外国語を身につけるための方法には、海外の学校へ行って授業を受ける海外留学の他に、海外インターンシップという方法もあります。
海外留学は外国語の基礎は学ぶことはできますが、アウトプットの場が限られています。そのため外国語を習得するには留学だけでは難しいです。反面、海外インターンシップでは英語を使って働くので、留学よりも実践的な外国語を身につけることができます。
海外でインターンシップをする中でも、人気なのがニュージーランド。英語圏であり、豊かな自然やフレンドリーな人が多い国民性、治安の良さから旅行者からも人気の国です。
今回はそんなニュージーランドでインターンシップをするための条件や方法などを詳しく解説していきます。
※費用はすべて1ニュージーランドドル(NZD)=80円で計算しています。
[目次]
まずニュージーランドのインターンシップ事情について紹介する前に、そもそも海外インターンシップとはどのようなものなのかについて紹介します。
海外インターンシップは、海外の企業やNGOなどで実際に勤務ができる制度のことです。実際の勤務の中で実践的な外国語を使う必要があるため、言語の習得がしやすいと言えます。
しかし、勤務先によっては語学力がないとインターンシップに参加できないことも。そのため、留学と比べると始めるためのハードルはインターンシップの方が高いです。
また留学は語学学校に通うため授業料を払う必要がありますが、インターンシップは実際に働くため、給与をもらって外国語に触れることができます。金銭的なメリットはインターンシップのが高いのです。
語学力の向上や金銭的なメリット以外にも、就職に有利になるというメリットがあります。日本での就職活動はもちろん、海外就職にもインターンシップの経験があると有利です。
このように、海外でのインターンシップには様々なメリットがあります。
ニュージーランドはインターンシップの受け入れ先としても人気で、様々な業種でインターンをすることができます。主な業種は、ホテル業、飲食店、小売店、日本語学校、農場、看護など。
またニュージーランドでは10歳以下の子供だけを家に残して外出したことが発覚すると、法律違反で罰せられます。そのため、両親だけで外出するためにベビーシッターやオーペア(住み込みで家事を手伝う外国人留学生)の募集などもあります。
ニュージーランドでインターンシップを受けるためには、中級程度の英語力が必要とされます。実際に勤務をするとなると、英語が全く話せないようでは雇ってもらうことすら難しいでしょう。
具体的な数値で表すと、IELTS(アイエルツ)5.5以上、TOEFL550以上、TOEIC800以上の成績があればニュージーランドでのインターンを受けることができるようです。もちろん受け入れ先によって条件は異なってきますので、応募前に語学力の条件がないか調べておいたほうがよさそうです。
しかし英語に自信がない人でも、語学学校に通って英語力を身につけてからインターンシップを受けるというプランもあります。今現在は英語が話せない人であればそういったプランを経てインターンを受けましょう。
また、英語以外のスキルは基本的には不要です。しかし看護の仕事など、専門性の高い職種などは経験があるとより採用されやすくなります。
ニュージーランドでは、3カ月以内の滞在は収入を得なければビザを取得する必要はありません。つまり3カ月以内の滞在であっても、収入を得るには就労ビザが必要です。
3カ月以上滞在する場合には、目的に合ったビザを取得する必要があります。ニュージーランドで有給インターンシップに参加する場合には、ワーキングホリデービザ(以下ワーホリビザ)や就労ビザを取得しなければなりません。
ワーホリビザであれば1年間の就労が可能です。またビザの期限内に3カ月以上、農園で勤務することで期限を1年3カ月までビザの期限を伸ばすことができます。
ワーホリビザの取得には以下のような条件があります。
ニュージーランド国外ワーホリビザの申請はオンラインでのみ申請可能。申請は無料ですが、ニュージーランド国内で申請すると208NZD(16,640円)必要です。
そのほか、ニュージーランドのワーホリビザの取得には以下の3つが必要です。
・パスポート(有効期限がニュージーランドに滞在する予定の期間よりも3カ月以上長いもの)
・滞在資金または航空券の購入資金を証明する書類
・指定医療機関で受診した胸部レントゲンの検査結果
胸部レントゲン検査は、オンライン申請から15日以内に行う必要があります。検査結果は医療機関から直接移民局へ送られるので、自分で送る必要はありません。
1年を超える就労であれば、就労(ワーク)ビザを取得する必要があります。就労ビザには様々な種類があり、職種だけでなく個人の状況によって異なります。ニュージーランドの移民サイトで、自分がどれに当てはまるか確認しましょう。
これらを揃えた上で、申請用紙を記入する必要があります。申請用紙はニュージーランド移民局オフィスか移民局ホームページで入手可能です。
なお、これらはあくまでワーホリビザ取得のための一般例です。職種などによっては追加提出物が必要になる場合もあります。
学生ビザでも、政府認定の学校に6カ月以上在籍することで週20時間以内であれば就労することができます。
日本国内で申請する場合、申請費は無料(手数料は5,600円ほどかかります)。ニュージーランド移民局ウェブサイトとVFSニュージーランドビザ申請センターで申請可能です。
学生ビザ申請に必要なものは以下のものが必要です。
前の章では、ニュージーランドでインターンシップに参加するための条件について解説しました。しかし、実際にニュージーランドで働くとなると、勤務時間や賃金についても気になりますよね。そこで、この章ではニュージーランドでインターンシップに参加したときの労働条件について解説していきます。
ニュージーランドでのインターンは、2週間だけのものもあれば1年以上の勤務ができるものまでさまざまです。もちろん受け入れ先によって変わってきますが、長いもののほうが英語の習得もしやすいでしょう。
ニュージーランドでインターンシップ中の労働時間は、平均しておよそ週30時間程度。国をあげてプライベートと仕事の両立がしやすい仕組みつくりをしており、余った時間で英語の勉強に励むこともできそう。
ニュージーランドの最低賃金は、2018年の時点で時給17NZD(1,260円)程度と、日本に比べても高めです。そのためインターン期間中にお金を貯めることもできます。事例として1年間で100万円貯めたインターン生もいるそう。
これまでニュージーランドでインターンシップに参加するための条件などを解説してきました。しかし、実際にインターンシップ先を見つけるには、どのような方法があるのでしょうか。
日本人がニュージーランドでインターンシップに参加するには、インターンを斡旋するエージェントに登録するのが最もおすすめです。
ニュージーランドでは、昨年から外国人の雇用について厳しくなっています。ワーキングホリデー目的でニュージーランドへ行った人でも、勤務先を見つけるまで何カ月もかかってしまうことも多いそう。
自力で探そうとして何カ月も見つからず、結局和食レストランで勤務することになると、英語力も伸びず、キャリアとしてもプラスにはなりにくいです。そのため、エージェントを通して申し込むのがよいでしょう。
おすすめのエージェントは、日系企業ながらニュージーランドへのインターン派遣実績の多い「インターンスタイル」です。
インターンスタイル
ニュージーランドの物価は、全体的に日本より高めです。そのため、大きく見積もって1カ月あたり25万円ほどは用意しておいたほうがよいでしょう。
特に、外食や買い物すると値段が高いです。食料品は安く購入できるので、自炊すれば生活費を抑えることができます。また調理器具など必要なものは、中古であれば安く手に入れることが可能です。
エージェントを使ってインターンシップを受けると、プログラム代がかかります。プログラム代には、往復航空券代、ビザ申請代行手数料、海外旅行保険代、ホームステイなどの宿泊費などがだいたいのプログラムに含まれてます。また留学をするかしないかでプログラム費用は大きく異なります。
この記事では、ニュージーランドでのインターンシップについて解説しました。自然豊かでフレンドリーな人が多いニュージーランドは、インターンシップ先としても人気です。
旅行者も多く、移住希望者も多いニュージーランド。英語を習得したいと考えているなら、ニュージーランドでインターンシップに参加してみては。
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