「ワーキングホリデーに行くときは、保険に入らないといけないのかな?」
と思っている方も多いかと思います。
結論、ワーキングホリデーに行く方は、保険に入るべきです。
「体力には自信があるから大丈夫」という方でも、慣れない環境で体調を崩すことが多いですし、文化の違いや治安状況によって、日本では考えられないようなトラブルに巻き込まれかねません。また、海外で医療を受けることになった場合、高額な医療費用を請求されます。
私も一度海外で体調を崩して入院したことがあり、なんとなく入っていた海外旅行保険で事なきを得た経験があります。病院と保険会社側ですべてやり取りしてくれ、私自身の支払いはゼロでした。
もし保険に入っていなかったらと考えると、想像しただけでもゾッとしてしまいます。それだけ保険はいざという時に頼りになるということです。
とはいえ、ワーキングホリデーにベストな保険をどう選べばよいのか悩みますよね。
そこでこの記事では、
の順にお伝えします。
保険選びは難しそうに思えますが、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。まずはこの記事を読んで、ワーキングホリデーに必要な保険の選び方を知りましょう!
[目次]
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「ワーキングホリデーに保険は必要かどうか」こういった疑問を多くの方から寄せられますが、結論としては「必要」です。
大手保険会社の調査によると、ワーキングホリデーや留学などの長期滞在で保険が利用される割合は以下の通りでした。
病気やケガでの利用だけでなく、持ち物や事故などのトラブルでも保険が使われています。海外でのトラブルは、病気やケガだけではないということです。
ワーキングホリデー保険はこれらをトータルでカバーしてくれるので安心して滞在することができます。
また海外では医療費自体がかなり高く、治療を受ける際にまず支払いできるかどうかを確認されます。支払う余裕がない場合、保険に入っていないと最悪治療を断られるケースもあります。
滞在が数日であれば医療にかかる可能性も低いですが、長期滞在となれば話は別です。加えて、ワーキングホリデーをするにあたって保険加入が義務になっている国もあります。
それでは、ワーキングホリデーの保険について詳しく見ていきましょう。
ワーキングホリデーの保険加入は、渡航先の国によってはビザ取得の条件になっている場合があります。その場合、保険に加入していないとビザの取得はできません。
保険加入が必要ないくつかの国について見てみましょう。
フランス | ビザ申請時に「海外旅行保険加入証明書」の提出が必要。クレジットカードに付帯される保険は不可。 |
---|---|
アイルランド | 申請資格の1つに「滞在期間をカバーする医療保険に加入すること」があげられており、ビザ申請時に医療保険証券または付保証明が必要。 |
ドイツ | 申請時に「ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険(歯科の治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明するもの)および旅行賠償責任保険」が必要。 |
カナダ | 申請時には不要ですが、カナダに入国する前に加入する必要があります。「滞在期間の全期間をカバーする保険で、医療・入院・本国への送還が含まれている保険に加入すること」が必要。 |
ワーキングホリデーの渡航先が決まったら、ビザ取得の条件を確認し、保険の加入が義務付けられている場合は、必ず保険に加入しましょう。
ワーキングホリデーで利用できる保険はいくつかありますが、基本的には長期滞在を前提に用意されてある「留学保険」や「ワーキングホリデー保険」の利用をおすすめします。
海外留学やワーキングホリデーなど、長期滞在予定の方向けの「留学保険」と「ワーキングホリデー保険」。その保障内容は通常の海外旅行保険とほぼ同じで、基本的な補償の範囲は
などが中心となっています。
ただし、「留学保険」「ワーキングホリデー保険」の場合は上記にプラスして、アパート借家のケースでは生活用動産や家主に対する賠償などが付帯されていたり、緊急一時帰国費用などの補償がオプションで付いてくるケースもあります。
海外の長期滞在において発生頻度の高いトラブルをカバーしているため、これらの保険に入っていれば安心です。
手持ちのクレジットカードには、「海外旅行保険」が付帯されているものもあり、海外で何かトラブルがあった際はこの付帯保険を利用することができます。
注意点は「補償期間が3ヶ月以内であること」「付帯に際して条件が付く場合があること」の2点です。
クレジットカードの付帯保険はほとんどが滞在期間3ヶ月に限定された補償となります。3ヶ月を超える場合は適用されませんので、その分は別の保険でカバーが必要です。
また、クレジットカードの付帯保険には利用の条件が付く場合があり、あらかじめ「自動付帯」か「利用付帯」かを確認しておく必要があります。
自動付帯であれば、渡航時に自動で保険が付帯されますが、利用付帯の場合は、現地でクレジットカード決済をして初めて保険が適用されます。知らずにいると適用外のままになる可能性がありますので、必ず事前に確認しておきましょう。
日本で使用している保険がそのまま海外で使えるとは限りません。ここでは健康保険と民間で加入している保険について解説します。
海外でも健康保険は適用されますが、注意してほしいのが現地で一旦全額を支払う必要がある点です。一度現地で立て替えて日本に戻ってから還付の申請をしますので、医療費が高額になった場合は支払いができず、医療を受けられないリスクがあります。
ほとんどの民間保険会社の医療保険は海外でも適用されます。しかしあくまで医療のみですので、持ち物の紛失や飛行機トラブルによる損害には対応していません。
冒頭でお伝えした通り、保険利用の約半数は持ち物や旅行事故などです。民間の保険だけでは、トラブル時に追加で出費が発生する可能性があるため、注意が必要です。
ワーキングホリデー保険を初めて選ぶ際、何を基準に選べばよいのか分からない場合もあるでしょう。ここでは、ワーキングホリデーで使う保険を選ぶ際のポイントについてお伝えします。
まずは保険に加入する方法を選びましょう。保険に加入する場合、
の3つの方法があります。
この中で1番おすすめなのが「インターネットを使って加入する」方法です。インターネットでは各種プランの比較が短時間でできるだけでなく、ネット申し込み限定の割引価格が用意されていることもあります。
もちろん、インターネット申し込みが不安な方は、代理店などで相談しながら決めることも可能です。
2つ目のポイントは、保険会社は大手から選ぶことです。
保険は大きな支払いが発生したり、緊急のサポートが必要になる場合があります。保険料が安いからといってサポートが充実していない保険会社を選ぶと、いざというときに対応が遅れる可能性も捨てきれません。その点、大手であれば、サポートが充実しているため安心して対応を任せることができます。
3つ目のポイントは、渡航先に保険会社の提携病院があるか確認することです。
各保険会社では、海外の病院と提携を進めています。提携を結んでいる病院であれば、キャッシュレス診察の対応や、保険会社との連絡などもスムーズに行うことが可能です。
ここでは、ワーキングホリデーにおすすめな保険を3つご紹介します。いずれも大手の保険会社で利用者も多いので、安心して対応を任せることが可能です。
※細かい保険内容や条件については、加入前に保険会社のホームページで確認することをおすすめします。
東京海上日動は日本の大手保険会社です。留学・ワーキングホリデープランは、アパートやマンションを借りて滞在される方におすすめのプラン。 留学生専用特約(留学生賠償責任及び留学生生活用動産)では、一般の海外旅行保険で対象外の「火災」「漏水」「盗難」なども補償内容に入っています。
特徴 | 6ヶ月までならネットからの契約が可能 |
---|---|
期間 | 1年 |
参考価格 | 17万2,330円 |
こんな人におすすめ | 保険料をできるだけ安く抑えたい人 |
ジェイアイは国内最大手の旅行会社「JTB」グループの保険会社です。1年以内の滞在であればネットのみで契約もできます。1年以上は代理店での契約となりますが、長期の保険契約が可能な保険会社ですので、長期滞在予定の方にはおすすめです。
特徴 | 治療・救援費用が無制限なのに保険料が安い |
---|---|
期間 | 1年 |
参考価格 | 17万2,720円(1年) |
こんな人におすすめ | ネットで契約したい人、長期間の加入を考えている人 |
AIGは外資系大手の保険会社で、プランからしか選べませんが補償内容は充実しています。その中でも1番価格が安いのが寮・ホームステイプランのW14です。障害死亡1,000万、疾病死亡500万、障害後遺障害も30~1,000万の補償があるだけでなく、治療救援費用は無制限です。
特徴 | インターネットから簡単に契約できる、手厚い補償内容にもかかわらず保険料が安い |
---|---|
期間 | 1年 |
参考価格 | 19万6,100円(1年) |
こんな人におすすめ | ネットで契約したい人、手厚い補償を受けたい人 |
最後に、ワーホリで保険を選ぶ際の注意点についてお伝えします。
ふだん実際に使う機会の少ない保険は、いざというときに「こんなはずじゃなかった」という状況に陥りがちです。あらかじめ、大切なポイントを押さえておくことで不要なトラブルを未然に防ぐことができます。
1つ目の注意点は、支給条件をあらかじめ確認することです。
保険を選ぶ際に補償金額ばかりに目が行き、支給条件を把握していないケースがよくあります。実際にトラブルが発生した時に支給されない事態に陥らないためにも、支給条件は念入りにチェックしておきましょう。
2つ目の注意点は、海外保険加入の証明書が何の言語に対応しているか確認することです。
緊急時で焦っている時に、自身が加入している保険の内容について相手に伝えるのはなかなか難しいもの。その国の言語で書かれた保険証明書があると、いざというときにスムーズに対応してもらえます。
3つ目の注意点は、サポート体制が整っているか確認することです。
トラブル発生時は混乱することも多いため、電話で直接コールセンターに相談できるサポート体制があればベストです。その際には、
などをチェックしておきましょう。
ここまで、ワーキングホリデーに必要な保険についてお伝えしました。
保険はいざというときにしか使われず、なかなか必要性が感じにくい部分もあると思いますが、ワーキングホリデーにおいては可能な限り用意しておくべきです。
冒頭でもお伝えした通り、ワーキングホリデーや留学などの長期滞在では、
病気やケガだけでなく、持ち物や事故のトラブルでも保険が利用されています。ワーキングホリデー保険に加入していれば、これらがすべてカバーされるので安心して滞在することが可能です。
海外では医療費自体がかなり高く、支払う余裕が無い場合、保険に入っていないと最悪治療を断られることもあります。加えて、ワーキングホリデーをするにあたって保険加入が義務になっている国もありますので、ビザを申請する前に必ず確認するようにしてください。
またワーキングホリデーにおいて使える・使えない保険として、
の注意点についてもお伝えしました。
それぞれ使用にあたっての条件や保険でカバーできる範囲などをよく確認されることをおすすめします。保険を選ぶ際には、支給条件やサポート体制などもチェックしつつ、自分に合った保険を探してみてください。
安心してワーキングホリデーを過ごせる保険が見つかることを祈っています!
ワーキングホリデーについて、費用やおすすめの語学学校などの詳細が気になる方はこちらもチェック!
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