カリフォルニア留学の費用はいくら?半年間の費用相場まとめ
アメリカへの留学を検討している方の中には、
「カリフォルニア州に留学したいけれど、留学費用が高そう……」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
カリフォルニアはアメリカの西海岸に位置し、ロサンゼルスやサンフランシスコなど中心的な都市が点在します。留学費用は1ヶ月でも50万〜60万円、1年では300万円を超えることが多いです。
しかし費用を抑えるコツを知っていれば、留学期間によっては数十万円ほど節約することは可能です。
そこで今回は、カリフォルニア留学にかかる費用、カリフォルニア留学のメリットとデメリット、費用をおさえるコツを順に紹介します。
今回の記事を参考に、カリフォルニア留学にかかる費用を大まかに理解しましょう!
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カリフォルニア留学にかかる費用相場(半年間)
まずは以下の留学方法ごとに、必要な費用を紹介します。
- ・語学留学
- ・大学留学
- ・インターンシップ
また費用は半年の留学をイメージして計算していますので、参考にしてみてください。
(1)語学留学
半年間の語学留学では、幅はありますが、安くて合計約228万〜高くて409万円の費用が必要です。おおよそ平均すると、300万円ほどでしょうか。
項目 | 金額 |
---|---|
学費 | 約60万〜90万円 |
滞在費 | 約70万〜120万円 |
生活費 | 約59万〜132万円 |
渡航費 | 約10万〜15万円 |
ビザ代 | 約1万8,900円 |
海外留学保険 | 約18万〜21万円 |
その他 | 約10万〜30万円 |
合計 | 約228万〜409万円 |
それぞれの項目について、詳しく解説します。
学費
半年ほど語学学校に通うと、約60万〜90万円が必要です。
- ・入学金:1〜2万円
- ・授業料:57万〜85万円
- ・教材費:2万〜3万円
授業料はカリキュラムの内容、学校の立地や規模、設備の充実具合などによって変わりますので、ご注意ください。
滞在費
滞在費は方法によって異なりますが、平均するとおよそ70万〜120万円です。
- ・ホームステイ:60万〜120万円
- ・学生寮:50万〜160万円
- ・シェアハウスやルームシェア:48万〜90万円
最も安いのは学生寮。食事と家具付きであることが多いので、出費を減らせるでしょう。
生活費
生活費には食費、日用品代、通信費、交通費などが含まれていす。合計すると、およそ59万〜132万円となります。
- ・食費:50万〜110万円
- ・日用品代:6万〜10万円
- ・通信費:0〜7万円
- ・交通費:3万〜5万円
食費については自炊をすればもっと安く抑えられますが、カリフォルニアは物価も高いので、外食を頻繁にすると高くなってしまうケースが多いです。
渡航費
カリフォルニアまでの渡航費は、往復で10万〜15万円です。
ビザ代
ビザは学生ビザとESTAを取得し、約1万8,900円を支払います。
- ・学生ビザ:約1万7,440円(160米ドル)
- ・ESTA:約1,526円(14米ドル)
海外留学保険
海外留学保険は保険会社のものに加入すると、18万〜21万円ほど必要です。
その他
何かトラブルが起きたときの対策として、10万〜30万円ほど予備の貯金を用意しておきましょう。ホームステイ先や学校を変更する、一時帰国するなど、万が一の事態に備えて少し多めに見積もっておくと安心ですよ。
(2)大学留学
半年間の大学留学では、約261万〜476万円の費用が必要です。少なくとも400万円ほどは見積もっておきましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
学費 | 約93万〜157万円 |
滞在費 | 約70万〜120万円 |
生活費 | 約59万〜132万円 |
渡航費 | 約10万〜15万円 |
ビザ代 | 1万8,900円 |
海外留学保険 | 約18万〜21万円 |
その他 | 約10万〜30万円 |
合計 | 約261万〜476万円 |
学費
認定留学(日本の大学に在籍しつつ、留学先での取得単位を日本でも振り返られる制度)などを想定すると、合計して約93万〜157万円の学費が必要でしょう。
- ・入学金:1万〜3万円
- ・授業料:90万〜150万円
- ・教材費:2万〜4万円
ただし大学を休学して留学する場合、日本で通っている大学への「休学費用」も支払うことになります。学校にもよりますが、およそ20万〜30万円は必要です。大学生は上記の金額にプラスして計算してください。
学校によっては休学費がかからなかったり、年間授業料の満額を支払う必要があったりするので、早めに大学側に確認しておくことをおすすめします。
交換留学の場合は留学先に対する学費はかかりませんが、日本国内で通っている学校の授業料は発生します。
滞在費
滞在費は平均するとおよそ70万〜120万円です。
- ・ホームステイ:60万〜120万円
- ・学生寮:50万〜160万円
- ・シェアハウスやルームシェア:48万〜90万円
特に大学の場合は学生寮が用意されていることが多く、食事が付いていることも。寮を選ぶことで、食費なども節約可能です。
生活費
半年間の生活費は人にもよりますが、合計するとおよそ59万〜132万円です。
- ・食費:50万〜110万円
- ・日用品代:6万〜10万円
- ・通信費:0〜7万円
- ・交通費:3万〜5万円
渡航費
渡航費は往復で10万〜15万円です。
ビザ代
ビザは学生ビザを取得し、1万8,900円ほど支払います。
- ・学生ビザ:約1万7,440円(160米ドル)
- ・ESTA:約1,526円(14米ドル)
海外留学保険
海外留学保険は、18万〜21万円ほど必要です。
その他
大学留学でも、10万〜30万円の貯金を用意しておきましょう。
(3)インターンシップ
半年間のインターンシップでは、約233万〜400万円の費用が必要です。こちらもおおよそ300万円ほどは用意しておくと安心ですね。
項目 | 金額 |
---|---|
学費(1ヶ月の語学学校への入学) | 約14万〜30万円 |
滞在費 | 約70万〜120万円 |
生活費 | 約59万〜132万円 |
渡航費 | 約10万〜15万円 |
ビザ代 | 約52万9,500円 |
海外留学保険 | 約18万〜21万円 |
その他 | 約10万〜30万円 |
合計 | 約233万〜400万円 |
学費
インターンシップを目的にしている人は、語学学校に通わない場合も多いです。ただし英語力に不安がある場合は、1〜3ヶ月だけでも最初に語学学校で勉強するのがおすすめです。ここでは、1ヶ月の学費を紹介しますね。
- ・入学金:1万〜2万円
- ・授業料:12万〜25万円
- ・教材費:1万〜3万円
1ヶ月だけ語学学校に通うならば、約14万〜30万円が必要です。インターンシップは学校に通う期間が少ないぶん、学費が安くなります。
滞在費
滞在費は平均すると、およそ70万〜120万円です。
- ・ホームステイ:60万〜120万円
- ・学生寮:50万〜160万円
- ・シェアハウスやルームシェア:48万〜90万円
生活費
半年間の生活費は合計すると、およそ59万〜132万円となります。
- ・食費:50万〜110万円
- ・日用品代:6万〜10万円
- ・通信費:0〜7万円
- ・交通費:3万〜5万円
渡航費
渡航費は往復で10万〜15万円です。
ビザ代
インターンシップでは、インターンシップビザ(J-1)を取得することが多いです。費用は52万9,500円ほど必要です。
- 【インターンシップビザ】
- ・申請料:約54,000円(500米ドル)
- ・申請許可書:約34万円(3,200米ドル)
- ・J1研修生用健康保険:約11万円(1,000米ドル)
- ・SEVIS費:38,000円(350米ドル)
またESTAも忘れずに申請してくださいね。
インターンシップビザ(J-1)についての詳細は、下記米国大使館公式サイトをご確認ください。
米国ビザ申請(交流訪問者ビザ)
- ・ESTA:約1,526円(14米ドル)
海外留学保険
海外留学保険は、18万〜21万円ほど必要です。
その他
インターンシップでも緊急時に備えて、10万〜30万円の貯金を用意しておくと安心です。
カリフォルニア留学の費用をおさえる3つのコツ
カリフォルニア留学は工夫することで、留学費用を節約できます。ここでは費用をおさえるコツとして、
- (1)授業の数を調整する
- (2)大学留学は交換留学を選ぶ
- (3)コミュニティ・カレッジに入学する
- (4)2ヶ国留学もおすすめ!
の3つを解説します。
コツ(1)授業数を調整する
学校にもよりますが、語学留学は授業の数を調整できることがあります。授業は1つあたりおおよそ2,000〜3,000円相当なので、ひとつ減らすだけでも数千円の節約が可能です。
また授業を減らすと自習の時間ができるので、英語力が定着しやすくなることも。授業数が少ないコースを選択するなど、授業数を工夫してみてください。
コツ(2)大学留学は交換留学を選ぶ
交換留学は、他の留学形態に比べて費用が抑えられるのがメリットです。
交換留学では基本的に留学先の大学に学費を払う必要がありません。正規の学生として入学する「正規留学」や、大学を経由せずに留学する「私費留学」と比較すると、交換留学は費用をそれほどかけずに留学することができます。
アメリカの学費は非常に高く、ハーバード大学などでは学費が700万円を超えます。交換留学は日本の学校の学費を払うことで現地の学費が免除されるため、世界の名門大学の授業をお得に受けることが可能です。
コツ(3)コミュニティ・カレッジに入学する
コミュニティ・カレッジとは公立の2年制大学のこと。主に地域住民や留学生向けに開講されており、英語や大学進学に必要な教養を身に付けることが可能です。
コミュニティ・カレッジの学費は、大学ほど高くありません。1年あたり54万〜130万円、半年に換算すると27万〜75万円と低価格です。
費用をおさえながら、英語力を高めつつ、成績やカレッジ次第では四年制大学への編入の道も開けます。
コツ(4)2ヶ国留学もおすすめ!
ここまでカリフォルニア留学の費用を節約する方法をお伝えしましたが、それでも「ちょっと高いかも……」と感じる人も多いのではないでしょうか。
費用をおさえたい場合、物価の安い国で留学してからカリフォルニアに渡航するのがおすすめです。例えばフィリピンなどアジアの国は、学費が1ヶ月あたり10万〜20万円と、アメリカほど高額ではありません。
また物価の安い国は長く留学できることも多いので、そのぶん英語力アップにもつながります。半年ほど留学することで、英語力に不安がある人でも問題なく、大学留学やインターンシップに挑戦できるかと思います。
特にフィリピンの語学学校では、マンツーマンレッスンが主体なので、英語初心者の方でも安心して授業を受けることができますよ。
語学力や費用に不安があるならば、2ヶ国での留学も検討してみてくださいね。
カリフォルニアに留学するメリットとデメリット
ここまでの紹介で、カリフォルニア留学にかかる費用事情は大まかにご理解いただけましたでしょうか?最後に、カリフォルニア留学のメリットとデメリットを簡単に紹介できればと思います。
メリット
カリフォルニア留学のメリットは、主に以下の5つです。
- ・気候が年間を通して温暖なので過ごしやすい
- ・語学学校や大学の数が多いので、選択肢も豊富になる
- ・英語以外のファッションや音楽、ダンスなどエンターテイメントも学べる
- ・日本からの直行便が多いのでアクセスしやすい
- ・日本人が多いので日本食や日本製品、日本語のサービスなどが利用できる
費用は高いですが、過ごしやすい、日本語のサービスが受けられるなど、安心して生活を送ることができます。特に初めて海外留学をする人は、安心して渡航できるかと思います。
デメリット
カリフォルニア留学のデメリットは、以下の3つです。
- ・観光スポットや遊ぶ場所が多いので勉強時間が減る
- ・交通手段が少ないので、不便を感じることがある
- ・日本人が多いので、日本語を話すことも多くなる
カリフォルニア州は日本ほど交通の便が発達していません。現地の人は車を使うことが多く、留学生にとっては不便を感じることも。中心エリアに住むなど、工夫が必要です。
また日本人が多いので、日本語を話すことも多いです。ただし日本人同士でも英語で話すなど、強い意志を持てば問題ありません。
まとめ
今回は、カリフォルニア留学にかかる費用相場を紹介しました。おさらいすると、留学方法ごとに必要な費用は以下の通りです。
- ・語学留学:約228万〜409万円
- ・大学留学:約261万〜476万円
- ・インターンシップ:約233万〜400万円
今回の記事を参考に、カリフォルニアへの留学を検討してみてくださいね。
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