シアトルには日本にない交通機関があったり、日本にもある交通機関が異なる方法で使われたりする場合があります。そのため現地でどのような移動手段を使えば良いかわからず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
幸いにもシアトルにはバスや電車など、日本でも一般的に使われる交通機関が移動手段として利用されています。
とはいえ現地での利用方法や料金は、日本と異なる点も多々あります。
そこで今回はそんなシアトルで利用されている交通機関、利用料金、おすすめの移動方法などを解説したいと思います。これからシアトルを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
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シアトルはワシントン州の北西部に位置するアメリカ西海岸有数の世界都市です。世界的に有名なマイクロソフト・アマゾン・スターバックスコーヒーなどの大企業が誕生した地としても知られています。
そんなシアトルは公共交通機関がとても発達しています。市内や郊外を移動する際は、電車やバスを利用するのが一般的です。
公共交通機関は日本と同じようなシステムであることが特徴的です。例えば「オルカカード」はSuicaなどの交通系ICカードと非常によく似ていますし、現金で支払うとお釣りが出ないというのも日本のバスと似ています。
しかし、システムがよく似ているといえども相違点もあるので、注意点なども含め以下でご紹介していきます。
それではシアトルで使われている交通機関の種類を具体的に見ていきましょう。
バスは本数が多く、シアトルの街を縦横無尽に走っているためシアトル市内を移動するのに最も便利な交通手段です。
シアトル市内を走っている「メトロ」、シアトル大都市圏を結ぶ「ラピッド・ライド」、シアトル市のあるキング郡とその周辺を結ぶ「STエクスプレス」が代表的です。
どのバスも車椅子やベビーカーで乗車することが可能で、自転車を乗せることもできます。通勤通学に使われているため治安は悪くはないです。
photo by:Ian Dewar Photography/ Shutterstock.com
メトロは混雑しているシアトル市内を走るバスです。そのため時刻表通りの運行ではないことが多いです。
停留所には様々な方面へ向かうバスが来るため目的のバスに乗車するのは困難ですが、「One Bus Away」というバスの現在地を教えてくれるアプリをあらかじめインストールしておけば迷うことはありません。
シアトルに行く際はこのアプリをインストールしておくことをおすすめします。
photo by:Ian Dewar Photography/ Shutterstock.com
ラピッド・ライドは10分間隔で運行されている高速バスです。専用レーンや優先信号が導入されているため、ほぼ定刻通り運行されています。2階建てバスの導入も進んでいるので快適に移動することができます。
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STエクスプレスはシアトル市内と郊外を結ぶバスです。キング郡・スノホミッシュ郡・ピアス郡をカバーしています。
まず、どのバスも系統が複雑なのであらかじめ路線と時間を調べておきましょう。停留所の看板には路線の系統番号と行き先が書かれていますが、反対方向へ向かうバスも系統番号は同じなので、番号だけでなく行き先も必ず確認してください。
バスは到着時刻が前後することが非常に多いので早めに停留所に向かい、「One Bus Away」でバスの現在地をしっかり確認することをおすすめします。
運賃は前払いで、前扉から乗車して現金またはオルカで支払います。現金で支払う場合はお釣りが出ないので注意が必要です。
あとは車内の電光掲示板に次の停留所が表示されるので、目的地が近づいてきたら降車の合図である黄色いひもを引っ張りましょう。
現金で乗車するとトランスファーチケットを運転士から渡されます。トランスファーチケットを持っていると有効時間内の乗り換えを無料で行うことができます。また、オルカでも有効時間内の乗り換えは無料です。
【メトロ・ラピッドライド】
大人:2.75ドル
6歳〜18歳までの子ども:1.75ドル
5歳以下の子ども:無料
65歳以上の方・障がい者の方:1.00ドル
参考:King Country
【STエクスプレス】
大人:2.75ドル(一群のみ)・3.75ドル(二郡以上)
6歳〜18歳までの子ども:1.50ドル
5歳以下の子ども:無料
65歳以上の方・障がい者の方:1ドル
参考:SOUND TRANSIT RIDE THE WAVE
続いては電車です。渋滞が目立つシアトル市内ですが、電車であれば混雑を気にすることなく時間通りに移動することが可能です。
駅も街の中心部に位置しているため利便性が非常に高いです。駅構内や車内は清掃が行き届いているため快適に利用することができます。
地下を走る電車の場合は携帯電話が圏外になるということや、券売所や車内に係員が常駐しているわけではないので困った時に助けてもらえないというところがデメリットです。
しかし、路線網はバスほど複雑ではないので、あらかじめきちんと調べておけば問題ないでしょう。一部Wi-Fiが整備されている場所もあるので、Wi-Fiが見つかれば安心です。
シアトル市内の移動に使う電車は以下の4種類があるので、一つ一つ紹介していきます。
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リング・ライト・レールはアングル・レイクからワシントン大学までを結ぶ路線です。6〜15分間隔で運行されています。
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サウンダー・トレインはタコマ市レイクウッドからシアトルまでと、シアトルからエベレットまでを結ぶ路線で、非常に本数が少ないので乗り遅れには注意が必要です。
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ストリート・カーは路面電車です。パイオニアスクエアとキャピトルヒルを結ぶファーストヒル・ラインとサウスレイクユニオンとウエストレイクを結ぶウエストレイク・ラインの二路線があります。
10分間隔で運行されていて、バスの乗り換えチケットも使えるのでちょい乗りにおすすめです。
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モノレールはウエストレイク・センターからシアトルセンターまで、約1マイルの距離をおよそ2分で結びます。市民の足というよりかは主に観光用として利用されています。
リンク・ライト・レール、サウンダートレイン、モノレールは駅の自動券売機で切符を購入してから乗車します。
切符の購入には現金とクレジットカードを利用することができます。リンク・ライト・レールとサウンダー・トレインはオルカを使用することができますが、モノレールはオルカを使用することはできません。
ストリート・カーは乗り方が少し特殊です。運賃は切符、もしくはオルカで支払います。
切符は停留所にある自動券売機で購入します。現金・クレジットカードの利用が可能です。信用乗車方式なので車内で切符を提示する必要はありません。
乗車時は基本的に電車の扉は自動で開きますが、自動で開かない場合はドア横のボタンを押して開けます。降車時は降車の合図である「STOP REQUEST」と書かれた黄色い帯を押します。
【リンク・ライト・レール、サウンダー・トレイン】
距離に応じて支払います。6〜18歳の子ども、65歳以上の方・障がい者の方は割引が適用され、5歳以下の子どもは無料で乗ることができます。
参考:SOUND TRANSIT RIDE THE WAVE
【ストリート・カー】
大人:2.25ドル
6〜18歳の子ども:1.50ドル
5歳以下の子ども:無料
65歳以上の方・障がい者の方1ドル
(一日乗車券はそれぞれ2倍した金額)
参考:SEATTLE STREETCAR
【モノレール】
大人:2.50ドル
5歳〜12歳までの子ども:1.25ドル
4歳以下の子ども:無料
65歳以上の方・障がい者の方:1.25ドル
参考:SEATTLE MONORAIL
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最近はUberやLyftが流行っているため、シアトル市民にはあまり利用されていません。そのためか「流し」は非常に少ないです。
レストランやホテルなどでタクシーを呼んでもらいます。
初乗りは2.60ドルで、以降1マイルごとに2.70ドルが加算されます。
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ここまでシアトルで利用されている交通機関をご紹介してきました。ここでは、お得なORCAカードをご紹介します。
ORCAカードはシアトルの各交通機関を利用する際に使えるICカードで、乗車券を毎度購入する必要がないため非常に便利です。ORCAカードは空港などで販売されているので、シアトル到着した際に購入することをおすすめします。
最後にシアトルの有名な観光スポットに行くためには、どのような交通機関を使えばいいのかをご紹介します。
photo by:EQRoy/ Shutterstock.com
シアトルに来たらまず訪れたいのがパイクプレイス・マーケットです。シアトルで一番人気の観光スポットなので絶対に損をすることはありません。
ひしめくように約3,000軒程のお店が並んでいて、見て回るだけでも十分楽しむことができます。1907年に開設した全米最古の市場で、魚介類などの生鮮食品から花、雑貨までなんでもそろっています。
そして、パイクプレイス・マーケットはスターバックス1号店があることでも有名です。スターバックス目当てで来るお客さんも多く、限定グッズを手に入れるためか、お店の前は常に長蛇の列ができています。
ストリート・カーまたはモノレールのウエストレイクセンター駅から徒歩約10分
85 Pike St, Seattle, WA 98101 アメリカ合衆国
パイクプレイス・マーケットをGoogle Mapで見る
photo by:Cascade Creatives/ Shutterstock.com
シアトルセンターは1962年に開催されたシアトル万国博覧会「センチュリー21」の跡地に作られた施設です。
博物館や映画館など様々な娯楽施設があり丸一日楽しむことができます。夏季には野外でコンサートが行われたりすることもあり、一年中を通して賑わっています。
中でもシアトルのシンボルとなっているスペース・ニードルは必ず立ち寄りたい場所です。高さ184メートル、360度の大パノラマから見るシアトルの夜景は圧巻。非常にロマンチックなひとときを過ごすことができます。
モノレールのシアトルセンター駅下車すぐ
305 Harrison St, Seattle, WA 98109 アメリカ合衆国
シアトルセンターをGoogle Mapで見る
photo by:Norman Ong/ Shutterstock.com
世界最大規模を誇るボーイングの博物館で、150機以上の飛行機等が展示されているスポット。第一次世界大戦や第二次世界大戦で使用された戦闘機なども展示されており、子どもだけでなく、大人も楽しむことができるスポットとなっています。
3rd Ave.を走る124番のバスの#32192 East Marginal Way S & S 94th pl 停留所下車すぐ
9404 E Marginal Way S, Seattle, WA 98108 アメリカ合衆国
航空博物館をGoogle Mapで見る
いかがでしたでしょうか。
シアトルには日本でも使われているバスや電車などの交通手段が現地で暮らす人や旅行者に利用されています。その中でも特に電車は、行き先がわかりやすいという点でおすすめの移動手段と言えます。
これからシアトルを訪れる予定のある方はぜひこの記事の各交通機関の利用のポイントを抑え、快適にシアトルでの生活を過ごしてください。
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