留学先で日本人と固まるのってダメなこと?適度に付き合う方法を紹介します
- 2022/12/26
「留学先で日本人と出会うのかな。あまり日本語は話したくないんだけれど……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、留学先で日本人と出会うことはなかなか避けられません。しかし「日本人同士でも英語で話す」など、工夫すれば英語学習などとの両立は可能です。また日本人との出会いが、息抜きやリラックスのきっかけになることも多いです。
日本人と外国人の留学生、どちらともうまく付き合うことで留学生活はより充実します。
そこで今回は、留学先で日本人と群れること、日本人同士で関わるメリットとデメリット、日本人と付き合うときのコツ、外国人の友達を作る方法、日本人の少ない留学先、注意点などを紹介します。
今回の記事を参考に、留学先でもうまく日本人と付き合う方法を探していきましょう。
[目次]
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留学先で日本人は群れる?それって悪いことなの?
最初に日本人留学生の数と、他の国の留学生の関わり方などを解説します。
留学する日本人は増えており、現地で出会うことも多い
日本人の留学生は年々増加しているので、留学先で避けるのは難しいのが現状です。
実際に文部科学省が発表している、日本人留学生数の推移を見てみましょう(※1)。
文部科学省の発表データによると、過去10年で日本人留学生は2倍近い人数まで増えています。
なお、一般社団法人海外留学協議会(JAOS)は、文部科学省の発表データに含まれていない大学のプログラムを利用せずに留学へ行った学生や語学留学へ行った社会人数などを加味して、日本人の留学生人口を2016年時点で20万人超と推測しています(※2)。
日本人留学生は増えましたが、行き先はそれほど変わっていません。アメリカなど先進国に留学する傾向が強く、人数が増えたぶん日本人と出会うことも多くなりました。
そのため「留学先で日本人と群れたくない!」といった悩みが増えているようです。
日本人だけでなく、多くの人が同じ国籍同士で固まる
実は留学先で同じ国籍の人と付き合うのは、日本人だけではありません。他の国でも、同じ出身地の人と関わる傾向があります。
実際に私は留学や世界一周でさまざまな国を訪問しましたが、どの国でも多くの留学生や旅人が同じ国籍の人同士でコミュニケーションを取っていました。「もったいない」と感じるかもしれませんが、正直にお伝えすると同じ言葉や文化でコミュニケーションを取る方が楽だからです。
そのため日本人同士で関わるのは、悪いことではありません。慣れない海外生活の中で日本語が通じる、同じ文化や習慣をもとに話せるだけでも、リラックスできることは多いのです。
体験談から見る留学先で日本人と話す価値
日本人同士で固まることは悪いことではないとはお伝えしましたが、実際の留学生が日本人とどのような関わり方をしているかイメージがつかないと良し悪しは判断つきづらいですよね。そこでここでは、留学生の体験談を紹介しながら、留学先での日本人とのコミュニケーションの意味をお伝えします。
愚痴をこぼすなど無理しない生活のおかげで海外への興味が持ち続けられた
まず初めに紹介するのは、大学在籍時にイギリス留学を経験した佐藤さんです(写真左から2番目)。
佐藤さんは2011年に1ヶ月間、イギリス・ブライトンで語学留学を経験しました。初めての海外生活、当時は今ほど情報環境も整っていなかったため、スーパーで非常口から出て警報を鳴らしてしまったり、バスを乗り間違え隣町まで行ってしまったりと留学生活は失敗の連続でした。
留学当初は、漠然と楽しい生活イメージを持っていただけに、言葉が通じない、普通の生活もままならない日々には不安が広がったそうです。
そんな佐藤さんが心が折れずに生活できたのは、日本人をはじめとした周囲の留学生の寛大な姿勢でした。ストレスが溜まったら日本語で愚痴を聞いてもらい、待ち合わせに遅れても、誘わなくなるのではなく次から予定よりも早い待ち合わせ時間を告げられる。
慣れない英語に向き合うためにも、自分が安心できる環境を日本語で作ることで、佐藤さんは英語や海外への興味を持ち続けられたと話します。
佐藤さんの体験談は下の記事でまとめているので、より詳しく知りたい方はあわせて読んでみてください。
日本にいれば何でもできる!挫折ばかりのイギリス留学で気づいたチャレンジすることの大切さ
海外で作る日本人との関係性の中で、これまでとは違う自己像を見つけられる
神藏さんは大学3年次を終えるタイミングで休学し、ニュージーランドへ語学留学、学部聴講を経験しました。
中学、高校は首席で卒業し、大学では学業優秀賞を3年間連続受賞、学部副代表で卒業など、優秀な経歴を持つ神藏さん。一方で周囲からの期待に答えようと役割に徹して、知らず知らずに自己像が固まってしまっていたと話します。
そんな神藏さんにとって、ニュージーランドでの留学は優等生にならなくていい、弱い立場でいてもいいという気持ちを抱くようになったきっかけになりました。
ニュージーランドに来ている日本人留学生と比べて当時の神藏さんの英語力は低く、周囲の日本人にフォローしてもらいようやく英語での会話が成り立つような状況でした。そういった環境だったからこそ、周囲の日本人留学生は、自分の弱さに気づかせてくれる大事な存在だったと神藏さんは話します。
神藏さんの体験談は下の記事でまとめているので、より詳しく知りたい方はあわせて読んでみてください。
優等生の自分を切り崩されたニュージーランド留学。ありのままの自分を受け入れる境地とは?
留学先で日本人とうまく付き合うポイント3つ
上では日本人留学生と関係性を持つことが必ずしも悪いことではなく、場合によって留学生に良い価値をもたらすことを紹介しました。大事なことは、日本人と関わることに自分がどういった価値を見出すかなので、留学前、あるいは留学中に都度自分で考える必要があります。
一方で英語学習に集中したいなど、人によって極力日本語を使う状況を遠ざけたいと考える人もいるかと思います。残念ながら上でもお伝えした通り主要な留学先では全く日本人がいない状況を作るのは難しいですが、英語学習に集中しながら日本人とうまく付き合うコツはあります。
そのコツとして、
・日本人同士でも英語で話す
・日本人の友達と遊ぶのは月に数回に制限する
・「英語を上達させたい」など目標を話しておく
の3つを解説しますね。
ポイント(1)日本人同士でも英語で話す
1つ目は、日本人同士でも英語で話すことです。
日本人とはつい日本語で話してしまうことが多いですが、あえて英語で話しましょう。日本人でも、留学生の多くは「英語を勉強したい!」と思って留学を決意したはず。そのため意外と日本語で話すのは嫌に感じる人が多いのです。
最初は思い切って英語で話して、語学力を伸ばすことに集中しましょう。
ポイント(2)日本人の友達と遊ぶのは月に数回に制限する
2つ目は、日本人の友達と遊ぶのは月に数回に制限することです。
留学中でも日本人と話すことが息抜きになるので、適度に交流することは必要です。
遊ぶとしても、回数を決めていれば日本語を話しすぎる、外国人留学生との交流が減ることはありません。数回におさえれば、うまく付き合うことは可能です。
ポイント(3)「英語を上達させたい」など目標を話しておく
3つ目は、英語を上達させたいなど目標を話しておくことです。
日本人とはいえ同じ留学を決断した人たちので、「英語を上達させたい」と考えていることが少なくありません。出会ってすぐにその目標を話しておくと、共感してくれることが多いです。
目標を話しておくことで、英語で話しかけられても「会話の練習がしたいんだな」と理解してもらえます。結果として、日本人と英語で交流することも実現するでしょう。
留学先で日本人以外の友達を作る方法3つ
続いては留学中に外国人の友達と増やす方法として、
・クラスで積極的な人に話しかける
・授業で分からなかったことを聞いてみる
・同じ趣味の人が集まる場所で声をかける
の3つを紹介します。
方法(1)クラスで積極的な人に話しかける
1つ目は、クラスで積極的な人に話しかけてみることです。
語学留学の場合、クラスにはネイティブ以外のさまざまな国からの留学生が集まっているかと思います。その中で国籍関係なく、クラスメイトに積極的に話しかけている人はいないでしょうか。
このような人は「外国人の友達を作りたい!」「英語を上達させたい!」と考えていることが多いので、仲良くなりやすいです。
「Hi!」などあいさつから始めて、少しずつ仲良くなっていきましょう。
方法(2)クラスメイトに授業で分からなかったことを聞いてみる
2つ目は、クラスメイトに授業で分からなかったことを聞いてみることです。
授業中分からなかったところがあれば、同じ講義を受けているクラスメイトに聞いてみましょう。「ノート見せてくれない?」など助けを求めると、親切にしてくれる人は多いです。そこから「どこ出身?」など、話を広げていきましょう。
方法(3)部活など同じ趣味の人が集まる場所で声をかける
3つ目は、部活など同じ趣味の人が集まる場所で声をかけることです。
友達は、学校以外の場所でも作ることができます。
例えば、
・部活やサークル
・ランゲージエクスチェンジ
・ミートアップ
などです。
SNSなどで検索して、週末に参加してみましょう。
より細かい留学先での友達作りの方法は下の記事でまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
これで留学中ぼっちにならない!留学先での友達作りに役立つ方法をご紹介
日本人の少ない国に留学するときの注意点3つ
最後に、日本人の少ない国に留学するときの注意点として、
・留学の目的や目標を忘れない
・情報をしっかりと集めておく
・英語力は中学レベルまで高めておく
の3つを紹介しますね。
注意点(1)留学の目的や目標を忘れない
1つ目は、留学の目的や目標を忘れないことです。
日本人が少ないと、心細さを感じることがあります。そのときに「日本人の多い国に留学していれば……」と感じることもありますが、そのときは留学の目的や目標を思い出してみてください。
「英語を勉強しに来たから」などと思い出すことで、モチベーションがさらに高まるかもしれません。
注意点(2)情報をしっかりと集めておく
2つ目は、情報をしっかりと集めておくことです。
日本人が少ないということは、困ったときも英語で解決する必要があるということ。トラブルで慌てないためにも留学経験者やエージェントなどを頼って、分からないことをしっかりと調べておきましょう。
注意点(3)英語力は中学レベルまで高めておく
3つ目は、英語力は中学レベルまで高めておくことです。
先ほどお伝えしたように、日本人が少ない場所ではトラブルも英語で解決する必要があります。日本語で教えてくれる人はいないので、自力で解決できるくらい英語力を高めておきましょう。
おすすめは中学レベル。日常会話は中学英語で話されていることが多いので、目安として中学3年分は復習しておいてください。
まとめ
今回は、留学先の日本人比率やうまく付き合う方法などを解説しました。
おさらいすると、留学中に日本人と関わる方法は以下の3つです。
・日本人同士でも英語で話す
・日本人の友達と遊ぶのは月に数回に制限する
・「英語を上達させたい」など目標を話しておく
また外国人の友達を作るコツとして、以下の3つをお伝えしました。
・クラスで積極的な人に話しかける
・授業で分からなかったことを聞いてみる
・同じ趣味の人が集まる場所で声をかける
日本人の少ない国への留学も検討しながら、日本人とも適度に付き合って、留学生活を楽しみましょう!
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【参考文献一覧】
※1...文部科学省「「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について」(参照日:2022-12-13)
※2...JAOS「『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査 2017』調査レポート」(参照日:2022-12-13)