転職で留学経験を活かす方とは?キャリアップのために知っておくべきポイントを解説
- 2019/12/31
コロナ禍で留学が難しい状況が続いてはいるものの、国立青少年教育振興機構の「令和元年高校生の留学に関する意識調査報告書」によると、日本の高校生の5割強が「海外留学に興味がある」と回答しました(※1)。
最近では学生に限らず、社会人として働いた後に会社を辞めて留学するケースもよく聞きます。
しかし、社会人が留学を考える際、「留学から帰国後にまた仕事を見つけられるのか」といった不安は切っても切り離せません。
今回は、社会人が留学した後の転職活動が失敗しやすいといわれる理由、準備しておくべきこと、成功のポイントなどをご紹介します。
きちんと対策ができれば過度に心配する必要はありません。さっそく確認していきましょう。
[目次]
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留学後の転職活動は失敗しやすい?その理由とは?
留学後の転職は失敗しやすいイメージがあり、心配に思っている方もいるかもしれません。しかし、もちろん全員が失敗するわけではなく、失敗するのには理由があります。
そこで最初に、留学後の転職活動に失敗してしまう3つの理由をご紹介します。
理由(1)留学で特に成果を得ていない
留学中の過ごし方は人それぞれですが、次のような留学生活は注意が必要です。
- ・あまり勉強せずに、留学先で遊んでばかりいた人
- ・勉強はしていたものの、なかなか目に見える成果を得られない人
退職して留学したのに留学した事実だけで終わり、結果が伴っていないのは大きなマイナスポイントになってしまいます。
留学の成果は語学力の向上だけではありません。可能であればインターンなどに参加して、留学先の活動が成果につながるように意識して行動しましょう。
理由(2)明確な退職・留学理由を説明できない
転職活動の際に必ず聞かれるのが「なぜ仕事をやめて留学することを選んだのか」ということ。英語力を活かした仕事に就きたいとか、キャリアアップのためなど、理由は人それぞれあると思います。
ただ、「なんとなく」や矛盾を感じる理由では面接先の会社から「本当かな」と疑われてしまうことがあります。ネガティブな印象は「この人はずっと我が社で働いてくれるか」という疑問につながりがちです。
そこで、退職の際には矛盾のない理由と、なぜ留学するかを明確にしておきましょう。あらかじめ準備しておくことで、応募時や申し込み時に慌てずに済みます。
理由(3)条件の妥協ができなくなる
仕事を辞めて海外留学に行くことは誰にでもできることではありません。時としてその経験は、仕事を探す際の条件を妥協できなくなることにつながります。
条件の妥協ができないと、仕事はなかなか見つかりません。例えば、短期の留学でアップできる英語力は限られますが、「外資系」「時給2000円以上」など自分の能力に合っていない条件では仕事のチャンスを得ることは難しいですよね。
仕事がなかなか見つからない場合、条件と自分の能力が合致しているかをチェックしましょう。また、仕事が見つかるように資格や英語スコアのアップも並行して行いましょう。
留学を経験した人の転職活動で知っておきたいポイント
次に留学を経験した人の転職活動で意識したいポイントを2つ紹介します。
英語が話せるだけでは転職はできない
英語が話せることは仕事が見つかりやすくなる条件ではあるものの、社会人に求められるのは英語プラスアルファの経験や知識です。
「私は英語を話せます」ではなく、英語を話せることでその会社にどんな貢献ができるかが重要なポイントです。
また英語を話せることをアピールするのであれば、資格やスコアで示すと書類審査を通過しやすくなります。
転職しやすい業界ではなく自分のスキルを活かす
観光業やホテル業など、英語を使った仕事が見つかりやすい業界はあります。ただし、大切なのは自分がどんな仕事に就きたいかです。
1日の3分の1以上を過ごす職場です。給料がいいからといった理由だけで選んでしまうと、ミスマッチに悩んでしまう可能性があります。
留学前から留学中まで、自分が何をしたいのかをしっかりと考えましょう。そして、必要に応じてスキルを伸ばすことを忘れないでください。地道な準備は納得のいく転職には欠かせません。
【留学前・留学中】転職活動に向けて準備しておくべき3つのこと
留学が決まった方は留学の準備以外に、転職を見据えた準備も進めましょう。ここでは、留学前と留学中に取り組んでおきたい準備を3つご紹介します。
事前準備(1)転職を希望する業界を研究する
転職活動は「帰国してから始めれば良い」と思っているかもしれませんが、帰国後のスタートでは遅いです。というのも転職先の業界で必要なスキルがあれば、転職活動までに取得しておく方が採用にはつながりやすいからです。
スキルは例えば、
- ・必要な語学力がTOEICなどテストの点数で具体的に提示されている
- ・海外での実務経験がある
などです。
留学前に業界について知識があれば、実務経験を得るためにインターンシップを経験する、などの具体的なアクションが取れますよね。
留学前に転職先の業界や会社のことをある程度調べておくようにしましょう。
事前準備(2)留学する理由をハッキリと言語化しておく
留学前にどうして留学したいと思ったのか、語学留学であれば語学を勉強する方法としてなぜ留学を選んだのかなど、まずは留学の目的や目標、理由を自分の中でしっかりと言語化しておきましょう。
目的意識を持つことは帰国後の転職活動でも大切なことです。それに加えて目的をはっきりと認識しておくことで、留学中の行動も変化してくるのです。
例えば
- ・留学中の選択で迷ったときときにこの理由をもとに選べる
- ・目標達成へのモチベーションを維持しやすい
などです。
もちろん目標は留学していく中で変わることもありますが、「なぜ留学しようと思ったのか」という部分は留学後も変わりません。
変わらない部分だからこそ、しっかりと自分の中で言語化しておきましょう。
留学理由をより明確にしたい人はこちらをチェック!
どうしてみんな留学するの?留学経験者の留学理由や目的とは
事前準備(3)転職活動を意識した情報収集をする
留学生活が始まると日々の生活に追われて、気付いたらあっという間に留学が終わってしまいます。また忙しさから、参加しようと思ったインターンやプログラムの申し込みに間に合わないなど、機会を逃すことも。
チャンスをつかむためにも、情報は早めに集めておきましょう。
場合によっては、専門分野を勉強できる学校やコースが見つかる可能性もあります。専門学校に留学することでより目的意識の明確な意義のある留学にできるでしょう。
事前に転職活動を意識しながら語学学校の情報を集めることも、目的を持った留学を達成するために必要です。
転職活動を意識した情報収集、業界や企業の研究、留学する理由の言語化などを同時進行で進めると、より転職活動に有利な情報を集めることができるはずです。
【帰国後】留学後の転職活動を成功させるために必要な3つのこと
留学から帰国すると、いよいよ本格的に転職活動が始まります。留学が終わってから転職活動を成功させるためにどのようなことが大切なのでしょうか。ポイントを3つご紹介します。
ポイント(1)とにかく早めに行動する
帰国後、留学中の疲れを癒したり少しゆっくりと過ごしたりしたい方もいるかもしれませんが、転職に向けた行動は早ければ早いほど良いです。
転職活動までに期間が空けば、面接を受ける企業から「その期間は何をしていたの?」と必ず質問が飛んできます。
また、転職活動を始めてからすぐに仕事が見つかり働き始められるとは限りません。すぐに採用が決まったとしても、実際に働き始めるまで少し時間がかかります。
転職活動は就職活動のように一斉にスタートしないからこそ、より早く情報を手に入れて行動する方が有利です。留学中から情報収集を始めましょう。
転職活動の動き出しはできるだけ早くすることを心がけてみてください。
ポイント(2)TOEICや英検など目に見える形で英語力を証明しておく
留学中に手に入れた語学力は、誰から見ても分かる形で証明できるようにしておきましょう。
例えば、語学学校でどのレベルのコースまで修了したのかという旨や、語学学校のオリジナルテストのスコアを履歴書に書いても、企業の方は実際にどのぐらいの語学力があるのか、なかなかイメージできません。
履歴書で英語力を証明するには、TOEICやTOEFLといった多くの人が受験するテストでの点数を記載するのが一般的だからです。
留学中に受験のチャンスがあれば、海外でもTOEICなどの受験はできます。もし受験のチャンスがない場合は、帰国してすぐにテストを受けるようにしましょう。
また、スピーキングの能力を証明するためにはTOEICではなく、英検やTOEFL、IELTSのスコアをゲットしましょう。
留学後、TOEIC800を超えるために必要な情報はこちらをチェック!
TOEIC800点のレベルはどのくらい?達成するために知っておきたい勉強法まとめ
ポイント(3)留学での学びを言語化できるようにしておく
留学中に得た学びを、記憶が鮮明なうちに言語化しておきましょう。一度でも言語化しておくと、履歴書に留学での経験を記載するときや面接で留学経験を話すとき、筋の通った説得力のある話ができます。
留学体験を早めに整理することで、転職活動での自分軸を確認できる点でもおすすめです。
言語化するときのポイントは、体験の事実から学んだことだけでなく、そのときに感じたことや、これからどうやって活かすことができるのかにも着目すること。自分の考えや活用の仕方に重点を置いて言語化すると、転職活動にも役立ちます。
留学経験者向けの転職サイトやサービス3つ
最後に留学経験者向けの転職サイトやサービスを3つ厳選して紹介します。
サイト(1)リクルートエージェント
求人大手のリクルートが運営するリクルートエージェントは、圧倒的な求人数を誇る日本トップレベルの求人サービスです。
求人検索では「留学経験」「TOEIC800」などキーワード検索ができるため、探している職種を見つけやすい特徴があります。
また、専任キャリアアドバイザーによるエージェントサービスを活用することでより理想に近い職を探すことが可能です。
リクルートエージェント
サイト(2)BeyondBorder
留学経験者、帰国子女、ハーフ、海外赴任・就業経験者などの海外経験者専門の転職サイトです。
カウンセラーによる転職アドバイス、求人情報、転職サポートが手厚いだけでなく、さまざまな職種の正社員ポジションが揃っています。
具体的に何をしたいいのかわからない、適切なアドバイスを受けながら転職活動を進めていきたいと考えている人におすすめです。
BeyondBorder
サイト(3)CFN
バイリンガルを対象にしたCFNは、世界各国で日本人向けのキャリアフォーラムを開催する団体の公式サイトです。イベントの情報提供のほかに、事前応募や面接の事前予約、CFNエージェントなどが揃っています。
新卒を対象とした求人が多いですが、一部経験者の求人もそろっています。
CFN
まとめ
今回は留学後の転職について、転職活動におけるポイントや、留学中に取り組んでおきたい活動などを紹介しました。
転職活動を成功させるには、英語力を証明する試験や資格をGETすること、余裕を持って早めに動くことが何よりも重要です。
皆さんの転職活動がスムーズに進むことを陰ながら応援しています!
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を
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【参考文献一覧】
※1...国立青少年教育振興機構「令和元年高校生の留学に関する意識調査報告書」(参照日:2022-8-26)