こんにちは!クラークフィリピン留学院の留学経験者Daisukeです。
全4回の連載のついに最後となる本稿では、学習成果の総括、総評、振り返りを行いたいと思います。
<クラークフィリピン留学院の留学体験レポート一覧>
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#1 この学校を選んだ理由と留学の目的
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#2 講師と学校施設の紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#3 僕の英語の学習方法を紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#4 ついに卒業!留学の総評とまとめ
【留学プロフィール】
ペンネーム:Daisukeさん
性別:男性
留学時の年齢:27歳
留学した国:フィリピン
留学した地域:クラーク
留学先の学校:クラークフィリピン留学院
留学期間:2カ月(2015/4/19 〜 2015/6/13)
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まず、肝心の学習成果の総括から。前回あれだけ偉そうに解説した学習法はどれだけ身を結んだのでしょうか。ここでは最初に最終的な学習量、学習内容の振り返りをした上で、客観的な上達度と主観的な上達度の2つに分けて総括していきたいと思います。
前回お伝えした通り、学習の経過を数値化できるものはすべてトラッキングし、学習内容のバランスを確認できるようにしていました。
その最終的な数値は以下のようになりました(8週間、56日間、学校でのレッスン時間は除く)。
・合計自習時間:301時間(1日あたり平均5.4時間)
・投資した時間の多かった自習内容TOP3
(1)Writing:90.5時間
(2)Lesson復習:38.5時間
(3)リーディング:31.5時間
・瞬間英作文で暗唱した例文数:1220(1日あたり平均21例文)
こうして振り返ると圧倒的にWritingに自習時間を投資してきたのがわかります。「Writingで書けないものは絶対話せない」というWriting担当講師からのスパルタにより、毎日のように宿題を出され取り組んできた結果です 笑。
また、ディベート中に教えてもらったフレーズを元に自分で例文を作成。それらを滞りなく使えるようになるため、瞬間英作文方式で毎日暗唱していました。学習時間としては上位に来ていませんが、ビジネスディスカッションが最上位目的である以上、コンスタントに臨みつづけました。
さて、ではここまで偉そうに語ってきた学習の成果はいかほどのものだったのでしょうか。まず客観的な学習成果として、第1回でもご紹介した通りVersantというスピーキングテストを用いました。
クラークフィリピン留学院卒業後に受験したVersantのテスト結果はこちらです。
ランクがA2「基本的な情報(仕事や経歴、家族、余暇など)について述べることができる」からB1「身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる」に1つランクアップしました。(Versant英語力ランク表より)
というと上達したかのように見えるのですが、実数でいくと前回の得点は45。つまり、2点しか上がってない...笑!!
「そんな馬鹿な...」というのが率直な気持ちで、すごく落ち込みました 笑。
しかし、あくまで結果は結果です。真摯に受け止め、今後も継続的にこのテストを受けることで進捗を確認したいと思います。
散々だったVersantテスト。では主観的な上達実感としてはどうだったのか。その結論に入る前に、若干の状況説明をさせてください。
第1回でもご説明したように、この留学のゴールは次のステップであるサンフランシスコ勤務に関連していました。前職の外資系IT企業やその前のバングラデシュ勤務で抱えた悔しい思いの数々。
その反省からこの語学留学で改めてビジネス英語を学びなおし、次の職場で、特にミーティングシーンにおいてしっかりと価値を発揮出来るようになること。それが全ての目的にありました。
そして現在はどのように過ごしているのか。
現在は当初の目的であった英語でのビジネスミーティングを、この写真のように毎日行っています。そして湧き上がってくるのは「語学留学をしていて本当に良かったな」という気持ちです。
まず、この8週間の留学でディベート等を徹底的に行なったことで、議論の中に自然に入っていけるスタンスができました。また咄嗟に発言の機会が回ってきても、これまでに比べて少ない動揺の中、意見を述べていくこともできるようになったと実感があります。リスニング自体も以前より比べてかなり聞き取れるようになった手応えがあります。
しかしです。結局思ったのは、今のような自分以外完全にネイティブばかりで、手加減無しの英語環境に入ること自体が一番の上達の近道である、ということです。
クラークフィリピン留学院をはじめ、多くのフィリピンの語学学校では講師との「1on1」が基本。欧米の語学学校では講師と非ネイティブの生徒の「1:複数人」が基本です。この環境ではどれだけ恵まれていても講師がネイティブ・スピーカーである場合がMaxで、講師である彼らは非ネイティブに向けて合わせながら会話をしているのが実際のところでしょう。
そのレッスン中と実際のビジネスシーンのギャップに、僕は最初大いに戸惑いました。僕以外全員ネイティブで10人くらいのミーティングになると、本当についていくのがやっと。発言の機会なんてなかなか手に出来ません。
自分の情けなさ、虚無感、無力感、疎外感、といった類の感情でいっぱいでした。語学留学、いったい何の意味があったんだ、と。もはやすぐ日本に帰りたい、くらいに思っていました 笑。
ただ、徐々にその集団の会話、いわば「素のネイティブ会話」のペースに慣れてくると、語学留学でトレーニングしたディスカッション力が徐々に活きてきました。そして少しずつ議論でバリューを出せてくると、徐々に話を振ってもらえるようにもなります。
メンバーとオフサイトでの1コマ
そして現在ではようやくコミュニティの一員になった感覚でいます。もちろんまだまだ圧倒的に彼らの議論のスピードには及びませんが、自分の価値の出し方、そして「居場所」ができてきた、という実感があります。
整理すると、この語学留学では1on1での議論の下地はかなり醸成されました。しかしネイティブ複数人の会話環境とは似ても似つかぬほどのギャップがある。それを埋めるにはもう「えいやっ」と飛び込み、実践を通じて体得していくほかない、というのが僕の中の結論です。
もしクラークフィリピン留学院前の自分に、タイムマシンで会って話せることができるとしたら、次のように言うと思います。
「その計画通り、しっかり学習を進めるといい。それは間違いなく血となり肉となる。でも最終的なネイティブ"たち"との会話上達は、こっちで痛い目にあって、ギャップを体感し続けること以外にはない。覚悟しておいてね。」
では、最後にクラークフィリピン留学院に関する総評をまとめたいと思います。
基本的にどんな方にもオススメしますが、英語力としては最低限の単語理解、リスニング力がある人です。また、既に留学を経験されているような方の場合は、ネイティブ圏でインターンや学位留学(語学留学でなく)された方がコストパフォーマンスが良いと思います。
この学校には、よくも悪くも、型にはまった学習プランやガイドラインがありません。また講師ごとに指導力のバラ付きもゼロではありません(僕の留学時点)。
「この学校にいけばとりあえずどうにかなるだろう」という形で全部預ける姿勢で行ってしまうと、リターンの低い投資になる可能性があります。
クラークフィリピン留学院には、他の学校では珍しいネイティブ講師オンリーという特徴があります。この環境を最大化するために、ぜひ綿密な学習プランの用意をオススメします。
第3回を参考にしていただければと思いますが「1日何時間授業を受けるとしたら、その内xx時間はディベートにあてて、yy時間はライティングに...」といったプランと、そのための教材準備までできたら理想でしょう。
繰り返しですがフィリピンで留学をするなら、クラークフィリピン留学院をオススメします。しかしそれは明確なゴール、具体的な学習プランがある場合においてです。そして語学留学を通じて本当に英語力を伸ばしたいのであれば、僕はこの二点は不可欠だと思います。
この僕の連載が、今読んで頂いているあなたの英語力上達のささやかなヒントになれたら、こんなに嬉しいことはありません。
あなたの英語力上達を、心から応援しております。そして一緒に頑張りましょう。
連載全4回、ご覧頂き本当にありがとうございました。
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クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#4 ついに卒業!留学の総評とまとめ
Daisukeさんが留学していた語学学校「クラークフィリピン留学院」の詳細は以下から↓↓
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