クラーク観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめ観光スポットやイベント、グルメを紹介

フィリピン・ルソン島中部に位置するクラークには、観光スポットが目白押し。イベントやグルメなども、観光とあわせて楽しみたいですよね。

今回はそんなクラークでも特におすすめの観光スポットやイベント、グルメを厳選してご紹介したいと思います。

※記事内ではフィリピン・ペソをPHPと表記し、為替レートには2023年10月22日時点での情報を参照し、1PHP＝3円で計算しています

ダイナミックな自然と異国情緒が入り混じる「クラーク」

クラークはマニラの北に位置する街。クラーク国際空港には日本からも直行便の飛行機が就航し、アクセスしやすいのが嬉しいポイントです。

クラークにはかつて旧米軍基地があったことから、街並みはアメリカの雰囲気が残っています。空軍基地のあったエリアには、現在では経済特区に設定され世界各国から大企業が進出しています。

一方で、1991年に噴火したピナツボ火山の玄関口としても多くの人が訪れている街です。自然豊かなエリアやビーチも多いため、自然に囲まれてリフレッシュするのにも適しています。

大噴火が発生した「ピナツボ火山」

ピナツボ火山はクラークの西側に位置する活火山です。1991年の6月に大噴火を引き起こしたことで、世界中に知られています。

大噴火が起こった当時は多大な被害を受けましたが、現在は被害も落ち着き有名な観光地に。自然豊かで、乾季になると人気のトレッキングコースになります。

トレッキングを満喫！

ピナツボ火山の大自然を満喫するなら、トレッキングに挑戦しましょう。山の麓まではジープに乗り向かい、そこからトレッキングを始めます。

手つかずの山の中をトレッキングしていくと、美しいカルデラ湖が見えてきます。どこまでも広がる湖と、豊かな緑を眺めるのはリフレッシュにうってつけです。

なお、トレッキングはガイド付きのツアーで訪れるのが一般的。マニラ発のツアーもありますが、クラークからアクセスするほうがスムーズです。

大自然を実感できる、有意義な体験となるでしょう。

アジア最大級の米軍基地があった「スービック（経済特区）」

スービックは、かつて旧米軍基地があったエリアです。

1991年にフィリピンに返還され、現在では経済特区として商業開発が進められています。今でも街並みの一部にアメリカの雰囲気を感じられるエリアです。

なお、スービックはセキュリティが厳しく、エリアに入るまでにIDを見せる必要があります。人や車両の量はコントロールされ、治安が良いことでも有名です。

カマヤンビーチでマリンアクティビティ

スービックのエリア内にはサファリパークや水族館、ショッピングモールやレストランなど多くの施設があります。さまざまな楽しみ方ができますが、のんびりと過ごすならカマヤンビーチがおすすめです。

カマヤンビーチの海岸沿いには設備の揃ったリゾートホテルが並び、高級ビーチリゾート地として知られている場所。海水浴や散策だけでなく、スキューバダイビングやシュノーケルなどのマリンアクティビティも楽しむことができますよ。

現地の歴史を学べる「クラーク博物館＆4Dシアター」

クラーク博物館＆4Dシアターは、アメリカ空軍基地を模した外観が特徴。規模は小さいですが、クラークとその周辺地域の歴史や文化にまつわる展示が豊富です。

また、第二次世界大戦時にフィリピンを占領下においていた日本軍関係の展示コーナーもあります。特にマレーの虎の異名で知られていた軍人、山下奉文の軍服と軍刀は当時の様子をしのぶもので、必見です。

併設の4Dシアターではさまざまな映像が上映されており、こちらも臨場感たっぷりで見ごたえがあります。なかには1991 年のピナツボ山の噴火を体感できる映像プログラムもありますよ。

散歩にもおすすめ「エアー・フォース・シティ・パーク」

クラーク国際空港のすぐそばにあるエアー・フォース・シティ・パークは、飛行機が好きな人にうってつけの場所です。

公園内のあちこちに、かつてフィリピン空軍で活躍した航空機や戦車が置かれています。間近で見る航空機はレトロな雰囲気が漂いつつも、迫力満点です。

公園そのものはとても広々としており、散策にもうってつけ。ピクニックできる広場や子ども向けの遊具も設置され、飛行機が好きでなくてものんびりと過ごせますよ。無料で散策できるのも嬉しいポイントです。

「アンヘレス」にも行ってみよう

クラークだけでなく、少し足を伸ばしてアンヘレスの観光もしてみましょう。クラークの南に隣接する街で、アジア有数の歓楽街といわれています。

ここからは、アンヘレスにある見どころを紹介していきます。

日本人にとって感慨深い「カミカゼイースト・ウェスト」

カミカゼイーストとカミカゼウェストは、日本人にとって歴史的に関係の深い場所です。第二次世界大戦時、旧日本軍の飛行場として利用され、現在では記念碑が建てられています。

同時に、自爆攻撃で神風特攻隊のパイロットたちが最初に飛び立った場所でもあります。そのため、戦後になって地元のフィリピン人が、亡くなった日本兵をしのんで記念碑を建てました。。

なお、カミカゼイーストは街の東部に、カミカゼウェストは西部にそれぞれ位置します。当時をしのんで巡ってみましょう。

ショッピングなら「SMシティ・クラーク」

SMシティ・クラークはアンヘレスにある大型ショッピングモールです。映画館からスーパー、レストランなどあらゆるテナントが入っています。

モール内には、メリーゴーランドやバンジージャンプなどの集まる小さな遊園地まであり、子どもから大人まで楽しむことができます。雨の日や暑い日に過ごす場所としても重宝するでしょう。

アンヘレスでカジノを楽しむ

アンヘルス市内にはカジノが数軒あります。ブラックジャックやポーカーなどのテーブルゲームに、スロットマシンなどさまざまなゲームがそろっています。

なお、カジノの入場には21歳以上からという年齢制限があるのでご注意ください。厳しいドレスコードはないものの、ビーチサンダルなどのかかとが無い靴は断られることがあるため、事前に服装を確認しておきましょう。

クラークで外せないイベント・アクティビティ

クラークの街も、楽しいイベントやアクティビティが満載です。ここからは、クラークを訪れたら外せないイベントやアクティビティについて解説していきます。

クラークでゴルフを楽しむ

クラークはゴルフ旅行先としても人気のある街です。

クラークでも特に有名なゴルフ場が、ミモサと呼ばれるゴルフ場です。ミモサのゴルフ場は、プロゴルファーのタイガーウッズがプレーして賞賛したということでも知られています。空港からアクセスしやすいだけでなく、設備も整っているのが嬉しいポイントです。

それ以外のゴルフ場も日本よりリーズナブルで、思う存分にゴルフを楽しめる環境です。

色とりどりの気球！「フィリピン国際気球フェスティバル」

フィリピン国際気球フェスティバルは、クラークの旧米軍基地を活用した国際的な大会です。毎年2月、世界各国からさまざまなデザインの熱気球が集まります。

カラフルな熱気球がクラークの空を彩り、普段とはまた違った風景が広がります。熱気球だけでなく、パラグライダーやスカイダイビングの実演もあり、さまざまな楽しみ方ができますよ。

クラークで味わいたいスイーツ

クラーク観光とともに堪能したいのが、その土地ならではのスイーツ。特に甘党の人にはたまらない、クラークで味わえるスイーツを紹介します。

素朴な甘さがうれしい「マハブランカ」

マハブランカはフィリピンの屋台スイーツの定番的な存在です。コーンスターチやココナッツミルクを使い、ババロアのようなぷるぷる食感を演出します。

素朴でクリーミーな甘さがやみつきに。クラークの街でも屋台やカフェで気軽に味わうことができますよ。

日本でも大人気！「ハロハロ」

フィリピン生まれのスイーツとして日本でも有名なハロハロ。蒸し暑い時期にクラークを訪れたら食べておきたいスイーツです。

冷たいかき氷の上にフルーツやナタデココ、アイスを乗せた具だくさんの一品です。これらを混ぜて食べるため、タガログ語で「ごちゃ混ぜ」という意味の名前がつけられました。

お店によってフルーツの種類やアイスの味が異なるのも特徴のひとつ。クラークにあるカフェやレストランで、本場の味を堪能してみましょう。

クラークの観光アドバイス

フィリピンを観光するうえで、現地の治安が気になる人も多いのではないでしょうか。

2023年時点の外務省公式サイトでは、クラークのあるパンパンガ州の渡航危険レベルは1（十分注意）となっています。退避や渡航中止ではないものの、日本とは状況が異なることを念頭において観光しましょう。

クラークでも治安の良いエリアとして知られているのが、経済特区に指定されているスービック内です。エリアに入る前にIDの提出が求められるほか、ジプニーやトライシクルといった車両の通行は制限されています。街灯も多く、夜間の外出にも安心です。

一方でクラーク中心部では車両がひっきりなしに行き交い、交通騒音が問題となっています。繁華街や路地裏では観光客をターゲットにした犯罪が起こるケースも。

夜間は複数人で外出し、貴重品は肌身離さず持ち歩くなどして、対策の上で観光をスタートしましょう。

まとめ

アメリカのような雰囲気と、豊かな自然を感じられる街クラーク。アンヘレスにも足をのばして、クラークとの雰囲気の違いを楽しんでみましょう。イベントやアクティビティ、グルメも満喫しながら、楽しい旅にしてくださいね。

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