ビクトリアで仕事を見つけるには？おすすめの職業と採用のポイントをご紹介！

ビクトリアでワーキングホリデー中の方、これから渡航を検討中の方の中には、現地での仕事探しについて不安や疑問を持っている方もいるかと思います。

ビクトリアは観光や留学、ワーキングホリデーで滞在する人が多いので、仕事探しも他の都市に比べしやすいと言えるでしょう。

とはいえ知らない土地での仕事探しは困難が付き物。特に英語が十分に使えない方は、なかなか目当ての仕事を見つけることができない可能性もあります。

そこで今回は、ビクトリアの仕事事情について、日本人におすすめの求人から、仕事を見つけるためのポイントなどを紹介します。

これからビクトリアにワーキングホリデーに行く予定のある方、あるいはすでにビクトリアに滞在しており、現地での仕事選びについて悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

なお、ビクトリア留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ビクトリア留学

なお、レートは1カナダドル=85円で計算しています。

ビクトリアの仕事事情

英語力がなくても仕事が見つけやすい

ビクトリアに住んでいる日本人はそれほど多くありませんが、日本人経営の日本食レストランがたくさんあるので、英語力がなくても仕事が見つけやすい街です。

また、夏の観光シーズンはホテルや旅行会社など観光関連の仕事も多く、観光やホスピタリティ関連の職に就いていた人は仕事が見つけやすいでしょう。

ビクトリアの最低賃金

カナダの最低賃金は週ごとに違い、ビクトリアのあるブリティッシュコロンビア州の最低賃金は時給13.85カナダドル（約1,177円）で、カナダでも高い水準となります。

ただし、チップ収入がある職種は、最低賃金が時給12.70カナダドル（約1,080円）と少し下がります。

参考：RETAIL COUNCIL OF CANADA

チップ文化の有無

カナダにはチップの習慣があるので、レストランやホテルなどのサービス業に従事すると支払いに対し10％から20％のチップを貰うことができます。

1か月のチップ収入の目安は、高級レストラン＆バーなら2,000カナダドル（約170,000円）、中級レストランなら800カナダドル（約68,000円）となります。

ビクトリアでおすすめの求人

ビクトリアでおすすめの求人をご紹介します。

仕事（1）リゾートホテルのスタッフ

ビクトリアは夏のシーズンは観光地として賑わい、ホテルのハウスキーピングやフロントスタッフなどの仕事が多く募集されます。ただし、オーナーはカナダ人なのでハウスキーピングでも日常英会話程度の英語力は必要となります。

夏がハイシーズンとなるため、4月から5月に職探しをすると採用される確率が高まるでしょう。日本人ということで優遇されることはありませんが、ホテルで働いた経験があると即戦力として重宝されます。

平均時給（目安）

リゾートホテルのスタッフとして働く平均時給は、18カナダドル（約1,530円）から19カナダドル（約1,615円）となります。

仕事（2）日本食レストランのスタッフ

日本食レストランのスタッフは、ホールで接客をするウエイターやウエイトレス、料理の仕込みや雑用を行うキッチン補助、厨房で調理をするシェフの仕事があります。

日本人であることを強みに採用される率も高く、英語が得意でなくても働きやすい環境です。

ただし、外国人オーナーの日本食レストランの場合は、面接なども英語になるのである程度の英語力は必要となります。まかないが付いているので、仕事をする日は食費がかからないのも魅力です。

平均時給（目安）

日本食レストランのウエイター・ウエイトレスの時給は12カナダドル（約1,020円）で、チップ収入がプラスされます。高級店の場合は1日のチップが100カナダドル（約8,500円）以上貰えることもあります。

キッチン補助の時給は18カナダドル（約1,530円）、シェフは時給18カナダドル（約1,530円）から29カナダドル（約2,465円）が相場です。

キッチン補助やシェフはウエイターやウエイトレスよりも時給は高くなりますが、チップはありません。

仕事（3）ローカルカフェのスタッフ

ビクトリアにはカフェがたくさんあり、英語力は必要となりますが日本人が採用されやすい仕事の一つです。

カフェではウエイターやウエイトレスとして注文を取ったり、飲み物や食事を提供する接客が仕事となります。

英語の環境の中で働けるので英語力の向上に繋がるほか、スタッフも地元の人が多いためカナダ人の友達を作るのにも適した仕事です。まかないが出るので、働いている日は食費を浮かすことができます。

平均時給（目安）

ローカルカフェのスタッフの時給は、11カナダドル（約935円）から13カナダドル（約1,105円）が相場となります。

チップも貰えますが、メニューの単価がレストランよりも安いため、それほど多くのチップ収入は望めません。1週間のチップ収入は150カナダドル（約12,750円）ほどが目安です。

ビクトリアで仕事を見つける方法

ビクトリアで仕事を見つける方法についてご紹介します。

方法（1）店頭の求人募集

ビクトリアで仕事を探すには、店頭に求人募集が出ているお店に直接、履歴書を持って行くのが最も効率的な方法です。

人手が足りないから募集をしているので、運が良ければその場で面接をして翌日から働けることもあります。特に春から夏にかけてはこの方法が最も成功率の高い仕事の探し方となります。

ただし、秋から冬はほとんど募集がないため他の方法で探す方が良いでしょう。

方法（2）ネットの掲示板を利用する

ネットの掲示板にはビクトリアの求人情報が掲載されており、色々な職種の中から選べるのが魅力です。とりあえず何でも募集している仕事に履歴書を送ってみると、採用される確率も高まるでしょう。

e-Mapleカナダ
日本語サイトなので英語が苦手な人でも利用しやすく、日系のレストランやお店の求人が多く掲載されています。

Used Victoria
現地人向けの掲示板で、求人されている職種も豊富なので得意分野の仕事を探しやすいのが魅力です。

方法（3）友人・知人の紹介

ビクトリアに限らず、カナダで仕事を探すうえで人脈は非常に大切です。シェアハウスで一緒に暮らしている人や友人などが働いている職場に紹介してもらうと、採用の確率はかなり高くなります。

カナダ自体が仕事を見つけるときにコネを利用する社会であるため、ワーキングホリデーにおいても人脈を広げることで仕事を得られる確率もアップします。あちこちにアンテナを張り巡らせておきましょう。

ビクトリアで仕事を得るためのコツ

ビクトリアで仕事を得るためのコツをご紹介します。

コツ（1）得意分野を中心に求人を調べる

カナダは実力社会であるため、経験がある人ほど採用される確率が高くなります。そのため、日本で働いたことがある職種に応募する方が、仕事を得られる可能性がアップします。

接客業をしていたならレストランやショップ、運送業をしていたならデリバリーのドライバーなど、得意分野を中心に探してみましょう。

コツ（2）アピール力の高い履歴書を作る

人気の仕事は多くの人が履歴書を送るため、アピール力がないと書類審査を通りません。特技や資格、経歴などを詳しく書き、有能な人材であることをアピールしましょう。

日本は謙遜するのが美徳とされる社会ですが、カナダで仕事を得るためには自己主張をして自分の良さをアピールしなければなりません。

コツ（3）面接は自信をもって答えるのが採用されるコツ

英語の面接だとどうしても構えてしまいますが、どこの面接でも聞かれることは志望動機、経歴、自己紹介などの簡単なものなので、英語でしっかり応えられるようにしておきましょう。

少々つたない英語でも、フレンドリーに自信を持って答えるのが採用されるコツです。

ビクトリアで仕事をする際に注意すべきポイント

ビクトリアで仕事をする際に注意すべきポイントについてご紹介します。

ポイント（1）冬季の仕事は閑散としている

ビクトリアは夏の観光業がメインの産業であるため、夏場は仕事が見つけやすいものの冬季は閑散としています。

そのため、タイミングを間違えると仕事が見つからない可能性もあります。ビクトリアで働きたいなら、夏に働くことを想定して職探しを始めるのが無難です。

ポイント（2）男性は仕事を見つけにくい

ビクトリアは観光業を主体としていることもあり、接客業など女性に有利な仕事がほとんどです。そのため、男性は仕事を見つけにくい街でもあります。

男性がビクトリアで仕事を探す場合は、運送業や清掃業など力仕事系の仕事をメインに探してみましょう。

ポイント（3）交通手段を確保する

ビクトリアには鉄道がないため、移動手段はバスとなります。しかし、バスの時間はあってないようなもので、時刻表の通りに運航しているのはまれです。

土日は早朝に運行していないなど、シフトによっては職場に通えないこともあります。そのため、交通手段を確保できる仕事を見つけるのが大事です。バスの運行がまばらな場合は、自転車通勤を選択肢に入れてもよいでしょう。

まとめ

ビクトリアでのおすすめの職業、探し方や採用ポイントをご紹介しました。

ビクトリアでの仕事探しや仕事をする上での注意点について触れてきましたが、最も重要なのは働きたいと思う気持ちをしっかりと伝えることです。 それに加えてある程度の英語力は必要ですが、まずはどんどん応募して採用される確率を上げることが大切です。ビクトリアで仕事を探したい人は今回の記事を参考にしてみてくださいね。

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