オーストラリアでワーキングホリデーをするには、ビザの取得が必要になります。実はオーストラリアは、1980年に日本が最初にワーキングホリデー制度を締結した国。雄大な自然に囲まれたオーストラリアはもともと多くの移民を受け入れてきた歴史があり、今も世界中からさまざまな文化を持つ人が集まります。
今回は旅行に仕事に語学学習にぴったりの、魅力あふれるオーストラリアへのワーキングホリデービザの特徴や申請・取得方法まで解説していきます!
※ワーホリビザの取得条件や取得方法は突然変更されることがあります。最新情報はオーストラリア移民局公式サイトを確認してください。
なお、オーストラリアのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説
オーストラリアのワーキングホリデービザでは、就労期間は基本的に6ヶ月までと決まっています。しかしその内容によって期間延長や、2度目、3度目のワーホリビザ取得が可能となるなど、オーストラリア独自の制度をとっているのが大きな特徴です。
オーストラリアのワーホリビザ最大の特徴ともいえるのが「セカンドワーキングホリデー制度」。
「最低3ヶ月の間、政府指定地域で季節労働に従事した証明を提出できること」という条件をクリアすれば、12ヶ月のビザ期間満了後、新たに12ヶ月間のワーホリビザ取得が可能なのです。
ファームと呼ばれる農作業や動物飼育、また工場での仕事など、主に人手が不足する「季節労働」がこれに該当します。長期にわたるワーホリ利用を計画する人は、シーズンに合わせて88日以上の農作業に励む方もいるようです。
以前はボランティア活動も含まれましたが、今は有給であることが条件になっています。
スケジュールに余裕があり、セカンドワーホリを視野に入れて働くことを考えている方は、オーストラリア移民局などに詳細を確認してみてください。
ワーホリビザ取得条件として就労期間は6ヶ月以内で、それを超えてしまうとビザが失効し強制送還される恐れがあります。
しかし特例として、オーストラリア北部地域にある特定の職種については、同一の雇用主のもとで最長12ヶ月間の労働が認められています。
特定の職種は、
といったものです。セカンドワーホリの場合と同様、人手不足が問題となっている業界が多く、ワーホリ利用者も貴重な担い手として長期労働が許可されます。
こちらでは参考までに、2016年度オーストラリアでのワーキングホリデービザ取得情報をご紹介します。制度は毎年変わる可能性があるので、必ず最新情報をご確認ください。
まずはワーホリビザを取得するために、事前に以下のものを用意しておきましょう!
※レートは1豪ドル=76円で計算(2016年9月13日現在)
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請は、すべてオンライン上で行います。
Australian Government Department of Immigration and Border Protection
まずはビザ申請のためのアカウントを作成しましょう。オーストラリア移民局の申請窓口に、「Immi Account」登録するとメールが届き、リンク先でメールアドレス登録、記載されたURLから申請作業を行います。
メールに届いたURLから、ビザ申請フォームへ移りましょう!
まずは職業や住所などの個人情報を入力。このとき医療関係などに携わる人は、日本国内での健康診断を受けるよう要請されます。
申請書記入が終わると、次は申請料の支払いです。440豪ドル(2016年3月現在)に相当する申請費用をクレジットカードで支払います。
ビザ取得が許可されるとメールで通知され、数日から2ヶ月の間にビザ発給レター「Grant Notification」がPDFファイルで届きます。オーストラリアに渡航する際はこれをプリントアウトして携行しましょう!
また追加書類の提出を求められることもあるので、その際は指示に従ってください。
ワーホリでオーストラリアへ行く場合は、ビザ発給レターが発行されてから1年以内に渡航してください。入国から1年間滞在できます。
途中で他の国への旅行や、日本への一時帰国など、オーストラリア国外に出国した期間も滞在許可期間に含まれるので注意が必要です。
また、オーストラリアで仕事をする際は納税者番号の取得義務があり、それを怠ると不法就労扱いになってしまうので必ず確認しましょう。
オーストラリアのワーキングホリデービザ取得条件は1回目と、セカンドワーホリビザでは条件が一部異なるので事前に確認しておきましょう!
年齢制限 | 18歳以上31歳未満 |
申請時期 | 通年 |
滞在可能期間 | 入国後一年間 |
就労期間 | 同一雇用主の元では6ヶ月以内(例外有) |
就学期間 | 4ヶ月以内 |
資金 | 滞在当初必要な資金と帰国用の渡航費用を所持すること(50万円ほど) |
子どもの同伴 | 不可(配偶者がいる場合も各々が申請すること) |
入国後の出入国制限 | なし |
査証変更 | 可能 |
その他 | 過去にワーホリビザでオーストラリアに滞在したことがない人 |
セカンドワーキングホリデービザを取得するためには、1回目のワーホリビザ取得条件に加え、以下の要件を満たす必要があります。
・1回目のワーホリ滞在時に最低3ヶ月の間、政府指定地域で季節労働に従事した証明を提出できること
ですので、オーストラリアで2回ワーホリに行きたいと考えている方は、1回目のワーホリでどこで働くのか事前に計画をしっかり立てておきましょう!
オーストラリアでワーホリビザが発行されるまでの期間は変動があるので注意しておきましょう。ビザを申請してから数日でビザ取得できることもあれば、場合によって数か月かかってしまうこともあります。特に6月から7月にかけては年度の切り替え時期にあたるので、時間がかかることがあります。
ビザ取得してから渡航までに1年の猶予がありますから、直前にあわてなくて済むようにスケジュールに余裕をもって申請するようにしまよう。
いかがでしたか?
オーストラリアの通常ビザでは仕事や通学が厳しく制限されていますが、唯一ワーキングホリデービザは学びながら働き、旅行も楽しめるという若者の特権のようなビザです。
ですが自由な過ごし方ができる分、きちんと計画を立てないと「結局何もできなかった・・」ということになってしまいがち。
事前に情報収集をしっかり行い、一生に一度のチャンスを有意義に生かしてくださいね。素晴らしいワーキングホリデー体験を応援しています!
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