こんにちは、アメリカ東海岸・ワシントンD.C.在住のRumikoです。アメリカには2016年から住んでいますが、アメリカの食べ物に馴染むのには時間がかかった方だと思います。日本とは違うことも多いので、初めてアメリカを訪れる人の中には、私のように戸惑う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、アメリカで有名な食べ物や口にあわない食べ物について紹介するとともに、アメリカの食べ物に関するさまざまな疑問を解決していきます。これからアメリカを訪れる人はぜひ参考にしてみてください。
アメリカは広大なので、その土地特有の食べ物もたくさんありますが、ここでは主に私の東海岸での経験をもとに記事を作成しています。
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アメリカに行ったなら一度は試してみたい定番の食べ物を紹介します。日本で食べられるものも多いですが、アメリカならではの味付けやサイズを一度試してみるのもいいかもしれませんね。
食べられる場所や有名店については、あればなるべくチェーン展開していて、かつ日本に店舗が少ない(またはない)ところをチョイスしてみました。
ハンバーガーは「アメリカの食べ物といえばこれ!」と多くの人が連想する、アメリカを象徴する食べ物ではないでしょうか。
ファストフードのチェーン店からちょっと値段が張るレストランまで、味も値段もさまざま。アメリカ全土で食べることができる料理といえます。付け合わせのフレンチフライ(フライドポテト)とも相性は抜群です。
Burger King、Shake Shack、Five Guysなど
フワフワのパン生地にたっぷりのとろけるチーズ、ジューシーな肉類や野菜を乗せて焼き上げたピザ。焼き上がりの香ばしい香りが食欲をそそりますよね。
大勢でワイワイ食べらて値段も手頃なピザは、アメリカで最も浸透している食べ物のひとつといえるでしょう。また、シカゴのディープディッシュピザなど、その土地ならではスタイルのピザも試す価値ありです。
Papa John’s Pizza、Domino’s Pizzaなど
パンに肉類やチーズ、野菜などを挟んだシンプルな料理ですが、バラエティが豊富でいろいろな味を楽しむことができます。日本のサンドウィッチとは違った食べ物といっていいでしょう。
ハムやツナ、フライドチキンやローストビーフなど、その時の気分次第で具材をカスタマイズできるのも嬉しいですね。ベジタリアン向けに野菜がたっぷり入ったメニューもあるので、健康を気にする人にもぴったりの食べ物です。
Panera Bread、Potbellyなど
ブリトーとは、トルティーヤと呼ばれる小麦粉でできたうすい生地で、各種具材を巻いた食べ物です。テックス・メックス(テキサス州発の、アメリカで食べられているメキシカン料理)の一種です。
具材にはチーズや肉類、米の他、うずら豆やサルサ、サワークリームなどがたっぷり入っています。見た目だけでなくボリュームもたっぷりで、ひとつでお腹がいっぱいになる食べ物です。
Baja Fresh、Chipotleなど
ハンバーガーとともに、アメリカの代表的な食べ物といえるでしょう。ボリュームたっぷりのジューシーで肉厚なステーキは、アメリカを訪れたならぜひ食べてみたいメニューです。
その他にも、部位や焼き方、付け合わせのサイドメニューなどで、自分好みにアレンジできるのも魅力のひとつだと思います。好みの重量を注文時に選べることがほとんどで、女性や小食の人でも心配をする必要はありません。
Logan’s Roadhouse、Outback Steakhouseなど
酸味の効いたピクルスと、プリっと焼き上がったジューシーなソーセージ。そこにケチャップとマスタードを好きなだけかければ、自分だけのホットドッグの完成です。
野球場などスタジアムの中にある売店でよく売られています。スポーツ観戦時などにおすすめの食べ物です。その他にも手軽なスナックとして、小腹が空いた時などに食べたいですね。
街中の出店やスタジアムのフードスタンドなど
寿司といっても日本のものとは全く異なり、カリフォルニアロールのように見た目も派手なのが特徴です。
健康志向の高まりもあり、日本の寿司は「Sushi」として、アメリカでも徐々に認知されはじめています。日本の寿司では使われていないような材料と調理方法で、その発想の豊かさにはしばしば驚かされます。
日本食レストラン、スーパーマーケットの惣菜売り場など
歯ごたえたっぷりのサクサクの衣に柔らかくてジューシーな鶏肉。フライドチキンは一度食べたら誰もが誰もがやみつきになること間違いなしです。
かつてはアメリカ南部の食べ物でしたが、今ではアメリカ全土で広く食べられています。ぜひ手を使って大胆に食べましょう。マッシュポテトやコールスローサラダ、ビスケットなど、サイドメニューの選択肢が豊富なのも嬉しいですね。
Chick-fil-A、Popeyes Louisiana Kitchenなど
マカロニ・アンド・チーズは茹でたマカロニにチェダーチーズを絡ませたアメリカの家庭料理です。
マカロニに絡み付いた濃厚なチーズが、子どもたちを魅了してやまない食べ物です。バターと牛乳を入れて作るインスタントタイプのものも広く販売されていて、手軽に食べることができるのも魅力のひとつといえます。
アメリカ料理を提供するレストランなど
カニの肉を使ったアメリカ独特の料理。その名の通りケーキのようなかわいらしい形をしています。私の住む東海岸ではよく食べられています。
カニの肉の旨みに独特のしょっぱい味付けが非常にマッチして、一口食べると思わず病みつきになってしまう味です。カニの肉を贅沢に味わえる上に、日本では食べられない味なので、機会があったらぜひ食べてみてほしいです。
スーパーマーケットの惣菜売り場、シーフードレストランなど
アメリカ滞在の初期の頃には、食べ物でびっくりするような経験をたくさんしました。大抵のことは時間とともに慣れていくのですが、時間が経っても慣れることができず、「正直口にあわないな……」と感じた食べ物を紹介します。ただし、あくまでも個人の主観なので、参考程度にとどめてもらえればと思います。
誕生日などのお祝い用のホールケーキやカップケーキなどのケーキ類です。スーパーマーケットなどでよく売られているのも目にすると思います。
理由は「とにかく甘いから」という一言に尽きます。日本人から見ると鮮やかな色付けが逆に毒々しく見えることがあり、あまりおいしそうだと思えないこともしばしば。
実際、味も甘すぎて、一口か二口食べると「もうたくさん」という気持ちになってしまいます。アメリカの甘いものには、全般的に日本のものよりたっぷり砂糖が使われているので注意しましょう。
プレッツェルといえばアメリカの有名なスナック菓子。独特の形をしていますよね。ですが……。
個人的には正直「どこがおいしいのか良くわからない」ものです。食べることはできるのですが、なんの味もしない乾燥してボソボソとした生地にしょっぱいだけの味付けは、私はどうしてもおいしいと感じることができません。
スナック菓子であれば、ポテトチップスやトルティーヤチップスなど、もっとおいしいものがたくさんあるのでおすすめです。
短いひもをひねったような形をしています。色もカラフルで、アメリカでは人気のお菓子です。
アメリカ人の友人に分けてもらって食べてみたところ、何とも形容しがたい謎の味でした。もちろんおいしくありませんでしたし、それ以来食べていません。トゥイズラーの他にも、アメリカのグミや飴の中には、日本人の口にあわないものが結構あると感じます。
日本とは全く異なるアメリカの食事情。不安に感じる人も多いと思いますが、事前に知っていれば、アメリカに行ってから大きくストレスを感じることも少ないはずです。ここでは、アメリカの食べ物について良くありそうな疑問と、それに対する回答を用意してみましたので参考にしてみてください。
レストランやメニューにもよるので完食できることも多いですが、一般的には日本の1食よりもサイズが約1.5倍は大きいと感じます。けれども「全部食べきれなかったらどうしよう」と心配する必要はありません。アメリカでは、レストランなどで食べきれなかった食べ物は持ち帰ることが一般的だからです。
会計の前に、テイクアウト用の容器をお願いすれば無料でもらうことができ、食べきれなかった食べ物をその容器に詰めて持ち帰ることができます。食べ残しを減らすこともできますし、1食の値段で2食分食べられると考えれば食費の節約にもなりますね。
ただし、中まで火が通っていない肉類や生魚を使った寿司などを持ち帰る場合は、基本的には自己責任で判断しましょう。
食べ物や個人の好みによっても意見が分かれるところですが、お店やレストランによって味や品質が大きく異なるのも事実です。そういう場合は、事前に口コミなどを調べてからお店やレストランを選ぶのがいいでしょう。個人的には日本人が書いた口コミがおすすめです。
また、訪れる場所が都市か田舎かによっても選べる食べ物の種類が大きく異なります。都市部を訪れるなら、アメリカの食べ物だけでなく世界各国の食べ物を味わうことができ、食べ物の選択肢はかなり多くなるでしょう。
訪れる場所でどんな食べ物の選択肢があるのか、アメリカに行く前に調べておけば不安も少なくてすむはずです。
店員が接客をしてくれるレストランではチップを渡すのが基本です。ちなみに、テイクアウトや、店内で食べる場合でも自分で食事を運ぶようなスタイルのレストランの場合には、チップの支払いは任意で、必ずしも支払う必要はありません。
チップの相場は食事の値段の15〜20%が相場といわれています。クレジットカード払いの時は代金に上乗せして支払うこともできますし、現金でも支払うことが可能です。
相場はあるものの、チップはあくまでも「気持ち」なので、店員の接客態度や料理の味などによって支払う側が金額を決めても大丈夫です。チップを支払うことも考えると、アメリカのレストランはやや割高に感じられるかもしれません。
これまで紹介してきた食べ物は、肉類が中心で脂っこいものばかりですよね。「野菜があまり食べられなさそう」という不安も良く理解できます。
しかし、アメリカでは、ベジタリアンやヴィーガンの食習慣を持つ人も一定数いるので、そういった人たちに配慮しているレストランも多く、ベジタリアン/ヴィーガン用のメニューは日本に比べて充実しています。
ベジタリアン/ヴィーガン用のメニューを注文したり、サイドメニューでサラダを注文したりするなど、工夫次第で野菜不足の解消は可能だと思います。
本記事では、アメリカの食べ物についていくつか紹介しました。私も、アメリカ滞在の初期の頃は日本との食べ物の違いに苦労し、食事自体が辛くなってしまった時期もありました。
けれども、だんだん舌が慣れてきて「苦手な食べ物」「あまり好きではないけれど食べられる食べ物」「好きな食べ物」がだんだん分かってきてからは、自分の好きな食べ物を選ぶコツをつかむことができました。むしろ今では日本にいた時以上に食を楽しむことができていると感じています。
ここで紹介した食べ物はあくまでもアメリカの食べ物のほんの一部にすぎません。さまざまな国にルーツを持つ人が一緒に暮らすアメリカ。大味といわれるのも納得できますが、同時に意外と奥が深いとも感じます。
訪れる地域にあるさまざまなお店やレストランを冒険してみるのも、アメリカ滞在の楽しみのひとつになってくれるでしょう。
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