こんにちは、イギリス・ロンドンに留学していたさやです。
ロンドンの大学に留学したいと考えているものの、どの大学を選べばいいか悩んでいる方も多いはずです。大学への留学は多額の費用がかかるので、学校選びは間違えたくないですよね。
そこで今回はロンドンにある大学や大学院の紹介、日本の大学との違い、大学を選ぶ際のポイントを紹介します。ロンドンの大学や大学院に実際に留学した方々の体験記も紹介しているので、ロンドンへの留学を検討する方にとって有益な情報を得られるはずです。
イギリス・ロンドンへの留学を検討しているなら、ぜひ参考にしてくださいね。
イギリスと日本の大学は多くの違いがあります。留学で「こんなはずじゃなかった」という事態に陥らないためにも、イギリスの大学と日本の大学の違いをしっかり理解しておくことが大切です。
イギリスにある大学は、ほとんどが国公立で教育の質にあまりバラつきがないことが特徴です。また、日本の大学は基本的に4年制ですが、イギリスの大学では基本的に3年制が採用されています。
学部・学科によっては実務研修が含まれる大学があるので、集中して専門的な知識や経験を得られます。1年次から専門科目に特化したカリキュラムが組まれており、入学後すぐに専門科目の履修が始まります。
学びたい科目や分野が明確にある場合は、イギリスの大学との相性が良いといえるでしょう。
イギリスと日本の大学は年度の始まる時期が異なるため、日本の高校や大学を卒業してから留学する場合、半年ほど空白期間が生じてしまう可能性があります。
日本では年度の始まりは4月でコースが終了する時期は3月ですが、イギリスを含めた欧米の年度の始まりは9月でコースが終了する時期は5月頃です。
授業の進め方も大きく異なります。
日本では教授が一方的に話すレクチャー型の講義が一般的なのに対し、イギリスでは生徒と教授がディスカッションしながら授業を進めるセミナー型の講義が主流です。
日本では馴染みの薄い授業スタイルなので初めは戸惑うかもしれませんが、自分の意見を発言する機会を多く得られるため、専攻分野をより深く理解できるはずです。
ここでは、ロンドンにあるおすすめの大学をまとめました。大学の特徴はもちろん、入学に必要な英語力や1年間にかかる費用の目安も紹介しています。大学選びに迷っているなら、ぜひ参考にしましょう。
インペリアル・カレッジ・ロンドンは、2007年にロンドン大学から独立した大学です。世界大学ランキングで常に上位にランクインするほど知名度の高い大学で、これまでに14人のノーベル賞受賞者を輩出しています。
以前では医学部・工学部・理学部に特化した大学でしたが、今ではビジネスや人文科学の分野でも高く評価されているのが特徴です。
インペリアル・カレッジ・ロンドンはイギリスの中で3番目に難易度が高いといわれる大学です。2020年時点では学生は36%がイギリス人、64%がヨーロッパやアジアなどからの留学生となっています。
英語が第一言語でない学生が多いため、他の大学と比べると必要な英語力は少し低めに設定されています。
学費 | 480万円〜520万円 |
---|---|
滞在費 | 100万円〜360万円 |
航空券 | 8万円〜15万円 |
ビザ料金 | 5万円 |
海外旅行保険料 | 12万円〜24万円 |
生活費 | 120万円〜300万円 |
合計 | 725万円〜1,224万円 |
ロンドンに属したユニバーシティ・カレッジ・ロンドンは、イギリスで8番目に歴史のある大学です。
2021年度QS世界大学ランキングで、これまで29人のノーベル賞受賞者を輩出しています。初代内閣総理大臣の伊藤博文が在籍していたことでも知られています。
学部は人文系からサイエンスまでさまざまな種類がありますが、特に医学・科学・法律で高い評価を得ています。
進学は超難関といわれています。英語力に関してもIELTSが7.0~7.5とかなり高いレベルが必要です。授業でも高い英語力が必要とされるため、留学前からしっかり準備する必要があるでしょう。
学費 | 468万円 |
---|---|
滞在費 | 100万円〜360万円 |
航空券 | 8万円〜15万円 |
ビザ料金 | 5万円 |
海外旅行保険料 | 12万円〜24万円 |
生活費 | 120万円〜300万円 |
合計 | 741万円〜1,172万円 |
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスは、社会科学に特化した大学です。社会科学分野においては、国際的にも高く評価されています。
卒業生から19人のノーベル賞受賞者を輩出していますが、特に経済学賞は13人が受賞していることが特徴です。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスから世界各国の首相や大統領を輩出していることでも知られています。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスへの進学は難関で、英語力はIELTSで7.0が求められます。
学費 | 336万円 |
---|---|
滞在費 | 100万円〜360万円 |
航空券 | 8万円〜15万円 |
ビザ料金 | 5万円 |
海外旅行保険料 | 12万円〜24万円 |
生活費 | 120万円〜300万円 |
合計 | 581万円〜1,040万円 |
1829年に創立したキングス・カレッジ・ロンドンは、イングランドで3番目に古い大学です。大学の卒業生は幅広い分野で活躍しており、ノーベル賞受賞者を12人も輩出しています。
また、ロンドン大学の附属カレッジの中で最も規模が大きく、9つの大学が設置され3万人近くの学生が学んでいます。
留学生は全体の4割程度で、質の高い教育を受けるために世界各国からたくさん集まっています。
キングス・カレッジ・ロンドンは、医学や看護学など医療関係の学部が特に有名です。これらの学部は専門的な用語が多いこともあり、入学条件には高い英語力が求められます。
学部によって求められる英語力は異なりますが、基本的にはIELTSで7.0がボーダーラインです。
学費 | 359万円 |
---|---|
滞在費 | 100万円〜360万円 |
航空券 | 8万円〜15万円 |
ビザ料金 | 5万円 |
海外旅行保険料 | 12万円〜24万円 |
生活費 | 120万円〜300万円 |
合計 | 604万円〜1,063万円 |
イギリスで3万人以上の学生が通う最大規模のカレッジであるロンドン・メトロポリタン大学。産業界や経済界とのつながりが強く、学生のキャリアづくりを手厚くサポートしてくれるのが特徴です。特に観光やITなどの専門MBAコースに定評があります。
これまで紹介した大学に比べると難易度は高くはありませんが、IELTS 5.5~6.0の英語力は必要です。留学生にとっては比較的入学しやすい大学といえるでしょう。
学費 | 198~218万円 |
---|---|
滞在費 | 100万円〜360万円 |
航空券 | 8万円〜15万円 |
ビザ料金 | 5万円 |
海外旅行保険料 | 12万円〜24万円 |
生活費 | 120万円〜300万円 |
合計 | 443万円〜917万円 |
大学や大学院に入学すると長期留学になります。多くの時間を現地で過ごすことになるので、どのような留学生活を送れるのか不安に感じる人も多いはずです。
ここでは、イギリスにある大学や大学院に留学した人たちの体験記をまとめました。彼らの体験記から学べることはきっとあるはずです。体験記を通してイギリス留学のイメージを持ちましょう。
ロンドンで駐在員として働きながら大学院に通う留学生もいます。仕事と勉強の両立はかなり大変そうですが、収入やキャリアを捨てることなく大学院に通えるのが大きな魅力です。社会人で留学を考えているなら参考にしたい体験記でしょう。
ロンドンでOL駐在員をしながら、大学院に通うという選択肢 | ロンドンOLの大学院生活#1
イギリスにある大学はほぼ国公立で質の高い教育を受けられます。ただし、大学や大学院はそれぞれ提供する学部や授業のスタイルが異なることも多いです。また、学費も学校によって違うので、どの大学や大学院が自分に合っているのか見極めることが大切です。
ここからは、ロンドン留学で大学や大学院を選ぶ際のポイントをまとめました。こちらを参考にして入学したい大学を検討してみましょう。
大学に進学するとなると、3年間の学費はもちろん生活費や滞在費などさまざまな学費がかかります。学生であれば時間に制限はありますが、現地で働くことも可能です。
ただ、できる限り勉強に集中したいと考える方もいるでしょう。そのような場合は、予算にあう学校選びが重要になります。
日本人の割合は少ないほうが、英語力の向上や国際的な交友関係を広げるためにはよいでしょう。初めて留学する人であれば、学校に日本人がいたほうが安心ですが、日本人同士で集まってしまい日本語で話すことも増えます。それでは、英語力は向上しないかもしれません。
そのため、留学先の大学にどのくらい日本人がいるのか確認しておくことも大切です。
ほとんどの大学では、さまざまなコースが提供されています。ただ学校によって得意分野は異なるので、自分の留学目的に合った勉強をしたいなら、どの分野に強いのかしっかり把握しておくことが大切です。基本的にイギリスの大学は教育水準が高いですが、評価に違いが出ることも多いので確認しましょう。
本記事では、ロンドンにある大学や大学院の紹介、日本の大学との違い、大学を選ぶ際のポイントについてご紹介しました。イギリスにある大学や大学院はそのほとんどが国公立で、質の高い教育を受けられます。ただし、学校によって大学や大学院の特徴や学費、難易度は大きく異なります。
多額の費用がかかるので、留学は絶対に失敗したくないですよね。ここで紹介したロンドンの大学や大学院を選ぶ際のポイントを考慮して、自分の目的にあう学校を選ぶことが大切です。現在イギリスへの留学を検討している方は、具体的な留学プランを立ててみてはいかがでしょうか。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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