はじめまして。本連載を担当させていただく Daisuke と申します。
20代半ばの社会人で、フィリピンにあるオールネイティブ講師によるマンツーマン特化校、「クラークフィリピン留学院」に2ヶ月間(8週間)留学させていただいています。(本稿執筆時点で3週間経過)
本連載では以下の3つのタイプの方々に届けることをイメージして、何かのお役に立つことができればと思い書かせていただきます。
(そして何を隠そう、他でもない留学前の僕自身が、この3つ全てに当てはまっていました。)
また本連載は、全部で以下4回に分け、執筆していく予定です。
<クラークフィリピン留学院の留学体験レポート一覧>
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#1 この学校を選んだ理由と留学の目的
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#2 講師と学校施設の紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#3 僕の英語の学習方法を紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#4 ついに卒業!留学の総評とまとめ
【留学プロフィール】
ペンネーム:Daisukeさん
性別:男性
留学時の年齢:27歳
留学した国:フィリピン
留学した地域:クラーク
留学先の学校:クラークフィリピン留学院
留学期間:2カ月(2015/4/19 〜 2015/6/13)
自分自身、学習方法を模索する日々で、何か偉そうなことを申し上げることができる立場では決してありません。むしろ英語の伸びに毎日悩んでばかりです(笑)。
しかし、「クラークフィリピン留学院」における僕のリアルな英語学習のプロセスを共有させていただくことで、上記に書いた皆さまに少しでもお役に立つことができたら、こんなに嬉しいことはありません。
とまあ堅苦しく書いてしまいましたが、ゆるく、楽しく連載進めていけたらと思いますので、気楽にお付き合いくださいね。どうぞ宜しくお願いします!
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最初に、僕の2ヶ月間の留学ゴールとこの学校を選んだ理由、そして少しばかりの自己紹介をさせてください。
まず結論を簡潔に書きます。以下のゴールに辿り着くために、クラークフィリピン留学院が最も効果的なステップの一つだと思い、留学を決めました。
「ビジネスミーティング内のディスカッションで、より貢献できるようになる」
ミーティングにおいて相手の発言を9割以上しっかり理解できるようになる、そしてその交わされている議論のスピードに取り残されることなく、しっかりと自分から意見を発言できるようになる。
もちろんこの二ヶ月間で、すぐこの状態に辿り着けるようになるとは思っていません。
ただ、この状態に辿り着くための学習感覚、「こうしたトレーニングを続けていけば、たどり着けるな」という成長の手応えを掴むことを最低限の定性ゴールにおいています。そしてクラークフィリピン留学院を活用することで、その達成に効率的に近づけると思い、この学校に決めました。
では、なぜそもそもこのゴール設定をしたのでしょうか。この背景となっているのは、自分の前職の経験と今後の進路が関係しています。
最初に僕の恥ずかしいストーリーをシェアさせてください。これまで僕は丸2年間、外資系IT企業で勤務、そしてその前にはバングラデシュという国でおよそ3年間働いてきました。
こう書いてみると、もっと英語ができるようになっていてもいいようなものだなと、自分でも思うのですが、レベルとしては本当にお恥ずかしい限り。
(バングラデシュ勤務時代)
バングラデシュ滞在開始時では、本当に1ミリも話せないまま飛び込んだため、手元に言いたい内容を書き起こした紙を用意してそれを読み上げながら会話していた程。
「どこぞの王様に伝言を読み上げる家臣みたいだな」と同僚から突っ込まれていましたが、3年を経てどうにかその状態からは抜け出し、日常会話と多少のリスニング・スピーキング力は身につきました。
しかしその後入社した外資系IT企業では、その3年間で積み上げたささやかな自信が、もろくも粉々に打ち砕かれましたのです(笑)。
まず、自分の上司がまさかのアメリカ人。バングラデシュでそんだけいたんなら英語できるだろうとか人事から思われたんでしょうね。しかし、彼との最初の1on1ーティング。何言われてるのか速すぎてさっぱり分かりません(白目)。
そして僕からのレスポンスは簡単な相槌程度。部下としてこれほどまでに致命的なことがあるでしょうか。
さらに追い打ちをかけるように、海外オフィスとのビデオ会議に巻き込まれていきます。これが完全に困りました。時差の関係で早朝目をこすりながら会議をするわけですが、ネイティブ相手だと追えてもせいぜい相手の発言の6割。
しかも目的は何かの意思決定。しかし、話の内容が十分に掴めていないものだから、向こうから話を振られるまでこちらからなかなか言い出せません。
そして最後には、ミーティングで決まった自分の担当タスク内容を勘違いする始末。もういつそのプロジェクトから締め出されるのだろうと、本当にミーティングが鬱でした(笑)。
(外資系IT企業勤務時代)
また、ネイティブ相手でなく、同じアジア人との会議も月1くらいでありました。例えばインド人。彼らめちゃくちゃ話すの早い人が多いんですよね。でもそんな人に限ってあんまり中身あること言ってなかったりします(笑)。
絶対自分のアイデアの方が有用じゃないかと。しかし発言できなければノーアイデアと同義。
彼らの怒涛のスピードに流され発言機会を得られないまま、その有効でない意見に流れてしまい、悔しい思いをしたことが何度あったことか。
このように、英語に関してとてつもなく悔しい思いをした僕ですが、詳細を省いて結論だけ書くと、その外資系企業を退職し、次はアメリカの現地スタートアップで働くことになっています。
もちろん上司はまたネイティブです。ちなみに面接では言いたい内容を徹底的に書き起こし、それを丸暗記して臨みました(笑)。
よって、次の職場では上記の悔しい思いを少しでも減らし、自分の持っているポテンシャルを最大限英語環境下でも発揮できるようになりたいと心底思っています。
そのために、「ビジネスミーティングでのディスカッションにより貢献できるようになる」を最上位のゴールに掲げて、二ヶ月間、自分の時間を投資することに決めました。
そしてこの自分のゴールを叶えるために世界中の語学学校・インターン機会等を比較した結果、最初のステップとしてROIが一番良く最良のオプションだと思ったのが、このクラークフィリピン留学院でした。
・講師がオールネイティブであり、かつ、投資銀行から会社のCEO、建築業まで幅広い職務経験者を有していること。
・マンツーマンに特化しており、かつこちら側から授業内容を自由にオーダーメイド可能なこと。
・食事/住居/洗濯等の行き届いたスタッフサポート、英語学習に集中しやすい学校周辺環境。
・そしてそれらを他国の学校と比べれば大変安い金額で受けられること。
次の自分の進路を考えてももちろんのこと、徹底的に準備してきた学習プラン(詳細は次稿以降)を用意している自分としては、大変有り難い選択肢でした。
そしてその期待値は、申し分なく叶えられています。
学校施設や様子だったりを知りたい方、ごめんなさい。あと少しだけ、留学前に準備してきたことをお伝えさせて下さい。
というのも、これが留学のクオリティの8割を決めると、今心底確信しているからなのです(語学学校に限らないふさわしい学習環境を選べるかどうかもこの準備で決まる、という意味も含めて)。
これまた結論から書くと、以下の内容を僕は留学検討前の三週間で行いました。
(1)そもそもなぜ英語が必要なのか、そしてどのレベルの英語がいつまでに必要なのかを明確にすること
(2)その達成手段としての留学のゴール(到達目標)を出来る限り具体的に設定すること
(3)その目標到達のために必要な学習項目をプランニングすること
(4)その目標到達度 / 学習進捗度を随時トラッキングする方法を用意しておくこと
(5)2~4 の内容に関わらず、高校生レベルまでの基本的な文法と単語をしっかり抑えておくこと
これから留学に臨まれる皆さんの助けになったらとても嬉しいです。以下に簡単に触れていきます。
留学に臨むにあたって、僕はこれを改めて考え直してみました。「自分の人生に、なぜ英語が必要なのか」もっと言うと、「英語があることで、どんな人生を送りたいのか」。
なんてちょっと大げさすぎるでしょうか。でも僕はとっても重要な問いだと思っています。それは何も高尚な答えを掲げることが目的ではなく、最終的な英語能力向上の質を決める、大切なポイントだと思うからです。
僕がノートに書き出した内容の一部を、恥を承知でざっくりシェアさせていただくとこんな感じです。
・自分の人生を通じて生み出す価値を、国を問わず、必要な人に必要な分だけ届けられるようになりたい。
・この時代に生まれてる世界中の素敵な人々やアイデアと、もっと有機的に交わりたい、共に価値創造を行っている自分でありたい。
・スタートアップを自身で行う際に、国籍問わない優秀で志ある仲間とチームを組めるようになりたい。
・28歳までの到達イメージ:英語プレゼン、QAを緊張しながらも行える、ミートアップ等で挨拶以上の深い交流を初対面の人とできる。
・直近の半年の到達ゴール:ビジネスミーティングでしっかりと価値を出せる(と同僚から認めてもらえる)。
偉そうなこと言っといて僕が描けてるのもせいぜいこの程度です(笑)。それに今後も大いに変わる可能性があります。ただ具体性はどうあれ、一旦今自分の中で英語学習のモチベーションを担保するのに、すごく助かりました。
海外旅行で不自由さえしなければいい、という人もいれば、英語面接という具体的なシーンを浮かべる方もいると思います。そのレベルに関わらず、こうしたそもそもの英語学習の動機明確化こそが、実は英語学習のアウトプットを決める一番の要素なんじゃないかって思います。
宜しければぜひ試してみてくださいね。
これに関しては、前述の通りです。「ビジネスミーティング」のシーンを僕はとにかく意識しました。そしてその内容を大まかに要素分解。一般的な英語の議論の流れを身につけること、発言の際の言い回しの習得、プレゼンの練習、等々。
逆に言うと必要以上の Social English やアカデミックなライティングには時間を割かないと決めました。ゴールから照らしあわせて「やらないこと」を決めておくことは、留学が始まったときにも大事でしたし、特にクラークフィリピン留学院では重要だと思いました。(この点に関しては最終稿にまとめて書きます)
これに関しては次稿以降に詳細を譲りますが、とにかくいろんな文献を調べつくしました。結論だけ書いておくと、毎日学校での授業7時間、自学7時間の平均14時間を費やすことにし、学校ではディスカッショントレーニング及びプレゼン特化。自学ではリスニング、音読、口頭瞬間英作文、速読、精読、ライティングとまんべんなく取り組んでいます(たまにくじけてますが。笑)。
これが、意外にも用意しておいて本当によかったなと思っていることです。なぜなら日々の学習モチベーションがすごく維持できるんですよね。
「目標到達度」のトラッキングとは、結局自分のゴールに対してどれだけ進捗しているのかを測るものです。これはその語学学校が用意してくれてる場合もあれば、追加でご自身でTOEICだったりを受験する等、様々あると思います。
クラークフィリピン留学院では、留学開始時のレベルチェックテストはあるものの、留学終了時にはそうしたテストが現時点ではありません。よって、自分で何か設けておく必要があります。
僕の場合はコストや手間の兼ね合いから、Pearson社のVersantを受験し、これを留学前と後での一つのKPIにしました。このテストの僕にとっての利点は、まずスピーキングとリスニングに特化していること。ビジネスミーティングを留学ゴールとしている僕にとっては非常に有り難い内容でした。
さらには時間が15分でPCまたは電話で受験できること、そして試験結果が1時間程度で返ってくるという手軽さも大きなポイントでした。
なお、以下がぼくの点数です(笑)。
総合点45点・・・。7段階評価中、5番目の評価で「基本的な会話ができるレベル」と診断。「え、低すぎだろ!もっとできるし!」と心の中で叫びつつけっこうショックでしたが(笑)、2ヶ月後にどれだけこれが伸びているのかを一つの定量指標としました。
また一方で「学習進捗」ですが、これは(3)で決めた学習内容をしっかり毎日達成できているかを自分のために見える化したものです。これに関しても次稿以降でご紹介できればと思います。
そして最後に、このポイント。言い換えれば日本で出来ることは日本でやっておく、ということですね。留学経験者の友達の話を参考にして、高校生レベルでの文法及び単語はしっかり復習して臨みました。
なお、個人的なオススメの単語アプリは、こちらのキクタンシリーズです。移動時間等も音声とともにさーっと単語の復習ができるので僕はとっても助かりました。
長い長い前振りがようやく終わりましたね(笑)。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次稿では、いよいよ肝心の「クラークフィリピン留学院」の様子や先生の紹介を行っていきたいと思いますのでお楽しみに。
引き続き、よろしくお願いします!
<クラークフィリピン留学院の留学体験レポート一覧>
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#1 この学校を選んだ理由と留学の目的
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#2 講師と学校施設の紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#3 僕の英語の学習方法を紹介
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#4 ついに卒業!留学の総評とまとめ
Daisukeさんが留学していた語学学校「クラークフィリピン留学院」の詳細は以下から↓↓
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