海外への長期留学!新しい環境に心躍る一方で、「日本食が恋しくならないかな」「海外の食事が合わなかったらどうしよう」と心配になりますよね。
ホームシックに備えて準備をしようにも、何を持っていけばいいのか、何が必要なのかと悩んではいませんか?
そこで今回は、1年のアメリカ留学経験がある筆者が持っていくべき日本食や現地での調達方法を徹底解説!留学先での食事事情や海外でも作りやすい料理なども紹介しているので、これから留学する予定の方は参考にしてみてくださいね。
なお、留学の持ち物は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学に必要なもの完全版!種類別に準備すべき持ち物を留学経験者が徹底解説
※記事内ではアメリカドルをUSDと表記し、為替レートには2022年7月28日時点での情報を参照し、1USD=136円で計算しています。
[目次]
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まずは長期留学の際にどのくらい日本食が恋しくなったか、私のアメリカ留学の経験談からご紹介します。
渡航先によらず海外では日本食を食べる機会が少なくなり、普段とは異なる現地の食生活に不安を覚えますよね。しかし留学生活が長くなるにつれ、現地の食事には慣れることがほとんどです。
筆者もそのうちの1人。留学先の学食はべーグル・サラダ・ピザがメインで、近くに日本食レストランもない環境でした。自炊しない限り日本食を食べられなかったため、最初はあまり日本食が恋しくなりませんでした。
また次第にアメリカならではの食事にも慣れたことも理由の1つです。
しかしその中でも、疲れたときや体調が優れないときは日本食が恋しくなります。日本にいるときも言えることですが、体調が悪いときにおかゆを食べたくなったり、二日酔いのときにお味噌汁を飲みたくなったり……。
現地の食事には次第に慣れる上に環境によっては日本食を食べる機会も少ないですが、心や体の調子が良くないときはふと日常的に食べていた日本食が恋しくなります。
渡航してから初めて日本食が恋しくなったのは、現地での生活が始まってから2週間ほど経った頃です。
筆者が留学していた地域はアメリカの田舎だったため、近くにレストランがほとんどなく、食事は大学のカフェテリアか自炊の2択。留学当初は授業や生活に慣れることで精一杯で自炊する時間がなかったため、朝・昼・夜とカフェテリアに行ったりしていました。
アメリカならではの料理は新鮮で楽しかったものの、2週間ほどすると連日のピザやベーグル、パスタにも飽きてしまい、日本食が恋しくなるように……。
留学生活に慣れたことで自炊する時間の余裕も生まれ、自分で作った日本食を食べることが増えました。
渡航先の国やエリアによってスーパーの有無は異なりますが、どの国でも日本人が多いエリアや都市部(バンクーバー・ニューヨーク・シドニーなど)なら、日本食専門のスーパーマーケットも珍しくありません。
ちなみにアメリカではほとんどのエリアで日本食を購入できます。品揃えが豊富とは言えませんが、田舎のエリアでも米や味噌といったベーシックな食材は調達できますよ。
さらにエリアによっては、そば・うどんや揚げ物、ラーメン屋さんといった日本食レストランもあります。気になる人は”Japanese restraunt near エリア名/学校名”と検索して、周辺環境をリサーチしておきましょう。
ただし、本格的な日本食を扱うお店はそこまで多くありません。また田舎では日本食レストラン自体が珍しいです。
実際に筆者が留学していた学校の周りに日本食レストランはありませんでした。
その場合は、中華料理や韓国料理のお店に日本食のようなメニューが用意されていることがあるので、覗いてみるのもおすすめですよ。
さて、ここでは留学に持っていくべき日本食として人気が高い、おすすめの食材をランキング形式でご紹介します。
何も作りたくないときに便利なレトルトカレーは、留学に持っていく食料としても大人気!
電子レンジや鍋で作れるほど調理も簡単なため、現地の生活に慣れるまではレトルトの食事で過ごす人もいるほどです。
アメリカ国内だとアジア系スーパーで購入できますが、日本で買うよりも割高なのでなるべく持って行きましょう。
ただし、あまり大量に持っていくとスーツケースが重くなってしまうので、多くても1週間分がおすすめです。
意外と重宝するのがお茶漬けの素!アメリカのご飯は甘かったりしょっぱかったりと味付けが濃いものが多く、たまにやさしい味のご飯が食べたくなることがあるのです。
風邪を引いたときや体調が悪いときでも簡単に調理でき、するっと食べられますよ。
また現地で買ったお米が口に合わない、お米が硬めに炊きあがってしまったときは、このお茶漬けの素を使ってお茶漬けにするのがおすすめです。硬くて食べにくいご飯の味をカバーしてくれますよ!
1パックが軽量でかさばらないのも嬉しいポイントです。ご飯以外にもパスタやうどんなどアレンジが利くので、数週間~1か月分持って行ってもいいでしょう。
お茶漬けの素もアジア系スーパーで購入できますが、日本で買うよりは値段が高いため、持参することをおすすめします。
おかずを作る時間・余力がないときに便利なのがふりかけです。おにぎりにもでき、外出先でお弁当を食べるときにも重宝します。
ふりかけはアジア系スーパーでは売っていても、田舎のスーパーでは取り扱っていない場合があります。
日本のように種類がたくさんある訳でもないので、お気に入りのフレーバーは1~2個持っていくのがおすすめ。
また日本ならではのフレーバーなら、留学先の友達との会話のネタにもなりますよ!
海外生活で絶対に恋しくなるのが味噌汁です。
味噌自体はスーパーでも買えますが、具材を揃えて一人分のお味噌汁を作るのは少し手間ですよね。そんなときにおすすめなのがインスタント味噌汁です。
お酒を飲んだ次の日や体調が悪いとき、ホッとしたいときのために持っていく人も多く、個人的にも持って行ってよかった食品の1つです。手軽に「いつも通りの味」を味わえ、どこか安心感を得られますよ。
インスタント味噌汁のほか、フリーズドライのスープやお吸い物もおすすめです。50袋入りなど大容量のものや個包装のお味噌汁を1か月分ほど持っていく人が多い印象です。
海外生活であると安心するのが、電子レンジで調理できるレトルトご飯です。
特に渡航直後はバタバタしていて、ゆっくりとスーパーにお米を買いに行ったり、お鍋や炊飯器など調理器具を集めたりするのが難しい場合もありますよね。
電子レンジは寮・ホテル・ホームステイ先には用意されているので、落ち着くまではレトルトのご飯で十分生活できます。
筆者も留学先の寮に到着した日の夜と翌朝は、日本から持って行ったレトルトご飯を食べました。食料品を調達するまでの数日~1週間分は準備しておくと安心です。
緑茶・ほうじ茶・麦茶などの日本茶が好きな人は、お茶の素(ティーパック)を持っていくのがおすすめ。
緑茶は大手スーパーであれば大抵売っていますが、1本3USD(408円)からと値段は高めです。
”Green Tea”と表記されている海外産のお茶はお手頃ですが、砂糖入りの商品が多く、飲んでみると日本茶とはほど遠いです。
ちなみに筆者はお茶に加え、普段から飲んでいる青汁の粉を持っていきました。日本の健康ドリンクはアメリカのスーパーではあまり取り扱っていないので、日常的に飲む人は持っていくと安心です。
持っていく食品として真っ先に挙がるのが日本のお菓子ではないでしょうか。日本ならではの一風変わったお菓子は、滞在先や留学先の友達へのお土産としてもぴったりです!
とはいえ、ポテトチップスやチョコレートなどはアメリカのメーカーでも美味しい商品がたくさんあり、現地のお菓子も楽しみたいところ。持っていくならば、お煎餅などしょっぱいお菓子がおすすめです。
そのほか、個人的に重宝したのは日本ののど飴です。のどが痛いときはもちろん、機内など移動中に空気の乾燥が気になるときはのど飴を舐めていました。
アメリカのキャンディーは甘いものが多いので、苦手な人は日本から持っていくことをおすすめします。
インスタントラーメン、カップラーメンも人気の食品です!
アメリカにもインスタントラーメンやカップラーメンは売っていますが、本格的な味の日本製品と比べ、アメリカのインスタント食品はシンプルかつ種類も多くありません。
都市部でない限り本格的なラーメン屋が周囲にないことがほとんどです。日本の味が恋しくなったときのために、お気に入りのインスタント食品を持っていくことをおすすめします。
ちなみに、韓国系のスーパーや大手スーパーでは、韓国の袋麺が販売されていますよ。
ここでは、アメリカでも購入できる日本食品をご紹介!余計な荷物が増えないように、何が手に入りやすいのかを確認しておきましょう。
「自炊したいけど調味料は海外でも買える?」と疑問に思っている方もいますよね。アメリカの場合ですが、しょうゆや味噌、お酢など代表的な調味料は通常のスーパーでも購入できます。
一方でだしやめんつゆ、一味などは意外と探しにくい傾向です。スーパーによっては取り扱いがないため、滞在先の近くに日系スーパーがなさそうな場合は持って行きましょう。
ちなみに「焼き肉のたれ」は筆者が重宝した調味料の1つです。日本のものとまったく同じ商品は見つけにくいものの、似たような商品が何種類か販売されています。ごま入りを選べば失敗しにくいですよ。
日本食に欠かせないお米も現地のスーパーで調達できます。
レンジで調理するレトルトご飯と通常のお米の2タイプが置いてあり、スーパーによってはお米の種類も豊富に揃っています。
ただし種類が多い分、タイ米など日本米以外も取り扱っており、日本のお米よりパサパサで食感が異なります。
日本のお米が恋しいときに間違ってタイ米を購入しないように注意してくださいね。
うどんやそばは海外でも定番の日本食です。日系スーパーでなくても、多くの大型スーパーで取り扱われています。
近くのスーパーに日本食のコーナーがない場合は、エスニック系のコーナーをチェックしてみましょう。
万が一取り扱いがない場合は、アジア系スーパーや日系スーパーを確認してみてください。生麺を売っているところは珍しいかもしれませんが、冷凍麺や乾麺は手に入れやすいですよ。
持参した日本食をすべて消費してしまった、現地食材で日本食を再現したいとき、留学先ではどんな料理が作りやすいのでしょうか。
海外の友達やホストファミリーにもウケがいい日本食を3品ご紹介します!
世界共通で人気が高いのはカレーです。味がしっかりしているので、日本食に慣れていない人にとっても食べやすい料理なのです。
作り方も簡単で、一度作ればカレーライスにカレーうどんとアレンジが利くのも嬉しいですよね。
ちなみに日本のカレールーも通常のスーパーで調達できます。品揃えが豊富なところであれば、ハヤシライスの素なども売っていますよ。
親子丼も人気メニューの1つ。玉ねぎ、卵、鶏肉と材料が少なく調理も比較的簡単です。
サクッと作れるにも関わらず、日本食ならではの色合いや見た目、味付けは、海外の人にとって新鮮に映るでしょう。
ちなみに親子丼は、日本に来た留学生がアクティビティで作ることも多い一品。一度にたくさんの量を作れるのもポイントです。
最後はお好み焼きです。パンケーキのように生地を焼き、お好みでソースをかけて食べるお好み焼きは、もっともパーティー向きの料理なんです。みんなで作れば盛り上がること間違いなしですよ。
アメリカの場合、お好み焼きの粉は現地で調達可能で「Walmart」や「Wegmans」など大型スーパーであればほとんど取り扱っています。
通常のスーパーに売っていない場合は、近くの日系・アジア系スーパーをチェックしましょう。お好み焼きの粉が手に入らない場合は、小麦粉で代用も可能です。
最後にどうしても日本食が恋しいとき、また日本から持ってきた食料が底を尽きたときに食材を手に入れる方法をお伝えします。留学中に困ったときのために、チェックしておきましょう!
まずは現地の大型スーパーをチェックしましょう。アメリカ・カナダの北米地域では、「Walmart」や「Whole Fods Market」などが有名。どちらもアメリカに本社を置く大型スーパーですが、近年はトロントをはじめとするカナダ都市部にも進出しています。
食品から日用品まで幅広く取り扱っており、日本食・アジアコーナーも充実しています。お米や豆腐、味噌など基本的な食材・調味料は手に入りますよ。
もっとも確実なのが日系またはアジア系スーパーに行くことです!
大型スーパーでも日本食は売っていますが、お米や豆腐といったメジャーな商品しか揃えていないところがほとんどです。
アジア系スーパーであれば、お米や麺類からイカの塩辛など食材、日本でよく見るお菓子までさまざまな食品を購入できます。
また日用品を取り扱っているところもあり、サランラップやティッシュペーパーが購入できる場合もありますよ。
料理が苦手な人や必要な調味料がなかなか手に入らないとき、日本食が恋しくなったときは日本食レストランに行きましょう!
特に揚げ物やラーメンなど、自分ではなかなか作りにくいもの。自炊より出費は増えますが、プロが作る日本食を食べることで身も心も癒やされます。
お店によっては、お土産として調味料や食材を購入できる場所もあり、自炊でも本格的な日本食を作れます。
今回は留学で持っていきたい食品と海外での食材の調達方法をご紹介しました。
「日本食が恋しくなるのでは?」「簡単に買えなかったらどうしよう」と思ってしまいがちですが、お米や味噌などの基本的な食料・調味料はそこまで苦労せずに調達することができます。
とはいえ、日本にいるときのように何でも手に入る訳ではありません。本記事を参考に、持っていく日本食品・現地で買う食品をあらかじめ考えておきましょう。
現地で買えるものを知っていると荷物を減らせたり、パッキングもスムーズに進められたりするはずです。
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一方で以下の記事では留学に持っていくべきアイテムをご紹介しています。留学準備やパッキングのチェックリストとして活用してみてくださいね!
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