エディンバラ観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポット7選とイベント・グルメ情報まとめ

エディンバラでは、エディンバラ城をはじめ多くの押さえておきたい観光スポットがあります。観光だけでなく、ご当地のグルメやイベントを楽しむのもおすすめです。

今回はそんなエディンバラでも特におすすめの観光スポットやイベント、グルメを厳選してご紹介したいと思います。

本記事は2024年7月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではイギリス・ポンドをGBPと表記、為替レートには2024年7月22日時点での情報を参照し、1GBP＝208円で計算しています。

エディンバラってどんな街？

エディンバラはイギリス・スコットランドに位置する街です。1707年、イングランドと合邦するまではスコットランド王国の首都として栄えた歴史を持ちます。

その歴史を感じられるような、重厚感のある美しい街並みが見どころです。街の南部に広がる旧市街と、その北側に18世紀に整備された新市街は「エディンバラの旧市街と新市街」という名前で1995年に世界遺産登録されました。

旧市街の断崖にそびえ立つエディンバラ城や、かつてエリザベス2世の公式滞在地でもあったホリールード宮殿など、歴史のあるスポットには事欠きません。

中世の雰囲気が残る街並みだけでなく、質の高い展示を誇るミュージアムを巡ったり、スコットランド名物のグルメを楽しんだりするのも良いでしょう。

エディンバラ城

旧市街の西側にそびえるエディンバラ城は、エディンバラを象徴する存在。キャッスル・ロックと呼ばれる小高い岩山の上にたち、要塞として使われてきました。

場内には、市内最古の教会やスコットランド歴代の王の宝石や王冠などが展示されています。6世紀ころに起源となる砦がつくられ、その後、11世紀にスコットランド王マルカム3世が建築しました。

15世紀にスコットランドの首都となり、300年もの間、王の居住地・牢獄などとして使われてきました。かつての城として街を支えてきたこの場所は、現在も衛兵がいて、城の警備をしています。13時には衛兵が大砲を鳴らし、時間を知らせてくれます。

ホリールード宮殿

エリザベス2世のスコットランドの公式滞在先として利用されていたホリールード宮殿。もともとは、1128年に修道院として建築されました。

北西の塔にあるメアリー女王の部屋で、夫のダーンリー卿が女王の目の前で秘書を殺害したという血生臭い事件も有名です。

15世紀からはスコットランドの王の居住地としても利用されました。宮殿の敷地内には、寺院の跡、礼拝堂、ギャラリー、居室、ホールなどがあります。

日本語のオーディオガイドを聞きながら見学すると、より理解が深まりますよ。

クイーンズ・ギャラリー

2002年、ホリールード宮殿に併設オープンしたクイーンズ・ギャラリー。王室所蔵のコレクションを展示しています。

王室コレクションは17世紀オランダ美術やイタリア・ルネサンス期の作品、写真やオブジェなど圧倒的な質の高さを誇ります。しかし他の美術館に貸し出される機会が少なく、夏の間にロンドン・バッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリーでしか展示されない作品もあります。

時期によって展示作品の入れ替えがあるため、最新の展示内容は公式ホームぺージを確認しておきましょう。

ロイヤル・マイル

エディンバラ城からホリールード宮殿までをつなぐ約1.5km（1マイル）の石畳の道が、ロイヤル・マイルと呼ばれています。かつて王族が馬車に乗って行き来していたこの通りは、現在は観光客の多く訪れるエディンバラで人気のスポットです。

通りには、カフェやレストラン、パブといった飲食店から、お土産屋、雑貨などのショップも立ち並び、ショッピングストリートになっています。中世の建造物が残り街並みが美しく、散策して楽しむこともできます。

スコッチウイスキー・エクスペリエンス

スコッチウイスキー・エクスペリエンスはエディンバラ城の目の前、ロイヤルマイルの西端に位置する体験施設です。約1時間のツアーを通して、名産のスコッチウイスキーを見て味わって学ぶことができます。

ウイスキーの樽に乗って歴史や製法を学んだ後は、解説を聞きながらウイスキーを試飲すると、スコッチウイスキーの奥深さを感じられるでしょう。予算やスケジュールにあわせて、ツアーの種類が選べます。

国立スコットランド美術館

国立スコットランド美術館は、18世紀後半に建築されたネオ・ゴシック様式の建物です。プリンシズ・ストリートから歩いていけるところにあり、人口の丘ザ・マウントの上に築かれました。

ラファエロやベラスケス、ゴッホやモネなど名だたる巨匠の作品が集まり、スコットランドの美術館の中でも屈指の西洋絵画コレクションを誇ります。

また、有料の特別展やイベントも行われます。美術館内には、レストランやカフェが併設されていて、一休みしながら1日楽しめます。

カールトン・ヒル

カールトン・ヒルはプリンシズ・ストリートの東端に位置する海抜171mの丘です。

丘の上にはアテネのパルテノン神殿を模倣した建造物がありますすが、建築中に資金がつき現在まで廃墟のような状態で残されてきました。他にも複数のモニュメントや銅像が無造作に建てられ、異世界にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
丘の上からは、エディンバラの街並みやフォース湾を一望することが可能です。夕暮れの風景はノスタルジック、夜景はロマンチックで息をのむような美しさです。

プリンシズ・ストリート

エディンバラ・ウェバリー駅を降りてすぐの大通りで、エディンバラのショッピングの中心ストリートです。旧市街（オールドタウン）と新市街（ニュータウン）を結び、バスやトラム（路面電車）も多く出ています。

ストリートには、人々の憩いの場であるプリンシズ・ストリート・ガーデンや作家のウォルター・スコットを称える記念塔が面しています。

エレファント・ハウス

エディンバラは、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者として有名なJ・K・ローリングが暮らした街です。

作者はプリンシズ・ストリートにほど近い場所にあるカフェ、エレファント・ハウスに通い第1巻を執筆していました。このことから、聖地として多くのファンに親しまれています。

しかし、2021年8月に起きた火災によりカフェは休業状態に。現在はゾウの描かれた赤い外観を見学可能です。

フォース・ブリッジ

エディンバラの世界遺産は、旧市街や新市街だけではありません。エディンバラの郊外、フォース湾に架かるフォース・ブリッジも、2015年に世界遺産に登録されています。

橋が建造されたのは1890年です。イギリス全土で鉄道網が発展しつつあった当時、強風による落橋事故が多発したことを受け、鋼鉄を使った強風に強い鉄道橋として設計されました。全長はなんと2530m。橋や鉄道マニア向けスポットでなくても圧倒される美しさを持つ橋です。

エディンバラで開催されるイベントは？

夏のエディンバラでは、世界中から観光客が集まるイベントが開催されています。ここからは、エディンバラで開催される有名なイベントについて紹介します。

エディンバラ・フェスティバル・フリンジ

エディンバラ・フェスティバル・フリンジは、毎年8月に3〜4週間かけて行われる芸術祭です。街のあちこちにステージが設置され、世界中のパフォーマーがショーを披露します。

音楽ライブやダンス、演劇や大道芸など演目のジャンルはさまざまです。アマチュア・学生から世界的に有名なパフォーマーまで出演し、人々を楽しませます。

ショーの時間や場所はパフォーマーによってさまざまなため、公式サイトを確認しましょう。

ミリタリータトゥー

ミリタリータトゥーは、スコットランド最大級とも言われるお祭りです。

毎年8月上旬から下旬の夜、エディンバラ城のエスプラナード広場にて、伝統衣装を身にまとった軍楽隊や兵士がパレードを行います。見どころは何と言ってもバグパイプパフォーマンス。バグパイプの荘厳な音色と一糸乱れぬ行進を楽しめます。

プロジェクトマッピングや打ち上げ花火などの演出も必見です。

エディンバラで外せないグルメ・お土産は？

観光だけでなく、グルメやお土産探しも楽しみたいところ。ここからは、エディンバラを訪れたら外せないグルメやお土産を紹介します。

ハギス

ハギスとは、伝統的なスコットランド料理のひとつです。ミンチした羊の内臓にオート麦やたまねぎなどを加え、羊の胃袋に詰めて茹でています。

日本の料理にはなかなかない見た目ですが、スコッチウイスキーとの相性は抜群です。エディンバラではロイヤル・マイルやプリンシズ・ストリート沿いに、ハギスを取り扱う飲食店が点在しています。

ショートブレッド

エディンバラでお土産を買うなら、スコットランドの伝統的なお菓子であるショートブレッドがおすすめです。

ショートブレッドに使われる主な材料は、小麦粉と砂糖、バターと塩。ボロっとした食感と素朴な味わいが特徴で、クッキーやビスケットとはまた違ったお菓子です。

土産店だけでなく、スーパーや駅の売店などでも手軽に購入できます。

エディンバラ観光を楽しむためのアドバイス

エディンバラ観光では、歩きやすい靴の用意はマストです。

エディンバラ城とホリールード宮殿を結ぶロイヤル・マイルをはじめ、中心部は石畳の道や坂道が多くなっています。歩きやすい靴で徒歩観光を楽しむのが良いでしょう。

ほとんどの観光スポットは徒歩でカバーできますが、路線バスやトラムを活用して効率よく移動するのもおすすめです。

また、南側の旧市街と北側の新市街を結ぶように、クロースと呼ばれる狭い路地が点在していますが、街灯が少ないため夜は歩かないほうが無難です異世界に迷い込んだような雰囲気に魅了される観光客が多く、写真撮影スポットとしても人気ですが、特に女性の一人歩きには注意しましょう。

エディンバラ観光まとめ

中世の町並みが残り、街全体が世界遺産にも登録されているエディンバラ。エディンバラの魅力は、なんといってもその歴史のある建造物や美術品です。エディンバラ城やカールトン・ヒルなどの高台へいけば、街全体の素晴らしい景色を一望することもできます。

以上、エディンバラの人気観光スポットやイベント、グルメやお土産をご紹介しました。

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