アメリカ留学中にヨーロッパ旅行へ!おすすめの国から欧州旅行のコツまとめ | ボストン交換留学#07


ベルギーのグランプラス

こんにちは!ボストンに留学中のMayukoです。春学期が始まって早くも2ヶ月が経ちました。春学期とはいうものの、ボストンの寒さはまだ厳しく、基本的にいつも気温はマイナスです。

さて先日、秋学期と春学期の間(年末年始)に設けられている3週間の冬休みにを利用し、ヨーロッパ旅行を楽しんできました。アメリカ留学中にヨーロッパ旅行するのはとてもおすすめな選択肢なんです!

今回はそのヨーロッパ旅行の様子からおすすめな国、旅行する時のコツ、費用面までまとめて共有したいと思います。アメリカ留学中、休み期間の過ごし方の参考になりましたら幸いです。

なお、アメリカ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
アメリカ留学

前回の記事はこちらから ↓↓

留学するならボストンもおすすめ!ボストンの魅力を現地からレポート | ボストン交換留学#06
こんにちは!アメリカ・ボストンに留学中のMayukoです。ボストンは東海岸にある学園都市で、留学先としておすすめな都市です。今回はボストンの特徴や魅力、おすすめスポットも合わせてお伝えしていきます。留学先の都市を選ぶ上でも参考になると思います!
2019/02/13
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アメリカの学生の冬休みの過ごし方

アメリカの大学では、ほとんどの学生は期末試験が終わるとともに実家に帰ります。私の大学は海外から留学している学生も多いのですが、それでもこぞって母国に帰ります。

実際に私は何度も「冬休みに日本に帰るのは楽しみ?」と聞かれ、その度に日本に帰らないことを伝えると「帰らなくていいの?寂しくないの?」と質問に合う感じです。休み期間中にクリスマスを挟んでいて、特に欧米の人はクリスマスは家族と過ごすもの、という認識があるからでしょう。

しかし、せっかく1年間のアメリカ留学なのに一度日本に帰るのは少しもったいないように感じ、それならアメリカから近いヨーロッパに旅行しよう!と決めました。ヨーロッパに滞在している知り合いがいたのも決め手です。また、私は冬休み中に大学の寮に滞在することができなかったため、旅行する以外の手段がありませんでした。

休み期間にヨーロッパ旅行をおすすめする理由

これはアメリカの東海岸に留学している方に限りますが、海を越えたらヨーロッパはとても近いです。ボストンからイギリスまでは飛行機で6時間ほど。日本からイギリスまでのフライトは直行便で約12時間ほど、ということを考えると近さが想像しやすいかと思います。

もう1つの良い点は英語力が落ちないこと。留学期間中に日本に帰国したら、英語をほとんど使わない環境に一度戻ってしまいますよね。アメリカに帰ってきた後、英語の環境に戻るのに時間がかかってしまうことが懸念でした。しかしヨーロッパ旅行中は、お店や宿でずっと英語を使う環境を維持できます。

今回のヨーロッパ旅行で行った国と移動手段


ロンドンタワー

期末試験が終わってから春学期授業初日までの、まるまる3週間をヨーロッパで過ごしました。行った国は、イギリスフランスオーストリアオランダノルウェードイツベルギーの7カ国!ルートもこの順番です。

主な移動手段は飛行機と電車でした。国境を電車で移動するのは、不思議な感覚でしたね。陸路はイギリス → フランス、ドイツ → ベルギーの2回で、他は全て飛行機を利用しました。飛行機には計6回乗りましたが、LCCを使えばかなり安く済ますことができます。例えば、WOW airwideroeNorweigian Airlinesなどです。

今回のルートは、一緒に回った友達や訪れた国にいる友達のスケジュールの関係で、少し複雑な回り方になってます。一般的な回り方ではなく、交通費が高くなってしまうルートなので、効率の良い回り方でしたら国同士をバスや鉄道をメインに使って移動することをおすすめします。


ドイツからベルギーへ高速鉄道

7カ国の中でおすすめの国

どの国も良かった点と気に入らなかった点があり、一番良かった国を決めるのは難しいです。今回は食べ物と景観の2点から、今回訪問した国の中からおすすめな国を紹介したいと思います。あくまで私個人の意見であることをご了承ください。

食べ物:伝統料理を堪能するならオーストリア

オーストリアには様々な伝統料理があります。日本では見かけないものばかりで、かつどれも美味しい!

特に気に入ったのは、Gulasch (グーラッシュ)というシチューです。ハンガリーが起源の料理で、ドイツでも食べることができるそう。濃い味のシチューと小麦粉のダンプリングの組み合わせが最高です。他にもシュニッツェル(カツレツのようなもの)、ザッハトルテなどが美味しかったです。


Gulasch

景観:街歩きを楽しむならベルギー

ベルギーの首都ブリュッセルは小さい都市なのですが、建物の外観がどこも綺麗。

その中でもグラン=プラスは群を抜いて美しかったです。世界遺産にも登録されている広場でもあり、ゴシック様式の建物と金の飾りが見事でした。この広場を中心に小さな道が四方八方に続いていて、街歩きに飽きることはありません。

アメリカとヨーロッパでの違い・驚いたこと

日本とアメリカでの暮らしを踏まえても、ヨーロッパは両国とも違う文化と生活スタイルがあります。「他の国(アメリカ)と日本の違いを知っているから、ヨーロッパと日本の違いもなんとなく想定できるだろうなあ」と思っていたのですが、違いに驚くことが何度もありました。

まずはドイツでは基本的に水が有料なところ!日本でもアメリカでも、水は基本的に無料ですよね。ドイツで水を頼んだ後にレシートをみたら2ユーロ(260円)と記載されていて驚きました。

また嘘のように聞こえますが、鍵の開け方と締め方が違う国がありました。ドイツとオーストリアの宿泊先で、鍵を開けることができずに10分ほど格闘しました。調べてみると、鍵の違いに困惑する日本人やアメリカ人は多いそう。鍵とドアノブの役割が一緒になっているのです。鍵をコントロールすると同時に、ドアをわずかに開ける必要があり、コツをつかむのに時間がかかりました。

他にも都市の規模の違いにも驚きました。アメリカの首都・ワシントンDC、日本の首都・東京、どちらも建物が密集していて、慌ただしい雰囲気ですよね。

しかしオランダの首都アムステルダムやオーストリアの首都ウィーンは、こじんまりとした街でした。建物も少なく、地元の人も観光客もゆっくり過ごしている印象を受けました。


アムステルダム

アメリカで半年間留学をしてみて、文化の違いには慣れたと思っていました。しかし、当然それぞれの国にそれぞれの特徴と文化がある、と再度確認することができました。

旅行費用について

3週間全て込み(交通費、食費、宿泊代)で25万円ほどでした。食費は4万円ほど、宿泊費5万円、入場料など1万円、交通費で15万円ほどです。

飛行機や泊まる場所を予約したのが旅行の1ヶ月前ということもあり、少し高くなってしまいましたね。特にヨーロッパからアメリカに帰ってきたのが1月5日。この日の前後はハイシーズンで、飛行機代が非常に高かったです。ヨーロッパ旅行を考えている方は、早めの予約となるべく閑散期を狙うことをおすすめします。

ちなみに19泊のうち8泊は友達の家に滞在しました。もし友達の家に滞在せずにAirbnbを使っていたら、もう少し宿泊費が必要になります。

ヨーロッパ旅行をするときのコツ

ヨーロッパを3週間周ってみて、気がついた旅行のコツを6つ共有したいと思います。

1. 学生証を持っていく


学生割引 フランクフルトで

ヨーロッパの観光地はとにかく学生に優しいです!学生証を見せると割引チケットを手に入れることができます。私が行った限りでは、どの国の学生証でも大丈夫でした。日本の大学に通っている方でも、University または studentと英語で書いてあれば有効かと思います。

博物館などに行くときはなるべく、「1 student ticket」と言うようにしていました。というのも、学生割引料金が書かれていなくても、尋ねると割引してくれるケースが何回かあったからです。

2. グーグルマップを活用

海外旅行で困るのは、慣れない鉄道やバスのシステム。聞き慣れない駅名や乗り換えのシステムも、Google Mapsがあれば問題ありません。Google Mapsは行き先とホーム名まで提示してくれますので、とてもわかりやすかったです。


Google Maps(パリの地下鉄は少しわかりにくいです。しかし、線ごとに色分けされているのでそれを目印にすることをおすすめします。電車が来る頻度も書いてあるので、移動時間の計算に便利でした。)

マップを使ってもわからない場合は、アプリの画面を見せながら地元の方に聞きました。発音が難しいので、マップを見せた方が断然通じやすいです。これはアメリカの旅行でも同じです!

3. ある程度の世界史を勉強していく


ベルサイユ宮殿

ヨーロッパ旅行をする際は、事前に世界史をおさらいすることをおすすめします。これは私が最も後悔している点。高校生の頃は日本史を選択していたため、世界史の知識はほとんどありません。ヨーロッパ旅行中に博物館や宮殿を多く訪れましたが、歴史の説明を聞いてもあまりピンとこなかったため、驚きや理解度が半減していたように思います。

4. 滞在先はAirbnbがオススメ

私は友人の家を除くと、ほとんどの国でAirbnbに滞在しました。値段が安いことはもちろん、その国の文化を知る上でAirbnbはおすすめです。ホストとの会話を通して、各国の国柄が垣間見えたり、地元の人だけが知るおすすめの観光名所や名物料理を知ることができました。Airbnbは安全面が懸念でしたが、全くトラブルを経験しませんでした。


Airbnbホストとの会話(困ったらチャット機能を使って、ホストと連絡が取れます。英語の勉強にもなります。)

5. 現金もある程度必要

ほとんどの場所でクレジットカードが使えましたが、たまに現金しか扱っていないお店もありました。例えば地元の小さなレストラン、一部のクリスマスマーケット、コインロッカーなどです。いざという時のために、少しだけ現金を持って行った方が良いでしょう。

6. 挨拶はその国の言語で

いろんな国に行きましたが、英語が通じなかったことは一回もありませんでした。

しかし簡単な挨拶(ありがとうございます、こんにちはなど)はその国の言語で言えるようになっていると良いです。たとえ挨拶だけであってもその国の言語で話すと、良い印象を持ってくれたことが少なからずありました。

まとめ

いかがでしたか?文化の違いを経験したり、おいしい各国の食べ物を試したりと貴重な経験ばかりの3週間でした。自分の抱いていたヨーロッパのイメージと現実の違いに気がつくことができたり、地元の人の優しさに触れられるのは、実際に旅行したからできたことです。

またアメリカ留学中にヨーロッパ旅行に行ったことで、日本だけでなくアメリカを別の視点から見る機会にもなりました。3週間ぶりにアメリカに帰国した時、アメリカの多様性やおおらかさに改めて気がつくことができましたね。

大学の課題もなく、久しぶりにゆっくりすることもできたため、とても良い冬休みになりました。これからヨーロッパに行くことを考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

過去の連載記事は以下から↓↓
# ボストン交換留学

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    この記事を書いた人

    Mayuko

    ボストンにあるノースイースタン大学に、交換留学生として1年間留学中です。日本では東京の大学で経営学を勉強していました。日々の生活や、ボストン・アメリカの魅力を伝えていきます。日本とアメリカの違い、意外と知られていないコツや体験も投稿していく予定です。英検1級、TOEFL ibt 101点、TOEIC 985点取得済み。留学経験なしで、独学で英語を勉強する方法もシェアします!趣味は街歩きと海外のYoutuberの動画を観ることです。

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