「カナダ留学に行くけれど、保険って必要かな……」
と悩んでいる方。
カナダ留学に保険は欠かせません。カナダの医療費は日本の数倍と高額で、自己負担は難しいからです。保険へ加入すると、1カ月あたり約2万円の保険料で、治療費を全額負担してもらうことができます。
とはいえ、どの保険を選べばいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
を紹介します。
まずはカナダ留学に保険が必要な理由から、ざっくりと理解しましょう!
※この記事では、1カナダドル=82円で計算しています。
保険が必要な理由として、
の5つを紹介します。
海外旅行保険に加入することで、現地での治療費や入院代を負担してもらうことができます。
留学中は生活環境が変わるため、病院を受診することが少なくありません。
しかしカナダは、医療費が高額です。日本の2〜3倍の医療費が必要であり、その金額は何百万円にのぼります。
海外旅行保険は、現地で使用できる保険証のような存在です。いくらかの保険料は必要ですが、医療費を全額負担するよりは安いです。
特に、以下の項目は欠かせません。
・傷害治療(ケガ)
・疫病治療(病気や風邪)
・携行品損害(貴重品の盗難や紛失)
・留学生賠償責任(留学先で他人にケガをさせた、物を壊した)
・航空機遅延(飛行機が遅れた、トラブルで乗り継ぎができなかった)
これらは日常生活の中でも遭いやすいトラブルです。
これらを含む保険に加入しておくことで、高額な医療費や賠償金の支払いを避けることができます。
海外旅行保険では、通訳サポートも実施しています。
現地の病院を利用する場合、症状の説明などはすべて英語です。医療用語などを使うため、英語初心者にとって簡単に理解できません。
通訳サポートを活用することで、英語による診察や治療でも安心です。
海外旅行保険の中には、キャッシュレス診療にも対応しているプランもあります。
キャッシュレス診療とは、現地の医療費を保険会社が立て替えてくれることです。これにより、病院の診察代などを自分で支払う必要がありません。
金額の心配をすることなく、治療を受けることができます。
先ほど紹介した通訳やキャッシュレス対応は、海外旅行保険では24時間体制でサポートを受けることができます。急なトラブルでも、安心して治療できます。
カナダの学校では、留学生に保険への加入を義務付けているところも多いです。
なぜなら「高額な医療費の請求によって退学する生徒を減らすため」。保険に加入しておくことで、医療費の請求によって留学を中断する必要がありません。
保険会社が全額負担することで、留学を継続できます。
続いてはカナダの医療事情として、
を紹介します。
カナダではまず、ファミリドクターの診察を受けてから専門医の診察を受けます。
ファミリードクターとは、かかりつけ医のこと。これらの診察には、予約が欠かせません。
ただしかかりつけ医がない留学生は、予約なしで診察できる病院「ウォークインクリニック」を利用します。またカナダには、日本人医師が駐在する病院や日本語が通じる病院もあります。
カナダの医療費の目安は、以下の通りです。
・風邪の診察:50〜100カナダドル(約4,100〜8,200円)
・救急車による搬送:50カナダドル(約4,100円)〜
・盲腸などによる手術と入院:2,000〜5,000カナダドル(約16万4,000円〜41万円)
日本の数倍にものぼり、自己負担は難しい金額です。
カナダ留学では、以下のような現地の保険も活用できます。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州では、公的医療保険「MSP(Medical Services Plan)」が用意されています。これはキャッシュレスで受診できる保険で、保険料は1カ月6,000円と安いです。
加入の条件は、以下の通りです。
ブリティッシュ・コロンビア州に6カ月以上滞在する場合は、公的医療保険も検討してみてください。
カナダに留学している学生だけが活用できる保険です。
補償対象は、
などです。
ただし加入対象は、学校に通っている現役の学生のみ。そのためワーキングホリデーの場合、学校を卒業した後は、保険が適用できません。
保険料は1日あたり、1.62カナダドル(約133円)ほど。1カ月加入すると、50カナダドル(約4,100円)です。
カナダでは、いくつかの保険会社が留学生向けの保険を提供しています。
補償対象は、
・病気による診察や治療
・ケガの診察や治療
などです。
盗難や賠償責任などは対象ではありません。
補償対象が限られますが、費用は1カ月あたり約6,000円。日本の保険会社よりも安く、インターネットから手続きできます。
英語力がある人にはおすすめの方法です。
ここまでカナダの医療事情について、解説しました。このように医療費が高額なため、カナダ留学では保険への加入が欠かせません。しかし保険にはいくつか種類があります。
そこで続いては、クレジットカード付帯保険について解説します。
続いては、クレジットカード付帯保険の
を紹介します。
海外旅行保険とクレジットカード付帯保険の違いは、以下の通りです。
続いて、クレジットカードの付帯保険は2種類あります。
・自動付帯:カードを持っているだけで保険が適用される。
・利用付帯:カードで旅費の一部を支払うことで、保険が適用される。
利用付帯の保険を活用する場合、カードを以下の支払いに使うことが欠かせません。
・航空券
・空港までの移動費
・旅行のツアーパッケージ代金 など
自動付帯の場合は、カードを持っているだけで保険を活用できます。
基本的に、90日未満の海外滞在であればクレジットカード付帯保険でもカバーできます。
ただしカナダ留学では、クレジットカード付帯保険の利用はおすすめできません。
カナダの医療費は日本の数倍で、200万円以上かかることもあります。そのため最低限の補償額であるクレジットカード付帯保険では、医療費の全額カバーはなかなかできません。
高額な医療費の請求を受けないためにも、日本の留学保険や現地の保険への加入がおすすめです。とはいえ、具体的にどの保険会社に申し込めばいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで続いては、カナダ留学におすすめの保険を紹介します。
おすすめの保険として、
・T@biho
・東京海上日動
・AIG損保
・Guard me
・Johnson Fu
を紹介します。
T@bihoは、旅行から留学まで低価格で利用できる保険です。
・年齢別のよくあるトラブルをもとに保険料を計算
・ホームページで保険料の試算が可能
・インターネットによる手続きで手間とコストを削減
1カ月:1万2,690円〜
1年:19万9,870円〜
・初めて留学する人
・保険料をおさえたい人
・学生など病気の可能性が低い人
東京海上日動は、長期滞在者向けにいくつかのプランを用意している保険です。
・最長2年まで保険を利用可能
・補償内容を4つから選択
1カ月:見積もりが必要なため、問い合わせてみてください。
1年:14万9,560円〜
・ワーキングホリデーや大学留学をする人
・補償内容を選びたい人
・日本語のサポートを受けたい人
AIGは、サポートが手厚い保険です。
・24時間日本語対応のサポートセンターを用意
・32日以上の留学には一時帰国費用をカバー
1カ月:2万1,440円〜
1年:24万6,560円〜
・初めて留学する人
・英語力に自信がない人
・トラブル対応を重視する人
Guard meは、カナダ最大手の留学生向け保険で、大学やカレッジでも推奨されています。
・補償限度額が最大2億円と高い
・歯科治療も保険が適用できる
1カ月:約6,000円〜
1年:約6万6,000円〜
・滞在中に学校に通う予定がある人
・長期滞在する予定のある人
・保険料をおさえたい人
Guard me公式ホームページ
Johnson Fuも、カナダで留学生など外国人向けに提供されている保険です。
・補償限度額が最大5億円と高い
・学校に通う前後2〜3週間も保険が適用される
1カ月:約5,000円〜
1年:約5万円〜
・長期滞在する人
・学校に通う前から早めにカナダに滞在する人
・補償額の高い保険を探している人
ここまでおすすめの保険を紹介しました。最後に、契約前のチェックポイントを紹介します。
契約前の確認として、
を紹介します。
「歯科治療」に保険が適用できる国は、世界的に見ても少ないです。
日本のように、1万円以内で治療してもらうことはほとんどできません。カナダの場合、虫歯治療に、10万円かかることもあります。
そのため歯科治療に関しては、留学前に日本で治療を終わらせておくことをおすすめします。特に親知らずや虫歯など、事前に治療できるものをチェックしてもらいましょう。
もしくは歯科治療が補償対象である保険を選んでください。
海外旅行保険では、ケガや病気の理由によっては「適用外」となるケースもあります。
例えば、以下の理由です。
・歯科治療
・糖尿病など持病の悪化
・妊娠に関する体調不良
・登山用具を使用する山岳登はん
・スカイダイビングなど危険がともなう運動
・ケンカ
・契約者の故意や過失
契約者が自らトラブルや危険に加担した場合、保険料の支払いはほとんどされません。これらによる治療は、すべて自己負担となる可能性が高いです。
国民健康保険に活用することもできます。
というのも、留学中は国民健康保険への加入が欠かせません。特に社会人は企業の社会保険が適用できないため、退職と同時に手続きが必要です。
長期留学では、保険料の支払いを免除もできます。
しかし国民健康保険を活用して、留学中の現地での医療費を請求することも可能です。請求できる医療費は、支払った医療費を日本の医療費に換算したうちの7割分。
例えばカナダでの医療費を、全額負担で10万円支払ったとします。
そしてこの金額を日本の医療費に換算します。日本の保険では3割負担となるため、私たちの支払いは3万円です。国民健康保険を活用することで、このうちの7割を負担。計算すると、2万1,000円を負担してもらうことができるのです。
結果として、私たちが負担する金額は7万9,000円に。医療費の負担を軽減できます。国民健康保険を加入し続ける場合は、これらの活用も検討してみてくださいね。
今回はカナダ留学の保険の必要性について、解説しました。おさらいすると、カナダの医療費は高額なため、保険の加入が欠かせません。
おすすめの保険として、以下の5つを紹介しました。
これらの参考に、留学で利用する保険を検討してみてくださいね。
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