最終更新日:2024/08/29
エディンバラには日本にない交通機関があったり、日本にもある交通機関が異なる方法で使われたりする場合があります。そのため現地でどのような移動手段を使えば良いかわからず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
幸いにもエディンバラにはバスや電車など、日本でも一般的に使われる交通機関が移動手段として利用されています。
とはいえ現地での利用方法や料金は、日本と異なる点も多々あります。
そこで今回はそんなエディンバラで利用されている交通機関、利用料金、おすすめの移動方法などを解説したいと思います。これからエディンバラを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
なお、エディンバラの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
エディンバラ観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめスポットやイベント・グルメまとめ
なおレートは1ユーロ=125円で計算しています。
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イギリス北部にあるエディンバラは、スコットランドの首都として発展してきた歴史があります。
約50万人の人口を有するエディンバラには、政府機関や名所旧跡が多く集まっており、イギリスの政治、観光で重要な役割を果たしています。エディンバラの空の玄関口になっているのが、市の郊外にあるエディンバラ空港です。
こちらの空港には、ロンドンやパリ、アムステルダムとを結ぶ国内線や国際線が乗り入れています。ロンドンからエディンバラまでは、電車のインターシティでもアクセスが可能です。
エディンバラには地下鉄路線が通っておらず、移動する際には路面電車のトラムやバスなどが広く利用されています。また、エディンバラ市内ではタクシーを利用している人も多く見られます。
それではエディンバラで使われている交通機関の種類を具体的に見ていきましょう。
photo by:Gimas/ Shutterstock.com
エディンバラ市内は、路線バスが走っています。バスは料金がリーズナブルなことから、観光客からも人気がある交通手段です。
2階建てバスなどに乗れるところも、バスならではのメリットと言えるでしょう。バスの場合も約10分から15分おきに運行していますが、日曜日や夜は運行の間隔がやや長くなります。
エディンバラでバスを利用する場合、バスの前側から乗車をするのが基本です。車内で乗車券を購入するときは、運転手に希望するチケットの名前を伝えます。なお、車内で乗車券を購入する際にはおつりがもらえません。
乗車するときには、あらかじめコインを用意しておくと安心です。RidacardなどのICカードを利用する場合は、日本と同様に機器にカードをかざせば精算ができます。
エディンバラのバスも乗客が降車駅をブザーで知らせるスタイルですが、日本のバスのような駅名のアナウンスは行われません。降りる駅を見逃さないためには、あらかじめ降車するバス停の場所を調べておく必要があるでしょう。
エディンバラ市内を走る路線バスの乗車料金は、1.5ユーロ(約188円)です。距離はとくに制限されていないため、区間内であればどこでもこの料金で乗車ができます。
1日乗り放題のDay Ticketは、4ユーロ(500円)。1日乗り放題と空港行きがセットになったAirport day ticketは、9ユーロ(1,125円)です。
ちなみに、バスにはお得な定期券のRidacardもあります。バスのRidacardは、1週間が18ユーロ(2,250円)、1カ月が54ユーロ(6,750円)となっています。バスの乗車券は、バス会社の窓口やオンラインショップ、車内で購入が可能です。
photo by:Chris Jenner/ Shutterstock.com
エディンバラ空港とYork Placeをつなぐ路線を運行しているのが、路面電車のトラムです。トラムは8分から10分おきに運転しており、市内の移動に便利な交通手段となっています。
停車駅であるEdinburgh GatewayやEdinburgh Park Station、Haymarketからは、ナショナルレールの電車に乗り換えが可能です。
トラムに乗車するときは、各駅に設置されている券売機でチケットを購入します。チケットの種類によっては、モバイルチケットが利用できたり、オンラインでチケットの予約ができたりする場合もあります。
また、一部のチケットは市内のトラベルショップで購入することも可能です。
トラムのチケットには片道や往復、1日券などのさまざまな種類があり、購入方法はそれぞれ違います。
片道や往復のチケットやモバイルチケットなどは、購入してから30分以内に乗車しなければならないため、乗車時間に合わせて購入することが必要です。
City Zoneの大人片道のチケットは、1.70ユーロ(約213円)。Airport Zoneの大人片道のチケットは、6ユーロ(750円)です。
また、大人往復のチケットは、City Zoneが3.20ユーロ(400円)、Airport Zoneが8.50ユーロ(約1,063円)です。
トラムには、IC型の定期券であるRidacardもあります。1週間のRidcardは、一般の大人が19ユーロ(2,375円)です。ちなみに、学生は16ユーロ(2,000円)となっており、よりリーズナブルな料金で購入ができます。
1カ月のRidacardは大人57ユーロ(7,125円)、学生は48ユーロ(6,000円)です。
photo by:Georgethefourth/ Shutterstock.com
タクシーの場合、運転手に正確に住所や場所を伝えれば、目的地まで確実に送迎してもらえます。
行きたい場所の近くに駅やバス停がないときや、すぐに目的地まで向かいたいときなどは、タクシーを利用するとスムーズにアクセスができるでしょう。
エディンバラのタクシーは、予約も可能です。ホテルなどに宿泊する場合は、フロントに依頼してタクシーの手配をしてもらうこともできます。
エディンバラでタクシーに乗る際には、あらかじめ行き先を伝える必要があります。
通りでタクシーを拾うときには、窓から行き先を告げて乗車をしましょう。空車のタクシーには、「For Fire」のサインが表示されています。
サインがあるタクシーを見つけたら、軽く手をあげて乗車したい意思を伝えることが必要です。エディンバラのタクシーを利用する場合は、料金の10%程度のチップを払うのがマナーです。
エディンバラのタクシー料金体系は、シーズンや時間帯などによって異なります。
平日の朝から夕方までの初乗り運賃は、約2ユーロ(250円)。平日の夜間から早朝まで、休日の初乗り運賃は約3ユーロ(375円)です。
エディンバラ市内ではいくつかの交通手段が利用できますが、とくに便利なのは路面電車のトラムです。
トラムはエディンバラ空港の近くからすぐに乗車ができるため、エディンバラに到着後、市内の宿泊先にアクセスするときにも役立つでしょう。運行の間隔も短く、待ち時間が少なく済むのも便利な点です。
バスのように渋滞に巻き込まれる可能性が低いことから、運行の遅れなども少ないことが考えられます。スケジュール通りに移動しやすい点も、トラムがおすすめできる理由の1つです。
最後にエディンバラの有名な観光スポットに行くためには、どのような交通機関を使えばいいのかをご紹介します。
エディンバラ城は、スコットランドの伝統的な建物が鑑賞できる人気の観光スポットです。岩山の上に建てられたこの城には、エディンバラ最古の建物と称されるセント・マーガレット教会堂や王の即位の際に使われた運命の石などの見どころがあります。
エディンバラの新市街地の近くにあるカールトンヒルからエディンバラ城までは、バスで約20分。乗車料金は利用するチケットや交通手段によって変わりますが、だいたい1.5〜4ユーロ(約188〜500円)でアクセスができます。
Castlehill, Edinburgh EH1 2NG イギリス
エディンバラ城をGoogle Mapで見る
photo by:Edinburghcitymom/ Shutterstock.com
ペンギンやパンダなどのさまざまな動物たちと出会えるエディンバラ動物園も、観光客から人気です。こちらの動物園では、絶滅危惧種を含め、約200種類の動物が飼育されています。エディンバラ動物園には、地元の人たちもよく訪れています。
エディンバラの市街地からエディンバラ動物園までは、バスで約15分。 料金は、1.5〜4ユーロ(約188〜500円)です。
Royal Zoological Society of Scotland, 134 Corstorphine Rd, Edinburgh EH12 6TS イギリス
エディンバラ動物園をGoogle Mapで見る
photo by:rosn123/ Shutterstock.com
エディンバラの高級住宅街にあるジョージアンハウスは、18世紀の有名な建築家ロバート・アダムスが設計した建物です。当時の面影を残す豪華なダイニングルームや家具調度品などは、こちらのスポットの見どころになっています。
ジョージアンハウスはエディンバラ城に近い場所にあり、アクセスするときの方法もほぼ同じです。カールトンヒルからこちらのスポットがあるエリアまでは、バスで約20分ほどで到着します。バスを利用する場合の料金は、1.5〜4ユーロ(約188〜500円)ほどです。
7 Charlotte Square, Edinburgh EH2 4DR イギリス
ジョージアンハウスをGoogle Mapで見る
いかがでしたでしょうか。
エディンバラには日本でも使われているバスや電車などの交通手段が現地で暮らす人や旅行者に利用されています。その中でも特にトラムは、運行時間の間隔が短く、待ち時間が少なく済むという点でおすすめの移動手段と言えます。
これからエディンバラを訪れる予定のある方はぜひこの記事の各交通機関の利用のポイントを押さえ、快適にエディンバラでの生活を過ごしてください。
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