元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記#12 ブリスベンってそもそもどんな街?特徴や見どころをイチから解説!
こんにちは!Ayakaです。私は現在、キャリアチェンジを目指す1年間のビジネス留学中で、オーストラリア・ブリスベンにあるグリフィス大学に在籍しています。今学期は、大学のビジネススクールでインターナショナルマーケティングを学んでいます。
これまで11回にわたり、ブリスベンでの大学生活や観光・飲食スポットなどをレポートしてきましたが、「そもそもブリスベンって日本からどうやって行くの?」「どんな雰囲気の街なの?」など気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、ブリスベンの都市の概要から主要観光スポット、主な大学までまとめてお届けします!これを読めばブリスベンに留学したくなること間違いなし・・!?
なお、ブリスベン留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ブリスベン留学
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日本から意外と近い!ブリスベン
オーストラリアというと、シドニー、メルボルン、ケアンズ、パースなどが日本では主な観光先として有名ですよね。実は私も、留学先をオーストラリアに決めるまで恥ずかしながらブリスベンのブの字も知りませんでした・・。
最近では、テニスが好きな方だと、錦織圭選手が出場したテニス大会、『ブリスベン国際』で知っているかもしれませんね。
ブリスベンはオーストラリアの東側、クイーンズランド州の州都にあり、シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市です。オーストラリアはタイやシンガポールといった東南アジア圏に比べると「遠い」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
けれど、日本との時差はたったの+1時間です。時差も少ないので日本の家族や友人とも違和感なく連絡が取れるのはいいですね。
成田空港からはカンタス空港の直行便が出ており、午後8時50分の便に乗れば、翌朝7時(現地時間)にはブリスベン国際空港に到着します。先日、夏休みを利用して遊びに来てくれた母と妹も「びっくりするくらい近かった!」と驚いていました。
ブリスベンの基本情報まとめ
人口 | 236万人(2016年) |
---|---|
大きさ | 15,842km2 |
州 | クイーンズランド州 |
気候 | 亜熱帯 |
四季はあるものの一年中温和な気候
オーストラリアは南半球にあるので、当然ですが日本と季節は反対です。ブリスベンは一応四季があるものの、亜熱帯に属するので年間を通じて温かい、もしくは暑い気候です。冬(6~8月)でも平均気温は11~21℃なので、日本の秋服がちょうどよいくらいです。夏(12月~2月)は21~29.8℃と、日本のような猛暑はないので過ごしやすいですね。
年間を通じて温かいからか、さまざまな人種の人が暮らしているからか、街を歩いているとトレンチコートにショートブーツ姿の人もいれば、Tシャツとビーチサンダル姿の人もいたりするのはちょっと面白い光景です。
電車もバスもフェリーも!充実の交通網
ブリスベンは州都だけあって、公共交通機は発達しています。車やオートバイを持っている現地の学生も多いですが、留学生は基本的には電車・バス・フェリーが交通手段。ブリスベン川をゆったりと移動するフェリーは観光客にも人気です。
ブリスベン市内の公共交通機関はTransLinkが担っており、すべて「go card」という日本のSuicaにあたるICカードで乗り降りできます。観光客にも便利ですし、学生は手続きをすれば運賃が半額になるのでとってもありたがいです・・!
この他にも、レンタルのシティサイクルや、個人タクシーのUber(ウーバー)も発達しています。
都市でありながらもゆったりとした雰囲気の街で、治安も他の大都市に比べると安定しており、夜バスに1人で乗っても運転手さんが見守ってくれるので安心です。日本が夏休みの時期は、街中でも語学研修やホームステイで訪れた日本の中高校生をたくさん見かけました。
アクティブだけどリラックスした雰囲気のブリスベン
留学するということは、その街を「観る」のではなく、その街で「暮らす」ということ。自分のライフスタイルや価値観にあった街かどうか、というのも大事なポイントですよね。私がブリスベンを魅力的だなと思うキーワードを3つ挙げるとしたら「お祭り」「アクティブ」「リラックス」です。
毎週どこかでお祭り!楽しみが尽きない街
ブリスベンではほぼ毎週と言ってよいほど、多文化を生かした各民族のコミュニティによるお祭りや、市が主催するお祭り、ワインやヌードルといった飲食系のお祭りなど、さまざまなお祭りが開かれています。
中でも有名なのは、毎年8月中旬に10日間にわたり開催されるクイーンズランド州を挙げてのお祭り、Royal Queensland Show。ブリスベンが会場で、地元ではEkka(エッカ)という愛称で親しまれています。
私も先日、最終日にギリギリ駆け込みで行ってみました!名物のストロベリーサンデーに、牛・馬・アヒル・七面鳥といった家畜、野菜、フルーツケーキ、ニットなど多種多様な品評会、カラフルな移動遊園地、日本の福袋にあたる「ショーバッグ」の販売までなんでもありのダイナミックさに圧倒されました…!
多文化都市ならではなブリスベンのイベントの様子はこちらでもご紹介しています♪
#08〜 街の魅力はダイバーシティ!ブリスベンの多文化イベントをレポート
ランに自転車に、アクティブなブリスベン!
ブリスベンの人たちは皆とってもアクティブ。早朝からブリスベン川沿いにはランニングをしたり、ロードバイクやボートの練習に励む人たちがたくさんいます。もちろん、ナイトクラブ通いをする若者も一定数はいますが、大人は基本的に早寝早起きの健康的な生活のイメージです。
自転車やランの大会も充実しており、私もこの4ヵ月の間に100kmを走るファンライドのイベントに2つ、10kmランのイベントに1つ参加しました!
中でも、毎年8月に開催されるBridge to Brisbane は3万人を超す参加者で大盛り上がりするランニング&ウォーキングイベント。車道を完全封鎖して、川沿いや街中を駆け抜けるのは爽快で、まさにブリスベンの観光名所ラン&ウォークといった感じです。ブリスベンに留学したらぜひ参加してみてくださいね!
都市だけれどリラックスした雰囲気
ブリスベンは州都でありながらも、どこかゆったりとした空気が流れています。ボタニックガーデンや市営プール、広々とした芝生や遊具のある公園が、街中やその近郊にたくさんあり、人々がくつろぐ姿が常に見られるからかもしれません。横浜のみなとみらいや山下公園のような雰囲気に近いなと私は感じています。
ブリスベンに来るまでずっと、私はベッドタウンにある実家暮らしで、都市に住んだことがなく馴染める自信がありませんでした。ですが大学自体も森の中にあるくらいなので、そんな心配は皆無でした(笑)。
そして、人々がフレンドリーなのもブリスベンの魅力です。キャンパス内を歩いていても、街中で買い物をしても、インターン先のオフィスでも、皆がとにかく笑顔で気持ちがいいのです。「元気?」「今日はどんな日だった?」「よい一日をね!」と皆が笑顔で声を掛け合っています。
オーストラリア人のルームメイトに尋ねたところ、必ずしもオーストラリア全部の都市がこういうわけではなく、この気さくさやホスピタリティはブリスベンならではでもあるようです。
ブリスベンに来たらこれを見て!観光スポット3選
ブリスベンに留学したらまずはこれを観てほしい!という観光スポットを3つ厳選してみました。
(1) 街のシンボル:ブリスベン・シティホール
ブリスベンのシティの中心、キングジョージスクエアにそびえ立つのはブリスベン・シティホール。スタジオジブリの「魔女の宅急便」を彷彿とさせるような時計台は、実は中から上って見学することもできます。
約15分の時計台ツアーは毎日無料で開催されており、クラシカルなエレベーターに乗り込み、文字盤の裏側を見ながら上っていくのは珍しい光景。ブリスベンを訪れたらぜひ一度は参加してほしいミニツアーです。
(2) マウントクーサ展望台
ブリスベンの街を一望したいなら、シティ中心部から西に約6kmのところにあるブリスベンで1番高い山、マウントクーサ(標高287m)がおすすめです。
TransLinkのバスも通っていて、シティからは30分ほど。Look out(展望台)には、ブリスベンのビル群や森、川を一望できる他、カフェもあるのでゆったりと過ごすこともできます。夜は夜景を楽しむ恋人たちの、ロマンチックなデートスポットでもあるんですよ♪私にとっては自転車の坂道トレーニング場所ですが・・(苦笑)。
(3) サウスバンクでロカールな休日を体験
シティ中心部からビクトリア橋を渡ったサウスバンクには、ブリスベンの撮影スポットでもあるBRISBANEのモニュメントはもちろん、観光案内所、プール、公園、レストラン、カフェ・・と様々な施設が並んでいます。週末はお祭りの会場になったり、雑貨のマーケットが出たり、野外ライブをやっていたりと、ふらっと歩いて立ち寄っただけでも必ず楽しいことに出会えるエリアです。
サウスバンクの公園は、ピクニックを楽しむ学生たちや、子供を公園で遊ばせる家族連れなど、地元の人たちの週末の過ごし方が垣間見られるスポットでもあります。芝生に寝転がれるよう、Tシャツやジーパンで行くのがおすすめですよ♪
ブリスベンの大学に留学するならこの3つ!
ブリスベンには主に10の大学がありますが、日本人留学生に馴染みがあるのは主に3つで、クイーンズランド大学(University of Queensland)、クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)、そして、私が学ぶグリフィス大学(Griffith University)です。
各大学とも、世界中からたくさん留学生を受けて入れているので、皆さんが通っている日本の学校が提携しているなんてこともあるかもしれませんね!
クイーンズランド大学
1909年に設立されたクイーンズランド州で最古の同大学は、世界の大学ランキング "QS University Ranking (2016 - 2017)"で46位にランクするなど、伝統と格式のある名門大学で、地元の学生たちの憧れでもあります。
写真:建物も「海外の大学!」というイメージそのものの圧倒的な大きさです。
写真:地元ではUQの名前で親しまれています。
クイーンズランド工科大学
QUTの愛称で親しまれる同大学は、1989年に創立された理論と実践を重視した大学。IT、デジタルメディア、ジャーナリズム、ファッション、ビジネス全般に強く、就職率が良いことでも評判の大学です。
写真:近代的な建物のクイーンズランド工科大学。サウスバンクキャンパスの隣にはボタニックガーデンがあります。
グリフィス大学
1971年に設立されたグリフィス大学は、オーストラリアで初めて環境科学とアジア研究学を提供した大学。2015年には、オーストラリアで最も国際化が進んだ大学として最優秀賞受賞しました。世界中から留学生が集まるのはもちろん、日本語を専攻する現地の学生も多くアットホームな雰囲気です。
写真:グリフィス大学は街の南のネイサンの他、サウスバンクやゴールドコーストなどにもキャンパスがあります
まだまだブリスベンの魅力は語り切れない
留学先としてのブリスベンの街の魅力についてお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
治安もよく、多文化・多民族性に満ちていて、人も親切でゆったりとしたブリスベン。国際的なリゾート地、ゴールドコーストまでは電車で2時間(車なら1時間)で行けますし、日帰りで遊びに行ける島なども複数あり、勉強の息抜きの楽しみには事欠きません。
次はぜひ、皆さんがブリスベンを訪れて、新たな魅力を発見してみてくださいね。ブリスベンでお待ちしています♪
【連載】元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記↓↓
- #09〜 ブリスベン近郊の島へデイトリップ モートン島ツアー編
- #10〜 ブリスベン近郊の島へデイトリップ~ノース・ストラドブローク島編
- #11〜 野生のコアラに会えるかも!?ブリスベンで出会える動物たちを大特集
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