅くなるときや休日の予定によりゴハンが必要ない時など常に連絡が必要

オーストラリアのホームステイはビジネスとして捉えられている傾向にありますので、非常にドライです。あまり手厚く歓迎してくれるところはないので、期待しすぎないようにすることがポイントです。

またシティまでも不便な上、交通費が意外と出費になりますので、長期滞在はお勧めしないです。
私は6週間でしたが、長過ぎて最後は早くルームシェアに移りたかったのを覚えています。滞在期間は選べますので、3週間、人によっては2週間でも充分かと思います。

家探しの不安もあるかもしれませんが、ワーホリの経験者は多いので情報はすぐに集まります。早めに自分の生活スタイルを確立できる状態に持っていった方がいいと思います。

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(2) ワーホリの生活スタイルNo.1、ルームシェア

オーストラリアでルームシェア
シティでシェアしていたときのタワーマンションのロビー

ルームシェアとは、1つの家を複数人で共有して住むという形態です。
日本の1人暮らしとは違ってキッチンやお風呂など共有部分が出てきます。
オーストラリアのワーキングホリデーでは、ルームシェアが一番一般的な生活スタイルとなります。

日本ではあまり耳慣れない言葉なので、この生活スタイルが成り立つのは最初は驚きですが、はっきりいって楽しいです!
ワーホリ中の人だけがするスタイルではなく、オーストラリアに住む現地の方も同様にルームシェアで生活することが多いです。
日本の1人暮らしとは違ってルームシェアが主流なんですね。

ですからあまり一人暮らしをする方はいないようです。国籍が違う人と暮らすことって、日本ではなかなかないと思うのでぜひ楽しんでほしいです。

環境

ルームシェアは大きく分けて2つあります。

  • 1)1つの部屋を複数人でシェアする
  • 2)オウンルームと言われる、1人部屋を提供してもらう

住む家は同じなので、キッチン、浴室、リビングなどの共有部分はありますが、1人の時間が欲しい方も多いと思います。そういう方は部屋だけは1人部屋を用意してもらいましょう!

料金

ルームシェアは、オーストラリアのどの地域かによってだいぶ値段の幅があります。

■シドニー

シティ シティ以外(郊外)
ルームシェア2人 $160〜 $135前後
ルームシェア3〜4人 $130〜 あまりない
オウンルーム $280〜 $200〜

私が暮らしていたシドニーの家賃相場は上記のような感じですが、パースやケアンズのような都会とは異なる場所は家賃も一気に値下がります。

例)ケアンズ:
大きなショッピングセンターまで徒歩10分で、オウンルーム$105前後、2人部屋で$85前後とかなり幅があります。

ノースシドニーにあるシェアハウス
シティから外れたノースシドニーに住んでいたときのシェアハウス

メリット

  • ・誰かに連絡をする必要がない
  • ・国籍の違う人と交流が持てる
  • ・ホームステイと比べて家賃が安く済む
  • ・タワーマンションに住むこともできる
  • ・寂しくない
  • ・体調不良のときでも誰かがいてくれる
  • ・友達を呼んでホームパーティやシェアメイトと時には夜まで語り合える(修学旅行みたいです)

デメリット

  • ・1人になれない(オウンルームの人は別ですが)
  • ・入れ替わりなどもあるので、気が合わないルームメイト(部屋が一緒)もしくはシェアメイト(部屋は別だが同じ家に暮らす人)の場合は苦労する場合もある
  • ・意見が合わなかった時や、けんかしたときの気まずさ
  • ・生活スタイルの違い(昼夜逆の場合もありえます)

注意点

  • ・シェア物件が決まると、ポンドと呼ばれる保証金を支払います。これは家賃2週間分を納めますが、退去時に戻ります。

  • ・オウンキーが持てるかどうか。
    : 家の鍵ですが、ほとんどが1人1つ持てます。ですが、人数の多い物件になるとそれが難しいため、曜日によって担当を決めていたり、持てない場合は誰かに合わせて出入りしなくてはならないので、オウンキーが持てるところをオススメします。

  • ・最低居住期間の有無。
    : 2週間以上は住んでくださいなどの規約があることもありますので、確認が必要です。

  • ・退去時に自分の代わりに住む人を見つける有無があるか。
    : 本来、退去日が決まりオーナーに伝えるとオーナーは次に住んでもらう人を探します。ですが、稀に自分で次の人を探さなくてはならない場合があります。これは大変なので確認と同時にそういう物件は避けた方が無難です。

シェア生活は楽しいほうが断然多いですが、基本は他人同士の関わりで成り立っていますので、気遣いは必要です。日本人は個人部屋を持ったり1人暮らしをしている方が多いので、1つの家で5人までが理想かと思いました。

また、1部屋4人という物件も見ましたが、さすがに狭く、プライベートもないに等しいので、2人部屋がちょうど良かったです。


経験として、学校へ行く人はシティに住んだ方がいいと思います。家賃が多少高いですが、シティ以外だと結局交通費がかかるので同じです。

友達と遊ぶときもシティになることがほとんどなので、時間などの有効性を考えるとそちらをオススメします。
郊外へ住むなら、仕事もそちらに移せば節約になると思います。

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(3) YHA(ユースホステル)、バッパー(旅行者専用格安宿)

YMA(ユースホステル)、バッパー
YHAの共有スペース

ホームステイとシェアハウスの中間くらいです。短期の旅行者や、ワーホリで家を探す間など、とても便利です。ホームステイに比べて安価で立地もいいのが特長です。インターネットも有料で置いてあります。

環境

場所によりますが、大体4人、6人、8人部屋が主流です。
男女共用、男女別共にあります。

キッチンとシャワールームが共用で、部屋は2段ベットが人数分です。
床スペースは狭いので、スーツケースなど荷物は普段は広げないようにし、必要なときだけ広げます。

料金

1泊$35〜ですが、割当人数や立地により異なります。

メリット

  • ・ 立地条件がいい
  • ・ 宿泊日数が自由
  • ・ 色々な国の人と交流ができる
  • ・ シェアに比べて気を使わない
  • デメリット

  • ・ 常に出入りが激しく人が定まらないので、持ち物などに注意しなくてはならない
  • ・ 意外に安くはない
  • 注意点

    鍵は必ずかけ、貴重品は持ち歩くこと。

    同じ部屋の人を100%信頼するのは危険です。盗難もあるので油断してはいけません。
    鍵のかからないバックなどは南京錠などを買って対策するといいと思います。

    私は盗難にあったことはありませんが、海外であることを意識して細心の注意は払っていました。同部屋の人はいい人が多かったので、話したり、異文化交流が楽しかったですよ。

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    オーストラリアの認定制度、WWOOF(ウーフ)

    オーストラリアの認定制度、WWOOF(ウーフ)

    オーストラリアの認定制度、WWOOF(ウーフ)についてご紹介いたします。WWOFは、現地で農場などを営むホストと、そこで手伝いたい・学びたい人を繋ぐ制度です。もし、シドニーやケアンズ、メルボルンなどの主要都市に住まない場合やお金を減らさずに過ごしたい人、田舎暮らしも体験してみたい人にオススメな選択肢です。

    環境

    WWOOFでは田舎暮らしが基本になります。
    1人部屋を与えてもらえますが、時期よって人数が多い場合はルームシェアになります。

    料金

    WWOOFでは食事と住まいは無料で提供してもらえます
    その代わり、家の仕事を手伝います。私は牧場を経営しているところとマンゴーファームのお宅にお世話になったので、動物の世話やマンゴーをひたすら切っていました。

    メリット

    • ・出費を抑えられる
    • ・田舎暮らしが体験できる
    • ・英語を使うことができる
    • ・滞在期間の自由

    デメリット

    • ・田舎暮らしなので飽きることもある
    • ・お金を増やすことができない

    注意点

    この制度利用にはウーフメンバーにならなくてはなりません。
    メンバーになるには、受け入れ先が登録してある本を1冊購入します。日本語情報センターなどで購入可能。$60前後だったと思います。この本を元に自分で電話をして交渉します。

    ホームステイと違ってお金を払わないので、最後私は出費を抑えたくてこの方法を使いました。またオーストラリアの制度なので、面白いとも思ったのでやってみました。牧場での動物の世話はかわいくて、特にミルクを上げる時間が楽しみでした。


    ワーホリでの滞在にはこうした選択肢がいくつかあります。

    ご自分に合ったスタイルを選択すること、また、1年もいられるのですから、1つだけではなく、色々な滞在方法を経験することで、ワーホリの想い出がグッと増えます。

    ぜひ色々な場所へ行って、その街の滞在を楽しんでみてください。
    ワーホリをとことん味わい尽くしましょう。
    おすすめの都市や費用などオーストラリアのワーキングホリデーの詳細はこちら

    あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ

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    この留学ブログを書いた人

    タピオカ

    タピオカ

    1年間オーストラリアでワーホリを経験。シドニーで語学学校に通いながら仕事をして約7ヶ月を過ごす。残りの5ヶ月はラウンド(オーストラリア国内1周)へ旅立ち、ファームやウーフなどをしながらのバックパッカーのような生活を送る。

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