こんにちは!海外移住を目指して英語を勉強中のライター・Ayakaです。
突然ですが、みなさんが「留学に有利な英語の資格」と聞いて思い浮かべるのは、どんな資格でしょうか。資格として、IELTSやTOEFLを思い浮かべた人が多いのではないかと思います。
実は最近、英検2級以上が留学で使えるようになっています。「IELTSやTOEFLは難しいかな……」と心配している人でも、「英検2級」と聞くと親近感が湧くのではないでしょうか。
英検の活用シーンは国内のみのイメージが強いですが、主にアメリカとオーストラリアへの留学時に活用できるようになっています。すでに英検を持っている人は、留学へのハードルが下がることも少なくありません。
そこで今回は、英検の概要や英検を活用した留学についてざっくりと紹介します!
また英検で留学に行ける学校の種類、英検を英語力証明書として使う場合の注意点まで一挙解説しますので、気になる方は最後までチェックしてみてくださいね。
[目次]
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ここでは、英検の試験内容や資格を活用した留学について紹介します。
英検とは、公益社団法人日本英語検定協会が運営する民間の英語資格です。最も簡単な5級から最難関の1級まで、7つの級から自分のレベルにあった級を受けることで、自身の英語力を証明できます。
英検3級以上は国際的な英語力の基準「CFER(セファー)」に対応した、以下4つの英語力を測定します。
・聞く
・読む
・話す
・書く
受験費用は、3,500〜9,500円。級があがるごとに、金額も高くなります。
英検で身につくのは、日常生活や学校、職場など幅広いシーンで活用できる英語力です。
TOEICがビジネスシーン寄りの内容であるのに対し、英検は日常生活でもビジネスシーンでも役立つ、社会で使える英語について出題しています。
英検留学とは、「英検を英語力の証明として使い、留学すること」です。
今まで英検は、国内の進学や就職するときに役立つ資格という認識が強くありました。しかし現在では「英検=留学」という流れも生まれています。
実際に約400の大学やカレッジが、英検のスコアを語学証明として利用し始めているのです。
そして英検の試験は2016年から、新しい方式に変更されました。英検留学で使える資格は「英検2級A」以上で、2級の合格者の中でも特に高成績の人に与えられています。
次に、英検留学ができる国の特徴を紹介します。
現在、英検を活用できる主な国はアメリカとオーストラリアの2つです。この2つ以外に、カナダやニュージーランドの一部学校でも、英検スコアが利用できます。
アメリカとオーストラリアでの留学について、詳しく見ていきましょう。
アメリカでの留学生活は、多くの学生が憧れているのではないでしょうか。
アメリカにある学校は世界トップレベルの大学だけでなく、「コミュニティ・カレッジ」と呼ばれる学費が安い大学など、種類もさまざまです。
留学前に英語力が足りないという人は「条件付き入学」という制度を利用できることも。現地に行ってからでも、英語を集中的に勉強するチャンスが用意されています。
また生活面において、アメリカには都会的な面と大自然が溢れる一面があり、留学先が西海岸か東海岸かによっても環境が異なります。
さまざまな一面がありますが、そのぶんアメリカは自分のニーズにあった留学を実現しやすい国といえるでしょう。
オーストラリアは留学やワーキングホリデーの渡航先として、絶大な人気を誇っています。
理由のひとつとして、気候が穏やかで自然に溢れ、オーストラリアの都市が「世界で最も住みやすい都市ランキング」にいくつもランクインしていることがあります。
また留学先として、留学生に優しい環境が整っているのが特徴でもあります。例えば留学生を守る「ESOS法」が用意されており、留学生の権利を守ることも少なくありません。
オーストラリアはさまざまな人種を受け入れてきた多民族国家でもあるため、個人の文化や習慣を尊重しながら、安心して学ぶことができる場所です。
続いて、英検を使って留学に行ける学校を3つ紹介しますね。
公立もしくは私立の高校に留学する場合、「英検2級A以上」のスコアを使うことができます。
例えばオーストラリアなら、
・New South Wales州
・Queensland州
・Victoria州
・Western Australia州
の各公立高校で利用可能に。
またアメリカでは、ワシントン州の高校The Northwest Schoolで利用できます。
アメリカの2年制大学「コミュニティカレッジ」を中心に、留学するための語学力証明として英検を利用できます。
オーストラリアでは、大学進学のために英語力アップを目指す専門学校や、専門機関に入るための資料として英検が有効です。
アメリカでは公立や私立の大学に応募する時に、英検が利用できます。アメリカの大学は英検の公式検索サイトから調べることができるため、気になる方は活用してみてください。
またオーストラリアでは、Queensland州の「University of the Sunshine Coast」に出願する際、英語力を証明する資料として提示可能です。
ここまで英検留学の概要や学校について、お伝えしました。
とはいえ、まだまだ英検留学についての疑問もあるかと思います。そこで次は、よくある質問に答えていきます。
ここからは、英検留学をするときに気になる2つの質問を見ていきましょう。
TOEFLやIELTSは、留学時に求められる資格の代表格です。対して英検が、TOEFLやIELTSに劣るということはほとんどありません。
正直に言うとそれぞれ問題の形式が異なるため、テストごとの英語力を比べることは難しいです。
ただし英検は国際的な英語力水準であるCFER(セファー)に対応し、英語力における4つの技能を測る試験です。他の試験と同じスキルを測定するため、心配は不要といえます。
スコアの相関関係は英検2級Aだと、TOEFL iBTで61、IELTSの4.5~5.5のレベルです。ひとつの目安としてお考えください。
手元にある書類は合格証明書のため、留学時の証明としては使えません。また「英検CSEスコア証明書」も、留学において英語力の証明として活用できないと考えてください。
英検を使って留学を考えている人は「スコアレポート」の発行が必要です。
以下で手順を紹介しますね。
(1)スコアレポート依頼書を記入
英検スコアレポート発送依頼書
(2)依頼書・身分証明書の写し・証明写真用の顔写真(3.5 cm x 4.5 cm)を英検留学情報センターへ発送
メール:international@eiken.or.jp
郵送:〒162-8055 東京都新宿区横寺町55
公益財団法人 日本英語検定協会 英検留学情報センター
(3)2,200円を振り込む(振込人名は申請者と同じ名前にする)
なお、スコアレポートは自宅ではなく、出願する学校に直送されます。
Kapiolani Community College もしくはEducation Queensland Internationalへは、電子発送です。そして手数料は不要なので、注意してください。
次に、英検留学の際に知っておきたい注意点を3つ紹介します。
英検の資格自体は半永久的なものですが、スコアレポートの発行は合格から2年間と定められています。英検の資格を使いたいときは、期限前に申し込みや準備を進めるように気をつけて下さい。
アメリカやオーストラリアの大学などでは、学校によって求められる英検の級が異なります。おおよそですが、4年制大学は準1級、2年制大学は2級Aが目安です。
英検が利用できるシーンがどんどん増える一方で、まだまだTOEFLやIELTESほどの選択肢がないのも現状です。
これから留学を考えているけれどまだ志望校が決まっていない人は、国内外でも強い英検準1級、そして留学で使えるTOEFLかIELTSのどちらかを受験しておきましょう。
いくつかの英語に関する資格を持っていることで、留学の幅が広がります。
今回は、英検留学について解説しました。
留学で使える資格はTOEFLやIELTSが一般的だと感じがちですが、一部の国や学校では英語力を証明する資料として、英検を活用できます。
特にアメリカとオーストラリアにおける、以下の留学方法を検討している人にはおすすめの資格です。
・高校留学
・2年制大学への留学
・4年制大学への留学
「英検しかないけれど、留学がしたい……」と思っていた人には朗報ですね。
まだまだ利用できる国や学校は少ないですが、今後英検を活用できる国は、もっと増える可能性もあります。
これから留学を考えている人は、英検の資格も活用できることを頭に入れながら留学準備を進めてみましょう!
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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