【海外留学中のいじめ問題】被害者にも加害者にもならないために知っておきたい対処法まとめ

留学 いじめ

みなさん、こんにちは。Minaです。

私はこれまでに留学やインターン、ワーキングホリデーで海外生活を経験しました。幸いにも、私自身がひどいいじめにあったことはありません。

しかし人種差別とも取れる言葉を浴びせられたり、留学中の友達が嫌がらせを受けている話を聞いたりすることは度々ありました。

これから留学する人は、自分もいじめにあわないか、不安を感じることもあるかと思います。

そこで今回は、海外留学中のいじめ問題と内容、いじめにあったときの対処法、いじめられないための予防法を解説します。

みなさんが被害者にも加害者にもならないよう、気をつける点をまとめました。これから留学する人や留学中の人は、参考にしてみてください。

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海外留学中にいじめってあるの?よくある事例を紹介

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日本ではいじめの問題がよくニュースやメディアで取り上げられ、問題視されています。また学校生活を送る中でいじめまで発展しなくても、一時的な仲間外れ、特定の人に対する罵声などを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

留学中にいじめがあるのかどうかと聞かれると、私自身はいじめに直面したことはありません。

しかし、以下のことは身近に起こり得る話です。

・アジア人であることを誇張される
・ホームステイ先の家族に悪意を持たれてうまくコミュニケーションが取れない

続いては、そのいじめの一例を紹介しますね。

事例1:日本人であることでいじめられる可能性がある

海外には、日本人を見下した言い方をする英単語があります。実際に私も、カナダの会社でインターンシップとして働いているときにその単語を浴びせられたことがあります。

具体的には、取引先の会社へ電話して担当者の名前を聞いたとき、その人は自分の名前ではなく日本人を罵倒するワードを言いました。

まだインターンを始めて日が浅く、私の英語力が高くなかったことも要因だとは思います。しかしそのときは「これが人種差別というものなのか」と落ち込んだことを覚えています。

事例2:アジア人を受け入れない人もいる

何気ない会話の中で、「アジアの中でも日本人だったら大丈夫だった」と言われることがあります。これは「アジアの他の国はダメだけど、日本なら良い」ということを意味しています。

というのもアジアは欧米と比べても、発展途中の国が多いですよね。そのためアジア圏の出身というだけで、相手を見下す人が少なくありません。

ただしその中でも、日本は先進国というイメージを持たれていることが多いため、「アジア」とひとくくりにされることは少ないです。しかしアジア人だからと見下される、日本人と分かった途端に態度を変えられるなど、あまり良い気分にはなりません。

中には自然とアジアを下に見てしまう人がいることも、知っておいたほうが良いでしょう。

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留学中に起こりうるいじめはどんな内容?

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では、実際にいじめはどのような場面や内容のものが起こるのでしょうか。ここからは、海外で起こりやすい、いじめの内容を4つ紹介します。

いじめ1:国の文化や習慣の違い

国の文化や習慣が異なると、行動やふるまいも変わることが多いです。

例えば、何かお礼を言うときだけでも以下の違いがあります。

・欧米:笑顔で「Thank you」と言う
・日本:申し訳なさそうに「すみません」と頭を下げる

この違いをからかってくる人は多く、いじめにつながることも。

初めて見るものや知るもの、聞くものに対して、すぐに受け入れられないことは仕方ありません。しかし、からかって良い理由にならないことも事実です。

育った国が違う人が集まると、習慣や行動をからかわれる場面に遭遇することが多くなります。

いじめ2:外見によるもの

アジア人の外見を、特徴のひとつとして発言したりからかったりする人がいます。例えば「アジア人の目の細さを真似して、写真を撮るときに指で目をひっぱる」などです。

冗談だとしても、あまり良い気持ちにはなりませんよね。

実際には肌や瞳の色、目の大きさや鼻の高さ、服装など、人にとっては個性となります。しかし別の人は、コンプレックスとして捉えていることも少なくありません。

考え方の問題ですが、外見の違いをからかって、結果的に人を傷つけてしまうことに気づかない人は多いです。

いじめ3:歴史的背景

さまざまな国との歴史的背景を知らずに留学することは、危険といえます。特に日本が戦争をした国、過去に密接な関係にあった国に関しては、その歴史を知っておくことが欠かせません。

というのも、日本が過去に犯した過ちを問題視している国の人も存在します。そしてただの友達なのに、歴史的背景から敵対視してくることも少なくありません。

歴史の話になったとき、その背景をを知ったうえで発言を考える方が、トラブルにはなりにくいです。

いじめ4:国民性

他国で生活するとき、自国の国民性を大事にすることは良いことです。しかしその国民性を出し過ぎると、他人に間違った印象を与えてしまうことがあります。

例えば日本人は、

・シャイでおとなしい
・周りの人に合わせる
・気をつけることが美しい

などの特徴があるかと思います。

そしてこれらは日本人にとって、ていねいなふるまいとして認識されていますよね。

しかし海外で日本人のふるまいをすると、意見がない人、本音を出さない人という印象を与えてしまうことも。

その結果「どうせ何も言わないから」と意見を聞いてもらえなくなり、周りに馴染めなくなる可能性もあります。

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もし留学中にいじめに遭ったら?知っておきたい3つの対処法

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ここまで、留学中によくあるいじめを紹介しました。

現地ではいじめにあわないことを願いますが、いじめにあう可能性も否定はできません。

そこでここからは、いじめられたときの対処法を3つお伝えします。

いじめの対処法1:相手にしない

まずは、周りを大事にできないような人のことを相手にしないことです。

いじめられている状況は、とても辛いですよね。しかし相手にしてしまうと、いじめてくる人や嫌なことを考える時間が増えるだけです。

「そういう捉え方をする人もいる」と、人それぞれの考え方だと割り切る努力をしてみてください。少しは気持ちも楽になっていくはずです。

いじめの対処法2:教育機関の窓口や警察などに相談する

相手にしないことで事態が落ち着けば良いですが、相手の行動が変わらない、距離を置いても相手を意識してしまうこともあるかもしれません。

事態が改善されない場合には、教育機関の窓口や警察などに相談してみましょう。

当事者同士での話し合いで事態が解決することもありますが、話し合いがうまくいかず事態が悪化する恐れもあります。特に外国人を相手にする場合には、相手がどのような反応をするかは読みづらいため、更なる被害に遭わないためにも早い段階で第三者へ相談するようにしてください。

いじめの対処法3:どんな相手でも人を傷つけることはしない

いじめてきた相手に対して、やられたことをやり返すことは避けるべきだ、と私は考えます。

あなたがどんなときでも紳士的な姿勢を見せることで、相手の考えを変えられることもあるかもしれません。いつでも自分の正しいと思うことは大切にしながら、相手を傷つけることは避けて、傷つけないで主張できる方法を考えてみてください。

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留学中にいじめを生まないために!事前に実践したいこと3つ

留学 エッセイ

いじめが発生するときには、たとええ小さくても何か原因となる出来事があるはずです。いじめの被害者にも加害者にもならないために、そしていじめを生み出さないためにも、以下で紹介する3つのことを大切にしてみてください。

1つずつ見ていきましょう。

予防策1:相手の気持ちに立った発言をする

自分にとっては何てことないことでも、相手にとっては気にしている場合があります。常に自分の発言や行動を相手がどう受け取るかと考え、責任を持てる発言を心がけましょう。

予防策2:許容力をつける

周りと意見や考え方が異なることは、決して悪いことではありません。時には討論になることもあり、お互いの違いを知ることは良い経験となります。

ただしその場合、必ずしも周りと意見をひとつに合わせる必要はありません。お互いの意見を尊重し受け入れる、許容するということを意識してみてください。

お互いの意見をすりあわせることにもなり、勉強や仕事でも役立つはずです。

予防策3:国民性、宗教、外見に対しての言動に気をつける

雑談の中で国民性や宗教、外見など、バックグラウンドにまつわる話に触れることは、なるべく避けることをおすすめします。

日本ではオープンな話題であっても、海外ではそのような話題をタブーとしていることが少なくありません。

日本は無宗教の人が多く、経済格差も小さいです。しかし一部の国では、宗教や外見、経済力などが、生きていく中で大きな影響を与えていることも多いのです。

そのため変えられない背景に触れられることを、嫌がる人も少なくありません。

初対面の人と話すときは、特に注意をしたほうが良いでしょう。

留学中のいじめで悩んでいる人へ

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ここまで、留学中のいじめについて解説しました。

そしてこの記事を読んでいる方の中には、実際にいま留学中のいじめに悩んでいる人、周りの人たちとうまく関係性が築けなくて困っている人もいるかもしれません。

今は辛い状況かもしれませんが、自分を責める必要はないです。辛いときは、自分を大切にしてくれる人のことを思い浮かべてみてください。きっと気持ちが落ち着くことでしょう。

気持ちが落ち着いてきたときには、今の状況が少しでも良くなるためには何ができるか、思いつく限り書き出してみましょう。また「いじめのことを忘れられる時間はどういったときなのか」を書き出すことも効果的です。

そして気分が落ち込んだときには、気持ちを楽にできる方法、現実を忘れられる方法を考えてみましょう。頑張りすぎて心が壊れては、元も子もありません。

そして少し頑張れるときに、状況を打破するためにできることを少しずつ実行してみてください。

まとめ

今回は、留学中のいじめについて解説しました。

留学を検討している方にとっては、少し重い内容だったかもしれません。しかし日本を出ると、初めて知る文化や習慣、価値観を持った人との出会いが数多くあります。

初めての場面に境遇したときに、相手を受け入れたり、相手の立場を考えた上で発言したりすることを忘れないことが大切です。そのような心がまえからでも、いじめを予防することは可能です。

現在留学中で、いじめに悩んでいる人は、まずはいじめてくる人を相手にしないことがポイントです。何よりも自分を大切にしてあげてください。

そしてその上で、少しでも状況がよくなることを考えて行動すれば、きっと事態は好転するはずです。

この記事を読んで、少しでもいじめについて考え、良好な人間関係を築くための参考になることを祈っています。

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    Mina

    Mina

    暇さえあれば、海外旅行に行く東京OL。幼少期に観ていた海外ドラマ『フルハウス』をきっかけに海外好きに。これまでに約20カ国を旅しました。東南アジアが好きです。大学時代は、オーストラリアとフィリピンへ短期留学、カナダにワーホリへ。現在は、新卒で入社した会社でマーケティングを担当しています。

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