マルタの英語はどのくらい訛りがある?特徴やマルタならではの表現を紹介

マルタ 英語 訛り

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地中海に浮かぶ美しい島国・マルタ共和国。かつてはイギリスの植民地であったこともあり、マルタでは英語が公用語の一つとなっています。他の英語圏の留学先よりも費用が安く治安も良いため、日本人からも人気の語学留学先です。

ただし、マルタ英語にはマルタ訛りと呼ばれる特有の発音や言い回しがあります。そのため、マルタ留学に興味があるものの、訛りが気になるという人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、マルタ留学経験者が、マルタ英語の特徴や訛りについて特徴や現地で感じたポイントを中心にお伝えします。

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マルタ英語の訛りや発音の特徴

マルタ 英語 訛り 発音

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マルタは、ヨーロッパ・中東・アフリカの貿易拠点として栄えた歴史が長く、さまざまな国に占領されてきた過去もあります。その複雑な歴史が、マルタ言語に大きな影響を与えています。

ブリティッシュ英語寄り

マルタ英語の特徴は、イギリスの植民地だった背景からイギリス英語がベースとなっています。日本で触れる英語はアメリカ英語が主流で、英語のテキストや参考書もほとんどがアメリカ英語なので、イギリス英語の単語や言い回しの影響を受けたマルタ英語を聞き取りづらいと感じる人もいるでしょう。

さらに特筆すべき点は、マルタ英語はイタリア語やアラビア語の影響も受けている点です。マルタはイタリア・シシリア島に非常に近く、マルタのテレビ番組のほとんどがイタリア語で放送されています。また、マルタ独自の公用語・マルタ語はアラビア語の方言に分類され、文法もアラビア語と似通っています。

そのため、マルタ英語はイギリス英語にもない独特なリズムを持っており、これがマルタ訛りと呼ばれています。オーストラリアのオーストラリア英語、アメリカ英語、そして日本のカタカナ英語と似たようなものです。

「th」を「t」や「d」と発音しがち

マルタ語には「th」の発音がないため、英語を話すときも「t」や「d」に置き換えて話すことが多いようです。

Thank youのような分かりやすい単語やフレーズではそれほど問題ないですが、新しく覚える単語などであれば、聞き取れなかったり聞き間違ったりするかもしれません。

はっきり発音するので聞き取りやすい

英語とマルタ語はいずれもマルタの公用語ですが、マルタ語が第一言語、英語が第二言語です。英語は第二言語であることもあり、独特のリズムはあるものの、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアなど欧米の英語ネイティブ国と比べると、ゆっくり話す傾向があります。

また、はっきり発音する人が多く、単語と単語の音を繋げるリンキングも控えめです。そのため、英単語を聞き取りやすいので学びやすいと感じる人も多いでしょう。

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マルタで日常的に使われるマルタ語フレーズ

マルタ語フレーズ

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マルタの公用語は英語とマルタ語なので、英語を話しているときにもマルタ語の単語やフレーズが混じることがあります。マルタでよく使われているマルタ語のフレーズを覚えておくと、街で買物をするときやレストランで注文する際に便利です。

Grazzi

「Grazzi(グラッツィ)」は、イタリア語の「Grazie(グラッツィエ)」が元になったマルタ語です。意味はイタリア語と同じく「ありがとう」で、発音も似ています。短く簡単なマルタ語なので、普段の会話でも積極的に使ってみると現地の人との距離が縮まるでしょう。

Thank you ħafna

「Thank you ħafna(ハフナ)」は、「ありがとうございます」という意味です。Grazziと一緒に使って「Grazzi ħafna(グラチハフナ)」と使うこともあります。Grazzi単体との使い分けをマルタ人に尋ねてみるのも英語の練習になるかもしれませんね。

Mela

「Mela(メッラ)」は、「もちろん!」「だから~」「さて」「Yes」など、使う状況によって意味が変わる単語です。そのため、Melaの意味をマルタ人に尋ねてもなかなかはっきりとした答えが返ってきません。

ちなみに、マルタ人はとにかくこのMelaを非常によく使います。街を歩いている時や買物中、英語の授業でも耳にすることが多いでしょう。

Kemn

「Kemn(ケン)」は、「How much?(いくら?)」と値段を尋ねるときのフレーズです。発音しやすく使いやすいため、市場やスタンドで買物をしたいときに使ってみると良いでしょう。

Bonġu

「Bonġu(ボンジュ)」は、「おはよう」「こんにちは」といった意味を持ちます。軽く、「Hi」と挨拶するときにも使われます。これは日本でもよく知られているフランス語の挨拶「Bonjour(ボンジュール)」から来ています。

マルタは1798年にフランスのナポレオンによって支配されており、一時はフランス語が話されていました。現在でも、マルタ国民の1〜2割はフランス語を話せるとされています。

マルタ英語の訛りでよくあるQ&A

最後は、マルタ英語についてよくある質問にお答えしていきます。マルタ留学やマルタ英語において疑問や不安がある人は、ここで確認してください。

マルタ人の英語レベルは高い?

国立統計局が実施したマルタの技術調査によると、マルタに住む96%の人が英語を理解し、90.4%の人がマルタ語を、62%の人がイタリア語を理解することが分かっています。(※1)

そして、同調査によると英語を理解する人の60%以上が、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つの領域において高度な能力があると回答しています。マルタでは英語が公用語であることからも、マルタの英語レベルはネイティブといえるでしょう。

マルタ人の人柄は?

温暖な国あるあるですが、マルタ人は明るくてフレンドリー、陽気な人柄が特徴です。おしゃべりが大好きで、街中でも誰かの家の前でもいつも誰かが雑談をしています。

私が留学中に、語学学校の先生が日本に旅行に行ったらしく、帰ってきたら授業後に30分もどのような旅だったのか詳しく教えてくれたこともありました。

留学生が多いこともあり、英語が拙い人がレストランやキオスクでの注文に戸惑っても、聞き取りやすいように言い直してくれることもあります。

ただしどの国でもそうですが、すべての人が親切丁寧というわけではありません。マルタ人は車の運転となると、人が変わったように荒くなり、すぐにクラクションを鳴らします。しかし、国民性としては、親切で穏やかな人が多いので大きな心配は必要ないでしょう。

マルタで英語を学んで「マルタ訛り」がうつりませんか?

マルタ訛りのある講師の授業を受ける場合、完全に講師の発音を再現できる人であれば訛りがうつることはあるでしょう。しかし、日本人が完璧にネイティブの発音を身につけるのは至難の業です。毎日のように英語で仕事をしている人でも、ネイティブと同等の発音が身についていない人は多くいます。

留学で身につけたいのは、「ネイティブの英語」ではなく、多国籍の人に通じる「インターナショナルイングリッシュ(国際的な英語)」です。マルタの語学学校の講師は英語の教育法を学んでいるプロなので、あまりマルタ訛りは気にしないほうが良いでしょう。

実際にマルタの語学学校でも、日本語アクセントの英語を気にしてなかなか発言できない日本人は多くいました。しかし同様の英語レベルでも、他国から来た留学生は自国の訛りを気にせずどんどん発言する人が多いです。そのうち、会話のレベルに大きな差が出るようになっていたので訛りを気にしすぎることはおすすめできません。

マルタ留学をするメリットとは?

マルタ留学には他の英語圏にはない多くのメリットがあります。

イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアといった他の欧米への留学と比べ、マルタへの留学費用はかなり安価です。期間にもよりますが、欧米への留学と比較すると、半額以上安くなることも。

また、マルタはシェンゲン協定加盟国です。ヨーロッパの多くの国がシェンゲン協定に加盟しており、加盟国同士の移動では出入国審査がありません。そのため、電車やバス、飛行機とヨーロッパ中を気軽に旅することができます。私の場合は、マルタ留学時に一度学校を休学し、ヨーロッパの国々をバスや電車で5カ国ほど回りました。

マルタという国自体も、ヨーロッパ・中東・アフリカが交じり合った歴史や食文化、世界遺産の街並み、美しい地中海といった魅力あふれる国です。観光という面でも訪れる価値はあるでしょう。

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まとめ

マルタ英語には、独特の発音や言い回しの特徴があります。そのため、留学で英語を学ぶ際や街での会話では、マルタ訛りを感じることもあるでしょう。しかし英語はマルタの公用語であり、語学学校の講師もプロなので、英語を学ぶ上での心配はいりません

世界ではさまざまな訛りのある英語が話されており、それぞれの話者も訛りを気にせず自分たちの英語を話しています。マルタ訛りはもちろん、日本人の日本語訛り・カタカナ英語のままでも気にしなくていいのです。

マルタは食文化から自然、治安、国民性とどれをとっても魅力あふれる国です。マルタに魅力を感じた人は、ぜひマルタ留学にチャレンジしてみましょう。

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    この留学ブログを書いた人

    Hana

    Hana

    フリーランスの編集者兼Webライター。大学卒業時に、卒業旅行としてマルタに2週間留学したことをきっかけに、異文化に触れることへの楽しさを覚えました。帰国後、英語の学習を始め、数年したのちに会社を辞めてマルタに再度留学。同時にバックパックでヨーロッパ周遊1人旅を経験。日本に帰ってきてからも、マルタの友人と連絡を取り合ったり、日本で異文化交流の場に参加したりと、英語を使う機会を作っています。

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