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英語レベル
LEVEL4よく使う表現はスムーズに使える
TOEIC 730 | TOEFL - | IELTS 5.0
不明
TOEIC - | TOEFL - | IELTS 5.5
HELPマーティンス校のIELTSコースで4ヶ月、IELTS Academic Moduleの試験対策をした。目的は海外の大学に留学すること。結果、目標スコアを取るための道筋は見えてきたが、最低限必要なスコアも未だ取得できておらず、厳しい状況である。同コースで数ヶ月勉強してもっと高いスコアを取っている学生はいるので、自分には何かが欠けているのだろう(若さ?)
【IELTSコースの詳細】
この学校には5つのコースがある。各コースの学生の割合はざっくりESL:40%、IELTS:30%、TOEIC:15%、TOEFL:10%、Business:5%くらい。この学校はテスト対策を強みとし、その中でもIELTSに力を入れていると感じられる。
IELTSコースの学生は、Academic ModuleかGeneral Training Moduleのどちらを勉強するか選ぶ。Academicの方がGeneralを選ぶ学生の2〜3倍いる。海外大学留学のためにスコアが必要な人はAcademicを選ぶことになるが、Generalに関してはスコアは必要ないけど英語力向上のためにIELTSを勉強したい人が選ぶ傾向あり。
IELTSコースでは毎日、インディビジュアルクラスが4コマ、グループクラスが1コマ、モーニングクラス、シャドーリーディングテスト、ボキャブラリテストがあり、毎週金曜日には模擬テストがある。
インディビジュアルクラスは1日4コマ。SpeakingとWritingに2コマずつ当てるのが標準的であるが、ListeningやReadingを勉強してもよいし、同じクラスで曜日ごとに違う科目を勉強するのもあり。SpeakingとWritingの授業では学校が独自に作成した問題集を使用する。Speakingでは、1問ずつ問題に解答し講師が間違いや改善点を指摘、宿題では問題の解答を紙に書いたり録音したりし、翌日講師が添削する。Writingでは、宿題で作成してきたエッセイを授業で講師が添削し改善していく。Writing Task2のエッセイは量が多く作成にも添削にも時間がかかるため、自分は火木の授業時間内と週末の宿題でエッセイを作成し、月水金に添削と次のエッセイのためのレクチャーをしてもらっていた。
グループクラスは1日1コマ。1ターム4週間のうち2週間でReading、残り2週間でListeningの対策をする。授業のやり方は講師によって異なり統一されていないが、多くはテクニックの説明、テスト実施、解説の繰り返しである。教材としてCambridge IELTSやCollins IELTSなどの市販教材のコピーを使用する講師が多い。1クラスの学生数は2〜4人、何らかの基準でレベル別に分けられている感じがする。
グループクラスで教わることはIELTSに特化した対策であり、基礎的な英語力を強化するための勉強ではないことに注意。テクニックは理屈では理解できても使いこなす力がなければ、授業に付いていけず、スコアも上がらない。そのような学生は、インディビジュアルクラスでもListeningとReadingを勉強し、自習にも相当な時間をかけるべきである。IELTS L:4.5, R:5.5の英語力ではグループクラスに付いていけなかった。
毎朝7時からのモーニングクラスでは、事前に渡された音声データと空欄のあるスクリプトを使用する。宿題でしてきたディクテーションの答え合わせと発音の練習をし、1人ずつ講師の前で読み上げてチェックを受け、合格したら終了。人によるが15〜30分で終了する。1クラスの学生数は5〜10人、授業のやり方は講師によって異なる。使用教材はCambridge IELTSなど市販教材から抜粋したものである。
各自16時までの空き時間にモーニングクラスで使用した教材でシャドーリーディングテストを受ける。テスト自体は数分で終わるが、練習にかなりの時間を取られる(自分は1時間必要)。他の宿題に追われて練習が間に合わず、テストを受けず罰金を払ったことが何度もある。個人的にはシャドーイング(スクリプトなし)での練習が良いと思う。完璧にできた時は爽快である。
20時からボキャブラリテスト。IELTS/TOEFLコースのボキャブラリテストは4択問題が全40問。うち20問は前日と同じ問題で、残り20問は新しい問題である。各問題では1センテンスの例文が書かれており、下線が引かれている語彙の同義語を選択肢から選ぶというもの。教科書の特定範囲から出題されるため、載っている例文の意味を理解し同義語を暗記すれば満点を取るのは難しくないが、毎日40個の例文と各語彙の同義語3〜5個を覚えなければならないため、2時間は勉強する必要があった。せっかく覚えてもすぐに忘れてしまうのが難点だが、長く続けていれば少しずつ効果が現れてくるので、時間をかける価値はある。そして、毎日採点結果を見て喜んだり悔しがったりしていたのは良い思い出である。
毎週金曜日にIELTSの模擬テストがある。Speakingは日中、筆記は20時半開始。授業で使ってるものと同じ学校独自の問題集の中から出題される。オフィシャルテストに比べて難しく採点基準も厳しい。採点結果は翌週水曜日ごろ返してもらえるが、反省してる暇もなく次のテストの日がやってくる。1週間の中で最悪の時間帯、やってる最中は眠く、終了後は興奮して眠れなくなる。模擬テストの目的は長時間のテストに慣れることだと思う。なお、TOEICの模擬テストも同じ時間帯に行われている。
【その他、特筆すべき点】
・校内でオフィシャルテストを受験できることは、この学校の最大のメリットである。部屋から試験会場まで徒歩20秒で行けることの何と素晴らしいことか。IELTSはバギオでは月1回の頻度で実施され、そのうちマーティンス校で受験できるのは2ヶ月に1回である。IELTSとTOEICに関しては、学校経由で申し込めば100%マーティンス校で受験できるようである。
・学校のあるビレッジ(住宅街)内の道路をランニングできる。但し、実際に走れる範囲は学校前からビレッジの出口までのわずか200mほど。学校前50mくらいは急坂、その先ビレッジの出口までゆるい下り坂になっている。学校前から逆方向にも急勾配の道は延びているが、セキュリティゲートがあり自由に行き来できない。舗装は荒れ気味、スピードバンプが数ヶ所あり、暗い時間帯はつまずいて転びそうになるが、そのうち慣れてくる。ビレッジ外の大通りに比べると交通量は少なく安全だが、日中はタクシー等がそこそこ入ってくるので邪魔に感じるかも。自分は毎朝6時から走っていた。
【実りある留学生活を過ごすためのポイント】
・オフィシャルテストを定期的に受験すると良い。授業や模擬テストの問題より易しいので、自信がつく。
・授業が役に立たないと思ったらその授業は放棄することも必要。学校のやり方に従って勉強するだけで弱点は改善されない。自分が正しいと思う方法を取るべきである。
この口コミは Takeshi Fujiyoshi さんが留学された当時の主観的なご意見・ご感想であり、 学校の提供するサービスを客観的に評価するものではありません。 あくまでも学校選定の一つの参考としてご活用ください。 現在と異なる場合がありますので、最新の情報はお問い合わせください。 詳しくは口コミに対する 口コミ運営ポリシーをご覧ください。
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