「交換留学やトビタテ!留学JAPANに向けて留学計画書を用意したいけれど、どうやって書いたらいいんだろう……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
「交換留学」や「トビタテ!留学JAPAN」に応募する人は、留学計画書の作成を欠かすことができません。
しかし多くの人は、留学計画書を書いたことがないかと思います。そのため書き方がわからない、どうやって情報を集めればいいのかわからないという人も少なくないでしょう。
留学計画書は難しそうに見えますが、ポイントを押さえておけばスムーズに準備できることが多いです。
そこでこの記事では、留学計画書がどのようなものなのか、実際に書く内容、書く際のポイント、注意点などを解説します。
これから交換留学やトビタテ!JAPANに応募する人は、この記事を参考に準備を進めてみてくださいね。
[目次]
そもそも、留学計画書とは何なのでしょうか。もしかしたら初めて知ったという人もいるかもしれませんね。そこでまずは、留学計画書の概要と書くべきポイントを解説します。
留学計画書とは、その名の通り「留学の計画を書いた書類のこと」です。
主に交換留学や「トビタテ!留学JAPAN」など、プログラムに参加する留学生を選考するための資料として使われます。
計画書は日本語で書く場合や英語で書く場合など、募集内容によって異なるため事前に注意が必要です。
留学計画書の内容は主に、以下の3つ。
留学計画書は選考において、留学希望者の意欲を伝える絶好のチャンスです。ただし、やる気だけを伝えてもあまり意味はありません。
どれだけ具体的で鮮明な計画を立てることができるかが、結果を大きく左右することがあるからです。
留学計画書は「いつから準備をすればいいのか」と思う人もいるかもしれません。基本的には、留学を考えるようになった段階からがおすすめです。
少しずつ留学の目的や留学中にやりたいこと、将来の目標などを考えておくと、実際の準備がスムーズに進みます。
先ほども触れましたが、留学計画書で具体的に書くべきポイントは「留学生活で何をしたいのか」です。
そして執筆時にはただ希望を伝えるのではなく、自身の経験とやりたいことの関係を明らかにすることで、より具体性や説得力が増すことがあります。
例えば、スポーツをしている人がスポーツを通した国際協力をしたいと伝えたとしましょう。この場合、これまでの取り組みと留学生活の取り組みが一致するため、審査する側も納得できます。
一方で、日本の大学で経済を学んでいる人が「海外の大学で芸術を学びたい」と言うと、明確で説得力のある理由がなければ「なんで芸術を学びたいんだろう」と疑問を感じてしまいます。
上記は極端な例ですが、留学計画書の作成では計画書を読んだ人が以下のことをイメージできることが欠かせません。
作成するときは、上記の5つを意識してみてください。
ここからは交換留学をする人に向けて、計画書の書き方のポイントを、
の3つに分けて解説します。
交換留学を志望する人の中には、以下のように具体的な目標や目的がない人もいます。
しかし、留学の目的や目標がない状態では、審査に合格することはできません。
就職活動と似ていますが、選考では「なぜ志望するのか」「なぜその国のその学校なのか」「そこで何がしたいのか」といった点をおさえて書くことが大切だからです。
留学すること自体が目的なのではなく、留学を将来の目標を達成する手段として考えてみましょう。
手段として捉えることができれば「◯◯がしたいから××大学で▽▽を学ぶ」というように、具体的な志望理由を作ることが可能です。
交換留学の場合、現地の大学で授業を受けることが多いです。大学の授業は専門的な内容が多いので、留学中に何を学びたいのかを考えることが欠かせません。
これは、先ほどの志望理由にも関係する部分です。
また学業における、詳しい到達目標を掲げることも大切だと言えます。
例えば語学を学ぶのであれば、
など、具体的な目標を記載するようにしてみましょう。
留学は海外に渡航して滞在するだけで終わりではありません。審査では「留学経験をどのように活かしていくのか」という部分もチェックされます。
先ほど触れたように、あくまでも留学は「目標を達成するための手段」です。そのため計画書では留学中の話だけでなく、留学後の部分にも触れておくといいでしょう。
具体的にどのように活かすのか説明することで、「プログラムへの参加が将来のためになる」と判断してもらえるからです。
一方で、留学経験を活かす内容だったとしても、選考に通過できないものがあります。
例えば「社会に貢献する」など漠然としすぎていたり、実現があまりにも不可能な目標を書いていたりする場合です。
漠然としたもの、実現不可能なものは内容が表面的だと判断されるので、執筆のときは注意してください。
続いては、トビタテ!留学JAPANの留学計画書を作成するときのポイントとして、
の4つを解説します。
留学するのは、他の誰でもない自分自身です。そのため「なぜ留学したいと思ったのか」「どのような目的を持っているのか」の2点は、自分の言葉でしっかりと伝えるようにしてください。
例えば「社会的な問題となっていることを解決したい」と考えているのであれば、興味を持ったきっかけや背景があるはずです。
留学への想いは、これまでの人生の積み重ねの中で生まれてきたもの。過去を振り返ってみたうえで、自分の言葉で想いを表現してみてください。
留学生活を通してどうなりたいのか、明確なゴールを設定するのもポイントです。ゴールを設定することで、逆算して留学生活中に取り組むべき目標を明らかにすることができるからです。
例えば「留学中の研究成果を論文として発表する」という目標を立てたとしましょう。この目標を達成するためにするべきことを考えると、留学中にデータを集める、分析するなど、現地での行動が見えてきます。
ゴールの設定は留学生活の方向を示すものにもなるので、より具体的な計画書を作成できます。
トビタテでは、申し込み者のこれまでの課外活動を重視しています。
活動とは学業に限らず、社会との接点を持った多様な学修活動が含まれることも。例えば、ボランティアやインターンシップなどです。
「どのような学修活動をしているのか」「自分の学修活動は留学でどのように活かせるのか」などを記入するように心がけてみてください。
トビタテの選考に合格すると留学資金の援助が受けられますが、資金を提供するのは一般企業です。
そのため「ただお金をもらって自由な留学生活を送りたい」という考えだけで、審査に通ることはできません。
企業を納得させるには、留学生活での経験をいかに社会に還元していくか、自分の経験が社会にどのように役に立つのか、などを明らかにする必要があります。
留学経験をどのようにして社会に還元できそうか、計画書にもしっかりと記載しておきましょう。
最後に、留学計画書を作成する際の注意点を3つ解説します。
少し手間をかければできるものなので、面倒に感じることなく積極的に取り組んでみてください。注意するだけでも、合格する可能性が高まるはずです。
トビタテには日本中からたくさんの人が応募してくるため、審査の担当者は膨大な数の応募書類に目を通すことになります。
そういった中で書類に誤字脱字があると、他の人の応募書類よりも劣って見えることが少なくありません。
いくら内容が優れていても、誤字が1つあるだけで審査員からの印象は大きく変わってしまいます。
またたくさんの書類を読む中で誤字のある書類を見つけると、担当者は読む気をなくしてしまうかもしれません。
誤字脱字のある文章は、通常のものよりも数倍読みにくくなり、疲れを感じさせるからです。
以上の点から、誤字脱字は必ずゼロにした状態で応募するようにしてみてください。
先ほどお伝えした注意点である「誤字脱字」をなくすためには、計画書をチェックをすることが欠かせません。
自分だけでなく、他の人にも確認してもらうようにしましょう。自分だけのチェックは、間違いを見落とす可能性があるからです。
また他の人に見てもらうことで、内容のブラッシュアップにもつながります。
「説明がわかりにくい部分がある」「ここをもっと詳しく知りたい」など、他人が読むことで改善点が明らかになることは少なくありません。
最初から完璧な計画書を書くことは難しいです。そのためたくさんの人に読んでもらい、何度も修正を重ねたうえで計画書の質を高めていきましょう。
計画書は、できるだけ具体性を持たせることが大切です。具体性を示すおすすめの例が「数字を入れること」。
例えば、
など、数字が加わることでどれくらいの行動をしたのか、他人にも分かりやすくなります。また自分だけの成果をしっかりとアピールできる計画書になることも期待できます。
逆に自分の名前を入れ替えた、他の人の名前でも成り立ってしまうような計画書は具体性がありません。
自分だけのオリジナリティを出すためにも、数字を入れて成果をアピールしてみてください。
今回は、交換留学やトビタテ!留学JAPANなど、審査が必要な留学において欠かせない「留学計画書」について解説しました。
計画書では留学の志望理由や留学の目標、さらには留学後の目標などについて具体的に記入することが大切です。また計画書はたくさんの人に見てもらい、内容をブラッシュアップすることも欠かせません。
大変ですが何度も修正を重ねて改善することで、選考に通過する可能性は高まります。
時間をかけて作るものなので、留学をしたいと思ったその日から準備を始めるようにしましょう。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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