シアトルの気候とオススメの服装を解説！

シアトルに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際シアトルは東京と比べると年間を通して平均気温が低く、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、シアトルの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。シアトルへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

なお、シアトルの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
シアトル観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポットやイベント、グルメを紹介

本記事は2024年8月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではアメリカドルをUSDと表記、為替レートには2024年8月6日時点での情報を参照し、1USD＝146円で計算しています。

シアトルの気候帯

まずはそもそもシアトルが気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、シアトルの気候は地中海性気候（気候区分：Csb）と西洋海岸性気候（気候区分：Cfb）の2つに属しています（※1）。

地中海性気候と西海洋性気候はいずれも温帯に含まれるため、冷帯、寒帯と比べると気温は高い傾向にありますが、降水量において違いが出てきます。

地中海性気候は夏に乾季があり、夏場と冬場での降水量の大きな差が出るのが特徴。一方で西洋海岸性気候は年間を通して降水量にあまり変化が出ないのが特徴です。

なお、地中海性気候にはフランス南部やスペイン北西部、ポルトガル北部などが、西洋海岸性気候にはフランス北部やイギリス、オーストラリア南東部やニュージーランドなどが属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏場に雨が多く冬場は乾燥するため、シアトルの気候とは乾燥する時期や年間を通した寒暖差に違いが出てくるので注意が必要です。

東京よりやや涼しいシアトルの気候

上ではシアトルの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。続いては、シアトルの平均気温や降水量などを東京と比べながらご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」発表の情報を参照しています（※2〜6）。

シアトルの平均気温

シアトルの平均気温は東京と比べ夏場の気温が低く、年間を通した寒暖差が小さいことが特徴です。冬場の気温も日本ほどとなっているため、寒くて生活に耐えられないということはないでしょう。

シアトルの平均最高・最低気温

シアトルでは夏でも朝晩は冷え込み、最低気温が10℃台前半となるため注意が必要です。冬では日によって最低気温がマイナスになることもあるため、しっかりとした防寒対策が必要になります。

シアトルの日照時間、日の出・日の入り時間

北海道よりも高い緯度に位置するシアトルでは、東京と比べ夏と冬で日照時間に大きな差が出ます。また、夏と比べ冬には雨が降る日がかなり増えるため、渡航時期には十分に注意が必要です。

シアトルの降水量

シアトルでは、春から夏にかけて湿度が低くカラッとして過ごしやすい一方で、秋から冬にかけては雨季に入るため、湿度が高くなりジメジメした気候となります。

シアトルの春（4月中旬〜6月）

春の始まりは遅く、日本の感覚からすると4月の下旬から5月上旬に段々と春めいていき、6月後半からは一気に夏の日差しに変わっていきます。ワシントン大学には桜があり、開花は3月下旬のため、気温に反して桜の開花により、春を先に感じることもできます。

平均気温は、4月で10℃、5月で14℃、6月で17℃となっており、日本と比べるとやや寒いです。

一般的な春の服装

4月の最初の方でも冷え込みが厳しくなるので、4月はまだ冬用のコートが手放せません。5月に入ると長袖のシャツにパンツ、またはワンピースに1枚羽織るものでも過ごせるようになります。

シアトルの夏（7月〜9月中旬）

シアトルの夏は1年を通して最も快適に過ごせる季節です。最高気温が30℃を超える日は少なく、湿度も低いため、気持ちよく体を動かせます。

最近では、9月の中頃まで半袖で過ごせるほどの夏日になることがあります。日照時間も長く、夜9時まで外が明るいこともあり、外遊びをするには最高の季節となります。

一般的な夏の服装

服装は半袖1枚、または夏用ワンピースなど、日本の夏の格好と同じで十分です。日本の夏よりも日差しが強いため、帽子やサングラスがあると便利でしょう。

ただし、夜は若干冷え込むことがあるため、薄手の羽織るものを一枚持っていると安心です。

シアトルの秋（9月中旬〜11月中旬）

9月も後半になると、次第に気温が下がり、雨も多くなっていきます。「エバーグリーン（常緑）」の異名を持つワシントン州ですが、秋になることで、紅葉する木々とのコントラストが楽しめます。

10月の紅葉と共に雨が多くなり、湿度などから人によって体感温度は気温以上に寒く感じるかもしれません。

一般的な秋の服装

服装は日本の秋の服装そのままで、薄手のセーターやジャケット、または秋用コートなどがあれば少し肌寒い時でも安心して過ごせます。

11月中旬にはぐっと冷え込むことが多く、一時的に氷点下近くまで気温が下がることがあるため、冬用のコートが必要になります。

シアトルの冬（11月中旬〜3月）

11月中旬の冷え込みから冬の到来です。シアトルでは日本よりも冬が長く、4月までは日本の2月の終わりから3月中旬のような気温で、雨がまだ多い季節になります。

ただし、12〜2月の平均気温は6℃前後と氷点下を下回ることはありません。感覚的には、東京の通常の冬に雨が多い日が続くというようなイメージをお持ちください。

一般的な冬の服装

そのため服装も、日本の冬用のものをそのまま使えば、寒さ対策としては十分です。

夜の冷え込みは日本より若干厳しいため、手袋や厚手のセーターがあると安心です。また雨が多いため、雨対策として、レインコートや長靴があるといいでしょう。

シアトルのベストシーズンは7月〜9月！

シアトルのベストシーズンは何と言っても7月〜9月です。カラッと乾燥していて気温も適温のため、外を歩くだけで気持ちがいい季節です。

イベントが多く開催され、独立記念日の花火大会・ランチタイム野外コンサート・アウトドアシアターフェスティバルなど、シアトルの活気が一番楽しめる季節でもあります。ヨーロッパほどの長いバカンスもなく、むしろ夏は観光客が多く訪れる稼ぎ時のため、多くの店が開いています。

ただ雨の多い冬でも、ウィンタースポーツを楽しむことができます。レニア山やカスケード山脈など、シアトルを囲む近郊の山々では雪が積もるため、スキーやスノボー・ジャンプ・ハーフパイプといった、レジャー面でも冬のシアトルが満喫できるでしょう。

天気で気分が左右される方は11月〜2月にご注意

一方でシアトルでは冬の日照時間がかなり少なく、雨が降り続けます。天気で気分が左右される方がこの時期生活する際には、体調も崩しかねないため、渡航時期を変えるか、サプリメントを摂取するなどの対策を渡航前に検討しましょう。

シアトル留学中に服を購入できる場所と値段

短期間の滞在であれば、日本から持っていく服装で十分に生活を送れますが、長期滞在などで荷物がかさむ場合には、現地で衣服を買うことを検討しましょう。特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。

幸いシアトルには、日本人にも馴染みのある「ユニクロ」や「GAP」をはじめとするファストファッションの店舗があります。

価格や日本とはやや異なるため、下にアメリカで販売されているユニクロの各衣類の価格イメージをお伝えします（※7）。

シアトルにある各店舗の位置は下にまとめているので、店舗を訪れる際にはご確認ください。

項目	金額
ユニクロ	ユニクロ Pine Street店をGoogleマップで見る ユニクロ Southcenter店をGoogleマップで見る
GAP	GAP University Village店をGoogleマップで見る

留学では最低1週間分を用意！

留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。

シアトルの気候まとめ

今回はシアトルの気候について紹介しました。

シアトルの気候の特徴は、夏が最も過ごしやすく、冬は雨が多く、春と秋は日本と比べると短いことです。ぜひ今回ご紹介した内容を元にシアトルに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてシアトルを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

おすすめの語学学校や準備の流れ、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。

また衣服をはじめ、アメリカ留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
アメリカ留学持ち物リスト

あなたの目的に合った語学学校をご紹介します！

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

ポイント5. 滞在方法、滞在先の希望

特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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