留学中のホームシックはいつから始まる？原因や症状、解消法を知って寂しさを乗り越えよう
- 2021/08/24
こんにちは。留学とワーキングホリデーの経験があり、3年間ほど海外に住んでいたMasakoです。
留学は楽しいことももちろんありますが、「なんだか日本へ帰りたくなってきた」と急に寂しくなり、ホームシックになる人も多いのではないでしょうか。
私自身も海外に滞在中の時に、何度かホームシックになったことがあります。
ホームシックは留学中になる人が多く、誰しもがなりえる症状です。ホームシックになる原因や対処法を知っておくと、ホームシックになったとしても、もっと楽観的に考えたりホームシックを解消することができます。
今回は、留学中のホームシックについて原因や対処法をご紹介するので、ホームシックで悩んでいる人はぜひ読んでみてくださいね。
［目次］
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留学中、ホームシックになるのはいつから？
留学中にホームシックになり、なんだか寂しくなることってありますよね。留学したことのあるほとんどの人が、ホームシックを経験しています。ホームシックはいつ頃からなるのでしょうか。
ホームシックとは「寂しい、故郷に帰りたい」と強く思う症状
ホームシックには、”故郷や家庭を懐かしみ、異常に恋しがる気持ち”という意味があります。
ホームシックは、留学で故郷を離れ、知らない土地、知らない人との生活に、故郷の家族や友人が急に恋しくなり帰りたくなる状態ですね。ホームシックは、男女問わず留学中に誰もが起こりえる症状だと思います。
ホームシックになるのは2、3ヶ月頃が多い
ホームシックになるタイミングは人それぞれ違いますが、留学し始めて2、3ヶ月頃の留学生活が慣れてきた頃に感じる人が多いです。または最初の留学生活に慣れる、3日目〜2週間以内にも寂しさを感じホームシックになる人も。
最初に寂しさを感じてしまうのか、最初はそんな余裕もなく留学生活に慣れた頃に感じるかのどちらかが多いようです。
私の場合、2ヶ月間の短期留学へ行った時は全くホームシックになりませんでしたが、1年間のワーキングホリデーに行った時には、2ヶ月目と7ヶ月目にホームシックになり、何度か帰国を考えました。
人によってはホームシックは一度だけでなく、ふとした瞬間に何度かやってくることもあります。
ホームシックになる期間はどのくらい？
ホームシックの症状は、当日〜2週間以内に解消される人が多いです。
その時の一時期の感情であることが多く、寝たり、日が経つと、気持ちが薄れ忘れている場合がほとんどのようです。ただ、1ヶ月以上ずっとホームシックが続いていて、毎日泣けてくるのなら精神的にも身体的にも負担がかかっているので無理は禁物です。
私の場合は、1週間ほど「日本に帰りたい、家族や友達に会いたい！」とホームシックになりました。
ホームシックになる時は、新しい環境や不安を抱えていることが多かったので、そういった時こそ人と一緒にいて楽しい時間を過ごすように心がけていました。友達といると自然と寂しさも消えていきましたよ。
ホームシックを放置すると心の病気に発展することもある
ホームシックは誰にでも起こり得ることですし、恐ろしい病気ではありませんが、放置しておくと心の病気に発展することもあります。
寂しい気持ちになり人と会いたくなくなり、部屋に閉じこもってしまうと、外に出るのが嫌になって引きこもってしまったりする可能性もあります。
2〜3日引きこもってすっきりすればいいのですが、1〜2週間も1人でいると一人で悪い方向へと考えてしまい悪循環になり鬱に発展するかもしれません。
ホームシックになった時こそ、人と会って話したほうが寂しい気持ちが和らぎます。
留学生活であらわれるホームシックの症状3つ
留学生活で「この症状はホームシックかな？」とわからないこともありますよね。ホームシック中にあらわれやすい症状は主に3つあります。
症状（1）意味もないのに涙が出て悲しい気持ちになる
ホームシックになると、急に意味もないのに涙が出て悲しい気持ちになることがあります。
ぽっかりと穴が空いたような寂しさに押しつぶされそうになったり、涙が止まらなくなったりする場合は要注意です。なにか嫌なことがあったわけではないのに、ふと涙が出てくるのもホームシックの症状です。
症状（2）日本にいる家族や友人との連絡を頻繁に取る
ホームシックになると、日本にいる家族や友人が急に恋しくなり、連絡を頻繁に取るようになる人も多いです。実家にいるときは面倒くさいと思って連絡を取っていなかった家族に電話をしたり、いつもより頻繁に友人に連絡するとホームシックの症状かもしれません。
私は一人になったり、新しい環境になった時に、よく母親や家族とテレビ電話をして「みんな元気で嬉しいな、会いたいな……これってホームシックなのかな」と思うことが多々ありました。
症状（3）食欲がなくなる、または食べ過ぎてしまう
ホームシックの症状で、食欲がなくなったり、または食べ過ぎてしまうこともあります。
留学による環境の変化で、知らない間に自分の中でストレスが溜まってしまいます。ストレスで元気がなくなり、食欲が減ってしまったり、イライラして食べすぎてしまうことも。
私の場合は、ホームシックで情緒不安定になった時に、食欲に逃げてしまい大好きなアイスクリームを毎日のように食べていると、気づいたら5kgも太ってしまいました。
留学中にホームシックになる3つの原因
留学中にホームシックになる主な3つの原因を紹介します。
原因（1）新しい生活に慣れない
ホームシックになる原因の1つは、「新しい生活に慣れない」からです。
留学は、新しい人、環境、違う言語での生活にいっぱいいっぱいになってしまいます。寮やホームステイでの生活、学校での勉強と新しい人間関係に慣れるまでは、孤独や不安に感じることもあり、ホームシックになりやすいです。
原因（2）英語が話せず自信をなくす
留学で「英語が話せず周りの人と比べて自信をなくす」ことは、誰しも一度はおとずれるのではないでしょうか。英語が上手く話せずに、授業についていけない焦りを感じたり、英語で発言することに怖くなったりと、できない自分に嫌気がさしてしまうこともあります。
自分の思い描いていた留学と現実とのギャップを感じ、家に帰りたく感じる人も多いです。
原因（3）友達ができない
ホームシックになる大きな原因の1つとして、「友達ができない」ということがあります。
留学先で日本人が少ない環境や、初めての留学では、どう話せばいいのかわからず周りとスタートが遅れてしまい不安になることもあります。特に初対面の人と話すのが苦手な人は、な友達ができるまでは、不安に感じてしまいホームシックになりやすいです。
ホームシックになりやすい人の特徴5つ
ホームシックになりやすい人には特徴が5つあります。
特徴（1）家族と仲がいい
家族と仲がいい人や、元々実家で暮らしていた人は特にホームシックになりやすいです。家に帰るといつも家族がいて、他愛のない話をしたり、ご飯を一緒に食べたりと、帰る家があるありがたい日常に気づき寂しくなります。
特徴（2）日本で友達が多い
日本で友達が多いと、留学中に友達同士の集まりに参加できずホームシックになることもあります。特に留学生活がうまくいっていないと、日本の親しい友人に無性に会いたくなることも。
私も留学中は友達の集まりに参加できず通知を見る度に悲しい気持ちになったので、日本に帰るまでの間は一時的にグループラインを抜けたことがあります。
特徴（3）SNSで友達の近況をよくみる
SNSで友達の近況をみてしまうのも、ホームシックになる原因の1つです。今ではインスタグラム、フェイスブックとお互いの近況を簡単に知ることができるので、友達同士で集まっているのをみると寂しくなったり、思い出に浸ってしまったりする原因になります。SNSは要注意です。
特徴（4）内向的で自分から積極的に行動できない
留学中に、内向的で自分から積極的に行動できない人もホームシックになりやすいです。留学では、周りと積極的に話したり、自分で行動する必要があります。
初めての留学だと特に、消極的になってしまい行動がなかなかできないですよね。しかし、自分から話しかけないと友達を作るチャンスも減ってしまいます。
特徴（5）英語を話すことに自信がない
英語を話すことに自信がない人もホームシックになりやすいです。英語を話す自信がないと、会話に参加するのも怖くなってしまいます。
私は留学当初、英語が聞き取れずに話すことに自信もなく、周りの話を聞いていました。何をしに留学をしたのか、自問自答して落ち込むこともありましたよ。
留学中にホームシックにならないための対策3つ
ホームシックにならないための対策があるなら、対処しておきたいですよね。留学中にホームシックにならないための対策を3つご紹介します。
対策（1）友達を作る
留学でホームシックにならない対策は、「友達を作る」ことです。
人は人といることにより安心できます。いつも一緒にご飯を食べる仲間や所属グループができると、自分の場所があり気持ちも安定します。みんな留学中は同じ不安を抱えていて、目的も似ているので自分が心を開けばすぐに友達を作ることができますよ。
対策（2）相部屋にして一人でいる時間を減らす
一人部屋の寮だと、寝る時や一人になった時に寂しく感じてしまうこともあります。人より自分は寂しがり屋だと思ったら、最初から2〜4人の相部屋を選んだり、ホストファミリーと生活できるホームステイを選びましょう。
今一人部屋で寂しい人は、語学学校やエージェントに相部屋に変えられないか聞いてみると空きがあれば変えてもらえるかもしれません。
対策（3）学校のイベントや集まりに積極的に参加する
学校のイベントや集まりに積極的に参加してみましょう。
留学先では、至る所で出会いがたくさんあります。学校で行われるイベントや、クラスメイトと出かけることもあるので、そういった機会があれば積極的に参加しましょう。新しい友達もできたり、今の友達ともっと仲良くなったりするきっかけになります。
留学中のホームシックを克服する方法や解消法4つ
留学中にホームシックになってしまった場合に、克服する方法や解消法を4つ紹介します。
解消法（1）誰かに話しを聞いてもらう
ホームシックになり寂しくなりつらくなった場合は、日本にいる友達や家族など、自分の本音が言える人に話を聞いてもらいましょう。
または留学先の友人やシェアメイト、クラスメイトにも話しをしてみると、気持ちをより分かってくれるかもしれません。共感してもらえると、ホームシックになるのは自分だけじゃないことに気づきますし、すっきりしますよ。
解消法（2）予定を作る
ホームシックになり、心の穴がぽっかり空いたような気持ちになった時こそ、予定をいれましょう。好きなことに熱中したり、気にする暇もないくらい忙しくしたりすると、いつの間にかホームシックだったことも忘れられますよ。
私の場合は、ホームシックに感じた時は、友達と出かけたり、仕事や英語の勉強の予定をあえてたくさんいれました。一人でいる時間を少なくすると、気づけば充実した留学生活を送っています。
解消法（3）我慢せずに泣く
ホームシックで涙がぽろぽろと溢れてきたら、我慢せずに思いっきり泣きましょう。上手く泣けない場合は、泣ける映画や悲しいことを想像して泣くとすっきりしますよ。
自分の感情を抑えて我慢してしまうと、もっとしんどくなるので、思いっきり泣いて、泣いた後に「私は頑張ってる。偉い。」と褒めてあげましょう。
解消法（4）留学の目的を思い出す
ホームシックになったら、なぜ自分は留学をしにきたのか本来の目的を思い出しましょう。ホームシックになると、気分も下がり留学生活が嫌になることもありますが、留学生活には終わりが必ずきます。今はホームシックでもいずれは帰国できるので大丈夫です。
留学生活が後悔して終わらないためにも、留学の目的を思い出しいつも全力で楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。
ホームシックがどうしてもつらいときは一時帰国も考えよう
ホームシックでどうしてもつらくて、耐えられない時は無理せずに一時帰国も考えましょう。
短期留学だと数ヶ月の辛抱ですが、1〜4年の長期で留学の場合は先が長くてつらいですよね。「留学中に一時帰国するなんてお金もかかるし、自分で決めたことなのに恥ずかしい」と思うかもしれませんが、全く恥ずかしいことではありません。
人には何事にも限界があるので、日本に帰りしっかりと休息しリフレッシュすることも大切です。お金の問題などもあると思いますが、どうしてもつらい場合は一度帰国することも視野に入れてみるのもありだと思いますよ。
まとめ
この記事では、留学中にホームシックになる原因やホームシックになった時の対処法をご紹介しました。
ホームシックは留学するほとんどの人が経験しますし、日常でもよく感じる自然な気持ちです。あなた一人だけではないので大丈夫ですよ。
留学中にホームシックになったほとんどの人が、長くても2週間以内に再び元気になっているので、一時的な感情である可能性も高いです。留学中にホームシックになったときこそ、友達と出かけたり話したり行動してみましょう。
そしてどうしても耐えられない場合は、一時帰国することは逃げではありませんし、1つの方法として考えてみてはいかがでしょうか。
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