アメリカのなかで常に人気が高い留学先、ロサンゼルス。エンターテインメントの中心地として知られ、多様性に富んだ文化が息づく都市です。
ロサンゼルスへの留学に興味があっても、初めての留学だと何から始めていいのか分からないもの。実りのある留学にするには事前の準備が重要です。
そこで今回は、ロサンゼルスの魅力や街の特徴の基本情報から、留学先の語学学校の選び方、そして気になる留学費用を解説します。ロサンゼルス留学を素晴らしいものにするためにもぜひ参考にしてください。
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※記事内ではアメリカドルをUSDと表記します。為替レートは2024年3月28日時点での情報を参照し、1USD=152円で計算しています。
[目次]
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まずはロサンゼルスの基本的な情報を紹介します。
ロサンゼルスはアメリカ・カリフォルニア州に位置し、アメリカで特に人気の観光地です。
美しいビーチと温暖な気候で知られており、ハリウッドやビバリーヒルズなどの有名観光エリアを始め、カリフォルニア大学などの名門校まで、さまざまな著名なスポットが揃っています
また、世界中から異なる国籍の人々が集まり、さまざまな文化が入り乱れていることから、ニューヨークと共に多様性と人種のるつぼの都市としても有名です。
ロサンゼルスと日本(東京)の時差は約16時間で、ロサンゼルスは日本より16時間遅れています。また夏時間があります。
紀元前8000年頃からネイティブアメリカンの部族が定住し、18世紀後半頃にはスペインの伝道所が建設されました。その後、1846年から2年間に渡るアメリカ=メキシコ戦争の結果、1848年にアメリカに併合されました。
その後ゴールドラッシュと産業成長が起こります。ゴールドラッシュ期には金採掘者が押し寄せ、畜産業などが発展。また、南北戦争後にはアフリカ系アメリカ人や中国系移民も増加しました。
19世紀末には油田発見で石油化学工業の発達、大戦中に航空機産業も発達を経て、ハリウッドに代表される映画産業の発達が影響し、ロサンゼルスは飛躍的に栄えた都市となり、今日に至ります。
ここからはロサンゼルス留学の魅力やロサンゼルスに留学するメリットを紹介します。
ロサンゼルスはニューヨークやシカゴ同様にアメリカの主要都市の一つです。それだけに語学学校の数も豊富。また低価格で通いやすい学校、ビジネス英語に特化した学校など種類もさまざまです。
選択肢が多く、多彩な留学目的を持った人に対応できる点は、大都市のロサンゼルスが留学先として人気が高い大きな理由です。
ロサンゼルスは年間の平均気温が14〜23℃と、温暖な気候で心地よく、快適に生活するのに最適な条件が揃っています。東京に例えると4月から5月、10月から11月の季節が年間を通して続くイメージといえるでしょう。
降水量も少なく、6~8月でも平均の降水量は0~2mm程度です。日本の梅雨時期の降水量が300〜500mm程度であることを考えると、かなり少ないことが分かります。寒さや湿気が多い気候が苦手な人には、常に青空が広がるロサンゼルスはとても過ごしやすい環境でおすすめといえます。
またロサンゼルスはビーチも近くにあり、自然の豊かな都市です。天気のいい週末に、観光地としても有名なサンタモニカビーチ、ベニスビーチ、マリブビーチを訪れてみてください。
ロサンゼルスはハリウッド、ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドなどのエンターテインメント施設にアクセスしやすく、観光でも有名な都市です。またメジャーリーグやバスケットボール、アメリカンフットボールなどのスポーツも盛んな地域です。
ロサンゼルスには映画、音楽、スポーツなどのさまざまなエンターテイメント施設が集約されておりアメリカの一流の文化やスポーツに触れられる留学先として非常に魅力的です。
エンターテイメントの聖地であるロサンゼルスには、さまざまな専門分野に特化した学校も豊富です。英語を勉強しつつ、ダンスや映像、ファッション、メイクなどの専門分野の技術を本場で学びたい人にもおすすめです。
ひとえにロサンゼルスに留学するといってもさまざまな留学スタイルがあります。留学スタイルは自分の目標や状況に合わせて選ぶのが良いでしょう。ここではロサンゼルスにどのような留学の種類があるのかを紹介します。
語学留学は最もポピュラーな留学スタイルです。英語を学びたい学生はもちろんのこと、仕事で英語が必要な社会人など幅広い層に人気です。
特にロサンゼルスは語学学校の数は50校以上に上ります。学校数の多さに相まって日本人の比率も多く、およそ10%から多いところでは40%程になります。
またそれぞれの語学学校では以下のように、さまざまなコースを提供しています。
・高校や大学の休みを利用して短期留学するコース
・社会人が会社の休みを利用して留学する1週間の短期コース
・カレッジや大学への進学を含めた本格的な長期留学コース
選択肢が豊富なので、自分の目的に合わせた留学スタイルを選べます。
海外の大学に進学したい人は直接カリフォルニア州の大学に入学する方法があります。カリフォルニア州には日本と同様に4年制大学(州立・私立)と2年制大学(州立)があり、費用や難易度が異なります。
ただしカリフォルニアの大学に進学するには、高度な英語力が必要です。英語力を図るテストにはIELTSやTOEFLなどさまざまですが、例えば名門大学のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の場合は以下のスコアが求められます(※1)。
・TOEFL iBT:87以上(Writing:25+, Speaking:24+, Reading:21+, Listening:17)
・IELTS:7.0以上
UCLAのような人気が高い大学の合格率は15%以下となっており、かなりハードルが高いといえるでしょう。
まだ英語力に心配のある人におすすめなのは、まずはコミュニティカレッジや大学付属の語学学校に入学し、そこで十分な英語力を身に付けてから大学に進学を目指す方法です。例えば4年制大学への編入も多いことで知られるエルカミノカレッジに入学するには目安として以下の英語力が求められます(※2)。
・TOEFL:45(iBT), 450(ITP)
・IELTS:4.5以上
・TOEIC:620以上
・英検:2級A以上
UCLAへの大学入学条件と比べると難易度が低く、TOEICスコア620点は難しいスコアではありません。
他にもサマースクールを活用する方法もあります。ロサンゼルスの大学で開催されるサマースクールは、学生が夏休み期間中に単位を取得したり、専門分野の科目を履修したりするプログラムが多数用意されています。
アメリカへ高校留学するには正規留学や交換留学、短期間のサマースクールなどのように多くの選択肢があります。
その他、ボーディングスクールに正規留学することも可能です。ボーディングスクールは全寮制の高校で、学校と寮が同じ敷地内にあります。ロサンゼルスには世界的に有名なボーディングスクールから、特定の分野に特化した学校までさまざまな選択肢があります。
また、ホームステイをしながら私立高校へ留学する方法もあります。さらに、公立高校への交換留学も選べるケースも。アメリカの公立高校は学費が無料です。所属する高校で、交換留学プログラムを利用すれば最長1年間留学できます。
高校留学は、自分の目的や進路もよく考え、希望に合わせて選ぶことが大切です。
アメリカ・ロサンゼルスの「MLIハリウッド」に留学したMiiさんのロサンゼルス留学の体験談を紹介します。
留学の動機は美容に関わる経験やスキルアップし、自分のやりたい仕事をグローバルな環境でできるようにと思ったことだそうです。語学学校は立地の良さや適切な価格、授業内容のバリエーションからMLIハリウッドを選んだとか。
学校が有名な観光地のハリウッドにあるので、カフェやアートウォールなど楽しめる場所がたくさんあり、放課後は有意義に過ごしたMiiさん。
肝心の英語力は、サンドウィッチすらオーダーできなかったレベルが、簡単なエッセイを書いたり、英語だけでも緊張せず会話できるようになり、英語力アップの手ごたえを感じています。
Miiさんの体験談を詳しく読みたい方はこちらからどうぞ。
みんなの留学体験記:アメリカ・ロサンゼルス「MLIハリウッド」Miiさん(社会人・9.5ヶ月)
留学費用は留学の際に最も気になる点の一つではないでしょうか。ここからはロサンゼルス留学でどのくらいの費用がかかるのか項目別に紹介していきます。
滞在場所や学校の種類、留学スタイルによって異なりますがロサンゼルスへの1カ月間の留学費用総額はおよそ92万5000万円です。
ただし、為替レートや米国の経済状況(物価)によって大きく変動します。
学校によって異なりますがロサンゼルスに1カ月間留学した場合の学費は、授業料が23万1000円、諸費用8万7000円で、総額約32万円となります。
語学学校によっては割引キャンペーンなどを実施している場合もあります。留学費用をなるべく節約したい場合は学校選びの基準にしても良いでしょう。
ロサンゼルス留学では、主に学校の寮やホームステイ、ルームシェアなどの滞在方法を選ぶのが一般的です。
寮の場合の ロサンゼルスでの1カ月間の滞在費の目安は約21万円です。
ただし、滞在費用は食費などの物価だけではなく滞在する地域や滞在方法によっても大きく変わります。通学手段や治安に気を配りつつ、比較的物価の安い地域を聞いて選択するのがコツです。
渡航費の目安は東京からの往復の航空券代が約10万円~、ビザ申請費が約6.4万円です。
渡航費は航空会社やシーズン、社会情勢などによって大きく異なりますが、安く抑えたい場合は日系のLCC「ZIPAIR」という選択肢も視野に入れましょう。
金額は年末年始やGW頃が最も高額になり、1月下旬~2月、5月下旬~6月、10月頃は比較的安くなる傾向にあります。
ロサンゼルスで1カ月間にかかる食費の目安は約4万円です。ただし、食費は渡航費と共に留学費用を大きく節約できる部分です。
自分で調理して外食を減らす、現地でディスカウントストアなどを見つけるなど、状況に応じた節約方法を探してみましょう。
1カ月間の滞在では2万円が保険料の目安です。
留学先では事故や怪我など、何が起こるかわかりません。特にアメリカの医療費は日本に比べて非常に高額です。保険には必ず加入しておきましょう。
ロサンゼルスは北米の中でも特に人気がある留学先で、語学学校も多く選択肢は豊富です。逆にいえば選択肢の多さ故、どこが自分に合っているのか見つけるのも大変といえるでしょう。
特に初めて留学する人にとってはなかなか希望の条件を満たす学校を探しづらいものです。
インターネットで探す情報の中には古い情報が残ったままということも少なくありません。
スクールウィズでは、留学前だけでなく留学中から留学後まで手厚くサポートします。これまで受けた問い合わせは6万人に上り、1万通り以上のプログラムから経験豊富な留学カウンセラーが最適な留学プランをご提案します。
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また以下の記事ではスクールウィズでのLINE留学相談の体験記事をまとめています。LINEで留学を相談する利用のイメージがつかない人はぜひ参考にしてください。
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ここではロサンゼルス留学についてよくある質問に回答します。
ロサンゼルスで語学学校を選ぶ際に考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。
1:費用の比較
学費だけでなく授業時間やアクティビティの充実度も考慮して費用を比較しましょう。安い学校は質に差があることもあります。
2:アクティビティの充実度
アクティビティは友達作りや英語力向上に役立ちます。充実したプログラムを提供している学校を選びましょう。
3:国籍比率をチェック
良い異文化交流を求めるなら、国籍バランスの良い学校を選びましょう。あまり日本人が多いと、ついつい日本語をつかってしまいがちになるため語学の上達には良い影響を与えない可能性もあります。
ロサンゼルス留学は、
・映画やエンターテインメント業界に興味がある人
・カリフォルニアの文化やライフスタイルを体験したい人
・ハリウッドやビバリーヒルズ、サンタモニカなどの観光名所を巡りたい人
・気候が温暖な場所で学びたい人
などに向いています。
また英語もニューヨークなどに比べると比較的ゆっくり話される傾向にあるので、初めて語学留学する人にもおすすめです。
ロサンゼルス留学のデメリットとして以下のような点が挙げられます。
1:治安の格差が激しい
ロサンゼルスは治安の良いエリアと悪いエリアが隣り合っています。特に夜間や人気のない場所では注意が必要です。
2:土地が広大
ロサンゼルスは広大な土地を持つ都市で、移動に時間がかかることがあります。交通手段も限られ、徒歩で移動できる範囲も狭いです。車社会なので車がないと不便です。
3:物価が高い
ロサンゼルス留学には物価や留学費用の高さも考慮すべき点です。他の地域や国と比較しても高額であるため、計画的に準備することが重要です。
今回はロサンゼルス留学の基本情報、費用、語学学校の選び方を詳しく解説しました。ロサンゼルス留学は英語だけでなく、多彩なカルチャーまで幅広く学べ、さまざまな経験ができます。
ロサンゼルスは数多く語学学校があるため、自分に合った学校を一人で探すのは難しいでしょう。また、初めての留学で何から始めていいか分からない方はぜひスクールウィズの無料相談を通じて適切なプランを見つけてください。
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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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※1…UCLA「English Requirements」(参照日:2024-4-3)
※2…El Camino College「English proficiency」(参照日:2024-4-3)
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