【2023年版】エディンバラの治安は大丈夫？現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介

エディンバラを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。

特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。

そこで今回はエディンバラの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。

なお、エディンバラ留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
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エディンバラの治安概要

世界中から観光客が訪れる街。観光客を狙った軽犯罪は比較的多いです。スリや置き引きなどは、観光名所や人通りの多いストリート、広場で起こることが多いです。

レストランやお店によっては観光客に高額の料金を不正に要求してくるお店もあったりするようです。怪しげなお店や人には近づかないように気をつけましょう。

昨年は犯罪の発生件数が増加

それでは実際に近年のエディンバラの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。

罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。

その上で、2022年にエディンバラで発生した犯罪件数は下の通りです（※1）。

2022年、エディンバラでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生件数が増加しました。犯罪発生率の推移を見ると、凶悪犯罪の発生率は近年増加しており、窃盗犯罪は一旦下降し、また上昇し始めていることが伺えます。

また、2022年の犯罪発生率を日本、イギリスの平均値と比べると下の通りです（※2、3、4、5）。

地域	凶悪犯罪	窃盗犯罪
エディンバラ	1485.2件	2540.9件
イギリス平均 （スコットランド、北アイルランドを含まない）	3,869.7件	2,736.6件
日本平均	51.6件 （ハラスメントを含めない）	327.0件

※10万人あたりの犯罪発生件数

エディンバラの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。特に窃盗犯罪はスコットランド平均よりも高く、街へ出る際には手荷物への一層の注意が必要です。

イギリス国内で発生している具体的な犯罪

イギリス国内へ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年イギリス国内で発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。

在英国日本国大使館の職員を名乗る人物からの金銭要求詐欺

在英国日本国大使館の職員を名乗る人物から、マネーロンダリングに関わっている疑いがあるため、裁判費用を支払うように求める連絡がくる事案が発生しています。 （※6、7）

大使館職員が私的なトラブルに関与することはなく、面識のない人をマネーロンダリングの疑いで警察に通報ことはありません。心当たりのない送金は行わないよう注意を促しています。

セントポール駅付近での暴行強盗事案

朝8時頃、ロンドン中心地のセントポール駅付近のベンチに座ってスマートフォンを操作していたところ、突然アフリカ系の男性に地面に倒され、スーツケースと鞄を取られる事案が発生しました。本件は大声をあげて助けを求めたため、犯人が怯んだ隙に奪い返すことで物的被害を逃れることができました。 （※6、8）

スマートフォン操作時に窃盗被害に遭うケースが複数発生しているため、スマートフォン使用時は周囲の状況に十分注意するよう、在英国日本国大使館は注意喚起しています。

エディンバラでの犯罪・トラブル事例

ここではエディンバラで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。

トラブル（1）スリ

エディンバラ城など観光客のたくさん集まるスポットでは、人込みに紛れてスリを働く犯罪者も多く発生しています。すれ違いざまに財布などを抜き去られるだけでなく、いわゆる「ケチャップスリ」や警官を装ったスリもよく見られます。

スリのターゲットにされやすい人は、例えば大きなリュックサックを背負っていたり、ブランド物で着飾っていたりします。いかにも「海外からの旅行者です」という雰囲気のため、犯罪者の目にも留まりやすいのです。

トラブル（2）窃盗

窃盗、特に置き引きの被害に遭う観光客は後を絶ちません。観光ガイドを確認するために地面へ荷物を置き、少し目を離した隙に…という被害や、レストランのテーブルへ置きっぱなしにしたバッグを盗られる被害などが発生しています。

警戒心の緩い観光客は、自分の荷物からうっかり目を離してしまうことが多いです。そのため、窃盗犯から油断した隙を突かれやすいと言えます。

トラブル（3）車上荒らし

車上荒らしはエディンバラのみならず、スコットランド全体で頻繁に発生しています。カーナビやカーオーディオ、タイヤのスチールなどがターゲットになるようです。

特に、路上駐車された無人の車などは非常に狙われやすいでしょう。車の中に荷物を置いたまま外へ出るのも、リスクが高いので控えた方が良いです。

トラブル（4）空き巣

エディンバラはスコットランドの中でも、特に空き巣が多い都市だとされています。高級住宅地や商業地などお金を持っている人が集まる場所に、犯罪目的の人も多く集まってきます。

無人だったり、短時間でも施錠せずに出かけている家は格好のターゲットになります。

トラブル（5）暴行

街の中心部から離れたエリアでは、喧嘩や暴行事件などが多数発生しています。またイギリス全体で違法薬物が社会問題化しているため、錯乱した中毒者に暴行を受ける恐れもあります。

夜間の街中や人気のない場所では特に、巻き込まれないよう注意が必要です。さらに、サッカーの試合が行われた日の夜も、熱狂的なサポーター同士で喧嘩や暴行が発生するため注意が必要とされています。

トラブル(6）詐欺

エディンバラでは警察官役と一般人役の人物がグルになり、観光客や外国人に詐欺を働く事件もよく見られます。

始めに一般人風の人物が話しかけてきて、その後警察官風の人物が両者に身分証明書や財布の提出を要求。観光客に財布が返却された時には、すでに現金やカードが盗まれているというものです。

これは観光地や繁華街で頻繁に発生している詐欺の手口で、観光客が主なターゲットになっています。

エディンバラで身を守るために気をつけるべきポイント

上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、エディンバラに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。

ポイント（1）貴重品はしっかりしまい、荷物を死角に入れない

まずは、貴重品をスリの手が届く場所に置かないことが大切です。財布やパスポート・キャッシュカードなどはカバンの奥底にしまっておきましょう。

それに加えて、荷物が自分の死角へ入らないようにします。リュックサックや斜め掛けのバッグなどはどうしても死角に入ってしまうのでおすすめできません。街中を歩くなら、例えば小さなウエストポーチに必要最低限の物を詰め、ジッパーを常にしっかり閉じておくのが良いでしょう。

ポイント（2）荷物から目を離さない

窃盗の被害に遭わないためには、まずは荷物から目を離さないことです。地面に荷物を置いてガイドブックを見たり、休憩がてらスマホを触ったりするのは避けましょう。

またトイレなど短い間であっても、その場を離れるなら必ず荷物も一緒に持っていきます。さらに、窃盗は街中だけでなく人気のない路地裏や住宅街などでもよく発生する犯罪です。

ひったくりや強盗であればケガや命の危険もあるため、そういった場所には不用意に近づかないようにしましょう。

ポイント（3）高価な物は外から見えないように、短時間でも油断しない

盗めそうな品物が車外から見えると、窃盗犯はこちらをターゲットにしてきます。

カーナビやオーディオなど高価な物は外から見えない場所に設置するのが、車上荒らしを防ぐ第一のポイントです。バッグや財布なども同様に、外からはなるべく見えない場所に置きましょう。

第二に、車から離れる際は短い間でも窓を閉め、ドアにロックをかけます。そして第三に、人気の無い場所での駐車はなるべく避けます。空き巣を防ぐポイントも同様です。

短時間の外出であっても、ドアと窓のロックをしているか毎回チェックしましょう。そして住居はいつも人通りの多い賑やかなエリアがおすすめです。

ポイント（4）様子のおかしな人や怪しいエリアからはすぐに離れる

喧嘩や暴行事件に巻き込まれないためには、不審な挙動の人物や集団には近づかないのが一番です。

事件が発生しやすい夜間の街中や人気のない路地裏にも近づくべきではありません。また具合の悪そうな人や困っていそうな人がいても、手助けをしようとは考えない方が安全でしょう。

薬物中毒や犯罪目的のため、突如豹変して暴行してくる可能性もゼロではないためです。

ポイント（5）他人を簡単に信用しない

エディンバラでは警察官を装ったスリや詐欺が多発しています。一見信用できそうな人物でも、実は犯罪者であるケースが少なくないということです。

もし現地で警察官を名乗られたら簡単に信用せず、まずは「ID番号」を見せるように要求してください。本物の警察官には全員に割り振られています。

実際にエディンバラでトラブルに巻き込まれたら

もしエディンバラでトラブルに巻き込まれたら、緊急時はいずれの場合も「999」に電話してください。

イギリスでは警察・救急・消防への連絡がこの番号に集約されているためです。999に電話したら、どんな対応が必要かを伝えます。

例えば警察に来てほしければ「police,please（ポリスプリーズ）」、救急車を呼びたければ「Ambulance, Please（アンビュランスプリーズ）」です。これだけでそれぞれの部署へ繋いでもらえるので、名前や現在の状況など聞かれたことに答えていきましょう。緊急でない場合は、「101」でエディンバラ中心部を管轄する警察署に繋がります。

地元の警察や救急に対応してもらったら、続いては大使館に連絡します。特にパスポートの盗難に遭った場合は、かならず大使館か総領事館へ連絡してください。

なぜなら、必要な手続きを取ればパスポートを新しく発行してもらえるためです。またすぐに帰国しなければいけない場合であれば、「帰国のための渡航書」を発行してもらえます。

この他にも、大使館は警察へ届け出る際のアドバイスや、家族との連絡をとるためのサポート、日本から送金する方法も教えてくれます。お金の立て替えや盗まれた物の捜索までは対応してもらえませんが、困った時の相談先としてはかなり有効です。

トラブルに遭ってどう対処したらいいか分からない時は、ひとまず在英日本大使館か在エディンバラ日本総領事館に連絡してみましょう。日本大使館はロンドン、在エディンバラ総領事館はエディンバラ空港から車で20分ほどのエリアにあります。エディンバラの中心部からは10分ほどです。

在エディンバラ日本国総領事館情報

在英国日本国大使館情報

エディンバラで気をつけるべきエリア

エディンバラの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。

注意エリア（1）リース

リースはエディンバラの中心部から北にある港町ですが、薬物やアルコールの絡む事件や喧嘩が多発しています。

治安の悪さは地元でも有名で、過去には帰宅途中の女性を狙った性犯罪も発生しているとのことです。夜間は特に注意が必要ですが、昼間でも路地裏など人気の無いスポットには近づかない方が安全でしょう。

ちなみに、リース港ではイギリス王室の船であったブリタニア号が公開されています。そのため観光客も良く集まりますが、そうした人々を狙う犯罪が発生しないとも限りません。観光中も油断はせず、観光が終わったら寄り道せずにすぐエリアを出ましょう。

注意エリア（2）ロージアンロード

エディンバラのほぼ中心部に位置し、観光客でいつも賑わっているエリアです。

ただしそれだけに、スリや窃盗などの犯罪が多発しているエリアでもあります。また人気の少ない夜間になると治安が悪化するとも言われており、一日を通して十分な対策が必要です。

持ち歩く現金や貴重品は最低限に留め、荷物からは常に目を離さないようにしておきましょう。危険そうな場所には近づかないことも大切です。

注意エリア（3）マレーフィールド

エディンバラ空港からのアクセスも良く、普段は高級住宅街として治安良好なエリアです。

しかし、ある特定の日だけは気を付けた方が良いでしょう。それは、ラグビーの試合があった日です。マレーフィールドにはスコットランド最大のラグビースタジアム「マレーフィールド・スタジアム」があります。

よって試合後には興奮したサポーターが大量に街へ放出され、何かの拍子に喧嘩や暴動が発生することが懸念されるのです。騒ぎに巻き込まれないためには、試合の日だけはこのエリアに近づかないことをおすすめします。

またもしもスタジアムへ観戦に訪れた場合には、どちらかのチームカラーの服を着て街中を歩くのは危険です。相手チームのサポーターを刺激し、いきなり絡まれる恐れがあります。

エディンバラ治安情報まとめ

いかがでしたでしょうか。

エディンバラでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには貴重品はしっかりしまい、荷物を死角に入れないや荷物から目を離さないなどの対策とる必要があります。

また、エディンバラの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはリースとロージアンロードです。

これからエディンバラを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。

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ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

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