【2024年版】ブライトンの治安は大丈夫？現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介

ブライトンを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。

特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。

そこで今回はブライトンの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。

なお、ブライトン留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ブライトン留学

ブライトンの治安概要

世界中からリゾートや観光に多くの人が訪れる街。観光客を狙った軽犯罪は比較的多いです。スリや置き引きなどは、観光名所や人通りの多いストリート、広場で起こることが多いです。

レストランやお店によっては観光客に高額の料金を不正に要求してくるお店もあったりするようです。怪しげなお店や人には近づかないように気をつけましょう。

昨年は凶悪犯罪・窃盗犯罪の発生件数が増加

それでは実際に近年のブライトンの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。

罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。

その上で、2022年にブライトンで発生した犯罪件数は下の通りです（※1）。

2023年、ブライトンでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生件数が増加しました。犯罪発生率の推移を見ると、窃盗犯罪は近年発生率が下降傾向にあるのに対し、凶悪犯罪の発生率は増加傾向にあることが伺えます。

また、2023年の犯罪発生率を日本、イギリスの平均値と比べると下の通りです（※2、3）。

地域	凶悪犯罪	窃盗犯罪
ブライトン	3,802.0件	3,260.6件
イギリス平均 （スコットランド、北アイルランドを含まない）	3,869.7件	2,736.6件
日本平均	51.6件 （ハラスメントを含めない）	327.0件

※10万人あたりの犯罪発生件数

ブライトンの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。特に近年を暴行・傷害の増加に伴い凶悪犯罪の発生率は高まっているので、滞在中は身の回りに一層注意をする必要があります。

ブライトン近郊で発生している具体的な犯罪

ブライトン近郊へ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年ブライトン近郊で発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。

在英国日本国大使館の職員を名乗る人物からの金銭要求詐欺

在英国日本国大使館の職員を名乗る人物から、マネーロンダリングに関わっている疑いがあるため、裁判費用を支払うように求める連絡がくる事案が発生しています。 （※5、6）

大使館職員が私的なトラブルに関与することはなく、面識のない人をマネーロンダリングの疑いで警察に通報ことはありません。心当たりのない送金は行わないよう注意を促しています。

イーストボーンビーチでの強盗事件

2023年に、イーストボーンのビーチで、5人組の男に脅され、財布やパスポートなどの貴重品を強奪される事案が発生しました。（※7、8）

日本人は多額の現金を持ち歩いていると考えられる傾向にあり、犯罪者のターゲットになりがちです。周りに疑わしい人がいないかどうか常に注意を配り、防犯意識が高いと感じさせるような振る舞いを心がけるよう、在英国日本国大使館は注意を促しています。

ブライトンでの犯罪・トラブル事例

ここではブライトンで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。

トラブル（1）スリ

ブライトンは、ロンドンや他のエリアに比べると犯罪の被害は少ない地域です。ただ、観光客狙いのスリは多く、ビーチやゲームセンター、ナショナルレールの駅構内やバスといった場所では、荷物の管理はしっかりしたほうがよいでしょう。

観光客は、現金を持っている、パスポートを持ち歩いているということから、スリや犯罪にも巻き込まれるケースがよくあります。

トラブル（2）窃盗

ブライトンでスリと同じくらい注意をしたいのが、置き引き、ひったくり、強盗といった犯罪です。

ゲームセンターでは、睡眠薬をジュースなどに混ぜて眠らせて強盗するというケースもあり、観光客や留学生は狙われやすいといえます。カフェやレストランでは、目を離した隙にバッグがなくなっていたり、人が少ない通りでひったくりに遭うということもあるので気をつけましょう。

トラブル（3）車上荒らし

ブライトンはロンドンからも近いのでレンタカーを利用して訪れるという人もいるでしょう。日本よりも車上荒らしや車に関するトラブル、犯罪は多いので、車を停める時は注意が必要です。

駐車場に停めても人がいなければ、ドアをこじあけて、カーナビや貴重品を盗んでいくケースが相次いでいます。

トラブル（4）空き巣

ブライトンは大学や語学学校が多いことから留学生にも人気の地域です。長期滞在をする場合、現地で部屋を借りるという人もいるでしょう。

そこで注意をしたいのが空き巣による犯罪です。空き巣は留守宅を狙って泥棒に入ることをいい、ブライトンでも住宅地で多発しています。

海外では空き巣のような犯罪は日本よりも多く、トラブルに巻き込まれてしまったというケースもよく耳にします。部屋を借りる時は安全性を重視しましょう。

トラブル（5）暴行

ブライトンはパーティーピープルが多い街といわれ、夏の観光シーズンは、イギリスやヨーロッパ各地から人が訪れます。

夜間は、お酒に関するトラブルも多く、パブやナイトクラブではちょっとした口論が暴行事件に発展することもあります。ビーチや路地裏では、女性を狙った痴漢や性犯罪も多く、日本人が被害者になる可能性もあるので注意してください。

ブライトンで身を守るために気をつけるべきポイント

上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、ブライトンに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。

ポイント（1）貴重品から目を離さない

海外で日本人は、現金を多く持っていて隙が多いと思われています。ブライトンではATMや両替所からつきまとわれたり、バスや鉄道で荷物から目を離した瞬間を狙ってお財布やパスポートを盗まれるというケースがあります。

お財布をスリに狙われて、現金だけでなくクレジットカードを不正使用されるというケースもあるので、お財布は犯罪者の目につく場所には置かない、必ずバッグにしまうというように、常に注意をするようにしましょう。

ポイント（2）人通りが多い場所を歩く

スリや置き引き、ひったくりは人目が少ない所を狙って犯罪を犯します。

路地裏や人が少ない通りよりは、大通りや人が多い所の方が安全です。特に女性が1人歩きをする時は、人通りが多い場所を歩いた方が助けも呼びやすいですし、危険な目にも遭うことも避けられます。

夜間に外出する時は、グループもしくはタクシーで移動するようにしましょう。

ポイント（3）車は人目がある所に駐車する

ブライトンで車で移動をするときは、人目がある場所に駐車をするというのがポイントです。人目があれば、車上荒らしもしにくくなります。

当然、座席に荷物や貴重品を置いたまま車から出ない、しっかり施錠するということも大事でしょう。また、車上荒らしの他に、自転車泥棒もいるので、二重で鍵をかける等、盗まれないように注意してください。

ポイント（4）部屋を借りる時は治安の良い場所を選ぶ

ブライトンには語学学校も多いので、留学生向けのアパートやハウスも少なくありません。部屋を借りる時は学校から通いやすいだけでなく、人通りが多い、治安が良い場所というのも重視しましょう。

また、セキュリティがしっかりしていれば、不在時に空き巣に入られるということも避けられます。旅行で家を空ける時は、ルームライトは点けた状態で、郵便物は溜めないようにするということも、空き巣から守る大事なポイントです。

ポイント（5）トラブルに巻き込まれないようにする

盗難などの犯罪やケンカといったトラブルに巻き込まれないためには、酔っ払いや薬物中毒者、不審者には近寄らないようにすることが大切です。

パブやナイトクラブ、ゲームセンターは、犯罪者の溜り場になるので、お酒をおごってもらったりして、トラブルになるということもよくあります。正義感からケンカの仲裁に入ってケガをするということもあるので、トラブルが起きている時は、近寄らず、警察に連絡をしましょう。

実際にブライトンでトラブルに巻き込まれたら

イギリスでは、警察、救急、消防全て緊急連絡は「999」にかけます。また、盗難の場合は「101」や「0207-230-1212」でも対応してもらえます。

ブライトンには、在日本領事館はなく、ロンドンにある日本大使館が問い合わせの窓口になります。

日本大使館では、お財布やパスポートの盗難、紛失の際の届け出方法を教えてもらえます。代行業務は行っていません。パスポートの再発行も大使館での対応です。

観光での滞在で時間がない時は、帰国時の渡航券が発給されます。こうした手続きは、ロンドンにある日本大使館で本人が直接行います。

領事部の電話は、18時以降はサービス内容のガイダンスが流れるだけなので、休日や夜間にトラブルに巻き込まれた時用に時間外の連絡先も控えておきましょう。体調を崩した時には、日本語対応の病院の紹介も対応しています。

留学でブライトンに長期滞在をするときは、犯罪等のトラブルだけでなく、病気やケガをしたらと思うと不安になるかもしれません。イギリスにはNHSという医療保険制度があり、留学生でもビザを発給する時に医療保険料を支払えば、医療費が無料になります。ただ、NHSを利用するにはGPというかかりつけ医の登録が必要です。

万が一のことを考えると、GPの登録及びNHSへの加入はしておいた方がよいでしょう。観光客は有料での診療になるので、必ず海外旅行保険の申し込みをするようにしてください。
在英国日本国大使館情報

ブライトンで気をつけるべきエリア

ブライトンの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。

注意エリア（1）ノースレーヌ

ブライトンの中心エリアといえる場所で、ショップが多く、お土産を買うのに最適な場所です。

人通りが多い所は犯罪も多く、ウィンドウショッピングをしている所を狙ってスリの被害に遭うということもあります。夜間は、昼間とイメージが違い、お酒に酔ったパーティーピープルや不審者に遭遇するかもしれません。

人が多い通りではありますが、言葉が通じない海外ということを考えると、怪しい人には近寄らない、手荷物の管理はしっかりすることが大切です。

注意エリア（2）レーンズ

レーンズは、ブライトンの中心部とは違う路地裏のエリアで、可愛らしい雑貨店やカフェが並んでいます。

カフェでは荷物から目を離すと置き引きに盗られるかもしれません。大通りではないので、暗くなれば人通りも少なくなります。人がいないということを狙って、強盗をする犯罪者もいます。夜間は立ち寄らない方が安全ですし、昼間も1人歩きはしない方がよいエリアでしょう。ブライトンのなかでも、スリや置き引き、ひったくりには、注意したほうがよいエリアといえます。

注意エリア（3）ブライトン・ピア

ブライトンは港町ということもあり、ビーチも観光地として人気があります。ブライトン・ピアは、桟橋の上にショッピングモールや遊園地、ゲームセンターがある、ブライトンの観光スポットのひとつです。

ブライトン・ピアのような場所は観光客狙いの犯罪が多く、ショッピングモールや遊園地ではスリと遭遇するかもしれません。ゲームセンターは不良の溜り場にもなりやすいので、ケンカやトラブルに巻き込まれるということもあります。

また、ショッピングモールやゲームセンターでは、女性へのナンパもあるので危険です。性犯罪を防ぐには、声をかけられても相手にしない、知らない人にはついていかないようにしましょう。

身を守るためには、こちらも夜間は1人で立ち寄らない、ゲームセンターには近づかないということが大切です。

ブライトン治安情報まとめ

いかがでしたでしょうか。

ブライトンでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには貴重品から目を離さないや人通りが多い場所を歩くなどの対策とる必要があります。

また、ブライトンの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはノースレーヌとレーンズです。

これからブライトンを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。

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ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

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