オーストラリアへ留学する方法とは?語学留学や正規留学など留学パターン別に解説

オーストラリア 留学 方法

「オーストラリアに留学してみたいけど、どんな方法があるんだろう」と思っている人は多いのではないでしょうか。

留学するといっても、語学留学、正規留学、交換留学......などいろいろな留学方法があり、どの留学方法が自分に合っているのか気になりますよね。

また留学するにあたり準備や費用など、いくらお金がかかるのかによっても留学方法は変わってきますよね。

今回はオーストラリアにワーキングホリデーで2年住んでいた私が、

・オーストラリア留学する方法
・必要なビザ
・授業料の相場

などを具体的に紹介します!オーストラリア留学を考えている人はぜひ読み進めてください!

なお、オーストラリア留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
オーストラリア留学
※1オーストラリアドル(AUD)=80円で計算

オーストラリア留学する方法って?

オーストラリア 留学 方法

一言で留学するといっても、実はいろんな留学方法があります。オーストラリアに留学する方法は主に以下の5つです。

1.語学留学
2.専門留学
3.ワーキングホリデー
4.交換留学
5.正規留学

それぞれの特徴と留学の方法や費用なども含めて、分かりやすく解説しますね。

(1)語学留学

留学で人気でよく知られている留学が「語学留学」です。英語を話せるようになりたい人や、英語の資格がほしい人など、いずれも語学力の向上を目的としています。

概要と特徴

語学留学はあなたの目的や状況に合わせて、短期留学か長期留学かを選びます。例えば本格的にケンブリッジ検定など英語の資格をとりたい場合は、難易度が高くなり取得するまでの時間が増えるので、半年〜1年の長期で留学をする人が多いです。

一方で基礎の英語力や少し話せるようになりたいという人は、1週間〜3ヶ月の短期で語学留学する人もいます。自分の目的に合わせて留学期間を決めましょう。

また留学先で資格を持った英語教師の家にホームステイをしながら、マンツーマンレッスンを受けるコースなどもありますよ。

語学学校で学べるコースはその学校によって変わりますが、一般英語、ケンブリッジ検定、IELTSなどがあり自分の目的に合った学校を探すといいでしょう。

どんな人におすすめか?

【短期留学がおすすめの人】
・仕事でなかなか休みが取れない人
・お金があまりないけど、短期で集中的に学びたい人
・留学の経験をしてみたい人

【長期留学がおすすめの人】
・英語の資格が必要(IELTSなど)な人
・しっかりと英語を学びたい人
・将来海外に住むことも視野に入れている人

自分の今後の目的によって、短期留学か長期留学かなのかは変わってきますが、学校や土地に慣れるまでに2〜3週間はかかるので、短くても1ヶ月〜3ヶ月の留学をおすすめします。

留学方法

語学留学する方法は、自分で探す方法と留学エージェントで申し込む方法があります。一般的には、留学エージェントに資料請求をしたり相談する人が多いです。

留学する場合は、パスポート以外にも留学に必要なビザを取得しなければなりません。

必要なビザ

語学留学に必要なビザは「学生ビザ」です。学生ビザは、教育機関に3ヶ月以上の留学をする際に申請します。

逆に3ヶ月以内の短期留学だと、Electronic Travel Authority System(ETAS/イータス)というビザが必要です。有効期限は1年間で何度も出入国可能です。1回あたりの滞在は90日までになります。

ETASでの滞在中は12週間まで学校に通えますが、残念ながら就労はできません。

日本のパスポートは優れものでほとんどの国で短期滞在の場合ビザなしでいけるのですが、オーストラリアはビザがいるので注意しましょう。

費用(授業料)

オーストラリアの留学費用の平均は週およそ275〜450AUD(22,000〜36,000円)です。

一ヶ月の平均授業料は350AUD×4=1,400AUD(112,000円)です。
授業料と別途で入学金+教材費がかかります。

(2)専門留学

語学留学以外にも、専門留学という留学方法があります。専門留学では、専門分野のスキルを身につけられる学校に留学できます。

概要と特徴

専門留学ができる、オーストラリアの政府に認可されたVETコースがある教育機関は2種類あり、州立のTAFE(テイフ)と呼ばれるものと私立の専門学校があります。

TAFEは観光、ホスピタリティ、シェフ、建築関係、教師、技術関係とコースも豊富で100種類以上あるといわれており、たくさんのことを学ぶことができるので特に人気です。

それに比べると私立では、特定の分野に限定しているのでコースはそこまで多くありません。

専門留学はコースを修了するとサティフィケートやディプロマといった修了証や資格をもらえます。政府に認可された専門学校の質もいいので、しっかりと最新の技術や知識を身につけられるんです。

どんな人におすすめか?

【専門学校がおすすめの人】
・専門知識を身につけたい人
・身につけた後にオーストラリアでそのまま働きたい人
・オーストラリアの永住権がほしい人

新しい技術を身につけたい人、海外での実務経験を積んで更にキャリアアップしたい人など、いろんな人がそれぞれ目標を持ち専門学校に通っています。

留学方法

まず留学するのに必要なものは、英語力です。英語力を証明するにはIELTSなどのスコアが必要で、希望の学科や学校によって条件があります。英語力が足りない場合は、TAFE付属語学学校で英語を勉強すれば入学可能になる場合もあります。

TAFEの専門学校に入学するにあたり、学業成績は基本高卒以上であることが条件です。気になる分野があれば、まずは留学カウンセリングを受けて、費用や必要な英語力のレベルを把握することをおすすめします。

必要なビザ

専門学校に通う場合は「学生ビザ」が必要です。

1ヶ月あたりの費用(授業料)

費用は専門学校や学びたいコースによりさまざまですが、一例を紹介しますね。

シェフになりたいクッカリーコースの場合
・授業料 14,200AUD(1年)÷12ヶ月=1,183AUD(約95,000円)

フォトグラファーコース
・授業料 15,800AUD(1年)÷12ヶ月=1,316AUD(約105,000円)

授業料の平均相場はおよそ1ヶ月10万円です。語学留学とそこまで変わらない金額なのでそこまで割高ではありませんね。

(3)ワーキングホリデー

学校にも行ける、制限なく働くこともできると夢のようなビザなのがワーキングホリデーです。

概要と特徴

英語の勉強をしながらお金も貯めたい人におすすめなのが、ワーキングホリデーです。

聞いたことがある人も多いかと思いますが、 ワーキングホリデーはその国で1年間就労できるビザです。1年間の期限がありますが、途中で帰国しても問題はありません。

語学留学で学生ビザを取ると、2週間で48時間と就労時間に制限がありますが、ワーキングホリデーのビザは何時間でも働くことができます。また働きながら語学学校に通うこともできるとても便利です!

通常であればワーキングホリデーは期限が1年ですが、オーストラリアなら1年目にファームや指定された仕事をすれば2年目のビザももらえます。

また2019年7月以降新しく3年目のビザも申請できるようになりました。それほどオーストラリアはワーキングホリデーに向いています。

どんな人におすすめか?

【ワーキングホリデーがおすすめの人】
・留学経験を活かしながら実際に仕事をして、リアルな英語力を身につけたい人
・ワーキングホリデーで稼ぎながら、留学費用をまかないたい人
・ワーキングホリデーでお金を貯めたい人

ワーキングホリデーのいいところは、留学のみではなく、働く経験もできることです。また学校に行かなくても1年間滞在できるのはうれしいですよね。

「留学するお金があまりない…」という人にはとてもおすすめです。

留学方法

ワーキングホリデーに行くためのステップは2つあります。

1.ワーキングホリデービザを習得する
2.留学もしたい場合は語学学校を探す

ワーキングホリデーで、給料のいい仕事につくには英語力が必要になってきます。

英語ができず、中国人経営などの日本食レストランなどは給料も低く、待遇が良くない場合があります。

英語に自信がない人は、まずはワーホリビザでも語学学校に3ヶ月ほどいってから仕事を見つけ出すという手もありますよ。ワーキングホリデーなら、時間に制限なく働けるのでお金も貯めやすいです。

必要なビザ

・ワーキングホリデービザ:635AUD(63,500円)
ワーキングホリデーのビザを自分で取ることもできますが、公式サイトはすべて英語なので英語力に自信がない人にはサポートをしてくれるエージェントがあります。

費用(語学・専門留学する場合)

費用は学校やコースによりさまざまですが、一例を紹介します。
【一例】
・入学金 250AUD(20,000円)
・授業料1週間 275〜450AUD(22,000〜36,000円)
・教材費 週 15〜AUD(1200円〜)

昼は働いてよる勉強したい方は夜間学校もあります。

(4)交換留学

オーストラリア 留学 方法

交換留学では、高校や4年制大学で文化交流などを目的に、海外の学校に留学できます。

ある程度の語学力が必要となります。ほとんどの場合は授業料が免除されるので、低予算で留学することができる人気の留学プログラムです。

概要と特徴

交換留学は、基本的に半年から1年間の留学期間があります。留学期間は学期制ごとの交換留学を行っているところが多いです。

その国の高校や大学に留学すると暮らしの中で、文化や英語力を身につけられるのが魅力です。

また交換留学では現地の成績の単位を日本で引き継ぐことができる科目もあるため、留学で取得した単位を日本の大学の卒業単位に認定してもらえます。

同世代の友達もできやすく、他国の大学の雰囲気を味わうことができるのは貴重な経験になりますよ。

どんな人におすすめか?

【交換留学がおすすめの人】
・海外での生活や学校生活を送りたい人
・真剣に英語を学びたい人
・異文化交流や友だちが欲しい人

交換留学は高校生、大学生と限られた時にしかできないので、留学経験をしてみたい学生にはおすすめです。

留学方法

交換留学の留学方法は、交換留学を実施している団体に問い合わせる、または自分の学校から出願届けを出します。

成績や英語のTOEFLなどの証明が必要で、成績が満たされてないと行けない場合もあり厳しい世界です。他にも受講科目を選んだ計画などの書類審査や、面接があります。

必要なビザ

オーストラリアに学生として3ヶ月以上滞在する場合は、小学生から大学院まで学生ビザの申請が必要です。

費用(授業料)1回の交換留学(半年〜1年程度)での費用

半年〜1年間の交換留学の授業料の相場はおよそ120〜160万円です。

(5)正規留学

オーストラリア 留学 方法

正規留学とは、国外の大学に現地の生徒と同じように通って卒業する留学方法です。

オーストラリアで正規留学する場合はもちろんネイティブ並みの英語力が必要不可欠となり、他の留学よりも難易度は高くなります。

概要と特徴

正規留学は現地の大学生と同じように過ごすため、授業ももちろん英語になりレベルは高いです。

留学生は高校を卒業して進学準備期間というものがあり、ファンデーションコースという1年間のコース受講してから大学に進学するケースがあります。

オーストラリアに正規留学する魅力はなんといっても教育水準の高さです。将来世界を舞台に働きたい人は、卒業後の就職の幅も広がり永住権を獲得するチャンスもできますよ。

どんな人におすすめか?

【正規留学がおすすめの人】
・将来海外で働きたい人
・オーストラリアに永住したい人
・質の高い教育を受けたい人

オーストラリアは教育水準が高く、卒業後に就職の幅も広がり日本だけでなく世界で就職することを視野に入れることもできます。将来海外で働きたい、オーストラリアの永住権を狙いたい人はおすすめです。

留学方法

正規留学をする場合必要となるのが、IELTS英語力と高校での実績です。

しかし語学力やIELTSが足りない場合は、大学附属のファンデーションコースという大学留学準備コースに1年間行くことで、希望の大学に留学することができます。

またファンデーションコースに通うIELTSも満たせていない場合は、まずは語学学校に通いその後語学学校が提携している大学に留学することもできますよ。

必要なビザ

正規留学も交換留学と同じで3ヶ月以上滞在する場合は、学生ビザが必要です。

費用(授業料)1年間での費用、また3年間ではいくらか?

正規留学は、年間でおよそ200〜300万円で、高校からそのまま大学に進学できた場合は、3年間で250円×3=750万円です。

ファンデーションコースを受けてから進学する場合は、ファンデーションコースが200〜250万円するので、4年間で750万+250万=1,000万円の学費が必要です。

まとめ

オーストラリアに留学するといってもたくさんの方法があります。今回の記事の内容をまとめると、

・語学をしっかりと学びたいなら語学留学
・語学にプラス専門スキルを身につけたいのなら専門留学
・働きながら英語を学びたいのならワーキングホリデー
・文化や教育の違いを体験したいのなら交換留学
・将来インターナショナルで働きたい、永住権がほしい、大学に通いたいのなら正規留学

と自分の目的に合った留学方法を選びましょう。ただ何をするにしても英語力は必要不可欠なのでまずは語学学校に行って英語力を身につけるのもおすすめです。

現在オーストラリアへの留学を検討している方は、今回ご紹介したポイントを踏まえ具体的な留学プランを立ててみてはいかがでしょうか。

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    フィジー留学、オーストラリアにワーキングホリデーをしていました。海外を旅することが大好きで現在、海外ノマドでフリーライターをしつつ旅をしています。旅の中で好きなことは、人と会うこと、その国の美味しいご飯食べること、文化を知ることです。Twitterで海外ノマド情報や好きなこと、お仕事のことなど呟いてますので良かったらフォローお願いします^ ^

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