事前に知っておけば怖くない!アイルランド留学の入国審査を流れや質問項目、回答例をご紹介
厳しいと噂されるアイルランドの入国審査に、不安を抱えていませんか。
特に英語に自信がなかったり、初めての海外渡航を迎える方は、入国審査官の英語の聞き取りや返答ができるか、心配になっていることでしょう。
アイルランドの入国審査は難しい印象がありますが、必要書類の準備をし、基本の質問内容を把握しておけば、審査をスムーズに通過できます。
この記事では、アイルランドの入国審査で必要になる書類や、質疑応答の内容などについてご紹介します。
入国審査で役立つ英会話フレーズや無料の英会話レッスンのご紹介もしているため、ぜひ最後までご覧ください。
なお、アイルランド留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
アイルランド留学前の準備の流れ
※記事内ではユーロを1EURと表記し、為替レートには2024年1月25日時点の情報を参照し、1EUR=162円で計算しています。
[目次]
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アイルランドの入国審査で準備しておくこと
アイルランドの入国審査では、以下の書類が求められます。
- ・パスポート
- ・入学許可証
- ・住所などの滞在先情報
- ・ビザ発給許可通知書
- ・帰りの航空券
入国審査の際は、手元に準備しておきましょう。
また、アイルランドは日本国籍の観光客・就労者・留学生に対し、3カ月以内の滞在であれば、ビザ未所持でも入国を許可しています。(※1)
しかし、留学・観光・ワーキングホリデーなど渡航目的に関わらず、アイルランドでの滞在期間が3カ月を超える場合、現地でビザの申請が必要です。
ビザの種類 | 特徴・対象者 |
---|---|
無査証入国(ビザなし) | 3カ月以内の語学留学 |
学生ビザ | 3カ月を超える語学留学、大学・大学院や専門学校への留学 |
ワーキングホリデービザ | 働きたい、あるいは観光や勉強など自由に過ごしたい18〜30歳 |
アイルランドのビザの概要については、以下の記事で詳しく解説しています。アイルランドに長期で渡航予定の方は、チェックしておきましょう。
【2024年版】アイルランド留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
アイルランド政府による水際・渡航措置は2022年3月以降すべて解除
新型コロナウイルス感染症が流行していた時期、アイルランドは外国人の入国に、厳しい制限を設けていました。
しかしアイルランド政府は2022年3月6日より、新型コロナウイルス感染症に関する制限をすべて撤廃しています。(※2)
2024年1月現在、日本人のアイルランド入国に関して、ワクチン摂取証明書・回復証明書・PCR検査陰性証明書の提示などは求められていません。
マスクの着用義務化も解除されているため、自己判断で感染症対策を行いながら、現地での日々を過ごしましょう。
アイルランドに入国する流れ
続いては、実際にアイルランドに入国するまでの流れを解説します。
ステップ1. 入国カードを記入
アイルランドへ向かう飛行機の中で、入国カード・税関申告書が配られます。内容を確認して、記入漏れや書き間違いがないように注意しましょう。
オーストラリアやベルギーといったシェンゲン協定国からアイルランドに入国する際は、入国カードは必要ありません。また、イギリスからアイルランドへ入国する場合は、飛行機で配られるイギリスの入国カードが必要になります。渡された際になくさないようにしましょう。
ステップ2. 入国審査
アイルランドの空港に到着したら、案内に従って入国審査カウンターに向かいましょう。
入国審査のカウンターは、「EUパスポートの人(EU passport)」と「EUパスポートではない人(non-EU passport)」に分かれています。日本人は「EUパスポートではない人(non-EU passport)」の列に並び、入国カードを提出します。
その後、入国審査官による質疑応答が行われます。主な質問内容は、以下の通りです。
・滞在目的
・滞在期間
・滞在場所
・仕事内容
・銀行の残高を証明できる書類の有無
後述する「アイルランドの入国審査で聞かれる内容」にて、質問内容の詳細と回答の例文をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
ステップ3. 荷物の受け取り
入国審査を無事に終えたら、荷物の受け取りをします。
荷物の受け取りゲートでは、航空便ごとにコンベアが流れています。自分が乗ってきた便のコンベアを、モニターで確認しましょう。
荷物を受け取ったら、税関検査・検疫へ移動します。
ステップ4. 税関検査・検疫
持ち込みに申請が必要な荷物を日本から持参した場合、税関検査・検疫で手続きが必要です。入国カードを検査官に手渡し、指示に従いましょう。
申請する物が特になければ、到着口へ向かいます。
ステップ5. 到着口へ移動
到着口に到着すれば入国手続きは完了です。空港からの送迎を留学先の学校に依頼している場合は、待ち合わせ場所に移動しましょう。
公共機関を用いて移動する場合は、バスの場所や時刻などを事前に確認しておくのがおすすめです。空港内は無料のWi-Fiが利用できるため、空港にいる間に調べておきましょう。
これで、アイルランドへの入国は完了です。
アイルランドの入国審査で聞かれる内容
アイルランドの入国審査で聞かれる主な内容は、滞在目的や滞在場所・期間などです。質問内容の英文と、回答例をご紹介します。
質問1. What’s the purpose of your visit?(入国の目的はなんですか?)
アイルランドへの入国目的は、高い確率で質問されます。渡航目的にあわせて回答を準備しておきましょう。
回答例:To study.(留学です。)
留学目的で入国する場合は、勉強のために渡航したことを伝えましょう。英文は、短くても問題ありません。
何を学びに来たのか聞かれることもあるため、その際は科目や学習予定の内容を答えましょう。また留学以外の目的でアイルランドを訪れた際は、その旨を伝えてください。
【その他回答例】
To study English at a language school.(語学学校で英語を学びに来ました。)
For Business.(仕事できました。)
I’m here for working holiday program.(ワーキングホリデーで来ています。)
質問2. How long will you stay here?(どれくらいアイルランドに滞在しますか?)
アイルランドでは滞在期間の長さによってはビザが必要になるため、滞在予定の日数を高い確率で聞かれます。また、滞在目的と期間を証明する書類のチェックをされることもあります。
回答例:I’ll stay for three month.(3カ月です。)
滞在期間は「for〇〇」の形式で答えます。滞在予定日数がはっきりとしていない場合は、おおよその期間を答えれば問題ありません。
【その他回答例】
I will stay within 3 months.(滞在は3カ月以内を予定しています。)
I'll return in a month when I graduate.(1カ月後の卒業の時期に帰国します。)
質問3. Where will you stay?(どこに滞在する予定ですか?)
渡航者の居場所を把握するために、滞在場所を聞かれます。ホテル名や語学学校の名前を伝えれば問題ありません。
回答例:Generator Dublin hotel.(ジェネレーターダブリンホテルです。)
滞在先名を伝える際、ホテルの予約情報や入学許可書などの提示を求められることがあります。すぐに見せられるように、滞在場所の情報は手元に用意しておきましょう。
ホームステイや友人宅に泊まる場合は、その旨を伝えれば問題ありません。
【その他回答例】
I will Stay with a host family in Smithfield(スミスフィールドにあるホストファミリーの家に滞在します。)
I have a reservation at 〇〇 hotel in Phibsborough.(フェブスバラにある〇〇ホテルに予約を取っています。)
質問4. What is your job(occupation)?(何の仕事をしていますか?)
アイルランドに滞在できるだけの十分な収入があるかどうかを確認するために、職業を聞かれることもあります。
退職して留学する場合、前職の業種名を答えれば問題ありません。
回答例:Student.(学生です。)
仕事について聞かれたら、現在の職業や前職を答えてください。社会人は「Office worker(会社員)」ですが、英語表現としてはふさわしくないため、「engineer(エンジニア)」や「accountant(経理担当者)」など、職種を答えた方が良いでしょう。
また、無職やフリーターの場合も、表現に注意が必要です。
【その他回答例】
I work part-time at a cafe.(カフェでアルバイトをしています。)
I'm a homemaker.(主婦/主夫です。)
質問5. Please show me Deposit Balance Statement.(銀行口座の残高証明を見せてください。)
不法滞在や不法就労を防ぐために、残高証明の提示を求められることがあります。手元に、持参した残高証明書の用意をしておきましょう。
回答例. OK,this.(分かりました、こちらです。)
残高証明書に記載されている金額は、ビザなしの場合で、滞在期間がひと月につき500EUR(約8万1,000円)以上であることが必要です。ビザ申請予定の場合はひと月あたり700EUR(約11万3,400円)以上の金額が求められます。(※3)
条件を満たしていれば、証明書を見せるだけで問題ありません。
【その他回答例】
It's listed here.(ここに記載されています。)
Yes, please check it.(はい、こちらを確認してください。)
入国審査で知っておくと便利な英語表現
アイルランドの入国審査は、チェックが厳しいとされています。想定していた内容以外の質問を投げられることも、あるかもしれません。
準備していなかった内容を質問されることを想定して、以下の英会話フレーズを覚えておくと便利です。
Could you say that again?(もう一度言ってくれますか?)
Sorry, I couldn't hear you.(すみません、聞き取れませんでした。)
Could you speak in simple words?(簡単な言葉で話してくれますか?)
It's my first time in Ireland so I'm nervous.(初めてアイルランドに来たので緊張しています。)
I'm not good at English.(英語は得意ではありません。)
英語のやり取りがスムーズにできない場合は、その旨を伝えてください。英語に自信がないと分かれば、ゆっくり話したりよりわかりやすい単語に置き換えたりして、審査官が再度、質問をしてくれます。
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アイルランド入国時の注意点
アイルランドに入国する際、飛行機の乗り継ぎやトランジットの時間など、注意する点があります。
飛行機のチケットを予約する際は、以下の内容を確認しておきましょう。
イギリス経由で渡航する場合
イギリスとアイルランドは、共通旅行区域としての協定を結んでいます。そのため、イギリスを経由して日本からアイルランドに行く際は、イギリスでもアイルランドの入国審査を受ける必要があります。
入国審査の質問内容は、アイルランドの空港で行われるものとほとんど同じです。事前に内容を確認して、回答例を把握しておきましょう。
トランジットが発生する場合
トランジットの時間は、選択した便によって異なります。数十分で再出発する飛行機もあれば、24時間以上の滞在が必要になる飛行機もあるでしょう。
日本からアイルランドに向かう飛行機の多くが、経由地でその国の入国審査が必要になります。入国審査の完了までに3時間以上かかるケースもあるため、なるべくトランジットの時間に余裕がある便を選ぶのがおすすめです。
まとめ
入国審査が厳しいとされているアイルランドですが、事前に必要書類を用意し、質問内容と回答のパターンを把握しておくことで、問題なく審査を通過できます。
不安な方は便利な英会話フレーズを覚えたり、無料の英会話レッスンに参加したりして、入国審査の対策をしておくと良いでしょう。
この記事を活用して、アイルランドの入国審査に関する不安を解消し、目標を実現するための一歩を踏み出してみてください。
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【参考文献一覧】
※1...外務省海外安全ホームページ|アイルランド(参照日:2024年1月25日)
※2..在アイルランド日本国大使館|【新型コロナウイルス関連情報】アイルランド入国時の義務づけ終了(参照日:2024年1月25日)
※3..irishimmigration|Information on Student Finances(参照日:2024年1月25日)