「これから留学をするけど、日本との違いに戸惑ってしまわないかな」
「留学中にあんな出来事があったけれど、あれはよくあることだったのかな」
と、感じている方は多いのではないでしょうか。
留学中に感じた日本との差や生活の上での違和感は、「あるあるネタ」として留学経験者の間で語り継がれています。
例えば、
・物事が時間通りに進みにくい
・チップの支払いにドキドキする
・日本語が出にくくなる
などが、留学中のあるあるネタの定番です。留学あるあるを事前に詳しく知っておくと、新しい生活への心構えがしやすくなります。
そこで今回は、留学中のあるあるネタを
・日常生活編
・ホームステイ・寮生活編
・語学学校・大学編
・帰国後編
にわけて紹介します。
まずは日常生活のあるあるネタを見ていきましょう!
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海外で過ごす日々は、驚きにあふれています。日常生活を送っているだけで、「え?」と思わず声が出てしまう出来事も少なくありません。
ここからは、留学中の日常生活における「あるあるな出来事」を紹介します。
海外では「時間通りに進まない……」と感じる機会が多くあります。
例えば、
・先生が授業に5分ほど遅れてくる
・バスや電車が定刻より2〜3分遅れてくる
・現地の友達が待ち合わせから30分経っても来ない
などは、よくあることです。
海外では時間キッチリに物事が進むことのほうが、めずらしいとさえいえます。
一方で日本では、あらゆることが時間通りに進むのが普通です。日本の正確さに感謝しながら、留学中は現地タイムに身を任せてみるのも、良いかもしれません。
留学中はあらゆる議題において「日本はどう?」と、さまざまなシーンで聞かれます。
しかし日本人留学生のほとんどが、自国についてそれほど詳しくありません。そのため、「うーん、わからない……」と曖昧な答えしか返せないシーンも、多くあります。
留学前に歴史や政治、経済、文化、流行など日本について調べておきましょう。
日本人が当たり前のように使っている、連絡手段の「LINE」は、海外ではそれほど有名ではありません。留学先の国によっては、LINEユーザーがほとんどいないこともあるでしょう。
海外でのSNSは、FacebookやWhatsAppのほうが主流です。これから海外留学を計画している人は、これら2つのSNSを使いこなせるようにしておくと、コミュニケーションがスムーズです。
日本では店員にチップを渡そうとしても、断られてしまうことがほとんどです。しかし海外の一部地域では、チップ文化が当たり前のように根付いています。
チップを受け取るために、いつまでもその場に居続けるスタッフや店員に、戸惑ってしまった経験がある留学生も多いことでしょう。
チップ文化は国によって内容が異なります。飲食店ではかならず必要になる国、感謝したときだけ渡せばよい国などルールに差があるため、留学前に確認をしておきましょう。
海外のSUSHIに、大きな期待は寄せないほうが良いかもしれません。留学先で出会う寿司は、日本の寿司のように、柔らかなシャリの上に新鮮なネタが乗ったものはレアです。
しかし、日本では出会えないようなカラフルで楽しいアイデア寿司が豊富にあります。
海外での「寿司」は馴染みのある日本の寿司ではなく「SUSHI」というオリジナル料理として、割り切って楽しんだほうが良いでしょう。
日本でノックをする場合は「コンコン」と2回、扉を叩く人が多いかと思います。しかし海外では、2回のドアノックは、トイレでのみおこなうものです。
日常生活では3回が基本、ビジネスシーンでは4回が海外でのマナーとなります。
学校の事務室のドアを叩くときや友人を訪ねたときなどに、2回のノックで入室すると驚かれてしまうため、注意をしましょう。
留学中は、海外の「気にしない」スタイルに驚かされます。車が傷ついてもほとんど気にしない、トイレは汚れているのが当たり前といっても過言ではありません。
海外で日本での考えやライフスタイルを貫き通そうとすると、「潔癖症だね」と驚かれるかもしれません。
留学中に体重が増えてしまうのも、留学あるあるの1つです。日本でいう「ぽっちゃり」は、海外ではスタンダードな体型にあたります。そのため、日本にいるときよりも体型への意識が緩み、つい食べ過ぎてしまいがちです。
また、海外の食事は日本より油が多く使われていたり、体重計が寮やホームステイ先に置いておらず管理ができなかったり、というのも太る理由として考えられます。
ある程度、英語の基礎を勉強して留学をしたにも関わらず、現地ではネイティブの英語が聞き取れない……と自信を失う学生は、あなただけではありません。
日本でおこなうリスニング学習はテキストとして用意された内容だけでなく、英語やラジオなども活用して、自然な英語に慣れておくのがおすすめ。意識的にネイティブの英語を聞くよう留学前から準備しておくと、現地でのギャップも小さくなります。
海外では日本のように、学校に行くだけで化粧をしたり、コンビニに行くのに眉毛を描いたりする人は少数派です。
ノーメイク・ラフなファッションといった現地のスタイルに馴染んだ結果、自身の外見へのこだわりが薄れてしまう留学生も多くいます。
日本では、相手の話に耳を傾けているのを示すために、相づちを打ちます。しかし海外では、相づちは失礼にあたります。
「うん、うん」と熱心に相づちを打つことは、話を急かされていると同意義に捉えられるようです。
「話が終わるまでじっと相手の目を見て待つ」といった、海外でのコミュニケーションマナーを身につけておきましょう。
海外のスーパーやお店の店員は、お客に「いらっしゃいませ」とはいいません。代わりに「こんにちわ」「調子はどうですか?」などの挨拶をします。
また、買い物の際に挨拶をしないのはマナー違反。「Hi」や「Thank you」など、簡単なあいさつを心がけてください。
最初は日本との違いに戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れてくるとフレンドリーな対応が心地良くなるでしょう。よく行く店の店員と、プライベートなことを話す仲になる留学生も、少なくありません。
留学初日〜1週間ほどは、英語漬けの日々についていけず、落ち込んでしまいがちです。
しかしある日突然、英語が聞き取れるようになった経験を持つ留学生は多くいます。耳が英語を覚えてきたことや、留学生活に慣れて少し余裕が出てきたことなどが、理由として考えられます。
日本ではコンビニやスーパーなどで手軽に手に入るビニール傘ですが、海外では見つけるのが難しいかもしれません。その理由は、海外の国の多くが雨が降っていても傘を使わない習慣があるためです。
「持ち歩くのが面倒だから」「普段着だから濡れても気にしない」といった考えが、海外の人が傘を持たない理由として挙げられます。
日本人のほとんどが無宗教ですが、海外では宗教に熱心な人と出会う可能性が高いです。彼らにとって宗教は日常の一部です。どんなにふざけている人でも、お祈りの時間やルールは遵守する傾向にあります。
つい「そんなに頑なにならなくても」と思ってしまうかもしれませんが、海外の人にとって宗教は日々の支えであり幼いころより根付いた意識です。宗教に対して不用意に、意見を言ったり否定したりしないように注意しましょう。
一方で、海外でも日本人と同じように無宗教という人もたくさんいます。
海外には、日本人向けの店や日本料理屋などがあります。メニューは現地の言葉と日本語の2言語が掲載されていることが多いです。
しかし、記載されている日本語は正しくないことがほとんど。街中でおかしな日本語のTシャツを着た人や、タトゥーを入れた人にも出会うでしょう。
つい吹き出しそうになるかもしれませんが、日本に対して歓迎の心やリスペクトの心を持ってくれている証拠です。笑ったり茶化したりせず、何も気付かないフリをしたほうが無難といえます。
ホームステイや寮生活といった、他人と過ごす生活の中でも、日本とのギャップを感じるシーンが多くあります。
ホームステイ先で出る料理は、どこの国であっても日本の家庭より質素です。朝食はシリアルとミルクのみ、夕ご飯はポテトとレトルト食品、ということも多いようです。
ホストファミリーは留学生にも家族と同じ料理を提供するのが基本です。留学生だからといって特別扱いはしてくれないため、家庭料理に過度な期待はしないほうが良いでしょう。
慣れない海外で知らない家族の一員として過ごすことに、大きなストレスを感じてしまうケースもあります。ホームステイを辞めたい、と考えるシーンにぶつかることもあるでしょう。
悩んだりストレスを抱えたりしたら、ホストファミリーや学校に相談をしてみてください。1人で思い悩むよりも早く解決できます。
ホストファミリーの中には、お金目当てで留学生を受け入れている家もあります。その場合「歓迎されている」とは思えない待遇を受けるかもしれません。
一方で、留学生を歓迎してくれる家では、温かな対応をしてくれます。ホストファミリーの当たり外れは留学生活を大きく左右するものです。安心できるホストファミリーに出会うために、気になる点や確認したい点を、事前に学校やエージェントに伝えておきましょう。
国が違えば文化も違うもの。ルームメイトと生活習慣や考え方のズレが原因で、喧嘩することもあるでしょう。
たとえば、日本人に多い生真面目で空気を読む性格が、海外の人にとってカンに障るかもしれません。一方で、日本人からすると海外の学生の「ゆるさ」にイライラしてしまうこともあるでしょう。
留学生活では、文化の違いを受け入れるくらい、余裕を持った心持ちでいるのも大切です。
共同生活のマナーも、日本と海外ではズレがあります。留学生の中には、自分の名前を書いて冷蔵庫に入れていた食べ物を、勝手に捨てられた・食べられた、と不満をもらす人もいます。
勝手に人の物を食べることがルール違反という意識が、国によっては低いこともあります。また、ルームメイトの育った環境では、マナー意識が育たなかった可能性も否定できません。
共同生活をする際は最低限のルールをつくり、あらかじめ共有をしておいたほうが安心です。
語学学校や大学など、学業の中にも海外と日本の差を感じるシーンが多くあります。ここからは、語学学校・大学の留学あるあるについて、見てみましょう。
海外の学生の多くが直面する最初の壁、自己紹介の内容はシンプルで問題ありません。名前、出身国、プラスアルファほど語れば、充分といえるでしょう。
最初が肝心と、つい意気込んでたくさん喋ろうとしてしまうかもしれませんが、授業の時間は限られています。伝えたいことは、休み時間や放課後といったプライベートな時間を活用しましょう。
海外の名前は、国によってさまざまです。中には長い名前の人もいたり、同じ名前が複数人いたりと、学校に通ってしばらくは名前が覚えられず困ってしまうシーンもあるでしょう。
最初のうちはその人の印象と本名を絡ませたニックネームを心の中でつけて、名前を覚えるのがおすすめです。
留学をしてまだ日が浅いうちは、宿題や予習の量に驚いてしまうかもしれません。しかしせっかく留学をしたのなら語学力を身につけないと、留学の意味が薄れてしまいます。
慣れてくれば宿題・予習の効率も良くなり、時間をかけずにすみます。
留学中は韓国、中国、タイやフィリピンなどアジア系の留学生とずっと一緒に過ごした、という留学生の声は少なくありません。
同じアジア人同士で安心できることや食事内容に馴染みがあること、国同士が近く共通の話題や流行があることなどが、理由として考えられます。
留学先の国で現地の学生やアジア人以外の学生と仲良くなりたい場合は、相手の国についてよく知り、会話の共通点を用意しておくと良いでしょう。
海外でのパーティーは、音楽をかけて踊って食べてと、とても賑やかです。日本の「飲み会」の感覚で参加すると、想像以上にアクティブな内容に驚いてしまうかもしれません。
現地でのパーティーはその国に倣って、思い切り楽しんでみてください。旅の恥は掻き捨てと言うように、現地らしさを楽しむのも留学の醍醐味といえます。
日本人の学生の多くが、「英語はテキスト通りの正しい文法と単語を使わなくてはならない」という意識を持っています。しかしネイティブ同士の日常会話であっても、単語だけで話が成り立ったり文法はおざなりだったりすることは珍しくありません。
文章を頭で練っている間に会話がどんどん進んでしまい、ほとんど話題に入れず終わってしまった、というのも留学あるあるです。
現地での英会話に慣れてくると、日本人同士でも口にする言語は英語になります。「日本語で話せば良いのでは?」と気付くまでに時間がかかり、お互いに笑ってしまうまでが、留学生同士のあるあるです。
たまには日本語で気兼ねなく誰かと話す時間も、留学中は必要かもしれません。
Prankとは、「ドッキリ」のこと。海外の人々は日本人よりもドッキリが大好きです。そのため、日常の中でもPrankがおこなわれます。
みんなが一丸となってサプライズを仕掛けたり、銅像に扮した人が動き出したり、虫のおもちゃを使って驚かせたりと、中にはびっくりしてしまう内容に出くわすこともあるでしょう。
先生や友人の家族も一緒になってprankに参加することもあります。それほど、日本では考えられないほど「ドッキリ」を多くの人が楽しんでいるようです。
休み時間はクラスメイトとの会話を楽しめます。しかし会話の中身は、授業内容ばかりというケースが多いようです。
まだお互いに距離を推し測っていることや、英語に慣れていないことなどが原因といえます。仲良くなれば、もっと踏み込んだプライベートな話題も増えてくるでしょう。
留学あるあるは、帰国後まで続きます。日本に帰ってきたあとは、どのような留学あるあるに出会えるのでしょうか。
留学中は美容院に行く時間が取れなかったり勇気がなかったりで、髪が伸び放題になってしまいがちです。
雰囲気が大きく変化した状態で帰国をして、家族や友人を驚かせてしまうケースもあるようです。
留学中は、油っぽかったりボリュームがすごかったりする現地の料理を食べているせいで、体重が増えてしまいがちです。
「帰国したら痩せるから」と安心をしていたにも関わらず、膨らんだ胃袋は海を渡ってもそのままの状態に。
結局、日本に帰国したあとも食べる量は変わらず、日本食でも体重が増えてしまうというのも留学生あるあるといえます。物価が高い地域で日本食を我慢した分、帰国後にドカ食いというケースもありそうですね。
帰国して思う存分日本語が使えるはずなのに、なぜか躊躇ってしまう……という留学生は、多いようです。
留学先での英語生活に慣れすぎてしまい、日本語がうまく出てこないことが理由の1つといえます。また、「英語以外禁止」のルールがある学校や寮では、母国語の使用が許されていません。日本に帰国したあともその習慣が染み付いており、日本語を話すことに抵抗を覚えてしまうのでしょう。
留学先の国によっては、物価が高く、生活に苦しさを感じてしまいます。とくに日本製品の値段は頭1つ抜けて高価で、しょうゆや味噌といった調味料の調達に苦労する留学生は、多くいます。
帰国後、数百円レベルで手に入る日本の調味料を見ると、帰国したことを改めて実感できるのではないでしょうか。
帰国してしばらくは、さまざまなことで留学していた国と日本を比較して考えてしまいます。両国の違いを口にするのは問題ありませんが、あまり回数が多いと、「外国かぶれの人」のように映ってしまいます。
外国で得た知識や経験は、なにげないときにキラリと光るものです。あまり主張しすぎないように、気をつけましょう。
ネイティブと同等レベルで英語を扱える自分を想像して留学したのに、帰国後もほとんど変化がない、というのも留学生あるあるです。
英語力の上達は、現地でどれだけ勉強に励んだかによって左右されます。また、帰国後の復習も、英語力を伸ばすためには欠かせません。
ネイティブのような英語力は身につけられなかったとしても、ふとしたときに英語が出てしまうのは、留学あるあると言えます。
中でも「Oh my gosh」「Oops」など、驚いたときや感嘆語が英語で出てしまいがちではないでしょうか。
自然に出てしまう日常英語に、周りがはやしたてるかもしれません。しかし皆いずれ慣れて、自分自身も英語がつい出てしまうことも減っていきます。
慣れない海外で1人で生活をした経験は、大きな自信へと変化します。また、意見をはっきりいう海外の文化のおかげで、自分の意思をしっかり伝えられるようになる例もあります。
英語力が思ったほど身につかなかった場合でも、留学の経験が身になっているのは確かです。
今回は留学中のあるあるネタを紹介しました。
留学から帰国した人にとっては「懐かしい」と感じる内容も多かったのではないでしょうか。
これから留学を予定している人は、あるあるネタを参考にして、渡航の心構えをしておきましょう。
日本との違いを楽しめるよう心に余裕を持ちながら、思い出に残る留学生活を送れると良いですね!
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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