高校生の留学を支援する制度や奨学金9つ!選び方とあわせて解説します

高校生 留学

こんにちは、高校時代にカナダ留学をしていたKanakoです。

「留学に興味はあるけれど、お金がかかりそう」と、諦めている方は多いのではないでしょうか。特に高校生はアルバイトして貯金することも難しく、かといって留学費用を親に頼むことも申し訳ない、と考える人は多いです。

しかし、高校生の留学を支援してくれる制度や奨学金はたくさんあります。特に給付型の奨学金を活用すると、返済の義務もありません。

つまり費用をおさえながら、憧れの留学を実現することが可能なんです。

そこで本記事では、様々な留学支援の制度から高校生向けのものを、有名プログラム、企業や教育機関、地方自治体に分けて合計9個ご紹介します。

費用の面で留学を諦めている方は、この記事を読んで留学を実現できるかどうか計画を立ててみてくださいね。

高校生の留学を支援する制度や奨学金は多い!でもどうやって選ぶ?

まず、留学支援制度や奨学金の選び方をご紹介します。

選び方(1)奨学金には給付型と貸与型の2種類ある

奨学金には、以下2つの種類があります。

  • ・給付型:返済不要のもの
  • ・貸与型:返済する必要があるもの

上記の大きな違いは、「返済する必要があるかないか」です。

おすすめは返済の必要がない給付型ですが、英語力や学校での成績など様々な条件があることがほとんど。そのためまずは給付型の奨学金に応募してみて、選考結果を待ちましょう。落選したら、に貸与型の奨学金を検討してみる形がおすすめです。

選び方(2)居住地などの条件がある

次に奨学金には応募の条件として、居住地や在籍している学校の所在地などを設けている場合があります。

特に地方自治体が提供している奨学金制度の条件によく見られます。その奨学金制度を提供している地域に在住、または在学している必要があります。

地方自治体の奨学金制度を利用しようとしている場合は、居住地などの条件があるかどうかまず確認しておきましょう。

選び方(3)留学先が限られることもある

留学支援制度や奨学金には、指定する留学先への渡航が条件となることもあります。

特に海外企業が出資しているものに多く、国に加えて留学先の学校まで指定されることもあります。

留学先にこだわりがある場合は、気になる留学支援制度や奨学金に渡航先などの条件があるかを確認しておいてください。

高校生の留学におすすめの制度やプログラム3つ

高校生 留学 支援

ここからは高校生におすすめの制度をご紹介します。

おすすめ制度(1)トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPANは、文部科学省が設けている留学推進を目的としたプログラムです。

目的は「将来世界で活躍する人材を育成すること」。そのために、2週間~1年間の期間の留学費用を全額負担してくれることがあります。

毎年かなりの人数への奨学金が提供されていますが、そのぶん応募者数も多いせまき門です。また出願するために留学計画や留学する目的など、しっかりと書類に記入する必要があります。

応募にあたっては留学目的をかなり明確にしたうえで、余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。

おすすめ制度(2)高校生外交官

高校生外交官プログラムとはその名の通り「高校生の外交官」として、日米の高校生が交流するものです。プログラムでは異文化を学ぶことで、将来の国際的なリーダーを目指すことを目的としています。

このプログラムは夏休みのうち3週間を利用して、アメリカに派遣されます。

留学中の過ごし方は普通の留学とは大きく異なります。ワシントンD.Cやニューヨークの要所を巡るツアーやアメリカの高校生とペアを組み10日間を過ごすホームステイ体験、アクティビティ、プレゼンテーションなどを通した文化交換など「外交官」という名前にふさわしい活動内容です。

選考は書類選考を通過した上で面接を受ける必要があるので、少しハードルが高いと感じるかもしれません。

しかしこのプログラムのおすすめポイントは、滞在費、食費、授業料などを含む参加費を支払う必要がないこと。プログラムに必要な費用はAIG損害保険株式会社、およびフリーマン財団からの協賛金や寄付金によって賄われているので、自己負担となる費用はほとんどありません。

参加者はパスポートの申請代などのみで参加できます。

おすすめ制度(3)TOMODACHI

TOMODACHIとは、米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップで、日米の次世代リーダーの育成を目的としているプログラムです。

具体的な活動内容としてはマイクロソフトなどの世界トップ企業への訪問、フィールドワークや社会課題に対するアメリカの学生とのディスカッション体験などが挙げられます。

このプログラムは東日本大震災の復興支援の一環として生まれ、教育、文化交流、リーダーシップなどを養うプログラムで構成されています。

このTOMODACHIには様々なプログラムがありますが、その多くが参加費無料。オリエンテーション会場への交通費などは自己負担ですが、あまり大きな金額ではありません。

対象は、主に東北地方の学生です。たくさんのことを学習できるプログラムなので、他の留学方法と異なり刺激的に感じるかもしれませんね。

高校生の留学におすすめの奨学金3つ【企業や教育機関】

次は企業や教育機関が提供している奨学金制度として、以下の3つを紹介します。

おすすめ奨学金(1)ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)奨学金

ユナイテッド・ワールド・カレッジ奨学金は、世界各国から選抜された高校生を対象に、国際理解教育やボランティアを通して、国際感覚豊かな人材を養成することを目的としています。

派遣期間は2年間。現在イギリス、カナダ、イタリア、ノルウェーなどにカレッジ(高校)を開校しているので、気になる国に留学できるチャンスとなるかもしれません。

支給額は全額支給のものや、保護者の所得によって決定されるものもあります。
是非募集要項で希望年度の条件等をご確認ください。

おすすめ奨学金(2)ICC高校留学【オーストラリア・ニュージーランド】

ICC高校留学は長期留学を目指す学生向けの奨学金です。「10代だからこそできる挑戦をしてほしい」という想いから生まれ、主にオーストラリアやニュージーランドへの留学を支援しています。

対象は1年間の留学のみであり、奨学金の対象校はニュージーランドの9校とオーストラリアの1校に限られています。

ちなみに奨学金のタイプは2つあるので、以下から自分が応募できるものを選んでください。

  • ・特待生:1年間の学費、およびICCサポート費用の一部が免除される
  • ・準特待生:1年間の学費の1/2相当、およびICCサポート費用の一部が免除される

学校や期間などは限定されてしまいますが、オーストラリアやニュージーランドに留学したい方は、選考に参加してみてはいかがでしょうか。

おすすめ奨学金(3)国際ロータリー 地区青少年交換プログラム

国際ロータリー 地区青少年交換プログラムは単なる語学留学ではなく若者が海外での様々な体験を通して、自らの国際理解を深めることを目的とした交換留学制度です。

交換留学ですので、外国人留学生の日本への留学も行われています。

留学生たちの使命は「日本と海外の架け橋となる」ことであり、この外国人留学生たちの支援も留学生として選ばれた生徒の活動の一環です。

またこのプログラムで負担されるのは1年間の留学期間の学費・生活費・毎月のお小遣いです。その他のパスポート申請費や渡航費等が自己負担となっています。

渡航先はアメリカ、イギリスなどの人気国からブラジル、メキシコなどの南米諸国、タイ、インドなどのアジア圏まで様々。多様な派遣先があるため、若いうちから多様な国の文化に触れることができるでしょう。

高校生の留学におすすめの奨学金3つ【地方自治体】

高校生 留学 支援

地方自治体も多くの奨学金制度を提供しているので、今回は数ある中から厳選して3つご紹介します。

おすすめ奨学金(1)【熊本県】熊本県高校生留学支援金

熊本県高校生留学支援金は、県内の高校に在籍していて、かつ高校在学中に1年間の留学を予定している人を対象に基準額50万円の支援金を支給しています。

この支援金の目的はグローバル人材の育成、高校生の英語力向上また海外進学への促進と位置づけられており、学長からの推薦や評定平均値4.0以上などの条件があります。

海外の高校へ1年間の留学を考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめ奨学金(2)【兵庫県】松本・土井アイリン海外留学助成金

松本・土井アイリン海外留学助成金は、兵庫県宝塚市に在住の方が対象の制度です。2年以上の留学が条件となっていますが、1度の留学につき60万円の助成金が提供されます。

選考は書類選考と面接のです。書類選考の中には小論文の選考もあるので、留学の目的を明確にしておく必要がありそうですね。

宝塚市に住んでおり、2年以上の留学を希望している方は応募してみてください。

おすすめ奨学金(3)【埼玉県】「埼玉発世界行き」奨学金支給制度

埼玉県には「埼玉発世界行き」奨学金支給制度があります。この奨学金制度は以下の2種類に分けられます。

  • ・一般奨学金:寄付金や県の積立で提供されるもの
  • ・冠奨学金:企業の出資によって提供されるもの

冠奨学金の対象は大学生なので、高校生での留学は「一般奨学金」を活用しましょう。種類によって募集条件は異なりますが、埼玉県内在住か、埼玉県内に在学していることが大きな条件です。

奨学金は大体50万円前後のものが多いので、留学費用の一部を負担することができるでしょう。

高校生の留学で費用をおさえる3つのコツ

高校生 留学 支援

ここまで高校生の留学を支援する奨学金を紹介しましたが、選考に落ちてしまうこともあります。その場合は、自分で留学費用を節約するのがおすすめです。

そこで最後に、高校留学の費用を抑える方法をご紹介します。

コツ(1)物価の安いアジア圏に留学する

留学先を物価が安いアジア圏にすると、留学費用を通常よりは抑えることができます。

なぜなら留学先の物価が安けお疲れ様です。れば、留学中の現地での生活費を抑えることができるうえに、留学の授業料などプログラム代も他の国に比べて少し安いことが多いからです。その額は数十万円になることも。

留学中の生活を考えて物価が安い国に留学するだけでも、留学費用を抑えられるでしょう。

以下の記事では物価が安く留学しやすいおすすめのアジアの国をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
【2019年最新版】今、英語留学するならアジアが熱い!おすすめの国や人気の理由を解説

コツ(2)LCCの航空券を購入する

留学費用の中でプログラム代の次に大きな割合を占めるのが、航空券代です。

このチケット代をおさえるには、LCCを利用するのがおすすめ。最近ではLCCの本数や就航都市も多くなってきているので、希望の留学先への就航便が見つからないことはほとんどありません。

LCCは通常の航空会社に比べると機内が少しせまいなど、不便な部分もあります。しかしこれらを我慢できる場合は、LCCを利用する方が渡航費を大きく抑えることができるでしょう。

渡航先にもよりますが、数万円単位の節約が可能です。

以下の記事を参考に、賢く航空券を探してみてください。
留学での航空券の購入方法徹底解説!【Skyscannerを使ってみよう】

コツ(3)留学エージェントを賢く利用する

盲点かもしれませんが、留学エージェントを賢く利用することで費用を抑えられることもあります。留学エージェントは留学生に代わって留学先の学校や団体とのやり取りや書類の準備、提出をしてくれるなど、渡航前から渡航後まで手厚くサポートしてくれます。

エージェントによって料金は様々ですが、無料でサポートしてくれる会社も少なくありません。気になるエージェントを何社か比較して検討してみてください。

まとめ

本記事では、高校生のための留学支援制度を9つご紹介しました。

奨学金を給付するだけの制度もあれば、奨学金を提供している企業が運営する学校に派遣することが条件の制度など、様々なものがあります。また政府運営のものから地方自治体、民間など、その財源も多様です。

また留学支援制度には、基本的に選考があります。書類を記入したり、面接の練習をしたり、1つの選考を受けるだけでもかなりの時間を必要とするので、早めの準備を心がけてください。また、自分にあった奨学金を見つけるのもポイントとなります。

時間には余裕を持って、しっかりと調べながら高校生の留学を支援する奨学金を探すようにしましょう。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ

留学 ステップ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

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留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
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    こんにちは!女子大生ライターのKanakoです。高校時代に1年間カナダに留学していました。最近は海外旅行と料理にハマっていて、オーストラリアやフランス、イタリア、韓国、台湾、シンガポールなど数々の国を旅しています。みなさんの留学に対するお悩みを解消し、ワクワクやドキドキで溢れた留学生活ができるよう発信していきます。

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