TOEIC800点のレベルはどのくらい?達成するために知っておきたい勉強法まとめ

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こんにちは、アメリカで子育て奮闘中のティニーです。最終のTOEICスコアは830点。でも特別なことはしていません。

学生の頃、洋楽や洋画、洋書、英会話は好きでも文法や単語学習は苦手で、留学経験もありませんでした。旅を除けば、アメリカとアイルランドに数週間ホームステイしたくらいで、英語はほぼ独学です。

もっとネイティブの感覚に近づきたいと模索している内に、自分が楽しめる勉強法を見つけられました。

TOEICの上位スコアはなかなか伸びないですよね。既に英語力のベースは持っていると自分を信じ、現状打破に向け、やり方を変えてみるのもひとつですよ。

参考書やアプリ、TOEIC対策のヒントもご紹介します。

なお、各スコア別の英語レベルについては下の記事でまとまっているので、気になる方はあわせて参考にしてみてください。
TOEICスコア別の英語レベルまとめ!英語力アップのおすすめ勉強法も紹介

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TOEIC800点の難易度はどのくらい?

まずは、TOEIC800点台の分布や割合、英検との比較、転職や就職で使えるのかなどを紹介します。

受験者全体から見たTOEIC800点台の割合

例年、TOEICの運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会は過去1年間の受験者数と平均スコアを発表しています。

公式発表によると、2022年度のTOEIC Listening&Reading 公開テストの受験者全体の平均スコアは608点。内訳は社会人が638点、学生が581点です(※1)

受験者数784,310人の内800点以上のスコアを取った人の割合は、15.9%でした。

ちなみにスコアの区切り795点~894点は11.7%、残り4.2%が上位スコア895点以上という結果です(※2)

TOEIC800点と他資格との比較

英語力のレベルを認定する資格はいくつも存在しますが、想定された場面や、受験対象者などの指標や目的が異なります。そのため相当するスコアはあくまで目安と考える必要があります。

TOEIC800点は、国内でTOEIC同様に知名度のある英検に換算すると準一級レベルに相当します。

TOEICでは、ビジネスの現場で実際にやり取りするような会話や手紙などの文章が例として用いられています。

大学受験や英検の試験向けに作られた英文に比べ、より実用的な内容で、より英語のコミュニケーション能力を測れる試験といえます。

TOEIC800点を持つメリットと世間の評価

就職活動や転職活動、昇進・昇給、海外赴任への選抜などのためにTOEICの勉強をしている方もいるかもしれません。TOEIC800点を取ることによってどんなメリットや評価を受けることができるのか見ていきましょう。

就活や転職で有利になる

TOEICのスコアは600点くらいあれば平均以上なので、履歴書に書けるレベルと判断する傾向があるようです。

しかし平均越え程度ではインパクトに欠けます。TOEICは満点が990点。800点台であれば就活や転職の際に、会社に貢献し得る英語力を有しているとアピールできます

多くの企業がTOEICの各スコアがどの程度のレベルなのか認識しており、団体向けのテストを取り入れる企業も増加しています。2017年1月~2018年8月までの期間では、学校を含め約2,442の団体や企業がTOEICの団体向け制度を活用しテストを実施しているほどです(※3)

昇進・昇給につながりやすい

今より上の役職に昇進する時に、TOEICのスコアが要件として求められることもあります。昇進時に求めるTOEICスコアは企業や役職によってさまざまですが、公式データによると平均515~600点となっています。(※4)。800点以上のスコアを持っていれば昇進の機会を逃すこともありません。

また高いスコアを持っていれば、新しいプロジェクトで責任者に抜擢されたり、業務の中で英語ができる人材にしか任せられない仕事を担当できたりと、チャンスに恵まれることも増えるでしょう。社内で英語を話せる人として頼られ、スキルが高く評価されれば、昇給・昇進にもつながりやすくなります。

海外赴任などのチャンスが増える

TOEIC800点以上のスコアは、受験者の中でも上位15.9%のみと十分英語力をアピールできる点数です。

海外赴任や海外出張を任せてもらうためには相応の英語力があると示す必要があり、その判断基準としてTOEICのスコアの提出を求める企業もあります。公式データによると、その際に要件とされる平均スコアは海外出張者なら620点、海外赴任者なら635点となっています(※5)

800点以上のスコアがあれば、英語力不足が原因でチャンスを諦めることはなくなるでしょう。

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TOEIC800点はどうしたら取れる?必要な英語力とは

では、800点のレベルはどのくらいなのでしょうか。必要な単語数や、リスニング・リーディングでどんなことができるかを解説します。

必要な単語数

TOEIC800点に必要な単語の目安は8,500語ほどです。これはネイティブの6歳くらいの子どもが覚える単語数に相当します。

ちなみにTOEIC900点では、ネイティブが小学校で習う単語数に相当する約1万語が目安になります。

より深く理解し、日常的に会話や読み書きで使うには、幅広いボキャブラリーを持つことが重要です。

TOEIC800点台を目指すのであれば、ネイティブに近い語彙数を習得することを意識しましょう。

なおTOEICではリスニングとリーディングが出題されるため、単語を覚える際には発音と合わせて記憶する必要があります。

豊富な単語を使いこなせるようになれば、当然リスニングやリーディングにも役立ち、TOEICのテストのみならず、実際の生活やビジネスシーンにおいても快適に英語で会話できるでしょう。

リスニング

TOEIC800点台であれば、日常会話のリスニングはほぼ完璧にできます。相手の話を理解し、スムーズに会話が成り立つくらいの日常的なボキャブラリーはあるといえるでしょう。

ラジオやテレビ番組、洋画などは内容が専門的な分野でなければ、問題なく聞き取れます。洋楽の歌詞も邦楽のように耳に入ってくるくらいのレベルです。

また、場面に応じて適切な対応ができる英語力を備え、ある程度ビジネスシーンでも活用可能なコミュニケーション能力だとTOEICでも認定されています。

海外旅行で困ることもなく十分に通じる英語力で、要望を伝え、質問なども難なくできるでしょう。

リーディング

洋書や英字新聞、雑誌の記事などさまざまなジャンルの文章をほとんど抵抗なく読めます。

理解度についてはボキャブラリーによって多少の差異があるものの、英文を読み取る勘がある程度備わっており、大体の内容を理解できるレベルです。

ただし、長文の読解力はあっても、リーディングスピードが弱点となり、TOEIC800点獲得のネックになっている受験者も多いでしょう。

リーディングセクションの点数の伸び悩みについては、英語の長文にどう向き合うか工夫する余地が十分にあります。

TOEIC800点に必要な正答数

TOEIC800点を獲得するためには8割近くの問題に正答する必要があります。

TOEICにはリスニングセクションとリーディングセクションがあり、それぞれ100問ずつ出題されます。それぞれこのような正答数を目指しましょう。

<リスニング>

問題数 目指すべき正答数
Part 1 6 6
Part 2 25 23
Part 3 39 32
Part 4 30 24
合計 100 85

<リーディング>

問題数 目指すべき正答数
Part 5 30 25
Part 6 16 13
Part 7 54 40
合計 100 78

過去のデータを見てもリスニングのほうが得点率が高くなっているので、なるべくリスニングで得点を落とさないようにするのがポイントです。

TOEICで8割以上正答するためには、苦手なパートを克服しておくなど総合的な英語力を高める必要があります。

TOEIC800点取得に必要な平均勉強時間

Oxford大学出版のデータによると、TOEIC500〜700点レベルの人が800点を目指す場合に必要な勉強時間は下記のとおりです(※6)

目標スコア
現在のスコア 650 750 850
550 225 450 725
650 225 500
750 275

例えば、通勤時間に往復2時間かかる会社員がスキマ時間を利用して学習する場合、現在のスコアが750点の人が850点を取るためには約7カ月程度の期間が必要となります。現在650点の人の場合は12.5カ月、現在550点の人なら約18カ月が必要となるでしょう。

実際の学習では、机に向かってリーディングやリスニング問題を解くなどじっくり復習する時間も必要となります。

TOEIC800点を取るためのポイント5つ

TOEIC800点を取るために知っておくべきポイントやコツを弱点の理由と改善法を解説しながら5つ紹介します。

ポイント(1)TOEIC800点を取る勉強時間は2時間が目安

TOEIC800点を目指すなら、毎日1時間半〜2時間の勉強時間を確保したいところです。とはいえ、多忙な社会人にとって平日も毎日2時間を割くのは難しいかもしれません。

単語の暗記など、立っていてもできる学習は通勤時間などのスキマ時間を活用したり、土日などのまとまった時間が取れるときはじっくりと復習や精読を行ったりと、時間の使い方を工夫して毎日英語に触れる時間を作るようにしましょう。

先ほどご紹介した「TOEIC800点取得に必要な平均勉強時間」を参考にして、現在のスコアから逆算してTOEICの試験日までに十分な学習時間を確保できるよう、スケジュールを立てることをおすすめします。

ただし、土日にしか時間を取れないからといって勉強をがんばりすぎると、英語自体が嫌になってしまうこともあるかもしれません。楽しみながら学習できるよう、余裕のあるスケジュールを立てましょう。

ポイント(2)楽しく学び、暗記が英語取得のゴールではないと心得ること

TOEIC800点まであともう少しというレベルならであれば、英語は得意な方かと思いますが、英語学習は好きでしょうか。

また、これまで英語を学んできた中で、一番しっくりくる学習方法を把握できていますか。聞く、読む、書くの中で、どのスタイルがもっとも英語が楽に頭に入ってくるか改めて考えてみるのもひとつです。

日本人は真面目な国民性もあってか、コミュニケーション手段のひとつである語学学習も、楽しむよりも真面目で効率の悪い手段にこだわりがちな人が多い印象です。

もっと自分に合う楽しい学習方法を意識したほうが楽な上、ネイティブ英語取得への近道です。

そして、日本では書いて覚える方法が一般的ですが、発音に規則性のある英語に関しては暗記のインプットだけに偏る方法はあまりおすすめできません。

ポイント(3)短中期目標を設定してTOEIC800点を目指す

毎日の仕事もこなしながらTOEICの勉強をするのは簡単ではありません。

長期にわたる学習スケジュールを立てても、業務で予期せぬ対応に追われて学習時間が取れなくなることも。英語学習へのモチベーションが下がってしまう原因にもなり得ます。

社会人の場合は、短中期での目標を設定して確実なレベルアップを目指すのがベターです。定期的にTOEICの過去問や模試などを本番と同じような環境で解き、英語力がどこまで伸びたかチェックする機会を作るなど、工夫して学習をしていきましょう。

ポイント(4)耳を鍛えれば、英語の吸収力は確実に上がる

私は、「英語が聞こえる耳になった」とハッキリ感じた日があります。

好きな俳優の作品を繰り返し観ていた時期のことでした。映像を観る回数をかなり重ねた頃、ふと思い立ち、寝る間際に音声だけを流す方法を取り入れてみました。

いつの間にか寝てしまう日もありましたが、ある晩、最初から最後までほとんどわかると感じる日が急に訪れたのです。

聞き取れるようになると、内容がぐんぐん理解できるようになり、洋画も海外ドラマも繰り返して観る回数が減りました。

ただし、続けないと意味がありません。経験からいえることですが、英語の音から離れた日々を過ごせば、そのブランクはかならず英語力に影響します。継続が大切なのです。

ポイント(5)リーディングの苦手意識を克服!

一般的に、リーディング力の向上には多読が良いといわれることが多いです。

しかし、多読がほとんどの人のリーディングのスキルを同じように上げる効果が望めるかというと、一概にそうともいえません。

リーディングにつまづく人、苦手意識がある人は、まずその原因を詳しく掘り下げてみる必要があります。

「読む力の伸び悩み」は、個人によって原因が異なるからです。

TOEICでリーディングのスコアを伸ばすには、いかにスピーディーに内容を拾いながら上手に英文を読めるようになるかということが大切です。この「上手に」というのがポイントなのです。

TOEIC800点の勉強法

TOEIC800点を目指す人におすすめする勉強法を、リスニング・リーディング・ボキャブラリーのジャンル別にそれぞれ2つずつ紹介します。

TOEIC公式問題集で弱点を明確にする

まずは「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」を使って、現時点でのスコアや克服すべき弱点などを明らかにすることから始めましょう。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、テスト開発機関であるETSが、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録したもの。机の上の不必要なものを片付け、本番と同じような静かな環境で、時間を測って模試を解いていきます。

時間内に終わらなくても、制限時間になったら解くのをやめ、採点して自分の弱点を洗い出してください。

弱点がわからないままやみくもにリスニングやリーディングの対策をしても、重視して勉強すべき部分や学習の目的がはっきりしないため、学習効率が落ちてしまうこともあります。短期間で集中的にスコアアップを目指すためにも、現在のスコアや弱点の確認は必須といえるでしょう。

リスニング

リスニング力が身につけば、英語力そのものを大きく向上させることができます。どのような方法に効果を感じたのか、実際の経験からおすすめできる勉強法を紹介します。

リスニングのトレーニングは楽しく、何度も繰り返す

私は洋画や海外のドラマを活用しました。

映画やドラマは視覚的なサポートもあり効率が良いです。例文の音読を聞くよりも登場人物の会話をたくさん聞くことは何より楽しいうえ、英語トレーニングにぴったりです。

鑑賞時のポイントは2つ。1つ目は日本語も英語も字幕を付けないこと。2つ目は聞き取りづらい場面でセリフを確認したくても一旦は流し、いちいち立ち止まらないことです。

まずはストーリーを全体で捉えられれば十分です。その代わり、気になった部分は会話がある程度耳で拾えるようになるまで、日を変えて何度も同じシーンを観るのです。

でも100%は求めません。ネイティブではないので、無理をし過ぎず、楽しくをモットーとするのも大切です。

英語には発音のルールがある!耳を英語の音に慣らそう

日本語と英語の周波数は違うため、日本人には聞き取りにくいでしょう。

また、大人は英語を無意識にカナ表記の音に置き換えてしまうため、そのことが発音が悪い原因になっている可能性も。正しく発音できなければ、当然リスニングも上達しません。

逆に、ひたすら正しい英語の音に触れ続ければ、いずれ日本語限定だった耳が英語を聞けるようになります。そしておのずと発音も上達します。

PHONICS(フォニックス)を学ぶのも効果的です。一般的にアメリカでは、4歳頃からPHONICSと一緒にアルファベットの読み書きを覚えます。

発音や綴りの規則性を知れば、より正しい音がイメージでき、リスニングも断然向上するのでおすすめです。

リーディング

普通の構文は読めても、長文になったとたん苦手に感じる人も多いことでしょう。

リーディングの上達には工夫と実践の積み重ねが大切です。リーディング力を底上げする勉強の仕方とコツをお伝えします。

自分の弱点を知る!読解力とスピードのバランスを見直す

リーディングの向上に必要なのは、英文の理解力と読み進めるスピードです。どちらかに偏りがあれば、バランスを修正しましょう。

ただしTOEICでは、いかにスムーズに読み進められるかが大事です。一言一句じっくり理解を深める力よりも、要点を押さえながら読みきる処理能力がモノを言います。じっくりより、ざっくりがコツです。

とはいえ、頻出単語は知っておくべきです。多少飛ばして読んで大まかな内容をつかめば良いとはいっても、もし重点にあたる部分の単語がわからなければ致命的です。

TOEIC上位向けの参考書に出てくるような単語は習得しておきましょう。

スピードを上げるには数をこなす

上記のとおり、英文を理解するには長文の構成に慣れ、単語量を増やすことが不可欠です。そして、読むスピードを上げるために、ひたすら英文に慣れるトレーニングを行いましょう。TOEICテストは時間との勝負。時間制限に対抗できるスピードが必須です。

ある程度の単語量を習得してからは、とにかくリーディングの数をこなす作戦が効きます。多読もこのタイミングであればおすすめです。

あとはTOEICに特化した練習問題で多くのケースにあたっておくと安心でしょう。数をこなすには、アプリがおすすめです。

問題数が多いうえ、場所を選ばずにスキマ時間にいつでも勉強できます。うまく活用すると効率的に学習を進められますよ。

ボキャブラリー

TOEIC800点を目指すためには、英語のボキャブラリー強化に努めたいところ。言葉を自在に使いこなすには、やはり量が重要です。語彙の幅を広げるポイントを紹介します。

英英辞書を活用

単語を言い換える力を磨くことをおすすめします。単語は他の言い回しと関連付けて覚えるとより記憶に残り、格段にボキャブラリーが増えます。

一番正統派で取っつきやすいのは英英辞書の活用です。知らない単語や表現を調べるために辞書を引く使い方に限定せず、時間があれば普段から読み物のように辞書を開くのです。

ひとつの単語に対し、さまざまな英単語や英文で代替の用例が何通りも紹介されています。簡潔にまとめられた文や意味が取りやすい単語が分かるのも魅力です。

「目を英語に慣らす」「思考回路を英語仕様にシフトする」「英語は英語で記憶する」ことが日本語脳から一歩抜け出すコツです。

英英辞書の活用で、英語に瞬時に集中できる、切り替え上手な脳を育てましょう。

脱翻訳!英語はそのまま記憶につなげる

単語を参考書で学ぶときにも英語は英語の意味で覚えます。

いちいち日本語に変換しながら読む人は、その無意識の思考パターンが足を引っ張っています。

翻訳するクセを取り去り、ネイティブのようにボキャブラリーを使いこなせれば、よりスコアに反映されるはずです。

そして、英語の意味を常に英語で受け止める練習を繰り返すことで、長文を前にしてもひるまず、リラックスした状態で読み進める自信がつきます。

語彙力に不安があり、それがリーディングにも影響している人は、ボキャブラリーを増やす中で英語を英語のままイメージする訓練をすれば大丈夫でしょう。

覚えるときは、ひとつの単語に英語の簡単な説明文とイメージをリンクさせてインプットします。記憶に留めたい和訳もそこに繋げるようにして、記憶を定着させるのが有効です。

TOEIC800点を目指す人におすすめの参考書

TOEIC800点を目指す人におすすめの教材を3冊、ポイントと共に紹介します。

「一億人の英文法」 大西泰斗/ポール・マクベイ著

英語の実践力に着目し、テストに向けた知識を得るだけではなくネイティブの感覚や文章を組み立てるときの意識を理解できる文法書です。

TOEICのスコアを上げ、同時に話せる英語を身につけたい人に向けられた本気の文法書ともいえます。

これまで英語を学習してきて文法はどうも苦手という人も、この参考書で文法に対する理解が変われば、文法を難しく捉え過ぎていたことに気付くことでしょう。

文法の基礎が身につけば、日本語のようにもっと自然に使えるようになりますよ。

スコアがなかなか伸びないのは文法理解の曖昧さが一因かも知れません。文法を一からしっかりやり直したい人にもおすすめです。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

「TOEIC L & R TEST 出る単特級 金のフレーズ」TEX加藤著

TOEICテストに実際に出題される単語を厳選してまとめた1冊です。著者自身がTOEICで満点を7回取った経験を持っているので、信頼感があるのも人気のポイント。

単語を確実に覚え、記憶に定着させやすいよう、シンプルでありながら単語力が身に付く工夫がされた例文が多く掲載されています。

また、効率性を意識した構成でわかりやすく、頻出単語をしっかり習得していけるよう配慮されてまとめられています。まずが単語を学習して、TOEICの結果を伸ばしたいという人に向いています。

TOEIC800点を超える目標に向け、とにかく効率よく学ぶためには、頻出単語に的を絞ったこの参考書を1冊終えておくと心強いです。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

「DISTINCTION 1」 Atueigo著

単語や言い回しを覚えることに限定せず、日常でアクティブに英語を使いこなせるようになることを目標にした英単語の参考書です。

英語をただ学ぶというより、ネイティブに近い感覚を身に付けたい人におすすめ。

全単語に実用的な例文が付いていて自分が実際に使う場面を想像できるので、より記憶しやすいのが魅力です。

またレイアウトに工夫が凝らされているのも特徴のひとつ。本当に暗記できているか確認できるよう、単語のそばには意味を推測できるヒントが一切載っていません。

意味を確認する側のページに英語による同義語があるので、英語を英語で記憶する力が自然と身に付く仕組みです。

私がTOEICにチャレンジしていた当時に出会いたかった一冊です。もう一歩、ネイティブ寄りに進んだ単語帳に取り組みたい人におすすめです。
英単語帳 Distinction 1

TOEIC800点を目指す人におすすめのアプリ

TOEIC800点を目指す人におすすめのアプリを4つ紹介します。おすすめのポイントとどんな人におすすめかもまとめているので、参考にしてみてくださいね。

「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」

リーディングもリスニングも、単語学習も英文法もすべて対応しているところが魅力のアプリです。

アプリ内でいくらでも受けられる講義が約300本あります。有名な講師の動画による解説は非常に評判が良いです。

また、本番と同じ形式の演習問題が解けるのも好評のポイントです。一度理解し、さらに繰り返しトレーニングを重ねることで短期間でスコアをあげる実力を身につけていきます。

アプリに取り組んだ時間と正解率が表示されるので、やる気を後押ししてしてほしい人にぴったりです。

また、ほんの少し空いた時間にも学習できるよう3分区切りのプログラムが用意されており、気軽に取り組めるのが継続しやすいポイントです。

スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策

Recruit Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

「金のフレーズ2」

参考書の項でもおすすめしたTEX加藤著「TOEIC L & R TEST出る単特急 金のフレーズ」のアプリ版です。英語のレベルは中級から上級向けの内容となっています。

金のフレーズの参考書の内容がすべて網羅されているので、アプリを中心にTOEIC頻出の英単語学習をしたい人に向いています。

TOEIC満点を7回経験している実力の著者が、テストを振り返りながら記憶を集め厳選して作り上げたアプリです。

カバーしている頻出の単語数は1,000語にのぼり、さらに関連する単語も一緒に学べる充実した内容です。フレーズに力を入れているだけあって、フレーズごとまとめて記憶するのに非常に効果的と評判です。

金のフレーズ 2

物書堂¥610posted withアプリーチ

文法・語彙対策640問1 for TOEICテスト

TOEICテストを徹底的に深く分析して作られたアプリです。解説の明快さに定評があります。

目指すスコアに特化した問題に分かれており、取り組みやすさが売りです。今一度レベルの把握をしたい人にも役立ちます。

ランダムに出題する機能を活用すれば、推測で解答してしまうこともなく、文法とボキャブラリーがしっかり身に付きます。

さまざまな機能を付けているアプリが多い中、非常にシンプルな機能と見やすい画面構成が珍しく、集中して取り組みやすいアプリでしょう。

問題数のボリュームもしっかりあり、TOEIC対策に申し分ありません。参考書も個人の好みが分かれますが、すっきりとしたシンプルなタイプが好きな人におすすめです。

英文法640問1 英語TOEIC®テストPart5対策

株式会社LATIKA¥400posted withアプリーチ

POLYGLOTS

リーディングの強化トレーニングをとことん楽しく行うことができる人気のアプリです。海外のニュース記事を好みに合わせて、さまざまなジャンルから選べます。

TOEIC対策に特化したアプリではありませんが、英文の記事を日々たくさん読むことで英語力を底上げしたい人や、英語の長文の対策をしたい人に向いています。

アプリにはマイレシピという利用者個人に合う内容をアプリが提案してくれる機能があります。マイレシピでは、利用者が短期間で英語力を上げられるようプランをたて、毎日ぴったりの記事を紹介します。

ほかにも、ペースメーカーという読むスピードをサポートする機能や、ワンタップで文中の単語を調べることも可能です。

検索単語はオリジナルの単語帳に追加されていくので復習に最適です。続けやすい魅力的なアプリとして人気があります。

英語学習ならレシピー 英会話、英単語、リスニングなど英語勉強

POLYGLOTS inc.無料posted withアプリーチ

まとめ

TOEIC800点台を目指す際のポイントやコツを紹介しました。

今の自分に一番無理のない勉強法を考え、工夫しながら日々たくさんの英語に触れ続けることが大切です。

「勉強は机で」「語学はこつこつ」も確かに大事ですが、言語を学ぶのは、もっと楽しいものであって良いのです。

楽しみながら使える英語力を身につけ、自然と高いスコアにつなげるほうが有意義で、生きた英語が学べます

特に700点後半あたりは、スコアが伸び悩む時期ですよね。でも英語は触れれば触れただけ伸びますし、継続すれば習得できていると実感できる日がきっと訪れます。

道は好むところによって安し。勉強法の幅を楽しく広げてみてはいかがでしょうか。

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    この記事を書いた人

    ティニー

    現在、カリフォルニア在住。男の子2人の2歳差育児に日々追われているママです。出産前は航空会社に勤め、空港を駆け巡る毎日を送っていました。英語はもともと好きで、旅が好きな人と出会って結婚し、気づけば夫婦で移住を叶えていました。居る場所よりも、 何をしているかということに自分が生きている意味を感じます。どこでもまあ暮らしていけるかな、という性格です。ライター歴は浅いですが、出版賞にチャレンジするなど、昔から書くことが好きでした。これから色々な分野の執筆に携わりたいと思っています。

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