「ニュージーランドに留学したいけれど、どんな方法があるんだろう……」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ニュージーランドには、以下5つの方法で留学できます。
・語学留学
・専門留学
・ワーキングホリデー
・交換留学
・正規留学
自分にあった方法で留学することで、留学が成功する可能性も高まります。
とはいえ、それぞれの方法でどのようなことができるのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、留学方法の概要やおすすめする人、留学までの流れ、必要なビザ、費用を解説します。これからニュージーランドへの留学を考えている人は、参考にしてみてくださいね。
なお、ニュージーランド留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ニュージーランド留学
1つ目は、最も一般的な留学方法である「語学留学」です。
語学留学とは、ニュージーランドの語学学校で英語を学ぶ方法のこと。期間は1週間から受けつけており、夏休みなどの休暇で気軽にチャレンジできます。
また1〜3ヶ月の中期や、6ヶ月を超える長期留学をする人も。期間は英語レベルや希望にあわせて設定可能です。
また滞在方法は、
・ホームステイ
・学生寮
・コンドミニアム
・ルームシェアやシェアハウス
から選ぶことができます。
語学留学のおすすめポイントは、誰でもチャレンジできること。実は語学学校の入学に、英語力による制限はほとんどありません。
英語初心者でも留学でき、現地で英語力を伸ばすことが可能です。
語学留学は、以下の人におすすめです。
・ネイティブによる指導を受けたい
・自然に囲まれた環境でのんびりと英語を勉強したい
・英語学習に集中したい
ニュージーランドは先進国ですが、街がコンパクトで自然豊か。日本のように遊ぶ場所がそれほど多くはありません。
不便に感じることもありますが、英語学習に集中したい人にはおすすめです。
語学留学をする流れは、以下の通りです。
エージェントにサポートを依頼してみると良いでしょう。
(1)エージェントへの相談で留学の目的を決める
(2)留学エリアと学校を探す
(3)滞在先を探す
(4)ビザを申請する
(5)航空券を購入する
(6)荷物を準備する
(7)出発
はじめに留学エリアや学校を決めることで、準備はスムーズにすすみます。
語学留学では、学生ビザを申請します。週に20時間以上、3ヶ月以上学校に通うときに必要なビザで、また週に20時間までアルバイトが可能なのがポイントです。
ちなみに、3ヶ月以内の留学にビザは必要ありません。パスポートと往復航空券さえあれば、留学できます。
パスポートには3ヶ月以上の有効期限が必要ですので、事前に確認しておいてくださいね。
1ヶ月の語学留学にかかる費用相場は、以下の通りです。
・学費(入学金+授業料+教材費):10万〜14万8,000円
・滞在費:3万〜11万2,000円
・生活費(食費や日用品):7万〜8万円
・渡航費:8万〜15万円
・ビザ代:0円
・海外旅行保険:1万〜2万円
・観光代:1万〜3万円
合計:30万〜54万円
費用は学校や滞在方法によって前後しますので、エージェントに見積もりを依頼してみてください。
2つ目は「専門留学」です。専門留学とは、英語以外の専門スキルを学ぶ留学方法です。例えば、
・経営
・マーケティング
・アートやデザイン
・観光
・スポーツ
・介護、看護
・幼児教育
など。
専門学校や語学学校の専門コース、国が運営する工科大学などで学ぶことができます。専門留学も1ヶ月から可能ですが、スキルをしっかりと身につけるためには6ヶ月以上の留学がおすすめです。
専門留学のおすすめポイントは、「アクティブ・ラーニング」で学べること。アクティブ・ラーニングとは生徒が能動的に授業に参加するスタイルで、専門知識や技術が身につきやすくなると考えられています。
座学よりも実践的に学べるため、スキルアップにつながりやすいです。
専門留学は、以下のような人におすすめです。
・就活や転職のためにスキルを身につけたい
・少し変わった留学をしたい
・ニュージーランドならではの知識を学びたい
ニュージーランドでの専門留学は修了証を取得していれば、履歴書の学歴に記すことができます。
専門留学をする流れは、以下の通りです。
(1)学びたい分野を決める
(2)学校を探す
(3)滞在先を手配する
(4)ビザを申請する
(5)航空券を購入する
(6)荷物を準備する
(7)出発
基本的な流れは、語学留学と変わりません。専門的な学校やコースを探す必要があるため、エージェントに依頼する方が効率よく準備できます。
専門留学では、週に20時間以上の授業を受けるならば「学生ビザ」が必要です。
またニュージーランドでは専門学校を卒業すると、1〜3年間のワークビザ「Post Study Work Visa(Open Visa)」を申請できます。
これは希望者の少ない特定の仕事で、外国人を採用するために発給されるビザのこと。このビザを申請すると、ニュージーランドで働くこともできます。
1年間の専門留学にかかる費用相場は、以下の通りです。
・学費(入学金+授業料+教材費):150万〜250万円
・滞在費:36万〜130万円
・生活費(食費や日用品):84万〜96万円
・渡航費:8万〜15万円
・ビザ代:オンライン申請なら0円
・海外旅行保険:6万〜8万円
・観光代:10万〜20万円
合計:294万〜519万円
3つ目は「ワーキングホリデー」です。
ワーキングホリデーとは、現地で就学やアルバイト、観光などさまざまな過ごし方ができる留学方法です。期間は基本的に1年間で、滞在エリアも自由に選ぶことができます。
ワーキングホリデーのおすすめポイントは、海外で働く体験ができること。労働時間も学生ビザほどの制限がありません。アルバイト中心の生活にして、海外での就労経験を積むことが可能です。
ワーキングホリデービザは条件を満たすことで、3ヶ月延長することもできます。またニュージーランドでのワーホリは、同一雇用主で働く期間にも制限がありません。
ただしワーキングホリデービザで就学できるのは、最大で6ヶ月まで。勉強を目的とする人は注意してください。
ワーキングホリデーは、以下の人におすすめです。
・就学とアルバイトを両方体験したい
・海外で働く体験をしてみたい
・自然の多いニュージーランドでのんびりとした生活を楽しみたい
ニュージーランドでワーキングホリデーをする流れは、以下の通りです。
(1)滞在中の過ごし方を決める
(2)滞在エリアを決める
(3)勉強するなら学校を探す
(4)滞在先を手配する
(5)ビザを申請する
(6)航空券を購入する
(7)荷物を準備する
(8)出発
ワーキングホリデーでは「ワーキングホリデービザ」を申請してください。申請条件は、以下の通りです。
・日本国籍を持つこと
・子どもを同伴しないこと
・ビザ申請時に18歳〜30歳であること
・健康であること
・犯罪歴がないこと
・4,200NZD(386,400円)以上の資金証明できること
・帰国用の航空券を購入できる資金証明できること
・以前にワーキングホリデービザを取得していないこと
申請はニュージーランド移民局のホームページから申請します。
ホームページは英語ですので、難しい人はエージェントのサポート依頼がおすすめです。
ワーキングホリデービザの申請方法についてこちらの記事も参考にしてみてください。
【2024年版】ニュージーランドワーホリ申請の流れを徹底解説!
1ヶ月のワーキングホリデーにかかる費用相場は、以下の通りです。以下の費用は、語学学校に通う場合とします。
・学費(入学金+授業料+教材費):10万〜14万8,000円
・滞在費:3万〜11万2,000円
・生活費(食費や日用品):7万〜8万円
・渡航費:8万〜15万円
・ビザ代:0円
・海外旅行保険:1万〜2万円
・観光代:1万〜3万円
合計:30万〜54万円
費用は学校や滞在方法によって異なりますので、事前に見積もりを依頼してみてください。語学学校に通わない場合、費用はここから数十万円ほど安くなります。
ニュージーランドのワーキングホリデーについて詳しくはこちら
4つ目は「交換留学」です。
交換留学とは、日本で通っている高校や大学と提携を結んでいるニュージーランドの学校に留学する方法です。
交換留学は、生徒を交換するイメージを抱く人も多いかと思います。しかし実際は提携先の学校に留学するだけで、お互いの生徒が留学しあうわけではありません。
ただし提携先の学校に留学すると、現地で取得した単位を日本の学校の単位として計算できます。そのため1年間の留学をしても、留年することなく卒業可能です。
交換留学のおすすめポイントは、授業料が低価格であること。実は日本で通っている学校に学費を支払っているならば、現地の学校にあらためて支払う必要がありません。
学校によっては、学費が0円で留学できるのです。安い費用で留学して単位も取得できるので、高校生や大学生におすすめの方法です。
交換留学は、以下の人におすすめです。
・なるべく安い費用で留学したい
・留年せずに長期留学をしたい
・1年以上、現地の学校に留学したい
・専門分野を学びたい
ただし、自分の学校が交換留学の制度を用意していることが欠かせません。事前に調べておきましょう。
交換留学をする流れは、以下の通りです。
(1)自分の学校の交換留学プログラムを調べる
(2)交換留学の選考を受ける
(3)合格したら、滞在先を手配する
(4)ビザを申請する
(5)航空券を購入する
(6)荷物を準備する
(7)出発
交換留学選考に合格する必要があり、参加にも学年や学力など条件があります。選考は留学の1年ほど前からスタートしますので、早めの準備を心がけてください。
交換留学は長期留学となるため、学生ビザが必要です。
申請はホームページから、無料で可能です。ただしプログラムによっては通っている学校を通して申請することもありますので、事前に担当者に問い合わせてみてください。
1年間の交換留学にかかる費用相場は、以下の通りです。
・学費(入学金+授業料+教材費):0円(ただしプログラムによる)
・滞在費:36万〜130万円
・生活費(食費や日用品):84万〜96万円
・渡航費:8万〜15万円
・ビザ代:オンライン申請なら0円
・海外旅行保険:6万〜8万円
・観光代:10万〜20万円
合計:144万〜269万円
5つ目は「正規留学」です。
正規留学とは、ニュージーランドの大学に通う留学方法のこと。日本の大学に通うように、入学試験を受けて1年生から4年生まで大学生活を楽しみ、単位が取得できれば卒業します。
正規留学のおすすめポイントは、海外の大学で学位を取得できることです。日本では、海外の学位を取得している人はまだまだ少ないのが現状です。海外でしっかりと専門知識を学んでいることで、高く評価されることも少なくありません。
高い英語力や学力は必要ですが、ニュージーランドならではの授業や学問に触れられることも。日本の大学生活とは異なる体験ができるはずです。
正規留学は、以下の人におすすめです。
・ニュージーランドで学びたい分野がある
・海外の大学生活を楽しみたい
・外資系企業への就職やニュージーランドでの就職を考えている
正規留学をする流れは、以下の通りです。
(1)受験する大学を決める
(2)入学試験を受ける
(3)合格したら、必要書類などを提出する
(4)学生寮など滞在先を手配する
(5)ビザを申請する
(6)航空券を購入する
(7)荷物を準備する
(8)出発
授業はすべて英語ですので、事前に英語力を高めておきましょう。大学生活がスムーズにスタートします。
語学力に不安がある場合や、不合格だった場合、大学進学前に「語学留学」をするのもおすすめです。事前に1年ほど語学学校にある「大学入学コース」などに通うことで、大学進学に必要な英語力を身につけることができます。
そして中には、語学学校から編入できる大学も。英語力に不安がある人は、まずは語学留学を検討してみてください。
正規留学には「学生ビザ」が必要です。滞在年数によって種類が異なりますので、注意しましょう。
詳しくは「【2022年版】ニュージーランド留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説」で解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
1年間の正規留学にかかる費用は、以下の通りです。
・学費(入学金+授業料+教材費):150万〜180万円
・滞在費:36万〜130万円
・生活費(食費や日用品):84万〜96万円
・渡航費:8万〜15万円
・ビザ代:オンライン申請なら0円
・海外旅行保険:6万〜8万円
・観光代:10万〜20万円
合計:294万〜449万円
大学に4年間通うと、学費は600万〜720万円ほど必要になります。
節約したい場合は、奨学金の申請がおすすめ。日本の教育機関が用意しているもの、ニュージーランドの大学が用意しているものなど、さまざまな種類があります。
気になる人は、奨学金の利用も検討してみてくださいね。
今回はニュージーランドに留学する5つの方法を解説しました。
おさらいすると、それぞれの方法をおすすめする人は以下の通りです。
【語学留学】
・ネイティブによる指導を受けたい
・自然に囲まれた環境でのんびりと英語を勉強したい
・英語学習に集中したい
【専門留学】
・就活や転職のためにスキルを身につけたい
・少し変わった留学をしたい
・ニュージーランドならではの知識を学びたい
【ワーキングホリデー】
・就学とアルバイトを両方体験したい
・海外で働く体験をしてみたい
・自然の多いニュージーランドでのんびりとした生活を楽しみたい
【交換留学】
・なるべく安い費用で留学したい
・留年せずに長期留学をしたい
・1年以上、現地の学校に留学したい
・専門分野を学びたい
【正規留学】
・ニュージーランドで学びたい分野がある
・海外の大学生活を楽しみたい
・外資系企業への就職やニュージーランドでの就職を考えている
ニュージーランドに留学したい人は、この中から自分にあう方法を考えてみてくださいね。
ニュージーランド語学留学は、スクールウィズでも相談を受け付けています。気になる方は、無料カウンセリングだけでも受けてみてください。
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