【オーストラリアのスラング一覧】ネイティブが使う挨拶や会話表現40選

オーストラリア スラング

「オーストラリア英語にもスラングってあるのかな…」
「辞書には載っていない表現を使う人が多くて、なかなか理解できない…」

という方は多いのではないでしょうか?

オーストラリアでは、略語の感覚でスラングを使います。そのためスラングを知っていることで、現地の友達との会話がスムーズに理解できます。

ただし、スラングは友達同士やカジュアルなシーンのみで使う若者言葉であり、フォーマルなシーンではあまり使用しません。そのため、注意点を理解しながら使うことが必要です。

とはいえ、現地のスラングや注意点は、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • ・オーストラリアのスラングの特徴
  • ・オーストラリアで使うスラング(挨拶、日常会話、メール)
  • ・スラングの注意点や使用シーンに気をつけたいフレーズ

を紹介します。

「いきなりスラングを使いこなすのは難しい…」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはオーストラリアのスラングについて、ざっくりと理解しましょう!

なお、オーストラリア英語については下のページでまとめているので、発音や単語など一般的な英語との違いなどを知りたい方はチェックしてみてください。
オーストラリア英語って訛ってる?留学を考えているあなたに徹底解説!

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オーストラリアで使うスラングの特徴とは?

オーストラリア スラング

そもそもスラングとは「特定の共通点のある集団の中で使われる隠語や俗語」です。方言や若者言葉に近く、同じ英語でも、イギリスやアメリカとはまた異なります。

まずはオーストラリアスラングの特徴として、

  • ・イギリス英語が基盤であること
  • ・省略形が多いこと
  • ・チャットでは使わないこと

の3点を解説します。

特徴(1)オーストラリアの英語はイギリスが基盤

オーストラリア英語は、イギリス英語の影響を強く受けています。そのため、スラングの中にはイギリス由来のものが少なくありません。

中にはイギリスでも使われているスラングもあり、イギリス英語を学んだ人にとっては、覚えやすく感じます。

イギリス英語については以下も参考に↓

イギリス英語とアメリカ英語の違いって理解できる?覚えておきたい単語や発音の違い3選
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特徴(2)元々のフレーズを省略したものが多い

オーストラリアのスラングは、汚い言葉よりも「略語」に近いです。

というのも、オーストラリア人には面倒くさがりな人種。おしゃべりは好きですが、「フレーズを毎回すべて発音することが面倒だ」と感じる人が少なくありません。

そのため「Arvo(Afternoon)」など、元の単語を短くしたスラングがよく使われています。

特徴(3)スラングは口頭で使い、チャットでは使わない

スラングは基本的に会話で使うため、SNSやチャット、メッセージでは限られたものしか使用しません。そのためスラングはスペルよりも、発音を覚えた方が会話をすぐに理解できます。

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オーストラリアで使うスラング一覧【挨拶・返事編】

挨拶

まずは挨拶や返事のスラングとして、

  • ・Hiya
  • ・G’day mate
  • ・No worries

などのスラングを10個紹介します。

スラング(1)Hiya(ハイヤ)「こんにちは / やあ」

・英文:Hiya (Hello / Hi)! Where are you going now?
・意味「やあ!どこ行くの?」

親しい友達や身近な人に対して使い、職場や目上の人にはあまり使いません。

スラング(2)G’day mate!(グッデイ/グッダイ、メイト/マイト)「よう!元気?」

・英文:G’day mate (Hi)! / Hey mate!
・意味「やあ!元気?」

「mate(メイト/マイト/メイなど)」には“親しい友人を呼ぶ愛称”の意味があります。

スラング(3)Morning(モーニング)「おはよう」

・英文:Morning mate (Good morning)! How are you?
・意味「おはよう!調子はどう?」

「good」を省いたスラングです。

スラング(4)Ta(タァー)「ありがとう」

・英文:Ta (Thank you)!
・意味「ありがとう!」

最もよく使い、最初に耳にすることも多いスラングの1つです。

また「Cheers(チアーズ)」「Cheers mate(チアーズ メイト)」も同じ意味です。

スラング(5)How’s it going(ハウズ イットゥ ゴーイング)?「調子はどう?」

・英文:How’s it going mate (How are you)?
・意味「調子はどう?」

「How are ya going ?」と言うこともあります。

返事には「Not bad(悪くないよ)」や「Good(うん、調子いいよ!)」などを使いましょう。

スラング(6)Yep(ヤップ) / Nup(ノップ)「はい/いいえ」

ハイタッチする男性

・英文:Did you go to cafe near the station? Yep(Yes)!
・意味「昨日、駅前のカフェにいた?」「うん!」

親しい人との会話で使います。

スラング(7)No worries(ノーウォーリーズ)「大丈夫」

・英文:No worries,mate(Don’t worry / Never mind) !
・意味「大丈夫だよ!気にしないで。」

「Sorry」や「Thank you」と言われたとき、問題ないことを伝えるときに使います。

オーストラリア人はよく使うため、覚えておきたいスラングの1つです。

スラング(8)Good on ya!(グッド オン ヤ)「よくやった!」

・英文:Good on ya (Great)!
・意味「よくやったね!」「良かったね!」「最高!」など

行動をほめるときに使います。

スラング(9)Cya this arvo!(シーヤ ズィス アルヴォ)「また午後にね!」

・英文:Cya this arvo (See you soon)!
・意味「また午後に会おうね!」

arvoは「aftenoon」のスラング、cyaは「See you」の略語です。

スラング(10)Tara(タラー/チャラー)「さよなら」

・英文:Thank you for today.Tara (Bye)!
・意味「今日はありがとう。じゃあね!」

「Good bye」「Bye」がさらにカジュアルになった言い方です。仲の良い友達との別れ際に使いましょう。

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オーストラリアで使うスラング一覧【日常生活編】

シドニー

続いては日常生活で使うスラングとして、

  • ・Straya
  • ・Maccas
  • ・Heaps

など20個のスラングを紹介します。

スラング(11)Aussie(オージー)「オーストラリア人」

・英文:My boyfriend is Aussie(Australian).
・意味「私の彼氏はオーストラリア人です。」

人だけでなく、「オーストラリア製の」「オーストラリアの」などの由来を指すこともあります。

スラング(12)Straya(ストラーヤ)「オーストラリア」

・英文:This is Straya(Australia).
・意味「ここがオーストラリアだよ。」

オーストラリア人が、自分の国を愛情込めて呼ぶときに使用します。

スラング(13)Barbie(バービー)「バーベキュー」

ここからは食べ物関連のスラングを紹介します。

・英文:Let’s have a Barbie(Barbecue) on Friday.
・意味「金曜日にバーベキューしよう!」

メールやメッセージ、SNSなどでは「BBQ」と頭文字を取って表現するため、場面で使い分けましょう。

スラング(14)Esky(エスキー)「クーラーボックス」

・英文:I bring big Esky(cooler).
・意味「大きめのクーラーボックスを持ってくるよ。」

バーベキューとセットで覚えておきたいスラングです。

スラング(15)Lollies(ロリーズ)「キャンディ」

・英文:Give me lollies (candy)!
・意味「キャンディちょうだい!」

キャンディだけでなく、グミやキャラメルなどお菓子全体に対しても使います。

スラング(16)Biccie(ビッキー)「ビスケット」

・英文:Do you like bikkie (biscuits)?
・意味「ビスケットは好きですか?」

ビスケットやクッキーなどのお菓子をまとめて、ビッキーと呼びます。

スラング(17)Maccas(マッカーズ)「マクドナルド」

・英文:I want to go to Maccas(McDonald's) after school.
・意味「学校が終わったらマクドナルドに行きたいな。」

ファーストフード「マクドナルド」もスラングに。一部の店舗は看板も「Maccas」で書かれています。

スラング(18)Brekkie(ブレッキー)「朝食」

・英文:I want to eat miso soup for today’s brekkie (breakfast).
・意味「今日の朝食にお味噌汁が飲みたいな。」

オーストラリアのスラングは「〇〇ッキー」が多いです。

スラング(19)tea(ティー)「夕食」

・英文:What do you want to est for today’s tea (supper)?
・意味「今日の夕食は何が食べたい?」

夕食という意味の「supper」がスラングになった形です。しかしアフタヌーンティーのような、通常のティータイムも同じ「Tea」のため、混同しないようにしましょう。

スラング(20)Cuppa(カッパ)「お茶をする」

・英文: Let's have some cuppa (tea)!
・意味「ちょっとお茶しましょう!」

外出先での休憩から、友達が家に来たときまで幅広く使用できます。

スラング(21)Veggies(ベジーズ)「野菜」

野菜

・英文:My son don’t like veggies (vegetables).
・意味「私の息子、野菜が苦手なの。」

ベジタリアンのことは「Vego(ベゴ)」と表現します。

スラング(22)Arvo(アーヴォ)「午後」

ここからは、オーストラリア人の中でも頻繁に使われるスラングを紹介します。

・英文:I will go back to office this arvo(afternoon).
・意味「午後にはオフィスに戻ります。」

「this arvo」で今日の午後です。「S’arvo」とも表現します。

スラング(23)Chrissie(クリッシィ)「クリスマス」

・英文:I have a date with my boyfriend for Chrissie(Christmas).
・意味「クリスマスは彼氏とデートするの!」

クリスマスも最後まで言い切ることが面倒で、省略されています。

スラング(24)Fotty(フッティー)「フットボール」

・英文:Let’s go to watch the footy(football) match next sunday!
・意味「来週の日曜日、フットボールの試合を観に行こうよ!」

フットボールの中でも、オーストラリアのルールで行われる試合のことです。オーストラリア人はフットボールが大好きなので、よく使います。

スラング(25)servo(サーヴォ)「ガソリンスタンド」

・英文:Excuse me, where is servo (service station)?
・意味「すみません、ガソリンスタンドはどこにありますか?」

ガソリンスタンドは「ガスステーション」や「サービスステーション」と言いますが、これを略して「サーヴォ」と言います。

スラング(26)Heaps(ヒープス)「たくさんの」

・英文:I bought heaps (a lot) of clothes.
・意味「服をたくさん買っちゃった!」

オーストラリア人でさえ、スラングだと知らないほど浸透しているフレーズです。

スラング(27)Roo/Joey(ルー/ジョーイ)「カンガルー/カンガルーの赤ちゃん」

・英文:Let’s go to zoo to see Roo (Kangaroo) next Sunday!
・意味「次の日曜日、動物園にカンガルーを見に行こうよ!」

「ジョーイ」は赤ちゃんカンガルーや、お母さんカンガルーのポケットに入っている状態の赤ちゃんも指します。

スラング(28)Mozzie(モジー)「蚊」

・英文:Mozzie (Mosquito) bites your arm!
・意味「蚊が君の腕にとまっているよ!」

bite「噛む」とよく一緒に使われます。

スラング(29)sunnies(サニーズ)「サングラス」

ここからは服装に関するスラングを2つ紹介します。

・英文:You must bring sunnies (sunglasses), if you go to Australia.
・意味「オーストラリアに行くなら、サングラスは必ず持っていかないといけないよ。」

オーストラリアは紫外線が強いため、サングラスなどのUVカットアイテムが必需品です。

スラング(30)Thongs(ソングス)「サンダル」

・英文:I forgot my thongs (sandals) in my friend’s house.
・意味「友達の家にサンダル忘れちゃった。」

ただしイギリス人やアメリカ人にとっては「下着(Tバック)」を意味する単語。使用には注意してください。

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オーストラリアで使うスラング一覧【メール・メッセージ編】

スマホ画面

最後に、メールやSNSのメッセージなどで活用できるスラングとして、

  • ・flat out
  • ・Piece of cake
  • ・Facey

などを10個紹介します。

スラング(31)I recokn(アイ レコン)「私は〜と思う」

・英文:What do you reckon (think)? / I reckon ~.
・意味「あなたはどう思う?」「私は〜と思います。」

意見や考えを述べるときに使います。

スラング(32)flat out(フラットアウト)「忙しい」

・英文:I’m flat out (busy) now, so I can’t cathch a phone.
・意味「今ちょっと忙しいから、電話に出られないんだ。」

「全速力」という意味のフレーズが、「busy」の代わりに使われています。

スラング(33)I get (アイ ゲット)「私は〜です」

・英文:I get (am) tired.
・意味「今疲れているんだ。」

「I am」などの代わりに使用します。

スラング(34)Easy Peasy(イージーピージー)「お任せください」

・英文:No worries, esay peasy (take it easy)!
・意味「心配しないで、お任せください!」

何か頼まれたときの返事として使用します。

スラング(35)Piece of cake(ピース オブ ケイク)「お安い御用です」

・英文:To make a power point for meeting is piece of cake (easy).
・意味「会議のための発表資料を作るなんて、お安い御用ですよ。」

「なんてことないですよ」など、得意なことを頼まれたときに使います。

スラング(36)Defo(デフォ)「もちろん」

PC

・英文:Would you like to go to shopping next sunday? Defo (definitely)!
・意味や例「来週の日曜日、買い物に行かない?」「もちろん!」

「definitely」は「絶対に」という意味ですが、「Of course(もちろん)」と同じ感覚で使用します。

スラング(37)fortnight(フォー トゥ ナイト)「2週間」

・英文:Every fortnight (two weeks), please call me!
・意味「2週間おきに電話して!」

「for a fortnight」などという形でも使います。

スラング(38)It’s all good(イッツ オール グッド)「大丈夫」

・英文:I never mind , it’s all good (no problem)!
・意味「気にしてないから大丈夫!」

落ち込んでいるときや、ショックなことがあったときの返事として使います。

スラング(39)lol「(笑)」

・英文:I was surprised ! lol (laughing out loud)
・意味「驚いちゃったよ!(笑)」

オーストラリア以外の国でもよく使われています。

スラング(40)Facey(フェイシー)「フェイスブック」

・英文:Do you have a Facey (Facebook)?
・意味「フェイスブックのアカウント持ってる?」

SNSのような、固有名詞までスラングになります。

ここまでオーストラリアのスラングを40個紹介しました。

日常的に使われているスラングですが、使用には注意点もあります。次で詳しく解説しますね。

スラングの注意点:フォーマルなシチュエーションでは使わない

スマホ画面

スラングは基本的に、「やばい」「まじで」のような若者言葉として使われます。

そのため以下のような、フォーマルなシチュエーションではあまり使用しません。

  • ・仕事中
  • ・学会などの発表会
  • ・目上の人と話すとき

これらのシーンで使うと失礼にあたることも。なるべく、仲の良い友達との会話だけで使うようにしましょう。

使うシーンに注意したいスラング一覧

STOP

最後に使用シーンが限られるスラングとして、

・罵声を意味するスラング
・使う相手に気をつけたいスラング

を紹介します。

罵声を意味するスラングは使用を避ける

罵声を意味するスラングもあり、日常的に使うオーストラリア人もいます。

しかし私たちが意味を知らずに使ったり、何気なく使ったりすることで、ケンカや大きなトラブルにつながるケースも。

例えば、

  • ・Fuck!(Fucking cunts)「クソ!」
  • ・You bustard / Bloody dickhead!「ばか野郎!」
  • ・Pissed!「この野郎!」

などです。

このような過激的なスラングは、使わない方が安心です。

使用シーンに注意したいネガティブなスラング

以下のスラングは、一般的に「汚い」とされるものです。使用をなるべく控えましょう。

・Bloody「とても(very)」
・Whinge「不満を言う(complain)」
これらはネガティブなイメージを与えかねません。

・Dunnie「トイレ(toilet)」
一般的に使うものの「toilet」や「restroom」と言う人が多いため、わざわざ使わなくても良いです。

・Earbashing「口うるさい」
直訳すると耳を殴りつける人、という意味。人によっては失礼に感じます。

・Bogan「ヤンキー、不良」
公共の場で騒いでいる人のことを指します。そのような人を見かけても、本人に直接言わないようにしましょう。

スラングは便利ですが、使用フレーズには注意してください。

まとめ

ここまでをおさらいします。オーストラリアのスラングについて、挨拶や日常会話、メッセージの3つのシーンにわけて40個紹介しました。

スラングは便利ですが、若者言葉です。そのため、目上の人に向かってやフォーマルなシーンでは使用しません。注意点に気をつけながらスラングを覚えていくことで、オーストラリア人との会話が理解しやすくなります。

身近なものから少しずつ、使ってみてくださいね。

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    モリキアユミ

    1992年生まれ、京都府出身のフリーライター。大学卒業時に就職を蹴って、24カ国・50都市の世界一周を実行し、旅の途中からそのままライターへ。現在はタイと日本を行ったり来たりしています。オーストラリア留学とセブ島留学の経験あり。

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