こんにちは!留学やワーキングホリデーの経験があり、よく海外を旅しているMasakoです。
留学中に「何かトラブルがあったりもしも病気になったりしたらどうしよう。」と不安を抱えていませんか?
初めての留学は未知の世界で、いろいろと緊張しますし不安もありますよね。特に言葉の壁がある海外で、「留学中に病気になったら…」と考えると恐ろしいです。
海外でも病気やケガになったときは病院を受診することになりますが、システムが日本の病院とは異なることが多いです。また海外旅行保険に加入していないと高額な治療費を請求されることもあり、あからじめ準備しておくことが欠かせません。
そこで今回は、留学中に病院を受診する流れ、留学先で病気になった場合の対処法や国別の病院の受診方法、病気を防ぐポイントを紹介します。
海外は日本とは受診の仕方や保険も異なるので、知らないと大変な目に遭うかもしれません。今回の記事で対策をしっかりと把握して、準備しておきましょう。
[目次]
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留学中の病気や怪我に関するトラブルを防ぐために、まずは保険に加入しておきましょう。保険に加入していなければ、日本の健康保険が使えない海外で高額な治療費を請求されるからです。
留学するときは保険の加入が条件の学校もあり、基本的に長期における留学は保険への加入が欠かせません。
まれに短期留学などで保険に入らず、クレジットカードや無保険で渡航する人もいますが、補償額が低いことも。何かあったときに大変な目に遭います。
実際に保険に入っていなかったために、怪我をして高額な治療費を請求された話を紹介しますね。
私が出会った友人は、ワーキングホリデーと留学を兼ねてオーストラリアに滞在していましたが、海外旅行(留学)保険には入っていませんでした。長期のワーキングホリデーでも、保険に入っていない人を見かけます。
ある日その友人が松葉杖をついていたので尋ねたところ、友達同士でバスケットボールをしているときに片足を痛めて、骨折してしまったようです。その友人は保険に入っていなかったため、「治療に30万円くらいかかる」と嘆いていました。
むしろ30万円で済んだのはまだラッキーだったのかもしれませんが、ひどい骨折で手術になると150万円くらいかかる場合もあります。
海外旅行保険は1年に約15〜20万円と、決して安い金額ではありません。しかし何かあったときのために入っておくべきだと改めて感じさせられました。
留学中に病気や怪我をしてしまい、万が一病院へ行かなければならなくなったときの流れを紹介します。
自分で直接病院に行くこともできますが、保険によっては病院と提携しているとこともあります。保険会社と提携している病院はキャッシュレスで受診できることも多いです。
キャッシュレス対応の病院へ行きたい場合は、まずはご自身が利用している保険会社に連絡しましょう。
後で請求する場合も海外旅行保険会社に連絡をしておくと、日本語対応している病院を教えてもらえるので安心ですよ。また損害や補償の内容により保険の請求に必要な書類が変わるので、疑問点や何かあったときはまずサポートデスクに連絡することをおすすめします。
保険会社にキャッシュレスで支払いたいことを伝えると、近辺に提携病院があれば紹介してもらえます。キャッシュレスはお金を出さずに済むので大変便利で、高額な医療費を支払う必要がありません。
私は後から請求するのが面倒なので、いつもキャッシュレス対応の保険や病院にしています。
病院を決めたら実際に提携病院、または自分で決めた病院へ行きます。自分で決めた場合、まずは保険が適用されるかどうか保険証を見せて確認しましょう。
大きな都市だと日本人向けの病院もあり、医師と話すときに通訳をしてくれます。ただし日本語が話せない病院がほとんどなので、自分の症状くらいは英語で伝えられるようにしておく必要があります。
診察が終わり薬も受け取ったら、支払いがキャッシュレスの場合は保険会社に請求してもらうように伝えましょう。提携病院でない場合は料金をその場で自己負担し、後ほど保険会社に料金を請求します。
このときに診断書や治療費の明細書(領収書)が必要になるので、なくさないように大切に保管しておいてください。
留学中は何が起こるか本当にわかりません。
私自身、1年間の海外生活の中で何度か風邪になったり、体調を崩したりして2度ほど病院を受診しました。大きなトラブルはなかったものの、何が起こるかわからないと実感した記憶があります。
そこで次は、病気や怪我をしたときの対処法を3つ紹介します。
まずは軽傷や軽い風邪だった場合、薬局で薬を買いましょう。
薬はどれを使えばいいのか英語でわかりづらいかもしれません。薬局には薬剤師がいる場合が多いので、どの薬が良いのか症状を伝えて、選んでもらうのがおすすめです。
スーパーで薬を買うこともできますが、薬局のほうが薬剤師に質問できるので安心です。実際に私はいつも薬局で薬を買っていました。
自分が何かあったときSOSに気づいてもらえるように、軽い症状が出た時点で身近な人に症状を伝えておきましょう。自分から言わないと気づいてもらえないので、誰かに言っておくと助けてくれることもあります。
また病院を受診するときは、病院に行くことも友達などに伝えておくのがおすすめです。
自分で「大丈夫だ」と判断するのは危険なので、症状に応じて必ず病院で診察を受けるようにしましょう。海外旅行保険に入っているのなら、診察代も薬代も自己負担する必要がありません。
自己負担はお金がかかるので、特にキャッシュレスの提携病院を利用できるのであれば受診するのがおすすめですよ。
病院の受診方法や医療レベルは国によって変わります。ここでは国別に病院の受診方法を紹介します。
ちなみに病院へかかる場合は、どの国であっても、
を忘れないように持っていきましょう。
日本の病院だとその病院のかかりつけの医師がいるのが一般的ですが、フィリピンの病院は「オープンシステム」という医療制度が設けられています。
オープンシステムとは、医師が病院内に自身のクリニックを開業して、他の医師と病院の設備を共有するもの。医師は複数の病院に所属していることもあるなど、フリーランス(個人事業主)のような立ち位置になっています。
そのためかかりつけ医が、いつも同じ病院にいるとは限りません。
不安な人はまず、日本人がスムーズに受診できるようサポートしている「ジャパニーズヘルプデスク」を利用するのがおすすめです。ヘルプデスクを利用すると、海外旅行保険のキャッシュレス対応、医療通訳や病院内を案内をしてくれます。
基本的に有料ですが、対象の海外旅行保険に入っていれば無料で利用できることも多いですよ。
アメリカの病院で診察を受ける場合「完全予約制」と「主治医制度」があり、病気になったからといって近くの医師にそのまま診察してもらうことはできません。
主治医を通さずに専門医に直接診てもらうこともできますが、専門医での診察は医療費が高いです。また持病などが分からないことから検査をしなければいけないので、料金も時間もかかってしまうのが難点です。
医療費が高いアメリカでは、風邪で診察を受ける人はほとんどいません。風邪などの場合は、薬局やスーパーで風邪薬を買って済ませることが多いです。
救急車も無料でなく、20万円以上かかります。病院は診察料だけで200米ドル(約2万1,800円)以上、処方箋で100米ドル以上(約1万900円)、手術となると、数百万円になることも少なくありません。
病院での自己負担額は日本の数十倍にもなる可能性があるので、絶対に保険に加入しておきましょう。そして病院で保険が利用できるか確認してから、免許証や保険証を持って病院へ向かうことをおすすめします。
カナダでは「ファミリードクター制度」が主流で、長期に渡り決まった医師が家族全員を診察することになっています。日本とは違い、カナダの総合病院で初診外来は受け付けておらず、専門医に診てもらう制度もありません。
そのため留学やワーキングホリデー中に病院へ行きたい場合は、まずはクリニックを受診します。クリニックで診察を受けて薬をもらう、もしくは専門医を紹介してもらいます。
専門医に診てもらいたい場合は、まずはクリニックでドクターの紹介を受ける必要があります。クリニックは予約ができないところが多いので、予約せずに直接向かいましょう。
ただしその分、待ち時間が長いので、スケジュールには余裕を持ってくださいね。
オーストラリアの病院へ行く場合、まずは「GP(General Practitioner)」と呼ばれる一般開業医、いわゆる「かかりつけ医」のもとへ向かいます。
日本の病院は当日にそのまま診察してもらえますが、オーストラリアでは事前予約が必要なところが多いです。またGPでは対応できない検査の場合は、専門医から招待状を書いてもらい、予約を取ってから専門医にかかることが必要不可欠。
もちろんキャッシュレスや日本語サポートのある病院もありますので、安心して受診はできますよ。
イギリスで病院へ行く場合は、「NHS」とよばれる国民健康保険制度に加入すると、NHS指定の病院で医療を無料で受けることができますよ。
外国人でも半年以上の留学ビザを取得していれば、ビザ申請とあわせてNHSの加入届けも提出することで利用できるんです。
短期留学で滞在期間が6ヶ月に満たない場合は私立の病院にかかる必要があります。保険があれば、保険料でまかなえる場合がほとんど。
ただしイギリスはNHS制度によって医療費が無料になる分、多くの患者さんが来院するので、3時間以上待たされることもあります。そのため時間に余裕があるときに受診することをおすすめします。
処方箋を出されたら薬局で薬をもらうのですが、イングランドでは薬代が一律8.4ポンド(約1,108円)と決められています。その分、薬代が高額になることは少ないので安心してくださいね。
ニュージーランドは日本とは医療システムが異なり、原則として緊急時以外の病院利用は予約が欠かせません。
ニュージーランドの医療システムを受診するには、以下2つのステップがあります。
病気でもケガでも医師の診察が必要な場合、まずGPと呼ばれる一般開業医の診察を受けます。そして医師から専門医が必要と判断された場合に、病院や専門医を紹介されます。
アイルランドではまずはGPへ行き、医師の判断で専門医が紹介されます。専門家にかかる場合は、歯科と急患以外は必ず招待状を持参してください。
病院は診察料が無料の国立病院と、自己負担となる私立病院があります。費用がかからない分、公立病院ではなかなか予約が取れず、数ヶ月待ちとなることも。
医療費が自己負担で高額になっても、海外旅行保険が適用される私立病院を利用する方がいいでしょう。
マルタは、医療費がそこまで高くありません。ただし大きな総合病院の数が少なく、待ち時間も長いのが特徴です。そのため軽い風邪や体調不良の場合は、薬局へ行くのがおすすめです。
マルタの薬局には医師がいるので、そこで診察を受けられます。さらには私立病院よりも診察代が安く、処方箋もその場で受け取ることができます。パスポートなどの身分証明書は不要で、来た人順で診察を受けてください。
明らかに重症の場合は、大きな病院にかかる必要があります。症状によっては、まず病院へ向かいましょう。
留学はいつもと生活環境が変わり、慣れるまで知らぬ間にストレスが溜まるもの。そこで次は病気を未然に防ぐために、気をつけるべきポイントを紹介します。
留学はこれまでの生活環境と変わるので、慣れないことから留学してすぐに体調を崩してしまう人も多く見かけます。新しい人間関係のストレス、留学に興奮してなかなか寝付けない、頑張りすぎてしまうなど体調不調になる原因はさまざまですが、無理しないことが最も大切です。
最初の週は睡眠をしっかり取る、勉強もほどほどにするなど気をつけましょう。
留学中は、これまでの食生活とは大きく変わります。
私は留学で芋中心の食事になり、体重が1年で5kgも増えてしまいました。男性は食生活が変わって痩せる人が周りに多かったのですが、女性の場合は特に体重が5〜10kgプラスになる人がほとんど。
食生活や健康管理は日本にいるときよりも、自分で気をつけないといけません。
世界では日本のように水道水をそのまま飲める国は少なく、日本はとても恵まれています。
例えば日本人の留学先として人気のフィリピンでは、水道水をそのまま飲むと体調を崩したり病気になったりする可能性があります。私の友人は、フィリピン留学で水道水か食事があたったのか、体調を崩して2週間も入院しました。
海外は日本と違って衛生面が整っていないことも多いです。歯磨きでも水道水を使わない、氷も避ける、ストリートフードは食べないなど、留学する国によっては水や食べ物に気をつけましょう。
留学中に気をつけないといけないのは「蚊」です。フィリピンやフィジーなどはマラリアやデング熱に感染している蚊がいます。オーストラリアでも、ウィルスを持っている蚊がいるので注意しましょう。
ウイルスを持っている蚊に刺されると、さまざまな病気にかかる可能性があります。対策として虫除けスプレーを持って行くなど、日頃から意識しておきましょう。
今回は留学中に病気になったときの対処法について紹介しました。
海外で病院へ行くときは、以下の3点を持っていきましょう。
留学中は病気になると何かと不安ですが、病院へ行く前に保険会社へ連絡したり、その国の受診方法を調べたりしているとスムーズです。
そして海外旅行保険は「キャッシュレス」対応の保険に入っておくと、保険会社が提携している病院を使うことでお金を支払わずに済むのでおすすめです。
安心した留学生活が送れるように、今回の記事を参考にしながら海外旅行保険に入るなどの事前準備は欠かさず行ってくださいね。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
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留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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